丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

我泣き濡れて カメとたわむる(?)

2007年06月25日 | 四方山話
 我が家にカメが来た。体長5センチくらいの小さいミドリガメだ。石川の野良ガメだったらしいが、巡り巡って我が家の一員になった。
 とは言いつつ、私は爬虫類は嫌いなのだ。無表情で、何を考えているのかわからない。それにカメは水が欠かせない分、生臭い。ついでに聴くところによると、サルモネラ菌を保有しているそうな。サルモネラですよ、サルモネラ。食中毒の代表の菌じゃないですか(怒)。かてて加えて、カメは万年というくらいで長寿と来ている。ネットで調べたら三十年とか四十年とか生きるらしい。
 冗談じゃない!! 誰が三十年もカメを飼うねん!! とぶつくさ文句を言っていたのだが、そんな私を皆無視して、「まるちゃん」などという名前をつけられて、チビ太郎がかつて使っていたベビーバス用の洗い桶を住処にして、軒下に同居する手はずが着々と整っていく……。

 何が驚いたって、亭主の入れ込みよう。普段の亭主なら「サルモネラ菌を持っている?! 却下。」というような反応をするはずなのに、
「外で飼うんやったら、カラスに襲われたら可哀想。」
 と、わざわざ大雨の中ホームセンターで金網を買い、桶の上に置くほどカメに気を使っている。
「焼いて食べるんやろ。」
 なんて、憎まれ口を叩く私を完全無視。朝は水を足し、夜になると水を入れ替え、軒下から玄関に移動させ、甲斐甲斐しくカメの世話をする。
 なんでも子供の頃にカメを飼っていたらしいのだが、冬のある日、「冷たくて可哀想。」と思ってストーブの上にカメの入った缶を置いて、そのまま煮カメにしてしまったらしい。野良ガメを見て、その事を鮮明に思い出したらしく、やたらカメに尽くしている。
 さっきなんか、真っ暗な玄関でカメにぶつぶつ話しかけている姿を見て思わず笑ってしまった。普段は絶対そんな事しない人なんだって!
 しばらくは亭主がカメと戯れる姿を楽しめそうだ。

……でも三十年も生きられたら、亭主が先かカメが先か、知れたもんじゃないぞ?老後はカメの世話までしなくちゃならんのか??
 ちょっと怖い想像をしてしまった。


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2 コメント

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30年後 (さるさる)
2007-06-27 11:22:06
 かめさん、子供たちも喜んでいるのではないですか? 
 うちのサル娘も、保育所で飼っているかめ
に”おとうちゃん 迎えにきてくれたわ”と
話しかけています。
 30年たてば、かなり大きくなると思いますよ。
うん十年後もしかしたら、ちえぞーさんも
”あんたは、おとうさんに大事にしてもろて
たんやでー”とぶつぶつ言っている時が来る
かも。。なんて想像してます。(爆)
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三十年(汗) (ちえぞー)
2007-06-27 23:25:30
さるさるさま
 子供も、まぁ、嬉しがっているみたいですけど、今のところ父ちゃんが独占している状態です(汗)。チビ太郎には「とーたん、カメと結婚しいや。」とまで言われてます(笑)。
 まぁ、うん十年もしなくてもカメに話しかけているとは思います(笑)。
「アンタと父ちゃんと、どっちが長生きやろか~。」とかなんとか(笑)。
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