貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

朝飯前(?)のススキ入り水晶

2023-08-06 10:17:52 | 国産鉱物

何だよ朝飯前って。
どうもこういうことらしい。
古いブログで時々あるんだけど、トップページや著者紹介へ行くリンクアイコンがない。「ここは誰? 私はどこ?」になる。こういう人みたい。
湯沼鉱泉で朝食前に採集会が開かれ、それに由来して隠語みたいなものができたということらしい。
要するに長野県川上村湯沼鉱泉産ということですね。
湯沼鉱泉は甲武信ヶ岳へ西から入る登山道の基地。南から入るのは塩山ルートで、その途中に竹森や甲武信鉱山がある。
竹森のススキ入り水晶はススキ盛り沢山ではなくてその点ではちょっと残念。ヤフオクでこれが安く落札できそうだったのでゲット。4本セットで1000円台。

細ーい針状結晶が入っていて、根元のほうはピンクがかっている。いい味わい。
ススキはとても細い針。遠めだともわあっとした霧みたい。




これはひょっとすると「まりも」入りじゃないかな。



ルチル入り水晶というのはあちこちで出ていますが、これはルチルではない。角閃石(アンフィボール)という説が一般的ですけど、ドラバイトあるいはショールという説もある。色が薄いのは前者、黒っぽいのは後者なのかな。
角閃石だとするなら、これがたくさん入り込むと「タイガーズアイ」になるのですかね。いや、でき方が全然違うか。
インクルージョンが何かわかっていない石というのは案外多い。砕いて分析すればわかりそうなものなのに、そこまでやる人はいないらしい。まあわからないのもまた一興かもしれませんね。



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