第２０回 東山３６峰マウンテンマラソン 嬉しいやら悔しいやら

何か練習した実感に乏しいまま当日の朝。トレイルより家の周りの団地の地味なアップダウンをひたすら毎日走ってはいたが、果たして役に立つのか？
寒いので、１時間前に着けばよいかと、丸餅をマッタリ食べていたら、時間忘れていて、ヤバイ！　と家を飛び出す。

何とスタート３０分前に到着。さすがに焦る。２０周年記念大会ということで関係者と鏑木選手が記念セレモニーをしているその木の裏であたふたと準備。（スンマセン）



荷物を預け（なんと今回は無料！）スタートゾーンに入るとSクラスのスタート３０秒前。汗。



私はいつものCクラスで９時５５分スタート。

スタート前にSクラスの皆さんが前を通過するが・・・速すぎて見えません～。去年より更に速そう。

今回の目標。大胆にも３時間３０分切り。これは私の実力からするとフルマラソンのサブ３．５にも相当。出来るんか？

戦術は大文字までは昨年のペースを維持、且つ、将軍塚の上りロードを走り切り、三条通りからの登りと、稲荷山の登りを行けるところまで走る足を残し、ラストは足を使い切る。足が攣ったら失敗、と身の程もわきまえない、願望戦術。

９時５５分、スタート。ここから宝ヶ池を回って白川通りの歩道橋までの３kmはキロ５′００″→４′４３″→４′３１″とハーフのペースで必死走。


アップ無しでスタートしたので、心臓がびっくりしたところで歩道橋。息を整え、叡山電鉄の線路を渡って、修学院の梅谷のトレイルを渋滞にぶつかるまで何とか走る。渋滞と言っても進むのでマシ。

石鳥居からバブテスト病院までのトレイルを快調に飛ばしたが、途中、大きな石を蹴飛ばしたのを自分のスマホを落とした音と思い込み、止まったら１０人程一気に抜かれる。

朝鮮人学校エイドはポカリ飲んで直ぐに飛び出し、

大文字の登り口。

昨年　1時間１７分
今年　1時間１８分

昨年より１分遅い。許容範囲。さすがに足に来だしたので登りを歩きだしたら、後ろからソフトな声で「ガンバ！」

えっ、と振り返ると横を鏑木選手が柔らかな足さばきでジョグのように坂をす～と登っていくではありませんか。単純な私は「あのように走れば登り坂も走りきれるのか！」と追走するが１００ｍくらいで挫折。昨年に続き、良いものを見せてもらいました。大文字の登り階段に取り付き、走ったり歩いたりしながら、足に乳酸がたまり切る前に火床。



昨年　１時間３４分
今年　１時間３２分　お、鏑木効果？？

ここから、大文字三角点まで必死に登って

昨年　１時間４５分
今年　１時間４３分

ここから、日向大神宮までの下りを抑えながら走るつもりだったが、途中、若者に引っ張られ激走。

日向大神宮

昨年　２時間６分
今年　２時間５分

ここでトイレに行き、ポカリとパンひと切れ。

ここから三条通りの陸橋をわたって、将軍塚への登りロードとなるが、過去３回中、２回痙攣。鬼門です。

寒いのでノースのペラペラのウィンドジャケットを着て走っているので、かなり発汗。案の定、左ハムがピクピクしだす。攣ったら最後なので少し歩いて痙攣を押さえ込む。陸橋をわたってから走って登っていく。
はっきり言ってしんどい。忍の一字。修行僧の様子。

登りきって将軍塚の山頂公園。ふ～～。

昨年　２時間２６分
今年　２時間２５分

攣りは押さえ込んでいるみたいなので、清水山から五条通まで駆け下り、五条通のトンネルくぐって、また斎場に続くロードを走り登って、一気に東山トレイルまで走って登っていく。ここも修行僧の様子。しんどい。また足がピクピクしだす。頑張れ、俺の足！

泉涌寺エイド

昨年　３時間
今年　２時間５７分　やった、登り坂を走って時間を稼いだ！
ポカリとバナナ補給。


足は重くなってきているが、まだ追い込めそう。

ここで稲荷山の山頂手前まで極力走る決意。

稲荷山頂下
昨年　３時間２５分
今年　３時間２０分

５分稼いだ！　あと２km。ここから昨年からコース変更。石段を行かずに右の急激坂を降りる。さすがに飛ばせない～～。降りきってみると、シングルトラックで同じペース集団。抜かせない～～。
残り１kmでやっと追い抜きができるように！足がピクピクしだす。頑張れ、俺の足！

ゴール！
昨年　３時間３６分１７秒
今年　３時間３１分３８秒！　惜しい～。体力だけはまだ追い込めそうだったので、足のピクピクで抑えた部分が悔やまれる。

大会の公式は累積標高１１００mだがGPSのガーミンは１２００m。？？？




案の定、着替えだしたら両脚大痙攣。地べたにひっくり返って、のたうち回る。やっとこさ着替えて、応援に来た妻と稲荷を散策し、





ウズラで蛋白補給し





いつもの「可乃古」さんで今日は茶そば。美味しかった。





その後、京都に繰り出し、



妻と打ち上げ、兼忘年会。

大阪マラソンは記録的にはやはり、足攣りで失敗したが、その後、淀川の大阪リバーサイドのハーフ、そして、この東山３６峰とPB更新となり、気分よく今年のラストランとなった。これからしばらく足と腰の養生です。