生活保護受給者の事について触れましたので
つい先日、東京都瑞江葬儀所で行った時の事を書き込みたいと思います。
事前に東北地方のとある福祉事務所よりご連絡があました。
その東北地方で生活保護を受けている方のお子様が東京でお亡くなり
になったと依頼され、東北からは、お母様が前日の夜行バスで
今朝到着されたと言う事で大変だったと思います。
当日は大雨で、朝9:00に東京の霊安室で初めてお会いさせていただき
ご子息が大変な中お気づかいできるすばらしいかたでした。
霊安室でご納棺し、寝台車にて瑞江葬儀所へ移動し安置させて
いただきました。
ご火葬まで瑞江葬儀所の予約の都合で2日ほどお待ちいただきます。
生活保護受給者の方が主催する葬儀と言う事で、火葬料金は24,300円が
600円となりましたが、霊安室保管料金は変更がありませんでした。
火葬日は、すばらしい晴天です。
東京都瑞江葬儀所へロビーでお待ち合わせをし
お別れホールへご案内し、ご焼香していただきます。
お別れホールでは、お棺の近くへはよれません。
焼香台より約3m前方に安置してある棺を前にしてご焼香いただくだけです。
その後、裏手へお周り頂、故人様のご確認をしていただき、瑞江葬儀所職員
がお棺を台車にて約20~30mほど押していきますので、その後に続き
すすんでいただくと、火葬炉前となり、炉へとなります。
火葬時間はおよそ1時間、お待ち合わせをしたロビーでお待ちいただきます。
個室もありますが、有料です。
火葬中の飲食は、売店がございます。
瑞江葬儀所へは、飲食物の持ち込み可能ですがきちんと
後片付けを行わなくてはなりません。
↑炉にお入りいただいたのち、火葬棟を見ると煙が上ってます。
昔なら、仏様のもとへ登っていく、等と言えましたが、今では
環境問題や、近隣の方々の心情など難しい事が多々あるそうです。
瑞江葬儀所駐車場へ行くとなにやら車の天井にアンテナを付けた
車両が沢山止まってます。↓
さすが、下町の火葬場ですので、地域間で密接な付き合いが
あり、この様なアイテムもその地域で用意されているのでしょう。
などとしていると、収骨のご案内となり、ご収骨室へ案内し収骨して頂きます。
喪主様は、これからまだ、故人様の後片付けがあるそうで、故人様の
お住まいへ行かれるそうですので、そこまで車で送りました。
その場でさよならを告げると、故人様の弟様が大きな声で
「ありがとうございました」と言う少しびっくりするぐらい大きめの声と、
お母様の涙が今も私の心に響いています。
思えばお母様とはお会いした時からずっと泣いている姿しか見ることが
できませんでした。その涙をみるたびに
「親不孝したなぁ」と思わされます。
親より先に死んではいけません。 不幸な死に方をしてはなりません。
私ども死に関する職業者からすると、こんな事を言ってはいけないと思いますが
他の人に迷惑をかける死に方があります。そんな死に方をしてはいけません。
私はお亡くなりになられた方をもう、何百人もしかすると何千人かも
しれませんがみてきました。
自殺を考えている人に人が亡くなるとどうなるか、どんな悲惨なことになるか、
どんなすがたになるのか、火葬されるとどうなるか、など見させ、
残された人がどうなるかを見せ、考えさせたいものです。
ほとんどの火葬場は、市営、町営など公営で、その市町村
にお住まいの方の火葬料金は無料なのですが、東京都の
区部(23区)にある火葬場はすべて有料です。しかも都営
の瑞江葬儀所でも大人の火葬料金が24,300円(2009年現在)
と結構な金額です。【来年また値上げされると噂されてます】
民営の48,300円と比べればリーズナブルですが、本当に
お金に困っている方には、突然の出費は死活問題です。
生活保護受給者が主催する葬儀もしくは生活保護受給者
が亡くなった時は、ケースワーカー(福祉事務所の担当の方)
へ一度訪ね、【生活保護18条による、葬祭扶助減額証明書】
の発行が可能かお確かめになり、対象となるようでしたら
東京都瑞江葬儀所なら火葬料金が600円になります。
都内にあるほとんどの火葬場が民営ですが、その民営火葬場
での要保護者料金は12,500円となります。
ひまわりでの火葬のみプラン(ミニマムプラン)は
通常価格95,000円(東京都瑞江葬儀所プラン)ですが、
葬祭扶助減額証明書の発行が可能でしたら、
71,300円(2009年現在)となります。
民営火葬場でのミニマムプランは、通常価格136,500円ですが
減額・公費対象の方は100,700円となります。
(民営火葬場はその他心付けをお願いしております。)
詳しくは ミニマムプランのページ と
生活保護受給者の方と福祉事務所の方へ を参照ください。
※臨海斎場でのミニマムプラン減額・公費を使用した料金は
通常115,000円が108,000円となります。
臨海斎場火葬料金 23,000円
臨海斎場 減額・公費 火葬料金 16,000円
と7,000円の差額となります。
前日に病院へお迎えに行った方を
飛行機の加速などで棺の中で移動しないように
ご納棺して、ドライアイスも同様に移動しないようにし
寝台車で羽田に出発です。
←羽田空港JAL
到着し、空輸の手続きをします。
←JALカウンター
今日は5月15日です。
当日は2009年5月13日です。
←コンテナへお乗せする
カウンターよりコンテナの場所まで移動します。
他の荷物と一緒にしません
一つのコンテナを貸切でお乗せします。
このあとカバーをかけて、ベルトで固定します。
←当日はあいにく
小雨がばらつくような天気でした。
涙雨でしょうか、、、、
2日間のお付き合いでしたがありがとうございました。
ご遺体搬送・ご遺体空輸につきましてくわしくは↓
http://www.funeral.co.jp/catalog/options/syaryou/hansou.html
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