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ガソリン、136.2円 需要低迷で4年ぶり安値

2015年01月29日 07時29分56秒 | 経済
 ガソリンが27週連続で値下がりし、約4年ぶりの安値となった。資源エネルギー庁が28日発表した26日時点のレギュラーガソリン店頭価格(全国平均)は前週比3.4円安の1リットル136.2円だった。原油安により、直近の高値を付けた2014年7月から2割下落した。ただ、長期化する価格下落が消費拡大に結びついていないとの声もある。

ガソリンスタンドで給油する女性(東京都世田谷区のシンエネ八幡山SS)
 石油連盟によると、元売りなどを含む1月18~24日の出荷量は前年同期と比べ約4%少ない。3週連続で前年を下回った。店頭では「12月の販売量は前年並みだったが、1月は前年比5~10%程度少ない」(都内の特約店)と指摘する声も少なくない。

 年末年始の高速道路の利用は低調だった。国土交通省によると、14年12月24日~15年1月4日の高速道路の交通量は1日平均で前年比7%減った。降雪の影響により、電車などを利用する人が多かったようだ。

 ドライバーには「食品などの値上げが相次ぎ、ガソリンが安いからといって車をどんどん使おうとは思わない」(都内で給油した50代の女性)と話す人もいる。



 スポット(業者間転売)価格も下落傾向が続いている。京浜地区のガソリンのスポット価格は1リットル101.75円(海上物、中心値)と昨年末より11%安い。「急いで買う必要がないとみて、原油がさらに下がるのを待つ業者もいる」(燃料商社)という。

 灯油も22週連続で値下がりした。店頭価格は前週比3円安の1リットル83.7円。約4年ぶりの安値となった。灯油の需要は天候に大きく左右されやすい。コープさっぽろ子会社のエネコープ(札幌市)は「寒かった12月は販売が堅調だったが、気温が上がった1月中旬からは値下げしても前年を下回っている」という。

 原油価格は足元で下落が一服していることもあり、今週はガソリンの卸価格を引き上げたり、据え置いたりする元売りもある。ただ、調査を担当する石油情報センターは「今までの卸価格の下落分が店頭に反映しきっておらず、来週も値下がりする」とみている。


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