相場奥の細道 ~ 為替比較サイトもお勧めの本「先物罫線」「相場の張り方」の筆者、鏑木繁先生の連載コラム~

著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断で行われるようお願い致します。

アポートシスの鉄則

2007-04-30 | Weblog

 よく人は、『不思議な事があるものだ』と言いますが、本当は、不思議でも、なんでもないようです。
 そのように、なるべくして成る、因であり、果であり、果であって因の関係で、まだわれわれ人類は、現象や、事象が成るべくして、成っている因果を見つけられないだけです。
 ガンの患者さんが、「治る、治る」と、四六時中、念じていますと、ガンの細胞が消えてしまうという事は、医学界では[アポートシス]の法則というそうです。
 人間にとって、不必要なものは消えてしまう厳然とした鉄則だそうです。
 念力は、遺伝子の仕組みも、変えてしまう。
 だから、悪い感情を持って暮しますと、悪い事を呼び込むのです。
いつも感謝の気持ちが幸せをもたらします。
わかりやすい事なんですが、不平、不満は尽きないのが人間世界です。


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よもやは、魔坂の坂

2007-04-27 | Weblog
 温泉に行こうと、親子四人が車で高速を飛ばしていた。
 好きなCDの音量をあげて、はしゃいでいた。
 突然、対向車線から、猛スピードをあげた車が、突っ込んできた。
 一瞬にして、親子四人は即死の惨事。
 「よもや」正面から車が突っ込んでくるなどと思わない。
 [むやみに、はしゃぎ過ぎる事なかれ]、悪魔は、有頂天の人を引っ張り込む。
 天にも頂(いただき)ありと書いて有頂天。
 よもやは、まさか(魔坂)である。まさかは、魔の坂。
 悪魔をサタンという。
 連休中、サタンに、取り付かれないような心積りで行きましょう。
神に感謝し、ご先祖様に感謝し、日々平安を感謝すれば、大難は小難に変わり、小難は無難に変わる。
 『日々用いて知らず』では、いけません。日々祈りと感謝の人生こそ無難とす。



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ドルはますます弱くなる

2007-04-25 | Weblog

 いまの商品先物の相場は、人気が離れて閑である。
 閑は、閑を呼ぶもの。
なぜ閑になったかというと、儲からないからである。
 相場で、儲からないと、お金が入らない。
相場するためのお金が、出ていってばかりだから、市場は淋れる。
 なぜ儲からないのか。それは魚のいない池で釣りをするようなものだから、人も寄ってこない。
 玄人でも、業者の自己玉も儲からない相場だ、と嘆いている。
そのような処に、お金は寄り付かない。

 アメリカも、ドルが弱く、国家の力がどんどん落ち込んでいく。
 イラクで、4年間もドルを垂れ流しにしたら、ベトナムの二の舞である。
アメリカ景気は後退している。
しかも、インフレの様相である。

『大国の興亡』上・下巻を、われわれは読んできた。
 あの通りのストーリーである。
ポール・ケネディのこの本は人類の書であり、相場の書である。


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5月3日、稲荷祭

2007-04-23 | Weblog

 

 伏見の稲荷大社の裏の山の「眼力」さんのすぐ横に、小生が奉納した鳥居を写真にとって眼力さんが全国の信者に送られたものです。
 G・Wのお休みには、是非眼力様に御参詣して下さい。相場の力がつきます。
 私はここのパワーを強く感じています。

 
 稲荷祭
 この祭りの起源は古く平安時代から続く大祭です。
 美しく飾られた数十台の供奉列・奉賛列を従えた五基の神輿が、御旅所から東寺を経て、京都市内の氏子区域を巡行した後、本社に到着します。
 途中に、東寺の東門で僧侶による神饌の献供の儀が行われるのは、その昔、東寺南大門に「来影」されたと言う稲荷大社と東寺の弘法大師との縁によると言われています。
 この良き日に新緑に包まれた眼力社において、ローソク・お供えをあげて、皆様のご健康と心願成就を御祈願致します。


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いかに克服するか

2007-04-20 | Weblog

 きょうは、どうにも気が沈むという日が誰にでもあります。
 気が滅入って、どうにもならないとか、不安で仕様がない。
淋しくてたまらない。悲しくてどうにもならない、など。
 その日のお天気にもよろうし、体調もあろう。
バイオリズムでもある。
 そのような時は、どのようにすればよいか。
好きな音楽(CD)をかけても解消しない。
淋しいから友人に電話をするのも一方法か。
 人様から、なぐさめや、はげましの言葉は、落ち込み方や、悲しみ方によって、救われる時もあれば、わずらわしくなる時もある。
 人間の感情は、困ったものだ。
しかし、どん底の悲しみとか苦しみ、淋しさ、苦痛などを経験することは、それだけ人間性を、ゆたかにする。
人情がわかる。愛が判る。慈悲心が生じる。人間の奥が深くなる。
 しかし、いかにして克服するか、時間が過ぎるのを待つしかない。
悩むときは悩むだけしか解決できない。



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三春の行楽、誰か辺に在る

2007-04-18 | Weblog

 年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず。
 この詩の文句は誰でもよく御存知である。唐の詩人・劉希夷(りゅうきい)の『白頭を悲しむ翁に代はる』。挽歌だ。白頭は白髪頭の、おじん。まるで小生の如し。
 洛陽城東 桃李の花、飛び来り、飛び去って誰が家にか落つ。今年花落ちて顔色改まり、明年花開いてまた誰かある。
 すでに見る 松柏のくだかれて薪となるを、更に聞く桑田の変じて海となれるを―。
 古人、また洛城の東なく、今人また落花の風に対する。
 この詩を読んでいて、実にうまいな、と思う。
 まさに、あわれむべし半死の白頭翁、このおきな昔、紅顔の美少年。
 団塊の今を盛りの退職者群も、昔これ紅顔の美少年。
 三春の行楽、誰が辺に在る。
 唐詩はいいですね。うまいな。うならせるほどうまい。



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傲慢な人は可愛相な人

2007-04-16 | Weblog
 時にして、世の中には、傲慢な人を見かける。
 なに様か、と思うぐらい、偉そうにし、人を見下し、礼儀を知らず、無礼。
 このような人を見たら、『お気の毒に』と思うわけだ。
 いうなら、人間の[安もの]である。その人生も、おして知るべし。
 傲慢は、井の中の蛙で、世間を知らない。いうなら、世の中の怖さが判っていない。 将棋でも、野球でも、天才といわれ天下を取るような人で、傲慢な人はいない。
 もし、有名になって傲慢なふるまいが判ったら、その人の運命がすぐ変わる。転落する。
 名人は謙虚である。達人は謙虚である。天の恐ろしさを知っている。
 傲慢な人の家庭生活は不幸である。職場では、みんなに嫌われている。だから、可愛相である。運勢は必然的に下り坂を転げ落ちる。日々反省し、日々感謝する者に災いはない、世の中の仕組みである。



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幸運のチャンスは人生に四回来る

2007-04-13 | Weblog
いまの相場は、なにもかも掴み処がないと、誰もが、おっしゃる。為替はユーロ高、株価は判然としない。ゴールドは高くなろうが、目先的に押しそうだ。NY原油は、どこまで買われるか。
 シカゴの大豆は大きく下げそうだが、コーンは反発しそうで、これもポジションを持つのに迷う。
 (相場)仕掛けに迷わば、見送れという。見送ってばかりいたら、見送り癖がついて、それでは飯が食えん。
 大哲和尚は、「食えなんだら食うな」と言う。そこまで悟ることは難しい。 迷わば迷え。損する時は、損するがよい。
 誰でも、人生に3回は大きな好運のチャンスが来る。その時を逃さず、これぞチャンスと判れば、そのうちの1~2回でも、ドカドカ儲ける事。
 筆者は、好運のチャンスは必ず4回来ると思っている。信ずる者は強し。

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団塊族は産業廃棄物か?

2007-04-11 | Weblog
 『団塊の世代の定年退職者は日本の企業が生み出した、産業廃棄物のようなものだ』という論には、ショックを受けるが、よくよく考えてみたら、おっしゃる通りだ。
 エコノミックアニマルには人間的な主体性が無い。
 趣味もないし、教養もないし、見識もない。
 個性も、独立性もない悲しい種族である。
 日本の社会と、企業が生み出した廃棄物に違いなかろう。
 この巨大ゴミが、一家に一ツ、ゴロゴロして、つまらないテレビを見て過す。
 いうなら、日本の犠牲者である。この人たちのおかげで豊かな日本の社会が成り立っているのである。
 政治家に、先見するだけの見識が無かった。企業は人なりというけれど、企業は人間の使い捨てである。
 戦時中の「ヤマトダマシイ」を思い出す。若い人は教養、見識、趣味を持って下さい。


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水野南北秘伝

2007-04-09 | Weblog
 「水野南北」さんというお名前は、聞いた事が、おありだと思う。
 光格天皇から従五位に叙せられ『日本中祖』という破格の称号をいただいた。
 いうなら日本一の觀相(人相見)家である。
 南北さんは、「食は運命を左右する」と常に言う。
美食と、大食は身を亡ぼします。
難病は毎食二椀の白粥100回で治せる。
 いまの世の中は、ひとにぎりほどの栄養剤を飲む人もいますが、粗食にまさるものなし。
 東京神田の易学専内の書店[原書房]には水野南北の典籍がズラリ並んでいる。
 南北の著書は東京の富士書房や、たまいばら(03-3911-9284)からも出ている。
 いまの世の中、自分で自分の体を悪くしているように思う。
 関心のある方は、南北さんの本の1冊でもお読み下さい。
 要は分相応に暮すこと。
大食や美食をつつしむこと。


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白鳥の湖の全曲入りCD

2007-04-06 | Weblog

クラシック音楽の熱狂的ファンである阪大の先生と朝の電車で一緒になって、チャイコフスキーの「白鳥の湖」の全曲のCDが、はじめて発売されるから、予約しておいたらいかがですか?といわれたのですぐ近鉄百貨店で予約した。

今月24~25日頃に出るらしい。

バレエ組曲の白鳥の湖は、第6曲のフィナーレだけと思っていたが、交響楽団でファゴット(クラリネットの横)の演奏者であり、時に指揮者にもなるヒロセ通商の社長・細合さんに、チャイコフスキーの白鳥の湖は、一体、何曲あるのですか、お聞きした。

全曲だと、20曲ぐらいになるでしょうと。

くるみ割り人形と、眠れる森の美女が、たいがいのCDに白鳥の湖と一緒に入っている。

全曲の入ったのは、はじめてだそうで、発売日を楽しみにしている。白鳥の湖は、大好きな曲である。

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読まなければ書けない

2007-04-04 | Weblog

私のブログに、沢山のおたよりをいただく。おたよりにはすべて御返辞を書いて、ヒロセさんにFAXする。

沢山の方々に読まれていると思うと、やはり朝、家を出る時に、今日は、なにをとりあげようかを考え考え駅まで考えている。

朝、会社に来たら、日刊の投資日報の[南船北馬]
のコラムを毎日書く。

さらに毎日、[風林火山]
も書く。とにかく書いたものが読まれていることに生き甲斐を持つから、責任は重大だ。

毎日、なにかを書いて、これが読まれるためには、本を読んで読んで、考えなければならない。考えるということは芯(しん)を掴んで、発展させなければならない。

発展させるには、これまでの人生で踏んできたものを足場にしなければ生きたものにならない。これからも、よろしくお願いします。

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人間性とは、なんぞや

2007-04-02 | Weblog
 『思うようにいかないのは、思うからである』と禅のほうでは言う。
思わなければ、よい。
病気は[死んだら治る]と関大徹和尚が言った。
 病院の院長が、患者に向かって、これを言ったら仕舞いになる。
次元が違うのである。
 われ思うゆえに我ありはデカルトである。
相場に曲がる時は、曲がるがよろしい。とは良寛さんの心であろう。
 死ぬ時は、死ぬがよか候である。曲がる時は、曲がるもよか候。災難に逢う時は、遭うがよか候。
 相場は仕掛けるから曲がるのである。
しなければ曲がらないが、そうはいかない。
 しかし、曲がるから当るのである。当るから曲がるのだ。
 禅的な次元思考で、俗的社会を眺めて、それが、なんの役に立つのか。
と思われる方もおられよう。
 心の、ゆとり、心の幅、心の奥行き、言うなら人間性の問題かもしれない。


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