ひまわりなお葬式・家族葬

お葬式・葬儀に関しての情報や考えていることをツラツラと書きます

宗教者は葬儀に必要なのか?

2005-07-21 17:02:36 | Weblog
実際に葬儀のお手伝いをしていると殆どの方は宗教者を呼びたいとおしゃいます
日常、何かの宗教を信仰している訳ではないお家でもです

その理由はお経ぐらい上げてあでないと成仏できない様な気がするのと言われる
事が多いと思います
成仏の本来の意味は横に置いといて日本人として良く気持ちは理解できます、
仏教を信じているとか信じないとかの問題ではなく故人が安らかに眠って
貰うためにお経をとおしゃっていると思われます
故人の魂や霊を鎮めて安らかにとの思いです

この魂や霊を鎮めて安らかに眠ってもらいたいから人々は葬儀を行うと思う
のです、もし魂や霊の存在を全く否定するのであれば遺体の処理だけでいい
はずです、でも愛する方が亡くなった場合、遺体だけの処理ではなく安らか
に眠って貰うために坊さんを呼んでお経を上げてもらうのだと思います

でも、よく考えてください坊さんだけが魂や霊を鎮めることが出来る訳
ではありません
宗教者がその役割をするのであれば神道、キリスト教など宗教は沢山あります
別に仏教が駄目だと言っている訳ではありません、現在の意味の無い葬儀を
しなければならないとの呪縛から解き放たれて頂きたいと思っているのです

貴方が仏教を信じていればその作法通りに行われる葬儀はより良いものでしょう
でも何も信仰していないのなら故人縁の方々が「祈る」又は「思い忘れなければ」
故人の魂や霊は安らかに眠れると思います

なぜならば父親、母親が愛する我が子を祟ることなどありえません
日本人は代々親から子へ過去から未来へと愛情があるから続いてきたしこれからも
続いて行くと思うからです

最も大切なのは皆さんの死生観であり、どの様なお別れをしたいかが重要なのです
それにより宗教者がいるのか、いらないのかが決まります、皆さん次第です

人は生れながらにして死すべき存在としてこの世に生を受けます、必ず愛する方との
別れの時は来るのです、その時に後悔がないお別れが出来る様に決断して下さい

より良いお別れが出来る事を切に願います
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