壁屋の十勝情報

出来るだけ十勝(帯広)情報を提供しようと思っています。北海道のなかでも北海道らしい十勝地方を知って!!

夕張市問題

2006-11-19 21:14:35 | 十勝以外地域
 2006年6月20日。『夕張市財政破綻』という新聞の見出しが躍り、私メの様な北海道道民。そして、日本国民が驚いたと思います。
 タイムリーな話題として、その時に紹介するのが一番良かった。とは思っていたのですが、『再建案』がでるまで待つことにして、今回、薄学ながら、少し、ご紹介しようと思ったわけです。


 夕張市。夕張。。と聞いて、思い出すのは何でしょう?

 『メロン』、『石炭』、『観光』、『映画』・・・・・

 夕張市は、炭鉱の町として発展発達しました。
 明治の時代に、炭鉱の開発とともに、炭鉱マンが集まるようになって、最盛期では12万人の人口を誇る立派な都市として発展したのですが、時代が、『石炭』から『石油』に移行するにつれ、その繁栄は衰退の一途をたどり、現在、総人口は約1万3000人。

 これは、あくまで余談なのですが、現在の日本の『市制施行』を採っている都市の総人口では、下から見ると以下のようになります。

○夕張市  ・・・ 1,3000人
○赤平市  ・・・ 1,4000人
○三笠市  ・・・ 1,1000人
○歌志内市 ・・・   5000人

 全て、北海道の都市で、これも共通してますが、元炭鉱都市です。
 『市制』というのは、基本的には『総人口』で5万人以上で『・・・市』となります。色々な条件はありますが、基本は人口です。
 上記都市では、その用件を満たしてはいませんが、一度、『市制施工』された都市は、町や村には戻ることは出来ないようなので、『市』のままです。


 話がそれました。


 『財政破綻』
 難しく書けば、難しい。。。。
 でも、簡単に書けば、簡単で、個人に置き換えてみると・・・

 『収入が減ったけど、見栄えは良くしたいから、取り合えず、親(国)にでも借金しよう。でも、借りたお金だから、返さないと・・・・
 まあ、親が甘いから、借金を返す代わりに、また、借金しよう・・・
 やっぱり、収入が増えないな~、、まあ、いいや、家計簿(帳簿)を細工して、また、借りればいいか~。。
 なんか、、絶対、返せない金額になっちゃった・・・・

 ドッカ~ン。。。 』

 こんな感じですか・・・・


 『負債 540億円』

 人口1万3000人で、均等に割りますと、約『4,153,000円』
 生まれたばかりの子供まで、約400万の借金を持っている計算になります。
 夕張市の一般会計予算は110億。。。
 どう考えても、返すことの出来ない金額まで借金をしています。

 金額に関しては、報道等での数字を載せていますので、正確には掴んでいないのですが、それにしても、凄い借金です。


 『起債』という、『地方』が『国』及び『道庁』に行う借金の取り扱いにも、問題があったと報道されていますが、『ヤミ起債』については、色々と書き方を試してみたのですが、どうしても難しくなるので、やめます。


 夕張に行ったことのある方は分かると思うのですが、『夕張メロン』という、最高級の特産品を持っている街とは思えないほど、寂しい町になっています。

 『財政再建団体』となった、夕張市は、当然、厳しい負担を強いられることになります。
 夕張市職員給与は削減され、市長は50%カット、助役は40%カット、教育長は25%カット、一般職員も15%カット。当然、職員数もカットされます。
 市職員だけの負担ではなく、住民も負担はしいられまして、税金のUP、公共施設の利用料UP、上下水道の料金UP。。。個人的には、一番厳しいと思っているは、学校や病院の統廃合です。

 学校施設は小学校7校、中学校4校が、統廃合され、小中1校ずつになります。
 病院施設はもっと深刻で、明確な数値が出ていないところをみると、最悪のことも考えないといけない場合が出てきます。


 今回は、『夕張市』が、財政破綻をしました。
 では、皆さんが住んでいる都市では、財政は健全ですか?

 私メが住んでいる『帯広市』は、地方債で、『100,386,079,000円』。。。。借金まみれです!!

 現在、帯広市では、『屋内スピードスケート場』の建設設計が始まっています。
 総事業費。約60億円。。  年間維持費。約2億円

 大丈夫


 他人事ではありません。国の借金だって・・・・・・


 難しい話を長々と書いてしまいましたが、、、、なにせ、忙しいだけ忙しくって、全然儲からない そんな、経済にも怒りを感じて、、今回の投稿にしました。。。