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From Hiron to many NetWalkers♪

Letters

2006年03月26日 22時30分24秒 | monologue
来月出産予定の友達が、どうやらマタニティ・ブルーである。
彼女とは長い付き合いだけど、あまり落ち込んだとこ見た事なかったな。

彼女とは同い年で、初めて出会ったのは何と2歳っ!
彼女は、私の実家のお向かいの家の親戚の子で、
毎年夏のお盆の頃に、お墓参りを兼ねて家族と帰省に来てたの。
そんな時ちょうど私もそのお宅に遊びに行き、彼女と出会ったらしい。

彼女のお母様がおっしゃるには、
当時私が初対面の皆の前でいきなり披露したのが、

インディアンのものまね

だったんだそうで(涙)
幼い頃から何てオイシカッタんだ私(涙)
でもそこは小さい子供の事。
その時どんなに仲良く遊んでも、次の年には忘れてしまう。
何しろ一年のうちのほんの数日間しか会わない訳だし、
一年も経てば、顔も雰囲気も変わっていってしまう。
それで毎年彼女が来る度に「誰だっけ?」となってしまうので、
10歳くらいの時だったか、文通しよう!って事になったのだ。

ちょうどその頃から、彼女は帰省中はずっとうちに泊まるようになって。
二人でお揃いの服を着て歩き、よく双子と間違われたな~。
何より一緒にいる間は毎日連続して海、海、海っ!!
あんなに黒んぼでいる時期なんて、一生のうちでもう無いだろうな~。
夜中にこっそり家を抜け出して近所の神社で肝試しをしたり、
一緒にキャンプにも行ったり、
6年生の時は二人だけで新幹線に乗って
彼女の家に泊まりに行ったり。
彼女とは、いっぱい冒険しましたw

そしてとってもお洒落な彼女は、モデルの岩堀せりちゃん似の美女さんなのw
小学生の時にだよ。
当時まだジーンズは男の子が穿くもんだと思ってた私に、
「ジーンズはどんな服にでも合わせやすいんだよ」
なんて言うんですよ。
大人になった今でも、ジーンズはベーシックアイテムっすよね。
初めてマニキュアを塗ったのも彼女と一緒だったし、
彼女は私にとって、色んな意味でお姉ちゃん的存在でした。

でも中学生くらいになると、
お互い部活とか受験とか忙しくなって会えなくなってしまって。
それからは手紙のやり取りだけが続いたけれど、
段々枚数も減り、殆ど季節の挨拶くらいになっていったんだよね。

けれど高校生になって彼氏が出来た事を報告したら、
すっごい盛り上がっちゃって(笑)
彼女も当時付き合っている人がいたものだから、
お互いあ~でもない、こ~でもないと話は尽きませんでした。

それから色々あって、現在に至ります。
今でも彼女とは、少なくとも月に1通は手紙のやり取りをしてるの。
旅行好きな彼女は、いつも旦那様と出かけた旅行の話なんかをしてくれて、
こんなのが美味しかったとか、こんなものを見つけたとか、
読んでると同じ風景を見てるかのようでした。

Hikkiとは少し症状が違うけれど、卵巣の病気をしてしまった彼女。
手術の様子や経過について手紙をくれた時は、
やっぱり手紙を書いて出すくらいしか出来ない自分が、
少し悔しかったです。

でもその後しばらくしてから聞いた、妊娠報告。
待ち望んでいただけに、彼女の嬉しそうな手紙を読んで私も凄く嬉しかった。
そしてとうとう来月、出産なのです!

何でも彼女が今一番悩んでいるのが、同居している旦那様のお婆様の事。
今までは同居していた義妹さんが色々やってくれていたんだけれど、
義妹さんが結婚して家を出て行く為に、彼女の負担が増えてしまうんだって。
彼女からすると私が自由奔放に見えるみたい。
意外だったな~。
私の方こそ、そう思ってたんだもの(笑)
彼女、ほんっとにハキハキとした美女さんでさ~。
見倣いたいとこばっか持ってる人だから。
隣の芝生は青いって言うけど、ホントだね。

でもね、来月赤ちゃんが生まれるって事は、
今一番お腹が大きくて辛い時期だって事なんだよね。
何するのも、だるくてだるくて。
考えるのさえ、だるくて。
初めての赤ちゃんで色々不安もあるだろうし、
いらない事まで考えちゃう時期なんだよね。

聞けば義妹さんは結婚しても近くに住むので、
ちょくちょく家にも帰って来れるみたいなんだって。
だから私、
「この際都合が付く時には、義妹さんに助けてもらっちゃおうよw
 それで将来義妹さんに何か困った事があった時に、
 今度はあなたが助けてあげればいいんじゃないかな?」
って手紙に書きました。

”助けて!お願い!何とかして!”
って人に言うのって、実はけっこう難しいもの。
でもお願いする勇気も、時には必要だよなって最近思うから。

本当に誰かに甘えるのって、謝ったり断ったりするのより
必死さとか、勇気がいるのかもしれないね。
プライドや世間体が邪魔する事だって、あるかもしれない。
プロポーズするくらい必死な事なのかも。

だから中途半端にしか出来ない甘えっていうのは、
単なる”逃げ”になっちゃうのかもしれないね。

いけね☆
”WINGS”の解説始まっちまうとこや(笑)
まっ、そんな訳で手紙は明日、投函するわ~。
頼むよ郵便屋さんっ!


私と彼女の文通が始まってから、もうすぐ約20年!
お互いPCも携帯も持ってるけれど、メールは殆どしない私達。
最後に彼女に会ったのは、もう7年前になっちゃうのかな?
手書きの手紙って、いいもんだよw