今日は職場で少し笑って話せた
まだ、力が入らないんです、休みはぼんやりしてます
そういう時も大事よ
よくバス旅行連れて行ってあげてたね
そんな話しをする
仕事中、箱をひっくり返してしまう、物がこぼれる
立ちすくんでると上司が、いいよ、やっとくから
帰宅して、まだ仏壇のある暮らしに慣れない
晩ご飯後、散歩に出る、ぼんやり歩く
どうしてこんなに悲しいんだろ
生まれてから、この歳まで
居てくれて当たり前だった
いい時も、悪い時も、居てくれて当たり前だった
楽しいことを報告したり
腹が立つことを報告したり
老いても、グズグズ言いながら居てくれると思ってた
その母が居なくなった
体の芯から力が抜けたまま
まだ毎晩泣いてる
仏壇と骨壷の存在の悲しさが大き過ぎて
受け入れきれず
用を済ませたら
逃げるように家の隅の窓辺でぼんやりしている