地杭かい。。。

　建築の仕事をしていると、色々な現場に出くわします。
　事実。。。。何じゃこりゃ～～～

　と。。。騒いだことも少なからずあります。。。。


　こんなことを書いていいのかな～～～


　まあ。事実として、その時には『最良』だった方法が、近年だと、『おいおい』となる場合が殆どで、『時代』というのも、あるのは事実。。。


　さて、今回の物件ですけど。。。。。
　家主さんが、ご病気かなんかで、、、、今いなくって、、、、、、、、良くわかんない
　とにかく、今、現在、いないので、その間に、リフォームしましょう。。。という物件を見てきました。

　外部はそのままで、内部、内装を改装するということで、解体作業中・・・・・・



　ん？





　ほほ・・・・・







　エヘ




　床板を剥いだ状態の写真ですけど、、、、『地杭（じぐい）基礎だ～』


　と。別に、することはないのですけど・・・・


　現在の北海道、十勝地方の住宅基礎については、【古いブログ：住宅マメ知識】でも書きましたが、土地柄、深く、頑丈な基礎を作るのが、現在の常識。。。。

　今回の基礎は、外周面、荷重のかかる場所は、深基礎にして、基礎梁を、『地杭』で受けるタイプの住宅。。。。


　本州なんかでは、現在でも行われるけど、北海道では、殆ど見ることのない基礎のタイプだと思って良いと考えます。



　今回の住宅は、築５０年以上の住宅な為、基礎部以外でも、驚いたことがあったけど、現在で、上記写真のような形での建築は行いません。

　梁と杭をつなぐ木ですけど、鎹（かすがい）が入っていません。
　現状は、５寸の釘で止めてあるので、問題ない（？）とは思いますけど、今ではダメです。また、杭と木の接続も・・・・問題ありあり。。。です。


　地杭が悪いとは言いません。
　ごく最近でも、車庫の基礎として、地杭を使いましたし、増築工事でも、上記同様、梁受けとして使っています。

　が。。。施行要領を守らないと、建物が傾く可能性があるので、、、、特に、北海道では・・・・・・・・



　書きたいことは山ほどありますけど、、、、専門的すぎ・・・・なので、止めますが、もし、『リフォームで・・・』なんて来た、スマイルの愛想の良い若者が来たときには、、、、絶対に

　間に合ってます

　と。答えてください。

　今まで、紹介したような基礎の場合、『悪質リフォーム会社』にとっては、最高のお客さんとなる可能性が高すぎます


　『杭受けが～～～』なんて言ったら。。。。。



　 『こんな杭打ち機を持ってくるの』と怒鳴ってやってください。。。

　最終的に、自分の住宅を、、、いや、自分の生活を、、、、、もういっちょ。。。自分を守るのは、『知識と度胸』だからね




　さて。。。くどい話だったので、、、お口直しを・・・・・・

　建物を見る機会が多い私メ・・・・・・面白い建物も・・・・・・・・・


　こんな。。出ました～～～～～