From the bottom of my heart xxx!

保育園のお便り帳には時々、先生からのメッセージが書いてあります。
主に保育園での子供の様子が書かれてあるのですが、ある時お便り帳には「今日は給食で青菜が出ました。青菜は苦手なひかるちゃんでしたが、先生と一緒に食べようと声をかけたら、頑張って食べてくれました」と書いてありました。
あー何か、その光景が浮かんでくるようだな～と思って、何故か妙に覚えてるんですよね。
”きょんきょ先生”とひかるが呼んでいるその先生は、私が今までに出会った中で一番優しいベテラン保育士さんです。
お顔も声も優しくて、ふんわりあったかい陽だまりみたいな人。
毎朝先生は、登園してきた子供達に優しく「どうぞ」と言って出迎えてくれるんです。
子供がぐずって親から離れようとしない時、保育士さんによっては「可笑しいよ～」などと言ってその行為がいかに赤ちゃんぽいかを指摘する言い方をされる事もあって、ちょっと申し訳なくなっちゃう時があったりするんですが、きょんきょ先生は絶対そんな事言わない。
子供を笑わせるのが上手で、ぐずりながらもちょっと子供が笑った隙に「あ、笑いましたね♪大丈夫です～」と言って引き取って下さるんです。
「ではお預かりします。行ってらっしゃい」と私にまで優しく声をかけてくれるので、毎日あったかい気分で仕事に行けちゃう。
こんな魔法のような先生は、そういるもんじゃないなと思います。

このままひかるが卒園するまで、きょんきょ先生に見てもらえたらなぁと思っていました。
ところがきょんきょ先生は、4月から他の保育園へ転出する事になってしまいました。
まだ1年しかいなかったのに・・・。
28日の卒園式の後、他の転出される保育士さんと一緒にお別れの挨拶をすると言うので、私は前の晩にひかると一緒にカードを作って、花束と一緒にきょんきょ先生に贈る事にしました。

そしてとうとう28日。昼休み、私は花束を買いに行こうと花屋さんへ向かいました。
その行き帰りの間中、思い出すのは何故かお便り帳の青菜の事ばかり。

青菜が苦手なひかる。
でも頑張って食べてくれました。
青菜が苦手なひかる。
でも頑張って食べてくれました。
青菜青菜青菜・・・
青菜青菜・・・あーーー・・・・！（号泣）

えぇ。可笑しいかもしれませんが、「青菜」と言うと涙腺が緩むんです私。
何かこれ打ってる今も涙ぐんじゃってるんですが☆
青菜を見てると、優しく諭してくれる先生に甘えるひかるの姿が出てきちゃうんだよーーーー（号泣）

きょんきょ先生、本当にありがとうございました！
私が人とお別れする事になって号泣する事なんて、実は滅多に無いのです。
先生にカードと花束を渡す時には、笑顔でいれて良かったよ。ほっ。

ひかるも一生懸命手作りしたカードを先生に喜んでもらえた事が嬉しかったみたいです。
先生が喜んでるのを見て、「ママありがとう！大好き！」って言ってたよ！