題名で思い出すのは織田信長ですよね。
でも夢どのとは後の細川忠興のことです。
長岡与一郎と名乗った信長の小姓時代から信長死後の時代まで、
その青春、恋、友情を描き、信長への忠誠と信奉を描いています。
戦国の世を生きていくのは、どこかで人間の理性を捨てなければならないときもあったのでしょう。
そんな過酷な時代を自分の信じた道を貫くことは、大変な意思が必要です。
それでも、信長のため日本国のためと戦場を駆け回る忠興だったのです。
しかし信長は本能寺に没します。その背景には世界の大航海時代に巻き込まれ、
大型の船を駆使して、日本にもその食指を伸ばしてきていた時代なのです。
南蛮貿易の重要性を早くから知っていた信長にも、世界の勢力図の変化が圧し掛かってきていたのです。
ポルトガルを飲み込んだスペインの要求は明国への出兵だったのです。
要求に応じなかった信長の志の高さに胸打たれ、忠興はより一層の忠義を誓うのです。
本能寺の変を光秀の恨みなどではなく、朝廷や幕府そしてスペインの思惑などに遠因として挙げています。
それに秀吉の大返しにも背景にはいろいろ隠れていたようですよ。ほんとにおもしろいと思いました。
戦国の世にも人はいろいろいたのでしょうけど、戦国の世の男は格好いいね。
貫くというか、違うだろうってこともあるだろうけど決断し実行する丹力を持った男が多かったのでしょう。
女も弱いようで、負けない強さで利用されるだけではなく子供を産み育てることで、過酷な時代を生き抜いていたと思うのです。
見習いたい(^^)強い心を持ちたい。残りの人生を充実させて生きていきたい。
倒れるまで、一歩でも進みたい(*^_^*)
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