相場奥の細道 ~ 為替比較サイトもお勧めの本「先物罫線」「相場の張り方」の筆者、鏑木繁先生の連載コラム~

著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断で行われるようお願い致します。

それでは、よい新年をお迎え下さい

2007-12-28 | Weblog

 今年1年お世話になりました。ありがとう御ざいます。
 新年は、4日(金曜)から、お目にかかります。

 今年が、良い年であった人も、いまひとつだった人も、新年は気分が新たになります。
 そのための、「年準備」です。私は、一人のお正月です。なにもしません。
 伏見の眼力社の服部様から京都の丸餅15コほどいただき、これで三か日の、お雑煮が出来ます。
 ヘルパーさんが、お正月の料理を、なにか、つくりましょうかと言われたが、お断りしました。
 病院の家内の事が思い出されて、黒豆や数の子を見ただけで、昔のお正月を思い出しますから、胸が詰まってきます。

 
寝る事の上手になりて年の暮。
 電気毛布の万年床で老いにけり。

 今、会社では第九をボリュームあげて聴いています。
 皆様がよい新年でありますよう。


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特異日に入りました

2007-12-26 | Weblog
 12月25日から、来年1月2日までが、特異日に入ります。
 24日が満月でしたね。31日が下弦の月。
 大地震や、飛行機事故のないことを願います。

 空港ロビーは、「よろこび」、「うれしい」、「いきいき」、「あかるさ」で活気みなぎっています。
 昔の事ですが、気が落ち込んで、どうにもならない、という人に、半日、空港ロビーに座っていてごらん、と言ったことがあります。
 あとから、元気が出たと申していました。活力、活気が移るのです。
 淋しい所には行かぬ事。古戦場も、よくありません。
 人が沢山、死んだ場所には行かないほうがいいでしょう。
 明るい場所。人が多くいる所。お祭り。にぎやかな所が活力を、もたらします。
 部屋の中の植木も、必ず明るい方に向きます。
 音楽も、明るいものがいいですね。


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今が一番、良い時

2007-12-24 | Weblog
 24日(月)本日は休日ですが、原稿一本お送りします。
 年内は28日まで書きまして、新年は1月4日から、またよろしくお願いします。
 なにか、一年の締めくくりに、気の利いた事でもと思いながら、なにもありません。
 一年が、元気であればよい。
 一年が、心静かに平穏に暮らせれば、多くを望みません。それがなによりです。

 買っても当たらないジャンボ宝籤を10枚ばかり買って夢を見るのも良い事です。
 もし、億円が当たったら大変な事ですね。使い道より、あとの事が、怖いですね。人生の幸運を、出し尽くしたみたいで。
 であるなら、当たらないほうが平穏です。などと思っていたら。当たってしまったり。
 その時は、半分は寄付しましょう。世の中には不幸な人が、一杯です。戦乱、戦火、難民。

 つい、なにか良い事ないかしらと思いますが、今が、その良い時なのでしょう。


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年始には 「老子」 でも読んで

2007-12-21 | Weblog
 残さるる師走も十日ばかりかな。12月24日は休日ですが、書いて送ります。
 なにかと年用意で、大変でしょう。早々、年賀状を書いた人も、おられましょう。
 机の引き出しの中を片づける人もいましょう。
 それどころでない方もいます。
 海外旅行の人は、円が強くなるように願います。その願いは神にとどくでしょう。

 なに事も、成るようになる。老子は 〔天下は神器なり〕 と申しました。
 足る事を知る者は富者なり。
 年末に当たり、老子の一言、一言を噛みしめています。
 老子は、いいですね。書店には、判りやすく書いた 「老子」 が多く出ているようです。
 お正月の休みには、老子を読んでみましょう。
 つまらないテレビを観てもなんの役にも立ちません。
 テレビは観る人の事より、番組を作る側の人の都合ばかりです。
 そして見る側の人の平均を低く、俗にしてつくります。


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一葉の「大つごもり」

2007-12-19 | Weblog
 人生で、なにが一番ありがたいかといって〔日々平穏〕の暮らしでしょう。健康であることへの感謝。
 苦しみ、絶望、悲しみがあるからこそ、平穏に感謝できます。
 テレビニュースなどで、戦火に追われている人たちや、着のみ、着のままの難民など、不幸な人たちを見ます。

 年の暮れになりますと五千円札の樋口一葉の作品の「大つごもり」を思い出します。正月前に餅のひと切れでも、食べさせたいという心。
 代表作の「にごりえ」、「たけくらべ」「十三夜」など、お読みになりましたか。
 暗愁に充ちた余韻(よいん)による文章の名調子。 
 今の若い人には樋口一葉の作品を読んでも、人間の悲しみは、おわかりならないかもしれません。
 それもまた時代ですね。
 私は五千円札を手にするたびに、一葉の作品を思い出して少し暗くなります。


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眞・善・美で越年を

2007-12-17 | Weblog
 今年一年を現す漢字が「偽」であった。いつわる。まさに、その通りだった。
 この言葉の反対は、なんだろうか。「眞」であり、「善」であり、「美」である。

 世相が、ザラザラしている。テレビで、人殺しのニュースを、たびたび出すな。
 確かに、テレビのニュースは見ないほうがよい。
 なにが原因で、世の中、こんなに悪くなったのだろう。
 おカネ、おカネ。銭、銭の世の中である。
 人の事など、どうでもよい。自分だけ、うまくいけばよい。
しかし、そうはいかない。必ず因果応報で、ふりかかってくる。
 目先の、自分だけの事は、相場の世界でも、うまく行かない。
 昔は、よく、『そんなことをしたら罰が当たりますよ』 と言われた。今は、言わないが、きっちり、罰は当たっている。
 だから人類四千年、なんとかやってこれました。

 年の瀬です。心あせらず、平々凡々と感謝して行きましょう 。


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富者に満足なし

2007-12-14 | Weblog

 はてさて、いかがですか?
寒くなりましたね。寒さは、カイロを背負っておれば、なんとか、しのげますが、ままならぬ相場の苦は、いかにすべきや。

 いや、簡単です。相場をしなければ、よいだけですと。
 誰が、そんなことを言う。
 「食えなんだら食うな」と喝破した和尚が居ました。
 悩みや、苦しみは、死んだら消える、とも申しました。
 病苦は、死んだら治る、などと、無茶苦茶言う坊主です。 
 死んだら、悩みが消えても意味がありませんね。
 生きていて病苦が消えることを願います。死んだ、あとのことまで考えますか。
 それなら、生きていて、悩みや、苦しみ、病気を、かかえているのは、結構なことだと思わなければなりませんが、そうはいかない、から困ります。

 足る事を知る者は富者なり。
なに事も感謝し、満足すれば、心は富者です。が、富者に満足なし。
困りますね。


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門を出ずして天下を知る

2007-12-12 | Weblog
 お月さんが新月に入って、ドル安・円高の流れになった。
 筆者の引いている「老子のチャート」(別名・愚のチャート)は、ここしばらく、ドル安・円高になると思っています。
 しかし、相場は、思えば、はずれる(曲がる)から、思わないように心がける。
 哲学者デカルト(1596-1650)は 『我思う。故に我あり』 で、物心二元論です。
 ならば、我思わざる。故に我も無し。
 いつも思っていますのが、〔相場は、上げるために下がる。しこうして、下げるために上がらざるを得ず〕。

 もう一ツは〔天井打った相場は、底打つまで下げる〕。
 しかし、悩ましさは、道中に、アヤがある。上げ相場には押し、下げ相場には、戻り。

 さて、二ツの大きな時限爆弾をかかえて越年ですか。中国のバブルが、はじける爆弾と、巨大ファンドの破産です。
 サブプライム騒わいで年を越しにけり。


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見破られましたか。

2007-12-10 | Weblog
 紅葉の頃には、伏見の眼力様に行こうと思っていたが、寒くなると駄目
ですね。
 暖かくなったら行きますと、服部さんに電話していたら、会社の女の子が笑うのです。
 
 暖かくなっても、行きやしないと判っているようです(アハハ・・・)。

人生の五風十雨

2007-12-07 | Weblog

 年内も、残る日数は、かぞえられ。年末・年始は海外へ、
気になる為替相場かな。
 どうでした、今年一年、ふり返り。
 ちょっとだけ、良くなかったという人は、これは、よかった、よかった。
 今年、こんなに良かった事は、なかったと言う人は、来年、余程、気をつけましょう。
 大吉は、凶に戻る。大凶は吉に返る。
 一年を感謝で過ごされた方は、恐らく、悪いことは、なかったはず。

 世の中、〔五風・十雨〕と申して、五日に一回、風が吹き、十日に一回雨があるのを、よしとする。生きていく上でちょっとした困ったことや、
悩み事は、ありがたい事です。いうなら五風・十雨のようなもの。
 生活の句読点。一年の最終章。フィナーレは、忘年会ですか。
クリスマス・イブですか。
 のびた蕎麦すすり聞くは除夜の鐘。ハッピーですよね。

 

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おらざる如く居る

2007-12-05 | Weblog
 特異日に入っていますから大事故が無いよう念じていますが、4日の夕刊に「トンネル事故、57人けが」阪和道でバスなど4台衝突。
 相場のほうは、円安だったのが、円高になっている。
 NYの原油は安い。これは天井を打っていると思う。

 年内も25日となりにけり。もうすぐ小学校も冬休み。身のほとり枯れ急ぐものばかり。会社では、アベマリアのCDをかけている。
 ポインセチアの鉢を、幾つ買ったのかな?5鉢もある。
 今日のおひるは、大丸の地下で京都の豆腐を買ってきて湯豆腐にします、と。
 「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」は久保田万太郎か。
 筆者の俳句の先生だった下村非文さんは「おでん屋の隅におらざる如くおる」
 忘年会、おらざる如くおるというのもいいですね、一年を息をひそめて生きにけりだ。

 年内、まだまだ、なにがあるかわかりません。


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日々、気まま、気随

2007-12-03 | Weblog
 会社には万年青(おもと)の鉢は8ツほどある。12月に入ってポインセチヤの赤い花の鉢を沢山買って空いたデスクの上に並べ、クリスマス・ツリーの電飾をつけ、終日、ホワイトクリスマスや、ジングルベルのCDをかけ、ベートーベンにしたり、とにかく働く所は、明るく、楽しくなければいけないという信条。

 だから月刊プレイボーイ誌の写真を張りつけ、おひるは、湯豆腐にしたり、シャブシャブにしたり、まるで遊びに来ているみたい。だから能率が非常によろしい。
 広々とした事務所は、経費節減のため、今の4分の1ぐらいの部屋に移ろう、と社長が言うから、そんな狭い所に移るのなら、原稿を書くのを、すべて止めると申した。
 息の詰まるような所で、モノが書けますか。老記者の気ままにも往生コクという顔だったが、老いても、子に従わずである。


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