貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

ダイオプテーズ

2024-06-26 20:55:50 | 単品

まだまだ続くよ銅銅めぐり。(低空飛行になるとか言ってなかったか?)
ダイオプテーズ。翠銅鉱。ダイオプサイド=透輝石と紛らわしい。まだ時々間違える。
組成は CuSiO3・H2O。珪酸塩。
銅の珪酸塩は mindat で調べると39種類しかない。クリソコラ、シャタッカイトなど。シャッタカイトではありませんよ。(うざい)
どうも銅はマグマの中で早々に硫化物メルトの方へ行ってしまうらしい。野党過激派金属ということですな。(そんなんあるかい) で、硫化物メルトから「初生」の硫化銅鉱物ができる。そしてそれが熱水によって融解されて、「二次」鉱物として与党珪酸塩鉱物だの野党穏健派酸素酸塩鉱物がいろいろ派生する。硫黄がくっついていたせいか硫酸塩は多いけど珪酸塩、炭酸塩は少ない。そやつらは野党急進派から右派・中道右派に寝返った連中ということになりますかな。(なんか人聞きの悪い表現だなw)

ダイオプテーズの色というのは、青っちゃあ青だけど、緑の入った独特の色。エメラルドに似ていると言われる。まあそう言われるとそうかもねと思うけど、やっぱそうでもない気がする。(曖昧だね)
美しい色なんだけど、なーんかこう、鬱陶しい感じのする色。強いというのかな。だから小さいのは持ってるけど、立派な標本を見てもあまり買う気にならなかったし、ブログに上げもしなかった。
しかしこうやって写真にすると、なんかすんごい石だなあと思う。ちと不思議。強い光を当てるといいのかもしれない。



こちらはクリソコラとの共生標本。

クリソコラは割合淡くて少し緑が入った青だし、シャタッカイトは明るい青。珪酸銅でもびみょーに違っている。なんでなんですかね。(こだわるねw)
しかしややこしい世界ですねえ、銅鉱物君たち。銅床異夢。(うーん)


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