壁屋の十勝情報

出来るだけ十勝(帯広)情報を提供しようと思っています。北海道のなかでも北海道らしい十勝地方を知って!!

耐震偽装問題 総括

2006-10-06 21:47:01 | 政治・耐震問題
 『耐震偽装問題』


 私メにとって、このようなブログを立ち上げるきっかけとなった事件から、かれこれ、約一年となりました。
 当初は、ごく。限られた物件での問題と思っていて、気にも留めなかったのですが、日に日に、問題は拡大、複雑化し、結局のところ、住居者は退去を余儀なくされ、設計、デベロッパー、施工者に逮捕者が出る。また、国を揺るがす、大事件となりました。

 私メが、『耐震偽装問題』について、真剣に考え出したのが、今年の一月初旬だったと記憶しています。
 人が、人らしい生活をする為には、『衣・食・住』全てが必要になりますが、その、『住』の部分に、人の生命が脅かされる。その危険な物件に住んでいる人達が居る。

 そのことを考えると、建築に携わる人間のひとりとして、どうしても、許すことの出来ない感情が生まれました。


 その様な中、民主党が、『震強度偽装問題徹底究明サイト - DPJ Supporters Site』を立ち上げ、そのサイトに参加することになりました。

 色々な立場の方々が、その見識、良識、立場を述べ合いながら、『どのようにするべきか』。『どうしたらよいのか』を真剣に議論してきました。

 私メは、当然、現場サイドの意見として述べてきたのですが、どうしても、忘れられないのは、その当時、議論に参加されていた『悲しいママ』さんのことです。

 『悲しいママ』さんは、被害者当事者であり、実際に、今現在の状況を生々しく報告してくれました。

 時には、気丈に。時には、本音を・・・・

 私個人の意見として、設計も、施工も、デベロッパーも、アドバイザーも、下請業者も、そして、行政も、全て同罪・・・・・罪名的には、言えませんが、人々の生命を危険にさらす状態にしたのですから、その保証はして貰わないといけません。


 昨今の、マスコミは、のど元をすぎれば・・・なんとか。。。。の状態で、小嶋元社長の初公判(5日)に関しても、殆ど素通り状態のニュースにしかなりません。


 本当なら、もっと議論をして、建築に関して・・・いや、住居という、人が住んで、安らぐ空間について、考えてみたいと思っています。


 もし、許されるのであれば、現場の状況や、個人的な考えを少しずつでも述べさせて頂けたらと考えています。

 ブログ名である、『壁屋の十勝情報』とは、違う方向になることになると思います。
 私一人では力不足で、なにも変えることは出来ないと考えていますが、少しでも、人が住む住宅。。。。いや、居住空間について考えたいと思っています。


 タイトルに『総括』と書きました。。。

 私にとって、本当の総括は、何時来るか分かりませんが、少しでも、参考になるような情報を提供しようと思っています。


 本当に、安らぐ空間を持っていますか?

 本当に、安心して生活できますか?

 本当に、家を愛してますか?



 まだまだ、、、、壁屋は、力不足です。。。。