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From Hiron to many NetWalkers♪

妻のヘルメット。

2006年04月17日 22時00分46秒 | Hikki
雑誌「Invitation」の浦沢直樹さんとHikkiの対談を読んで、すっきりした。
私が「Keep Tryin'」を聴いた時に、どうして物足りなさを感じたのかが分かった気がした。
あれは実は、”応援パロディソング”だったからである。

そう言えばHikkiは昨年12月27日に放送された、FMFUJIサタデーストームにゲスト出演した時、
DJの山本シュウさんとの対談で、こんな事を言っていた。

>結局人に相談する人ってさー、結局、何を言ってほしいかもう決まってるじゃん?
何を訊きたいか、あたしは相談結構されるから、そのひとが言ってほしいこと言ったら、
すごいハッピーになって帰ってくって感じで。まぁそういうもんかぁ、って。
(文字起こしサンクス>i_)

つまり型通りに用意されていた台詞だった、という事である(笑)
腹に力を入れて叫んでるんじゃなくって、
”こう言えばポジティブになれる”と計算して作った言葉。
それをあの甘いような、眠くなるような、よく目が覚めきれてない感じの
フワフワした、まるで雲の中を漂っているかのような音に乗せて歌われる。

そしてそこに、音楽のマジックがある。
意識朦朧とする中、繰り返される”keep trying”というフレーズに
いつの間にか催眠状態になってしまうのだ。
意識はあるのに動けない状態の中、”やれるやれる!頑張れる!”って
呪文をかけられたような、そんな感じで。

ところでHikkiは、こんな事も言っている。
>私が好きな天気って曇りなのね。雲が広がった白い空が好き。
それはたぶん私が白い空の方が気楽で、無な感じが好きだからなんだと思う。

(R&R Newsmaker2006年1月号(2005/12/2発売)より抜粋)

それでいくと「Keep Tryin'」という歌は、
”雲の中”という安全圏にいるHikkiの、コントロール下にある世界なのかもしれない。

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2 コメント

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Invitation (HALCA)
2006-04-27 05:38:41
泣いたというFanの方もいらっしゃたので、

私も読みたくなり、

昨日、やっと「Invitation」を購入しました。



今、途中まで読んでいるのですが、

すっごく、続きを読むのが楽しみです(*^^*)



宇多田ヒカルさんの仕事、曲、歌、作品、楽曲に対する思いが聴けて、嬉しいですね!
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>HALCAさん (Hiron)
2006-04-30 12:28:10
その後「Invitation」の続きは読みましたか?



あの対談は私的には、

過去出版されたHikki関連の情報誌の中では最高のものだと思っていますよ♪
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