クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

今年の標本整理・クワガタムシ

2017-11-19 22:29:44 | クワガタムシ関連

今日は、乾燥させていた標本を少し箱に入れました。





標本と言っても数は少なく主にスズメバチ類と、クワガタムシで

ブリード物や、飼育してボロボロになった野外品もあり

趣味の範囲を超えない集まりです。


↓ マグソクワガタ兵庫県 2017年 オス

↓ マグソクワガタ兵庫県 2017年 メス


↓ マダラクワガタ兵庫県河川流木上で 2017年


↓ コルリクワガタ兵庫県北部個体群 2017年



どの個体もラベルはまだメモ書きのままで

もう少し集まったら一気に仕上げます。


↓ アカアシクワガタ兵庫県 2017年


↓ ヒメオオクワガタ鳥取県 2017年


↓ ヒメオオクワガタ(購入品) 北海道利尻島


↓ コクワガタ 兵庫県 2017年


↓ 記事「ノセオオクワガタ?」の個体


これが「ノセオオクワガタ」として流通した経緯は記憶にあり

本当にノセオオクワガタなら

”指摘者のセンスは凄い!”と思いながら疑いをもって飼育しました。













改めて見ると、やはりこの形態からは

図鑑で見るノセオオクワガタ(長歯型)には結びつきません。

仮に50mm後半程の大型個体が得られたとしても

内歯の変異は大きくないように感じられます。

よって、これは、Dorcus nosei Nagai,2000 なんかではなく

大図鑑には載っていないDorcus中小型種と判断します。


当初、複数の人から指摘され販売者は

その考えを支持し、「ノセオオクワガタ」として

この系統を流通させましたが・・・
(「Stag Beetles of China Ⅱ中華鍬甲」の影響か?)

これが「ノセオオクワガタ?」

疑問に思う人も少なからず存在していたようです。

追記:2020年11月25日

このクワガタは

Dorcus nosei Nagai,2000 ではなく

Dorcus chayuensis Huang & Chen, 2017 です。



遠征

今年は、山口・島根・岡山県・鳥取

そして北陸にも行きました。

各所で画像は残しましたが

採集した昆虫のほとんどをリリースしたので

標本は僅かで、ちょっと後悔しています。


↓ 山口県大岩郷


↓ 山口は赤い屋根が多く、ガードレールは黄色














↓ 河川のヤナギで


↓ 海に近い国道沿いで


↓ ものすごい威嚇


↓ オオスズメバチ 山口県西部 標高約850m


↓ スジクワガタ・コクワガタ 山口県 2017年




↓ 河原のヤナギでコクワガタ 島根県 2017年




↓ 福井県 2017年 ライトトラップ



いつでもそうですが

特に知らない土地に行ったときは

地元の方と出来るだけ会話をするよう心掛けています。


他府県ナンバーの車は農村地でよく目立ち

不審に思われても仕方ありません。

挨拶・会話をすることで不信感が和らぎ

昆虫採集に有利に働くことがよくあります。




↓ 只今 乾燥中





スズメバチは、離島の個体と、自己採集品が少し増えました。

やはり離島の個体群は興味深いです。

標本がある程度乾燥したら記事に載せてみます。



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