ぞうの叫び サイの涙。
アフリカ大陸に、嵐が迫っています。
以前にもこの大陸を揺るがした、あの大規模な乱獲の嵐が。
すでに現在、保護区であるはずの国立公園でさえ、ゾウやサイの密猟事件が次々と起きています。
ゾウは主にアフリカ中部で、サイは南アフリカで。その勢いは、かつて彼らを絶滅の淵に追い込んだ、
1980年代以前の乱獲にせまるほどです。
ゾウの牙は、高級な工芸品の材料「象牙」として、サイの角は、伝統的な薬の原料「犀角」として、
昔から主にアジアで需要がありました。
しかし、アジアの経済発展とともに、象牙や犀角の値段が跳ね上がり、犯罪組織による大規模な密漁や違法取引に
つながっているとみられています。
野生生物保護のための十分な資金もなく、人口の増加や開発への要求とも何とか
折り合いをつけながら、ゾウやサイを絶滅から救うべく尽力してきた現地、アフリカの人々は、
行き場のない怒りと、言いようのない不安を抱きつつ、厳しい現実と対峙しています。
悲しい話で、残念な話で・・・
アジアやアフリカの人々が経済的に豊かになって、その見返りがゾウやサイの命なのでしょうか?
高価な工芸品が必要なのでしょうか?
犀角でなければならない理由な何?具体的な薬効は犀角には認められていないそうです。
密輸で違法行為だから値が上がる、値が上がれば悪い人たちが群がる・・悲しいです。
どうかどうかこの子達に温かい支援をお願いします。
命がけで密猟を取り締まるレンジャーがいます。
私にはそんなことは出来ません。だから資金の足しになればと少しの寄付をします。
密猟・違法取引と戦うために
活動資金をご支援ください!
WWFマガジンより