『誰か』宮部みゆき著
久しぶりに読書した。秋ですね。
今月の初めから、とても体調がよく、目も疲れることなくよく見えた。
買っただけで、しまいこんでいたこの本を出し、読むことにした。
最初は、先日購入のルーペを使ったけど、これが見えすぎてしんどい
普通に老眼鏡を使って、読むとすらすらと疲れ知らずで読めた。
といっても、時間はとてもかかった。たっぷり三週間使って読み上げた。
ほんとに読むのは楽しい。
ある有名企業の会長の運転手が事故死する。
残された二人の娘が、その運転手の生涯を本にしたい・・と
会長に頼んだことから、その娘婿である主人公が関わってくる。
事故死は自転車に轢かれたことで、転び打ち所が悪くて死ぬ・・という
単純な事故であるが、その犯人は捕まっていない。
その犯人探しのため、本を出したいというのだが、姉は反対、
妹が大変熱心に進めている。
姉は運転手であった父の過去について、とても不安に思っていることがあり
本の出版に反対しているのであるが、その詳細は分からない。
娘婿は、その詳細の調査をする。
普通に暮らし、妻には先立たれたけれど、娘二人と幸せに暮らす男。
その過去に隠された闇、闇がもたらした二人の娘の確執。
それらを覆い隠して暮らす幸せ。
分からなければ、知らなければ・・という姉。
そんなことはないだろうと思うのは、なんの憂いもななく生きているからか。
そんなことはない、誰でも何かしらの憂いを持って生きている。
私は?
真実を知らなければ、悩むことも考えることもない。
隠し通すという美徳もあるかもしれない。
知りたいと思う気持ちと、知らなければ波風も立たず
苦しむこともない。何も変わらない生活を続けることが出来る・・と思う。
人間の心には、多くの善と悪が混在している。
そのすべてをさらけ出して生きていくのは難しい。
愛し合う男女であっても、信頼しきった親子関係であっても
真実がすべて美しいわけではないのです。
そんなことを最後に考えさせられる物語でした。
本を読むと、まず行った事のない町並みを想像し、
出ている人物の顔や性格、生活を想像する。
その楽しい妄想の時間を楽しみ、最後にこういった
心の問題に遭遇して考える。
映画化やテレビドラマ化された時に、想像通りの町並みや人物設定が
されたときは嬉しいし、違うこの配役は違う・・とかテレビや映画に
突っ込んで
ほんと、本って楽しませてくれますよね。
久しぶりに読書した。秋ですね。
今月の初めから、とても体調がよく、目も疲れることなくよく見えた。
買っただけで、しまいこんでいたこの本を出し、読むことにした。
最初は、先日購入のルーペを使ったけど、これが見えすぎてしんどい
普通に老眼鏡を使って、読むとすらすらと疲れ知らずで読めた。
といっても、時間はとてもかかった。たっぷり三週間使って読み上げた。
ほんとに読むのは楽しい。
ある有名企業の会長の運転手が事故死する。
残された二人の娘が、その運転手の生涯を本にしたい・・と
会長に頼んだことから、その娘婿である主人公が関わってくる。
事故死は自転車に轢かれたことで、転び打ち所が悪くて死ぬ・・という
単純な事故であるが、その犯人は捕まっていない。
その犯人探しのため、本を出したいというのだが、姉は反対、
妹が大変熱心に進めている。
姉は運転手であった父の過去について、とても不安に思っていることがあり
本の出版に反対しているのであるが、その詳細は分からない。
娘婿は、その詳細の調査をする。
普通に暮らし、妻には先立たれたけれど、娘二人と幸せに暮らす男。
その過去に隠された闇、闇がもたらした二人の娘の確執。
それらを覆い隠して暮らす幸せ。
分からなければ、知らなければ・・という姉。
そんなことはないだろうと思うのは、なんの憂いもななく生きているからか。
そんなことはない、誰でも何かしらの憂いを持って生きている。
私は?
真実を知らなければ、悩むことも考えることもない。
隠し通すという美徳もあるかもしれない。
知りたいと思う気持ちと、知らなければ波風も立たず
苦しむこともない。何も変わらない生活を続けることが出来る・・と思う。
人間の心には、多くの善と悪が混在している。
そのすべてをさらけ出して生きていくのは難しい。
愛し合う男女であっても、信頼しきった親子関係であっても
真実がすべて美しいわけではないのです。
そんなことを最後に考えさせられる物語でした。
本を読むと、まず行った事のない町並みを想像し、
出ている人物の顔や性格、生活を想像する。
その楽しい妄想の時間を楽しみ、最後にこういった
心の問題に遭遇して考える。
映画化やテレビドラマ化された時に、想像通りの町並みや人物設定が
されたときは嬉しいし、違うこの配役は違う・・とかテレビや映画に
突っ込んで
ほんと、本って楽しませてくれますよね。