今日の一枚

 小さな幸せを
見つける名人になりたい

夕顔

2008-08-28 18:51:16 | 写真日記
やっと撮れた(^^;朝顔と一緒にタテズに巻きつかそうと、試みたのですけど、ほとんど失敗(ToT)細々と伸びた茎に花芽が数個。寂しい緑のカーテンです。

テニス

2008-08-14 19:49:49 | 写真日記
XaviX テニスを入手(^o^)テニスはリュウマチ発症前に、とても熱心に取り組んだスポーツ。テレビゲームだけど、かなり本格派。病気のほうが、調子がいいので、ためしに買ってみました。今、肩と手首が痛い(:_;)ぼちぼち楽しみたす。

『ガラパゴスの自然保護 半世紀の活動とその未来』(前編)②

2008-08-13 19:33:00 | WWFマガジンより
 『ガラパゴスの自然保護 半世紀の活動とその未来』(前編)②
 外来生物の脅威と保護活動の始まり
 ガラパゴスの野生生物は、いずれも海流や風に乗ってやってきた
生きものたちの子孫である。そのため、島々の固有種には、鳥類や
爬虫類、アシカなど海生哺乳類が多く、逆に、1,000キロもの海を
自力渡ることのできない大型の陸生の哺乳類は、歴史的には生息
していなかった。

 ところが16世紀以降、島が海賊や捕鯨船の寄港地となり、
人が訪れるようになると、状況が一変した。
人が船に持ち込んだ、イヌやネコ、ネズミ、ヤギなどが
野生化し、在来の自然を脅かすようになったのである。

 ネコやネズミは、鳥やその巣、ゾウガメの幼体やイグアナを
襲い、ヤギは植生を食い荒らして島の生態系を根こそぎ揺るがした。
人も、食用にゾウガメを、毛皮目的にオットセイなどを乱獲。
その影響は19世紀以降、島への入植が進むと、一層顕著になった。

 百万年もの間、悠然と生きてきたガラパゴスの生きものたちは、
この突然の脅威の出現になすすべもなく、各島で減少。
ゾウガメも一部の島で姿を消し、陸生の数少ない哺乳類である、
ガラパゴスコメネズミ類も数種が絶滅した。
これらの固有の生きものたちは、ガラパゴスの島々だけでなく、
地球上から永遠にその姿を消してしまったのである。

 1934年、ガラパゴスを領有するエクアドル政府は、
いくつかの島々を保護区に指定したが、これは決して十分な措置ではなく、
本格的な活動がスタートしたのは1950年代、島の自然の未来を懸念した
研究者の警告を受け、IUCN(国際自然保護連合)とユネスコが、
保護に乗り出してからであった。

 その最初の取り組みは、島々の自然調査、および保全活動の拠点と
なる「チャールズ・ダーウィン研究所」の設立である。

 1964年に落成したこの研究所は、島々の自然調査をおし進め、
激減していたゾウガメの研究と人口繁殖に成功。1970年代に
入ると、いくつかの島々では、野生化したクマネズミやヤギの
完全駆除も実現した。当時、誕生したばかりのWWFも、
最初期の主要プロジェクトの一つとして、研究所の設立と
その活動を全面的に支援。ガラパゴスの保全は、軌道に乗り始めた
かに見えた。

 しかし、外来生物の脅威を根絶するのは、容易ではなく、
さらに新たな問題も島に迫ろうとしていた。
1980年代のことである。


 いつも自然のバランスを崩すの人間。
駆除されたネズミやヤギも、初めての土地で生き抜くため必死に
適応していったのでしょうね。
そして、また人間のために駆除された。
まったく、人間が一番恐い。

『ガラパゴスの自然保護 半世紀の活動とその未来』(前編)①

2008-08-06 19:59:51 | WWFマガジンより
『ガラパゴスの自然保護 半世紀の活動とその未来』(前編)①
 鳥と爬虫類の王国、ガラパゴス諸島。活発な火山活動を続け、
巨大なリクガメが闊歩する島々は、原生の地球の姿をとどめた、
世界屈指の自然遺産である。

 しかし、ここに人間が訪れるようになってからわずか数百年で、
島の自然は大きく変貌した。他に類を見ない独特の生態系を、
未来に引き継ぐことはできるのか。過去の取り組みと、
これからの課題を考える―

 「進化論」の島々
 ガラパゴス諸島は、南米エクアドルの沿岸からおよそ1000キロの
太平洋上に浮かぶ、大小120あまりの島々や岩礁からなる。

 位置はほぼ赤道直下だが、南極海から北上するフンボルト(ペルー)
海流と、太平洋の深部を東流して、諸島付近で海面に湧き上がる
クロムウェル海流という、2つの還流の影響により、気候はおおむね
冷涼だ。さらに、北からの暖流(パナマ海流)を加えた複雑な
海流が、島の気候と植生を、きわめて特異かつ多様なものにしている。

海辺に近い低地には乾燥した荒涼が広がり、火山を取り巻くやや標高の
高い場所は、湿潤で緑が多いのも特徴だ。高地によっては、雨が低地の
数倍も降るところもある。

 島々が見せるこれらの景観については、1835年にガラパゴスを訪れた
チャールス・ダーウィンも、著書『ビーグル号航海記」の中で触れている。
さらに、この若き博物学者は、ガラパゴス諸島固有の生きものたち、
すなわち、体重220キロ以上にもなるゾウガメや、海では海草を、
陸ではサボテンをかじる奇妙なトカゲ「イグアナ」、そして島の随所で
見られる小鳥のフィンチ(ヒナ)類などについても、
興味深い観察日記を残した。これらの生物の中に、すむ島の環境に
応じて、食物やその姿を変えた動物がいたことが、ダーウィンに
「進化」という着想をもたらしたという話は、広く知られている。