貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

マリ・ガーネット改めて

2024-06-14 11:17:27 | 単品

過日はマリ・ガーネットの変な記事でお目汚しをいたしました。
お口直しに。

大きいほうは不思議な色。ごく薄い青紫のような黄緑のような。よくわからない。スキャポライトでこういうような色があったような。



で強い光を当てると鮮やかな黄緑になる。へえ。



もう一方は一見青緑。「グランディディエですか」みたいな色。



ところが強い光を当てると明るい緑になる。



両方とも一種のカラーチェンジですな。面白い。

マリ・ガーネットは新発見の石として注目されていてちょこちょこ見るけど、いろんな色があって、ちょっと捉えどころのない石。色が多彩なのは面白いけど、じゃあマリの典型はどういうのかというと、よくわからない。黄色~緑が好まれているようだけど。
ただ、表面がキラキラしていて、質感はとてもいい。ルースにするとこういうのは消えてしまうのではないかな。

お目汚しと言ったけれど、「マリグロアン」とちゃんと覚えている。グロシュラーとアンドラダイトの中間固溶体。ほらね、役立つでしょ。「カルテツアン」でアンドラダイトはカルシウムと鉄のガーネットだとも覚えている。もんなどんじゃい。(普通はそんなことしなくて覚えるんだよ)
ところがね、mindat で引くとマリ・ガーネットは「グランダイト Grandite」と同義とある。で、グランダイトを引くと、「Andradite-Grossular Series」と同義だとある。はは。さらに「グランダイト」はグロシュラーの gr とアンドラダイトの and との合成による新語だとある。ほら、学者さんたちだって「マリグロアン」と同じことやってんじゃん。(それ覚えられないからじゃないから)
もっともグランダイトはルールに抵触するから正式名称とは認められていない。妙に厳格だけど名前が増えすぎて困っているようだから仕方ないのかな。
いいじゃないですか。マリグロアン。
はい、繰り返しましょう。「テツアル、マグパイ、マンスペ、カルグロ……」(やめなさいったら)


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