吉本新喜劇潜入レポ！～二日目～

　本日は吉本の稽古、二日目。昨日の稽古でよっぽど疲れたのでしょうなあ。チビ子は十時ごろまで死んだように眠っていました。起きたら元気いっぱいで、一生懸命台本を読んでました。

　さて、本日の稽古場はサロン堂という摩訶不思議な稽古場。どこまで詳しく書いていいのかわかりませんが、このサロン堂のロケーションが凄い！　ボイラーやら配水やらの配管で埋め尽くされたビルの屋上に、見るからにとってつけたように建てられてまして、そこに辿り着くまでの道程ときたら！　まるでブレードランナーかいっっ！というような複雑怪奇な道順。オーディションも含めて考えれば、もう数回来てますが、来る度に不思議な気分になります。その辺りからレプリカントがバック転しながら出てくるんとちゃうか？？？

　本日は座長の辻本さんを始めとした大御所の姿はなく、中堅どころもしくは若手の座員さん達七人が子供らの稽古に付き合ってくれました。と言っても、テレビの新喜劇中継ではしょっちゅうお目にかかる方々ばかりです。
　なんせ総勢三十人という芝居の登場人物を七人で補うのですから、そら、もう、大変でっせ。一人で何役もするのですが、しまいには同時に一人で二役するような事態。そんなもん、コントでんがな（笑）。傍で見ているだけの親は無責任に楽しんでましたが、子供らはウロウロキョロキョロしてました。

　今日はチーム毎に読みあわせと立ち稽古。子供らの台詞の覚えはまだまだで、どの子もいっぱいいっぱいという感じが伝わってきます。それでも座員さん達が休憩時間に子供達と積極的にコミュニケーションを取ってくださったので、少しずつ余裕も出てきたようです。
　特にチビ子のお父さん役・佐藤太一郎さんは子供達に非常に細やかな心配りをしてくれました。休憩のみならず、稽古中にも子供達の台本チェックをしてくれたり、待っている子供達に声をかけてくれたり。素晴らしい保育士さん振りでした。名前といい、なんていうか、すっかりファンになっちゃいそうですぅ～♪

　稽古は七時半に終わったのですが、子供達はすっかり座員さん達になついていて、特技を披露したり、プロに向かってギャグをぶつけてみたり、疲れも見せずはしゃいでました。昨日とはエライ違いや（笑）。

　しか～し、子供達よ！　喜んでいる場合ではないぞ！！　ディレクターのおじさんが宿題を出したのを忘れるでないぞ！
「明日までに台詞を覚えてきてな」
　
　わ～～～～～～～～。マジですか？！

　そういう訳で、チビ子達の苦難の道はまだまだ始まったばかりなのであります。
頑張れ、チビ子～～～～～～～！！






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