ひまわりなお葬式・家族葬

お葬式・葬儀に関しての情報や考えていることをツラツラと書きます

恥知らずな無礼者  葬儀が何にもまして最重要とはいいませんが・・

2005-07-23 10:13:07 | Weblog
寝台車を運転していた時の事です。

御遺族様の自宅に故人様をお迎えに行き、寝台車に御安置していよいよ出発
という時、車の横や後ろを囲うように御遺族様御親族様が並んでお見送りさ
れており、第三者がその喪服を着た集団を目にすれば、ほんとにひと目見た
だけで普通ではない、何かご不幸があった事は察知できる状況でした。

さあ 出発だと走り出した時です 前からどこかの会社のトラックが向って
きました、T字路の交差点での擦れ違いでお互い相手の居る方へ曲がりたい
と思っておりました、この場合どちらかが一旦 行きたい方向ではないです
が違う道に車の頭を少し入れれば楽に擦れ違う事が出来ます。狭い道では偶
に遭遇する状況ですよね。

こちらは周りにお見送りの御遺族達がいらっしゃるのでバックはしにくく、
故人様も乗ってらっしゃるので、正直あまり寝台車を機敏な動きで運転した
くなかったので相手の好意に期待しておりました。 ありがたい事にほとん
どの方は喪服を着た方々を見て状況を認識し、こちらに配慮してくださいま
す、言ってしまえばその日本人の優しさに甘える形になっているので普段は
本当に感謝しております。 だって誰でも自分中心で動いた方が楽なのに、
それを譲ってくれるんだから、ホント有り難いです。

しか~~し!!   こんにゃろう様は違いました。

この運転手、クラクションならして身振り手振りで除け除けと突っ込んで来
ます。

御遺族様の前でもめる事などあってはなりません、御遺族様がトラックに道
を譲って欲しいと身振りでお願いしていらっしゃいましたが、トラックはそ
んな事もまったく無視、ジリジリと前進してきます。

ま~ こちらが素直に道を譲ればいい事なので御遺族様に車から離れて頂い
てトラックをやり過ごしました。こちらの車内には私を含め三人の社員が乗
っておりましたが皆怒り心頭・・・・・口々に悪態をついておりました。
後にその御遺族様や御親族さまもあまりの態度に悲しかったとおっしゃって
ましたので、本当に残念です。

昔 葬列というものがあり、街中を列をつくり進むのですが、この葬列に割
って入るなどあってはならない事とされていたそうです。そんな決まりがな
かったとしても、当時の方々も現代の我々も人のご不幸を見れば、邪魔にな
らない様に配慮しますよね、当然の気配りの範疇だと思うのですが違うので
しょうか?
何も葬儀が最優先されるべき事だと言ってるわけじゃないんです、私だって
譲れない事もあると思います、ただ足を止めて譲ったり、大声で話すのを少
し我慢したり、そんな事が「する必要の無い物」と感じてしまうような国民
になってしまったのでしょうか?  だとしたら悲しい事です・・・・。
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2 コメント

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こんな古い記事に今頃コメントすみません。 (川崎北子)
2007-08-05 13:25:10
たまたまこのブログをみつけ
一番古い記事から読んでいたところでした。

実は、つい先日妹が急死しまして
数日間車の出入りが多かったのですが、
おむかいさんの若夫婦(私や妹と近い世代)が
道の真ん中で洗車をしていて
家の前まで車が来れない事がありました。
こちらが立ち往生していると
“ねえねえ何かアタシたちヤバクない?
もしかして迷惑ってやつ?”と言った態度で
ニヤニヤしてるだけで非常に腹立たしかったです。
自宅で救急車騒ぎがあった時から知っている
はずなのだから数日間は道をふさぐような事は
自粛してほしいと思うのは遺族の勝手でしょうか?

では、また読み進めて気になる事があったら
コメントさせて頂くかも知れません。失礼します。
返信する
コメントありがとうございます。 (himawari)
2008-08-09 13:00:30
川崎様コメントありがとうございます。
車のハンドルを握る機会がある方なら
マナーの良い人、悪い人、マイペースすぎて
迷惑な人、色々な方がいらっしゃいますね、
車から降りてもマナーの悪い人、川崎さんの
おっしゃるように、近隣の方がそうだと
大変です。
ずいぶん昔の話になりますが
芸能人の柏原崇さんが都内の細い道を自家用車で
走行中、開業医が自身の診療所前で洗車していて
柏原崇さんが通れずもめた事件がありました。
↓参照
http://gemini.way-nifty.com/dressup/2005/01/post_6.html
いくらマナーの悪い人、いやな思いをした、
と言った事があっても、そこでもめるのは
自分の思うがままの感情を出すだけの
自己満足でしかありません。とくに川崎さんや
私共のケースですと、亡くなられた方も
そこでもめる事をのぞんでませんでしょうしね、
いやだったことは早く忘れて
そう言ったケースを反面教師として自身に
プラスにしましょう。
またお気軽に遊びに来て下さい。
 
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