濃飛樹脂軌道

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湯屋温泉・奥田屋(鉱泉宿)

2021-06-06 16:58:51 | 乗り物・旅行・グルメ
飛騨荘川の電気仕事帰りにお邪魔しました。
高濃度天然炭酸泉の飛騨小坂、今回は湯屋温泉「奥田屋」へお世話になります。

…建物はツタに覆われ、甲子園球場あるいは「となりのトトロ」の世界観です。
ちなみにこちらはギャラリー、ここを通り玄関へ。

19時到着なんで初日は夕食を外で済ませてます。

チェックインのあと奥の部屋へ案内されました。部屋の表札が木彫りになってます!

こちらは和室6畳、今回1名宿泊なんでこれでも広さは十分。
部屋にあるトイレは元和式で段差がありますがウォシュレット付で快適、ただ節電のため電源プラグが抜いてあり自分で差し込みました。チェックアウト時にプラグ外します(^^;

しばし休んだあと奥田屋の特徴・源泉風呂つき男子浴室へ!

…手前が普通の温浴、奥が冷鉱泉の源泉浴。さすがに源泉は20秒浸かるのが限界なんで温浴と交互に入りました。炭酸泉とはいえ天然だとシュワシュワしないです(泡が付くのは大概人工炭酸泉)。
温浴は湯温が高くないですが、源泉風呂のほうが若干高い位置にありオーバーフローすることで温泉の鮮度を保つ仕組み。鉄分とケイ酸塩でコーティングされた床がそれを物語ってます。都合15分滞在、脱衣場で湯冷めあったが後からポカポカしてきます…ここ遅効性でっか!?
温まったところで就寝。

二日目は朝から雨…二泊三日なんで昼飯以外は部屋で一日過ごします。こういう贅沢ができるのも湯治の良さ。

朝食は食堂にて、僕のほか2組3名と一緒。メニューは湯屋温泉らしい鉱泉粥つき朝定食、お粥の味は以前泊まったニコニコ荘と大差ないです。源泉の違いは遊離二酸化炭素や炭酸水素塩くらいかな!?
食後は入口近くのテーブルにある珈琲などをセルフサービスで頂けます。
落ち着いたあと入浴して外出、久々野で昼飯。

帰還後ギャラリーのラジオ群を拝見しました。

元アマチュア無線家の僕は昭和時代のラジオやジュークボックスを見て昔を懐かしんでました。昭和レトロ好きの琴線に触れまくりやんww
奥田屋主人は真空管ラジオのレストアが趣味で何時の間にか集まってた模様。悩みは電波が弱いことなので今後電子ブロックを持ち込みワイヤレスマイク回路で鳴らしてみようと思いました。AMトランスミッターキットを持ち込んで奥田屋へ進呈するのも手かもしれません。

部屋に戻り寛ぎ、浴室で炭酸泉を堪能…徒然なるままに日が暮れ夕食タイムになりました。

なんと夕食なかなか凝ってます!以下、自身がウマイと感じたものの感想。
他の旅館にはない蕎麦がきが美味い!荏胡麻の味噌だれとの相性も良くヘルシーさをより強調。絶品です
食前酒にどぶろくがあり、これも美味しかったです。話のタネになりそう。
飛騨牛朴葉みそ焼きとイワナ刺身は以前朝六荘でも食べたことがありますがここも結構なもの。職人の腕は確かだ!
朴葉寿司は以前飛騨萩原の旅館でも食べた初夏限定の下呂市ソウルフード。これも美味しくいただきました。
後から出てきたメニューは以下二つ。温度管理徹底してます。
イワナ塩焼きは骨と身が離れやすく、焼き魚が苦手な僕でも残さず食べれました。
ざる蕎麦も美味、飛騨小坂で採れたそば粉を自家で挽き・打ち・茹でた新鮮なもの。蕎麦に定評ある宿ですよ。
この晩は贅沢にも僕一人貸切状態!女将さんとの話も弾みました。
※今回取った画像は軒並みインスタグラムへ上げてます。飛騨小坂温泉郷の女将さんたちはインスタ広報に熱心なんで僕も協力する形で撮影にいそしんでます。
このあと風呂に入り就寝。

3日目最終日、雨が止んだので屋外散策しました。

宿の前にある曙橋を渡りサイクリングロードを歩くと小さな滝を発見!そもそも飛騨小坂は滝の多い町、200以上あるんだとか。ここもそのひとつかもしれませんよ!?
ちなみに奥田屋の源泉名は「あけぼの泉」←橋の名前と関係ありそうです。
※サイクリングロードは小坂森林鉄道の跡地、鉄道マニアとしてかつてのトロッコ軽便鉄道にも思いをはせました。

朝食の陣容は2日目と同じ。炭酸泉のお粥をしっかり味わいました。
このあとロビーのマッサージチェアを使ってみました…昭和レトロで要手動操作ですが痛いところを避けられるのでこれもアリ。

「古いものを大切に使う」日本人ポリシーの持ち主ですよね。動態保存もエエもんや。

チェックアウト精算は宿泊費17350円にお土産の自家製どぶろく5本追加で合計21200円。信じるものは得をする、信じられないこの値段!(ウオッチマンCMよりww)
今まで湯屋下島の鉱泉宿3件に泊まってますが、オススメは目的と条件で異なります。
1.はじめての炭酸泉:ニコニコ荘(風呂、濃い源泉、日本庭園、清潔感)
2.炭酸泉+グルメ:奥田屋(歴史、源泉風呂、食事、アンティーク、彫刻)
3.炭酸泉+日本の風景:朝六荘(昭和レトロな設備、大将の人柄、食事)
※当家の場合:一人なら基本朝六荘/時々奥田屋、家族と来るならニコニコ荘かな。
 知人に勧める場合も当人の性格を加味しますよ。


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