+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

虚空蔵山と大茶樹

2011年12月27日 | 雲仙山系・長崎の山
12月第1日曜日、からつ労山の「入門・ハイキング」企画で『虚空蔵山』に登ることになった。今年の2月からこの企画が始まり、会員以外の一般参加者が10名ほどになり、その中で会員まで進んでいただいた。
今回は今年最後のハイキングで、今回もまた一人一般参加者を迎えての山行となった。
今回の参加者は、集合場所に18名、現地登山口で1名、計19名である。
コースは川棚町木場登山口からの登り岩屋登山口に下るコースが設定されていた。

唐津を出て嬉野経由で登山口に向かったため、不動山地区の長野登山口に間違って着いてしまった。そのため計画の木場登山口まで戻るのに時間がかかり30分遅れのスタートとなった。
杉林の中の登山道。いきなりの急坂である。

木場登山口から10分程で家族連れコースと冒険コースの分岐に着く。

ここで、一般参加者を含む8名が家族連れコースへ、残りの11名が冒険コースへと分かれて進んだ。もちろん私は冒険コースである。
冒険コースは大岩の間を抜けたり、梯子、ロープ、やせ尾根、岩尾根登りなど、距離は短いがコース名に恥じないところが随所にあり楽しい。




30分余りで、山頂直下の家族連れコースとの登山道に合流するが、家族連れコースでの仲間達もほぼ同時間で合流地点にやってきた。

登山口から1時間で山頂に着いた。天気は久しぶりに青空が見えるほどで、陽だまりは心地よく、靄はかかっているものの大村湾、経ヶ岳方面、遠くは雲仙岳までの眺望が開けていた。




山頂の陽だまりで、早めの昼食をとりながら小1時間過ごした。後から来た7人グループは大鍋を取り出して鍋料理を始めた。なかなか美味しそうであった。
11時30分、いよいよ岩屋登山口に向け下山開始。10分ほど下った所に『鳥兜』への分岐があり、折角だから見に行った。手前の岩場までしか行けないが、3人ほどずつ順番に岩の上から『鳥兜』岩を見た。大村・東彼杵方面から虚空蔵山を見ると東尾根に角のように見えるのが、この岩である。

鳥兜への寄り道はしたものの50分程で岩屋登山口に着いた。木場登山口までは舗装路の歩きであるが、一部車道歩きが苦手な人がいて、一緒に残って迎の車を待った。


その後嬉野温泉に向かったが、途中に『天然記念物 嬉野ノ大茶樹』を見て帰ろうということになった。
「大茶樹」の入口には「うれしの茶発祥の地」の石碑はあり、次のような碑文が刻まれていた。


発祥の地の石碑の先に『大茶樹』はあった。天然記念物を表す立派な石柱も立っていた。

『大茶樹』は雪吊が施されてしっかり冬支度がしてあったが、大きく枝を広げた大樹は歴史を物語るようで、威厳があった。(冒頭の写真)

その後、嬉野温泉街の中にある『シーボルトの湯』に行った。

『シーボルトの湯』は公衆浴場として復元されて間がなく、清潔感漂う浴場で、もちろん泉質は『美人の湯』に相応しくすべすべとして気持ちが良かった。
『シーボルトの湯』から温泉街に出るところには『シーボルトのあし湯』があり、家族連れが楽しくあし湯を味わっていた。

『シーボルトの湯』は嬉野川の畔にあるが、
すぐ側に『嬉野橋』がかかっている。
今は老朽化して車は渡れないようだが、
人専用にして保存して欲しい姿を見せていた。




今回は、低山ではあったが結構登り甲斐のある冒険コースを楽しみ、大茶樹やシーボルトの湯まで満喫できた。移動時間も少なく早い時間に帰宅が出来、疲れを残さないゆっくりとした山行であった。偶にはこれも楽しいと言いながら満ち足りた笑顔で仲間と分かれた。




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