俳人の種田山頭火の詩に、山あれば山を観る。雨の日は雨を聴く。
春夏秋冬、あしたもよろしく、ゆうべもよろしく。
われわれは、雨の日は、うっとうしいな、嫌だなと思う。
雨の音を、家の中で、聞いていると、心が滅入ってきたり、なんとなく淋しくなったり気が重くなる。
晴れた日に、山を見ていても、心の中では見ていない。眼に映るだけである。
春山笑うが如くだ。夏山したたるが如し。秋山、よそおふが如し。冬山は眠るが如し。
俳句をする人は、なにを見ても、なにかを感じている。
「あるけばかっこう、いそげばかっこう」山頭火。
筆者は山頭火の俳句が好きである。久保田万太郎の句も好きだ。加賀の千代の句も好き。鈴木眞砂女も好き。
自分で、つくろうと思ったことはない。その才能の無い事を知っているだけ。
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春夏秋冬、あしたもよろしく、ゆうべもよろしく。
われわれは、雨の日は、うっとうしいな、嫌だなと思う。
雨の音を、家の中で、聞いていると、心が滅入ってきたり、なんとなく淋しくなったり気が重くなる。
晴れた日に、山を見ていても、心の中では見ていない。眼に映るだけである。
春山笑うが如くだ。夏山したたるが如し。秋山、よそおふが如し。冬山は眠るが如し。
俳句をする人は、なにを見ても、なにかを感じている。
「あるけばかっこう、いそげばかっこう」山頭火。
筆者は山頭火の俳句が好きである。久保田万太郎の句も好きだ。加賀の千代の句も好き。鈴木眞砂女も好き。
自分で、つくろうと思ったことはない。その才能の無い事を知っているだけ。
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山頭火、私も大好きです。
山頭火は禅僧を目指していたようですが、
その実際の生き方は親鸞的だったように思います。
「まことに知んぬ、かなしきかな愚禿鸞、愛欲の広海に沈沒し、名利の大山に迷惑して」
という『教行信証』の下りが、山頭火の心中にも合致していたように思えます。
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