貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

青いフォスフォシデライト

2024-02-23 08:50:59 | ややレア

これが同じ石?

あのフォスフォシデライト。Phosphosiderite、斜燐鉄鉱。Fe3PO42H2O。鉄のリン酸塩ですね。ヴィヴィアナイト (藍鉄鉱、Fe3(PO4)2・8H2O)と組成的にはそっくり。姿は全然違うのに。

何回か書いたけど、最初この石のブレスレットを見て驚愕したのです。

あんまりにもすごい色なので人工着色かと疑っていたら、原石を見つけて。それを磨いて。

不思議な藤色の石だけど、青のものがあることは途中で知った。見てみたいなあと思ったものの、あんまりぱっとしないし値段も高いのでパスしていた。で、今回、ハッピーギフトさんで美しそうなのが比較的安く出ていたのでゲット。

藤色と同じく、マットな質感で透明度はあまりないけど、美しい青。



ところが微細に見ていくと、透明度のある美しい結晶もある。おやおや。



もっとアップすると、耽溺したくなる青の世界。



大きな透明結晶が出ないので人気はないけれど、いい石です。

そう言えば、前に「フォスフォシデライトは単独では出ない」と書いていたところがあった。ちゃんと出てますね。ついでで言えば、あちきも乗っかっちゃったけど「カコクセナイトは単独で出ない」というのもあったし、「アデュラリアはアデュラレッセンスを見せない」というのもあった。鉱物の世界は広い。あんまり断定はしないのがよろしいようで。


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