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ソフトバンク「ペッパー」 愛嬌の裏、秘めた野望

2014年07月07日 07時07分30秒 | 経済
 「2001年宇宙の旅」、「スターウォーズ」、「ターミネーター」、「鉄腕アトム」、「ドラえもん」――。映画や漫画などSFの世界で活躍してきたロボットが現実空間に進出してきた。原子力発電所の復旧現場、最先端の手術室、昼夜問わずに注文を受ける通販会社の物流倉庫、介護の現場などに必要不可欠な存在。ロボットはどこに向かうのか。

ヒト型ロボット「ペッパー」は人の表情や声から感情を理解する(東京都渋谷区のソフトバンク表参道)
 「新しいケータイに興味はありませんか」ソフトバンクモバイルの旗艦店「ソフトバンク表参道」。愛嬌(あいきょう)のある笑顔のヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」が顧客を迎える。6月に配属された営業の即戦力。3台が疲れ知らずで接客し、子供からシニア層までが連日行列を作る。

 ペッパーの特長は相手の表情の変化や声から感情を理解すること。血液型などの日常会話で切り出し、営業トークを織り込む手練手管を見せつける。店舗に寄った中原和恵(35)は「最近忙しいですかと心配されてドキッとした。映画で見たロボットが現実になった」と興奮する。

 感情を理解する秘密は「クラウドAI(人工知能)」。カメラとマイクで相手の表情や声を読み取って無線通信「Wi―Fi」でデータセンターに各種情報を個人を特定しない形で蓄積。ビッグデータ分析を行ってペッパーの能力を毎日引き上げる。先週末から要望の多かった握手や記念撮影でのポーズを始めた。


■近く朝礼に参加

 副店長の上田晶子(29)は「ペッパーのおかげで来店数が1~2割も増えた」と笑顔を見せるが、実は喜んでばかりもいられない。クラウドなので能力は無限大。店舗の客足、販売員の営業成績も分析できる。近く朝礼への参加を始める予定で、ペッパーが販売員を指導する日は近い。

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