クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

ライトトラップ・11-標高878m

2020-08-16 22:01:36 | ライトトラップ

*ライトトラップ関連の記事は、

カテゴリー「高山性クワガタムシ」にもあります。

 

昨日は、午後からTさんと連休最後の高山帯に行ってきました。

今年になって初めての場所ですが

昨年の灯火では念願のオニクワガタが飛来した付近です。

 

 

夕暮れまでの余時間では

アカアシクワガタと

スジクワガタを見つけることができました。

一方、ライトトラップのほうは

風が吹いていたせいもあり

飛来はぼちぼちでしたが

日中も含め、まずまず楽しめました。

 

日時:2020年8月15日  昼夜:16:50~23:00

日中:16:50~18:00 標高:約700~908m 

灯火:19:20~23:00 標高:約878m

天候:晴時々強めの風

気温:夜間24度前後

 

 

日中の探索

これまでクワガタが全く付くことのなかったヤナギ群で

アカアシクワガタを発見しました。

 

高山帯ではそれまでまったくいなかったヤナギ等に

ある年急に

アカアシクワガタやヒメオオクワガタが付き始め

びっくりすることがあります。

おそらく近くに発生木が出来たのではないかと思われますが

そういった木々の場合

長年に渡って付き続けることはあまりなく

翌年からはまったく見られなくなることもあります。

また、それらの個体の多くは

兄弟である可能性が高いと私は考えています。

 

↓ 中央付近にアカアシペア

↓ これまで付かなかったヤナギにアカアシが付いていた

↑ 全体的に大型 おそらく兄弟

↓ ウリハダカエデにもクワガタは集まる

↓ ↓ ↓ スジクワガタ 標高約908m

↓ 日中の結果はアカアシとスジクワ

↓ 1本のウリハダカエダからスジクワガタ6頭

↓ 毎年ヒメオオクワガタが付くヤナギ

 

8月半ばに入り

ヒメオオクワガタも意識して探しました。

そして、真新しい食み痕を見つけましたが

残念ながら主は発見できませんでした。

この辺りでのピークはもう少し後です。

 

↓ 画像右上 ヒメオオクワガタの今年の食み痕

 

 

ライトトラップ標高878m

当夜は風があり、比較的過ごしやすかったのですが

ライトトラップにはよろしくない強さでした。

 

↓ ここで灯すのは通算3回目

↓ 服は白系✖  できれば長袖

↓ 「虫よけ」・「クマよけ」は必須

↓ 前の枝が伸びて邪魔

↓ 任意の長さで固定できる網

↑ 志賀昆虫社 5mアルミ製 優れもの

 

あわよくばオニクワガタと蝦夷タイプのミヤマを・・・

↓ 19:20 灯火開始 時折強めの風と、成長した枝が気になる

↓ コメツキムシ

↓ 風の合間を縫ってぼちぼち甲虫が飛来

↓ アカアシクワガタ メス

↓ 餌を求めてオサムシが

↓ 蛾か蝶か?

↓ かわいらしいミヤマクワガタのオス

↓ いつの間にかコクワガタ飛来 オス

↓ ミヤマクワガタ メス

↓ 風が出ると飛翔は消極的

↓ ウンモンスズメ 緑の粒は卵?

↓ どこでも飛来するガムシ

↓ ノコギリクワガタ メス

↓ コクワガタ オス

↓ よく飛来するウスバカミキリ

↓ ヒグラシ

↓ 湿度が高いせいかカマドウマが多い

↓ ミヤマクワガタ オス

↓ 枝に付いた虫は網で採る

↓ 枝から落ちたアカアシクワガタ オス

↓ ミヤマクワガタ メス

↓ 今回もカメムシ・羽アリ・シデムシは少なかった

 

昨夜の灯火では

クワガタムシと思わしき個体が

ライトを超え、後ろの林に飛んで行ったりしました。

風に乗ったのでしょうか?

その都度探しましたがそれらは見つかりませんでした。

 

↕ 昼夜の結果

↓ 採れた場所ごとにリリース

 

帰りの街灯で

最近の街灯はLED化が進み

殆ど虫が集まらなくなりました。

たまに残る大型蛍光灯には

こんな顔ぶれが集まっていました。

 この街灯もそのうちLEDになるのかな?

 



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