高齢の親父が生前、足が悪く杖をつきながら近所の桜を見に行くのを支えながら、一緒に見た川縁に咲くたくさんの満開の桜。来年この桜をまた病気がちな親父と見ることが出来るのかと思いながら見上げた。そして、一人で見上げるようになった満開の桜から数年が経ち、冬来りならば春遠からじの例え通り、近所の桜は蕾をつけて春の到来を待っている。
コロナ禍の今年、高齢者の私はこの春に桜を見る事が出来るのかと、とても不安である。自宅療養者が突然具合が悪くなって死亡するケースが、神奈川県では多発しているからだ。救急車を呼ぶことが出来ても、受け入れてくれる病院はない。病床が埋まっているからだ。コロナ対策よりもカジノ誘致を優先する横浜市だから、3月の末ぐらいから高齢者向けにワクチンの接種が始まっても、順調に打てるようになるとは、到底思えない。早くて6月ぐらいか、それまでいつもの様に巣ごもりを続けるしかない。
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