ひまわりなお葬式・家族葬

お葬式・葬儀に関しての情報や考えていることをツラツラと書きます

戒名は故人の為ではなく遺族の為?

2005-07-12 09:12:10 | Weblog
戒名は亡くなった方に頂く名前の様になっていますが戒名は本来生前に仏教に帰依した人
が頂く名前です。現在、多くの方が仏式での葬儀を行っています、そしてお亡くなりにな
られてから遺族が戒名を買う形で故人に戒名がついているのが現状ではないでしょうか?

戒名は故人の為につけているといいつつも実は遺族の心を満足させると言うか罪悪感を
ぬぐう為の行為かもしれません
(別に悪いわけでなありません、心が落ち着くのであれば良いことだと思います)

葬儀は故人の為を思い、亡き人を偲び、あの世に送る為にされているとお考えの方が多い
かと思います
しかし、葬儀は故人の為だけではなく遺族の為でもあります、人間は死別したとき多かれ
少なかれ亡き人に対して行った行為に後悔をすることがあり、それは罪悪感を生みます

派手な葬儀を行う一面にはその罪悪感をぬぐうというかこれだけお金をかけたのだから
許してもらえるのではないかと心理が働いているのではないでしょうか?

葬儀屋の売る為の台詞で「故人様の為にもなります」なんてのがありますが祭壇や戒名も
故人に対して出来るだけの事はしてあげたい遺族の心理をついているのではないでしょうか
(なんか人の足元を見ている様でいやなんですが...)

これは非常に難しいのですが喪家により異なるのですが兎に角出来る事は自分(喪主)が
我武者羅にがんばって故人に対して出来るだけの事をしたと思われる方と兎に角いっぱい
お金をかけて盛大(宗教に 食事に 飾りに)に葬儀をしたことにより故人の為に....
と思われる方もいます

葬儀屋も商売で飯を食べているので売らないと生活できません、でも喪家の方々にどんな
形にせよ後悔はしてほしくないので色々とお勧めする一面もあるのです

ちょっと話題からずれそうなので戒名に戻りますが一部の宗教者の方々は戒名を売買する
のはおかしいと思い戒名の売買をやめよう!とがんばっている方々もいます
しかし、遺族の故人の為と言う現実的には遺族の罪悪感を消す為に戒名を求めるのも現実
ですのでなかなか戒名の売買はなくならないと思います

なんども言いますが遺族がいやなのに高額な戒名料をとるのは良くないのですが遺族が
納得して故人の為と思えるならお布施して良い戒名をもらうのも悪くはないと思います
それで遺族の気持ちの整理がつくのならなおさらだと思うのです
コメント
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