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ダークフォース続き(仮)新規です

ダークフォースDFと続きに仮セカンド。
新規とDF追加再編です

第二十四話 II 「落としワナ。」

2014年06月04日 09時27分10秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞう先輩の冒険 第二十四話 II


   「落としワナ。」


 ためぞうは、ワナを気にしてはいけないと、
 いつも通りに朝起きて、

 牛乳配達です。

 エリス姉さんは、ラジオ体操ギリギリの時間まで、
 夢の中にいます。

 レオクスさんには、見せられないなと、
 ずれたシーツをきちんと直して、
 お出かけします。

 朝早く、それこそ夜明け寸前の時刻に、
 ためぞうは、レミーアさんに出会います。

 今日のレミーアさんは、ジャージに白のベレー帽です。

ためぞう「めずらしい時間に会うね。」

レミーアさん「おはよーございます。

       自分も、ジョギングくらいはしようと、
       いうのが半分、建て前で、

       本音は、ワナとか予告してしまった、
       責任感じてるっす。」

ためぞう「ありがたいことです。

     すぐ、配達済ませるから。」

レミ-アさん「あ、いつも通りに、

      急ぐと危ない気がするっす。」

 レミーアさんは、自転車の速度に、
 ランニングで付いて行きます。

 ためぞうコーチと、
 レミーアさんの特訓のような光景に見えます。

 ためぞうは、いつも通りの時間に、
 亀吉さんに、新鮮な牛乳を届けます。

 ちゅんちゅんと、
 小鳥が鳴いています。

 時刻は、5時半くらいです。

亀吉さん「今日は、カノジョさんと一緒やね。」

レミーアさん「よ、よろしくお願いします。」

 最初の、ワナです。

ためぞう「えぇーー!」

亀吉さん「仲人は、オイにまかせちょき、
     レミーアさん。」

レミーアさん「日頃より、実家の方がお世話になっております。」

 二人は、仲良しさんのようです。

 一緒に、牛乳飲みながら、話しに花が咲いています。

亀吉さん「ためぞう君も、いろいろ大変だろうから、
     ちょろっと、選択肢ば出すバイ。」

 朝一から、選択肢です! 


 ・亀吉さんに、仲人を頼む。

 ・船に乗って、決戦 リヴァイアサン。

 ・亀吉一家として、世界のビジネスの先端を駆ける。
  (学業両立は、難しそうです。)

 ・さらに、違うワナに飛び込む。(危険です。)


亀吉さん「選びやすいと思うけど、ダメかの?」

ためぞう「非常に魅力的な提案でとは、思うっす。

     でも、亀吉師匠にもっと学びたいのです。」

亀吉さん「オイは、感動したー!」

 ワナが解除されました。

 亀吉さんは、勢いでもう一本牛乳を飲んでいます。

ためぞう「手合わせ、楽しみにしてます。」

亀吉さん「熱い戦いば、期待しとるよ、ためぞう君!」

 ためぞうは、こうして、
 朝のラジオ体操へと向かいました。

 今日は、レミーアさんも一緒です。

レミーアさん「さすが、亀吉さんは速攻っすね。」

ためぞう「いろいろ教えてもらってます。」

 ラジオ体操をやっている公園に着きました。

 ためぞうの知ってる方が、
 結構いらっしゃいます。

 レギュラーのエリス姉さん。

 ゲストのノルン姐さん。

 マベル。

 ホーネル。

 サフィリアさん。

 ネコx2さん。

 軍師アリサさん。

 レオクスさん。

 ヒゲA・Bさん。

 教頭先生。

 ローゼさん。

 リシアさん。

 アリス生徒会長さん。

 と、にぎやかです。

ためぞう「今日に限って、多いな。

     ブームなのか?」

レミーアさん「ここは、気にせず、
       体操しましょう。

       自然と一体になり、
       気配を風となして、
       共に学びましょう。」

 ためぞうは、真面目に朝のラジオ体操をこなし、

 スタンプ1こを獲得しました。

 みなさん、満足そうにスタンプをもらっていました。

ためぞう「あれ、レミーアさん?」

 レミーアさんの姿がありません。

 サフィリアさんの姿もありませんでした。

エリス姐「よう、ためぞー!」

 元気印のエリス姉さんです。

ためぞう「おう、おはよー。」

エリス姐「二人なら、ノルン姐に持ってかれたぞ。

     生徒会長さんも、一緒だったな。」

 ためぞうは、エリス姉さんから、
 ビタビタCRZドリンクをもらいました。

エリス姐「運動の後の炭酸は、うめーな。」

ためぞう「ゴクゴク・・・、プハー。

     シュワっときて、クゥーーー。

     なあ、もう一本あるか?」

エリス姐「おう、まだあるぜ。」

 ためぞうは、もう一本もらって、
 それをレオクスさんに渡しました。

レオクスさん「いいの? ためぞう君。」

ためぞう「シュワっとしましょう。」

レオクスさん「こ、これ、大事にするから。」

 レオクスさんが、とても喜んでくれたので、
 ためぞうは、満足でした。

 レオクスさんが、軽く本気を出して、

 ためぞうのワナを、すべて解除しました。

ためぞう「ぬおーーー!」

レオクスさん「ありがとね、ためぞう君。」


 サブタイトルが変更されました。

 「落としワナ。」 → 「いい日、ためぞう II 。」になります。

第二十四話 「かき氷 メロン味。」

2014年06月03日 10時47分18秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうさんの冒険 第二十四話。


   「かき氷 メロン味。」


 早朝、ためぞうは、
 エリス姉さんのずれた掛け布団を直して、
 牛乳配達に出かけました。

 まだ、お日様のオレンジが、
 ほのかに空を照らしているそんな時刻です。

 青とオレンジのコントラストの中、
 ためぞうは、坂道をせっせと自転車で、
 新鮮な朝の一杯をお届けしています。

 ためぞうは、始めの頃は、
 冒険したくて仕方ありませんでしたが、

 今は、すいぶんと変わってしまっています。

ためぞう「オレは、朝の一杯を届ける使命に、
     誇りをもっていたりするぞ。」

 ためぞうは、牛乳配達の帰りに、
 朝のラジオ体操に参加している
 エリス姉さんを見つけました。

 寝起きから、元気な人です。
 ジャージ着てます。

 ためぞうは、よっ! と挨拶して、
 魚市場に向かうつもりでしたが、

 エリス姉さんの横に、
 どこかで見た事のある女子がいます。

ためぞう「セリ・・・いや、おはようマベルさん。」

マベルさん「おはよーございます、ためぞう先輩。」

 そのマベルと呼ばれた少女は、
 言葉で語れるレベルではない、絶世の美少女さんです。

 天から舞い降りた天使がいるとすれば、
 その天使、15才さんがマベルさんです。

ためぞう(おい、セリカさん!
     勝手にマベル のっとってるんじゃねーよ!!)

偽マベルさん(本人の許可は得てあります。
       アイスクリーム3個で交渉成立です。)

ためぞう「そ、それじゃ、
     ノルン姐さんとこ行ってきますー。」

エリス姐「おう!」

 長居をすると、エリス姉さんに怪しまれそうなので、
 ためぞうは、
 ここは、スルーすることにしました。

 長崎ドラゴン魚市場に着きました。

 みんないつものように、一生懸命、
 新鮮なお魚を届けるため、ベストな仕事をしています。

 ちょっとまだ眠そうなサフィリアさんと、
 いつも元気な、レミーアさんの姿もあります。

 ためぞうは、ノルン姐さんに呼ばれて、
 味噌汁を頂きました。

ためぞう「しみるねぇー。」

ノルン姐「うまいのか?」

ためぞう「もちろん、最高に美味い。」

 ためぞうに味見をしてもらったノルン姐さんは、
 朝食の準備に向かいました。

 現在の、魚市場は、
 皆が大変活気にあふれまくっておりまして、

 主な理由は、うら若き乙女さん二人の加入と、

 最近、レオクスさんが
 よく市場に訪れるようになったことにあるようです。

 いいとこ見せたいのです。

 ためぞうだって、それは同じでした。

 レオクスさんは、特に褒め上手なので、
 おばちゃんたちの士気は常時100%の勢いです。

 また、明日も来てねと言われるレオクスさんは、
 これまた正直に、ちゃんと通っています。

 激しいブロックを掛けられているので、
 (ワゴンセールのようです。)
 ためぞうは、お昼休みに、レオクスさんとあっています。

ためぞう「オレは、うっすらでいい。
     コツコツがんばっぞ!」

 体力の付いてきた
 ためぞうは、
 ノルンから、配達も任せられるようになりました。

 荷車に、4トンのコンテナが積まれています。

ノルン姐「無理なら、やめとけよー。」

ためぞう「超特急で、届けてくるぜ~。」

 ためぞうは、筋肉痛になりました。

 荷物は、ちゃんと届けました。

 今日の、登校はサフィリアさんとレミーアさんと一緒です。

 サフィリアさんは、
 何か変なスイッチが入ったようで、
 カバンの中に、
 カードのバインダーを持ち歩くようになってます。

レミーアさん「自分も、さっそく使ってるっすよー。」

 明るくなった朝の通学路。

 お日様は、朝焼けから、
 もう白い光に変わっています。

 吹き抜ける風は、心地よい涼しさです。

 私服姿のレミーアさんが取り出したバインダーには、
 すでに、結構な数のカードが収まっています。

ためぞう「すげーな。

     これ、けっこういいデッキ組めるぞ。
     (遊ぶときの編成みたいな感じです。)」

レミーアさん「ためぞー先輩に、勝つつもりっす。

       アクションや、シューティング以外も、
       慣らしときたいんす。」

ためぞう「オレは、老練なる棋士さんと、
     いつも戦っているのだ。

     たやすくは、引かんぞい!」

サフィリアさん「わ、わたしも頑張ります!」

 サフィリアさんは、
 レミーアさんとは大親友の仲良しさんではありますが、
 負けられない戦いというものもあるようです。

 でも、バインダーには、
 3枚のカード以外、
 特典カードが1枚入っているだけなので、

 びっしり詰まったレミーアさんのを見せられては、
 エクササイズの方を頑張る他、なさそうです。

 かき氷もいっぱいシロップかけて食べたいのです。

サフィリアさん「はう・・・。」

 いくら食べてもスタイルの変わらないレミーアさんが、
 この時ばかりは、羨ましくもみえたそうな。

 そんなやり取りをしている間に、
 セントクラウス学園です。

 三年J組の今朝のホームルームは、
 エリナ先生のようです。

エリナ先生「教頭先生は、今、修行の旅に出でいます。

      ヒゲA君の存在が気になって仕方ないようです。

      では、点呼を取ります。」

 エリナ先生は、顔色一つ変えずに、
 淡々と、生徒の名前を呼び上げます。

 出席率は、相変わらず五割くらいです。

エリナ先生「では、ごきげんよう。」

 エリナ先生は、教室を一度あとにして、
 すぐに戻ってきました。

 その間、30秒です。

エリナ先生「では、国語の授業を始めたいと思います。」

 講義室に行くのが面倒だと思った、エリナ先生は、

 そのまま教室で、授業を始めました。

 参加希望者は、100人以上います。

 空席は、20です。

ためぞう「守り抜けぇー!」

 席を奪われないメンバーは決まっているので、
 ためぞうは、コンバットモード展開です。

 ヒゲAや、サフィリアさんたちの周りは、
 そよ風ですが、

 ためぞうは、嵐の中心にいます。

 エリナ先生は、一見適当に見えますが、
 その講義は、100点満点で597点くらい取れるほど完璧に近いものでした。

 ためぞうは、決死の覚悟でノートを取りながら、

 四つの構えを全発動して、
 無駄に高いHPで猛攻を凌いでいます。

 ためぞうは、45分の授業で、
 ほぼ全ての力を使い果たして、干物になっています。

 ためぞうは、クーラーボックスから、
 スポーツドリンクを取り出して一気飲みのです。

 ためぞうのHPが 5000 回復しました。

ためぞう「さて、残りの授業もさっさと済ませよう。」

 わりと、元気です。

 ためぞうは、クーラーボックスの中に
 かき氷のシロップ(メロン、いちご、ブルーハワイ味)と、
 練乳が入っているのに気が付きます。

ためぞう「でけー氷が、市場にあったな。

     これは、お告げな気がするので、
     いつでも作れる準備はしておこう。」

 レオクスさんが、
 本格的な かき氷機を持っています。
 家庭用も、持っています。

 お昼休みになった、ためぞうは、
 レオクスさんのお店の手伝いへと向かいました。

レオクスさん「あ、シロップもってるんですか。

       でしたら、このアイス使っていいですよ。」

 道具の手入れが行き届いている、
 レオクスさんの厨房には、
 きれいに磨かれた、業務用かき氷機と、
 家庭用のかき氷キットがあります。

 家庭用の方は、レジャーでも使えそうです。

 ためぞうは、使った事のある家庭用の方を選びます。

 取っ手をくるくる回すヤツです。

 即席のかき氷が出来ました。

ためぞう「よかったら、どうぞー。」

 出来上がったかき氷を、
 ためぞうは、サフィリアさんや、レミーアさんたちに、
 持って行きました。

 ちゃんと、アリサさんたちにも届けています。

サフィリアさん「メロン味!?

        私の好物、よく、わかりましたね。
        すごいですー。」

レミーアさん「サフィリア先輩。

       ここは、黙って、ブルーハワイすよ。
       夏を、先取りしときましょーよ。」

サフィリアさん「そ、そうなんですか。」

レミーアさん「本番までは、氷イチゴは、こっそりたべるっす。

       夏の陽射しが、
       氷イチゴを、自然にルージュに見せてくれるっす。
       いやらしくないのが、サイコーっす。」

サフィリアさん「さ、参考になります!」

 ためぞうは、
 レオクスさんのお手伝いに戻っています。

 レオクスさんも、
 夏のスイッチが入っているみたいなので、

 ためぞうは、一生懸命、お手伝いしようと思っています。


レミーアさん「次回よこくー!」

ためぞう「い、いきなり来るなぁ。」

レミーアさん「二人で、こっそりハワイいきませんか?

       とか、抜け駆けはいけませんね。^^:」

ためぞう「・・・。

     オレは、過去を振り返って感動している。

     いい時代になったネ。」

レミーアさん「先輩、固まっちゃったんで、

       さくさく行くっす。」


次回 ためぞう先輩の冒険 第二十四話 II


   「落としワナ。」


ためぞー「なんだよ、それ!

     落ちた上に、ワナ付きなのか!!」

レミーアさん「修行っす。」

ためぞう「言いたい事はわかるんだが、

     這い上がれん可能性が結構あるぞ。」

レミーアさん「自分、五時限目に行ってきますー。

       放課後、また、よろしくっす。」

 レミーアさんは、
 あっという間にいなくなりました。

 そこに、サフィリアさんがやってきます。

サフィリアさん「私も、エクササイズがんばりますんで、

        ためぞうさん、
        一緒に乗り越えましょう!」

ためぞう「おろおろ・・・。

     いい、話しです。」


 ためぞうは、ワープで拠点(魔王の城。)に戻って、

 セリカさんに、メロン味のかき氷を届けました。

セリカさん「やったね!」

ためぞう「また、持ってくるよ。」

セリカさん「よろしくっす!」

 ためぞうは、ワープして、
 少し遅れて、五時限目の授業に参加しました。


レミーアさん「では、またですーーー。^-^」

第二十三話 五章 「バナナホイップクレープ。」

2014年06月02日 14時16分59秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十三話 五章。


   「バナナホイップクレープ。」


ためぞう「こんにちは、ためぞうです。

     牛乳配達、
     朝市の手伝い、
     などをそこそこがんばって、

     学園の四時限目の後、
     ダッシュで、クレープを買ってエリス姉さんに届けて、
     息もぜーぜーで、

     レオクスさんのお店の手伝いに、
     スライディングですべり込みました。」

軍師アリサさん「ご苦労さまですー。」

 お店でランチ中のアリサさんに、
 ためぞうは、気付きます。

 ためぞうは、そっと袖の下(ハワイアンクレープDX)を渡します。

アリサさん「グッジョブ!」

 軍師殿は、そっとカバンの中にしまいます。
 きちんと包装してあるので、
 バッチリです。

ためぞう「最近、二十~話が、やたら長く感じるのですが。

     これも、さだめなのでしょうか?」

アリサさん「さだめです。

      今、ためぞうさんの冒険は
      第二クール、つまりは、
      第二十六話で終わるかどうかの瀬戸際なのであります。」

ためぞう「!?」

アリサさん「二十七話以降が確定されるまでは、

      うかつに動くと、『おわり。』になりますね。」

 ためぞうは、トレイを持ったまま固まっている。

 レオクスさんは、いつものように
 忙しそうにしている。

ためぞう「策をよろしくお願いします・・・。」

アリサさん「裏方さんの機嫌さえ
      そこねなければ、
      きっと平気だと思いますよ。」

 アリサさんは、袖の下でご機嫌のようです。

ためぞう「オレは、軍師殿と閣下を信じる!」

アリサさん「ここをあまり語ると、
      裏方さんが登場しそうなので要点だけ言いますね。

      サングラスの金髪の方、憶えていらっしゃいますか?」

ためぞう「吹き矢の達人っすね。」

 レオクスさんが、チラっとためぞうを見ている。

 個人的に忙しくなったレオクスさんにとって、
 ためぞうは、今、貴重な戦力なのです。

 アリサさんは気付いていますが、
 話しを続けます。

アリサさん「吹き矢名人さんが持ってるお宝が、(ルシファー セブン。)

      裏方さんは欲しいんだと思います。」

ためぞう「宝っすか!」

アリサさん「そろそろ、レオクスさんの視線が痛いので、

      お仕事がんばって下さいね。

      応援してますー。」

 アリサさんは、
 自室に戻って早くデザートを頂きたいようです。

 その分の仕事はしっかりしてくれそうです。

 この後、デザートは生徒会長さんに持っていかれますが、
 それでも、仕事はちゃんとしてくれるのでした。

 ためぞうは、はりきってお手伝いにもどります。

 レオクスさんも喜んでいます。

レオクスさん「ためぞう君、

       ランチタイムの後に、
       私は、バーベキュー修行に行って来ようかと思います。

       レジャー用品店で、いろいろ揃えていこうかと。」

ためぞう「さすが、レオ先生。

     徹底的に600点満点を取る気でありますな。」

 レオクスさんの視線の先には、
 夏の青空と、地平に広がる入道雲が、映っています。

 カモメも飛んでいます。

 どんな場所でも、チャンスを取りこぼさない、
 覚悟を秘めた眼差しです。

 すこぶるイケメンです。

 女子の視線を一手に集めています。

レオクスさん「午後の授業がなければ、
       ためぞう君も連れて行けたなんて、

       思ってはいけないのです。

       学園生活は、とても貴重なものなのですから。」

 レオクスさんは、
 爽やかに微笑みます。

 女子全員の好感度が、また上がりました。

ためぞう「マネはできないっすけど、

     参考になるっす!」

 ためぞうは、気付いてしまったのです。

 レオクスさんは、例えるなら『太陽』であると。

 恒星(レオクスさんです。)の引力に、

 数多のきらめく星々(女子さんたち)が集まります。

 ためぞうは、
 レオクスさんの傍にいるだけで、

 結構な出会いを稼いでいるということに!

ためぞう「・・・。

     そんな風に、思ってはいけない。

     オレは、ふつーにレオ先生を尊敬しているのだ。」

 ためぞうは、
 最近、ちょっとだけ悟っています。

 亀吉さんの教育によるものが大きいです。

 数々の敗戦(主に将棋です。)が、
 ためぞうに、勝ち方を教えているような気がしました。

ためぞう「もちろん、元帥閣下にも感謝しております。」

 愛する父へのプレゼントの貯金の為、
 内職に励む、ローゼさんは、
 くしゃみをしました。

ローゼさん「へくちゅ、

      ・・・ためぞうさんですか。」

 ローゼさんは、
 くしゃみを誰にも見られていない事を確認して、
 造花作りへと戻ります。

 うっかり、その場に居合わせたハイン師匠さんは、
 記憶を改ざんされてしまいました。

 ハイン師匠の、ためぞうへの好感度が 100になりました。

 ハイン師匠の、マイオストへの好感度が 1 になりました。 

 ハイン師匠さんは、
 スティクのりを買いにいかなければいけない用事を思い出して、
 文房具店へとおつかいに行きました。

ためぞう「あのお方にも、
     お土産、持っていかなあかんな。

     こつこつ、オレも貯金しよう。」

 ためぞうの常駐スキル

 『トータスの構え I 』が、

 ためぞうに、気を利かせます。

 ためぞうを少しだけ、
 出来る男へと、成長させていました。

ネコx2「いい目、してるぜ。」

 サフィリアさんの横で、
 たい焼きをくわえた、ネコx2さんが、
 いつものように、はしゃいでいました。

サフィリアさん「たい焼き、美味しかったですか?」

 嬉しそうなネコさんたちを見て、

 サフィリアさんも笑顔です。


 放課後になりました。

 ためぞうの放課後のパターンは、

 自主練、
 駄菓子屋さん、
 ゲーセン通いが多いです。

 特に、考えて動いているわけではないので、
 たまに違う事もします。

 今日は、普段どおりです。

 一応、ホーネルとライっちさんへの約束で、
 カード付きのお菓子は、2~3こ買います。

 ノーマルカードが3枚でました。

 ためぞうは、バインダーにカードを入れます。

 そこに、サフィリアさんがやって来ました。

ためぞう「どもっす。」

サフィリアさん「ためぞうさん、どうもです。」

 サフィリアさんは、きちんとお辞儀をします。

 ためぞうも、つられてお辞儀です。

 学園帰りなので、いつもの紺のブレザー姿です。

 サフィリアさんの繊細な銀髪の繊維を流れる色で、
 だいたいの時間がわかります。

 三時半くらいです。

 風 → 0.5m。

 芝、良好です。

 公園のベンチに座る、ためぞうを、
 サフィリアさんが見ています。

サフィリアさん「そのお菓子が、
        1カートン届いてしまってですね。

        少しづつ空けていかないと、
        いろいろな事情で、
        困った事になるのですが。

        (ネコx2さんは、お菓子くっちゃえYO!
         と、ツッコミたがっています。)

        ためぞうさんが持ってる、
        カード入れるバインダーって、
        どこで、買ったんですか?」

ためぞう「ああ、これっすね。

     これは、予約限定のレアカード付きのバインダーなので、
     今は売ってないんですが、

     予備と保存用に二冊買ってあるんで、

     よかったら、予備の方をあげますよ。」

サフィリアさん「それは、ダメですって。」

     サフィリアさんの困った顔は、
     また、かわいいのです。

     ためぞうは、エンディングを回避するために、
     心で、般若心経を唱えます。

     てきとーですが、
     ためぞうは、わりと堪えています。

ためぞう「その為に、保存用があるんですから、

     遠慮は、無用っす。」

サフィリアさん「あ、ありがとうございます!」

 サフィリアさんに、
 笑顔の花が咲きました。

 ネコさんたちも、はしゃいでいます。

 サフィリアさんが、この趣味にハマりそうなので。

 その時でした、
 ためぞうの視線の先に、レミーアさんがいます。

レミーアさん(見てないっすよ!)

 クチパクです。

 ためぞうは、

 保存用をレミーアさんにあげることにしました。

 この後、
 三人で、楽しくゲームをしました。

 サフィリアさんとレミーアさんは、
 ゲームセンターの帰りに、

 エリス姉さんの家の近くで、
 ためぞうから、バインダーを受け取りました。

レミーアさん「ありがとっす!

       大事にします。」

サフィリアさん「わ、私も、

       大事にします!」

 学園寮へと戻ったサフィリアさんは、
 嬉しくなって、
 お菓子を、三個開けました。

 きれいなカードが出たので、
 大事に、バインダーに入れました。

 レジェントカードです。


サフィリアさん「あ、次回予告ですね。」


次回、ためぞうさんの冒険 第二十四話。


   「かき氷 メロン味。」


サフィリアさん「あー、いいですねー。

        最近、暑いですよね。」

サフィリアさん「エクササイズ、がんばります!」

 越後のネコさんたちにつられて、

 姫様は、いい運動をしました。

 お菓子三個分以上のカロリーを消費しました。


 ローゼさんは、
 近くのスーパーに練乳とシロップを買いに行きました。

 氷は、ためぞうがドラゴン魚市場から調達してくれます。


サフィリアさん「では、

        またですーーー。^-^」

第二十三話 IV 「バナナクレープ。」

2014年06月01日 08時44分40秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十三話 IV


   「バナナクレープ。」


ためぞう「ためぞうです。

     6月もよろしくおねがいします。

     7月もご挨拶出来るように、
     生き残ろうとおもいます。」


アリサ副会長さん「バナナー。」

ためぞう「・・・。

     待ちきれないみたいですな。
     一応、クーラーボックスに、
     買ってきたのを入れてあります。

     雰囲気では、負けますが、
     気分だけでも。」

 ためぞうのクーラーボックスには、
 フルーツ牛乳と、スポーツドリンクと、

 駅前のクレープ屋さんから、2こオマケしてもらった
 クレープのバラエティセットが、
 人数分、入っています。

 ためぞうの所持金は、ほぼなくなっています。

アリサさん「いろいろありますね。」

ためぞう「お好きなのをどうぞ。

     お世話になってるささやかな気持ちです。」

 今日は、日曜日です。

 生徒会副会長のアリサさんと、ためぞうは、
 セントクラウス学園の用務員室にいます。

 余談ですが、サフィリアさんも副会長さんです。
 生徒会長さんが、不在が多い事もあり、
 補佐に、二人付いています。

 時刻は、お昼前。

 ためぞうは、山田さんから(クレープ屋さんの常連に頼んで、)
 営業前のクレープを入手しています。

 あとで、お店の方に作り方も教えてもらえそうです。

アリサさん「他にもバニラホイップ、ストロベリー、
      チョコミント、ハワイアンですか・・・。

      やはり、バナナコールを宣言した以上、
      こちらにしたいと思います。」

 用務員室は、用務員のおじさんがクエスト中は、
 隠れ家的休憩所になっています。

 アリサさんは、ハワイアンクレープをちゃぶ台で頂いています。

ためぞう「バナナじゃないんだ。」

アリサさん「南国の風を感じる思いです。

      行った事はありませんが・・・。
      でもトロピカルでおいしいです。」

ためぞう「軍師殿に、喜んでいただけたなら嬉しいっす。」

アリサさん「でも、けっこー数がありますね。

      みなさんのも一気に買ってきたのですか。
      いい人ですね、ためぞうさん。

      お小遣い、大丈夫ですか?」

ためぞう「お手伝い、がんばって
     お小遣いもらうっす!」

アリサさん「えらいですー。」

ためぞう「今度は、ちゃんとできたてを食べに行きましょう。

     風味を損なわないように保冷には気をつけてますが、
     焼きたての生地にとろけるクリーミーな味には、
     およばないっす。」

アリサさん「ためぞうさんは、
      私でよければ、

      困ったときは、呼んでくださいね。」

ためぞう「ありがたいっす。」

 ためぞうは、用務員室を後にして、
 サフィリアさんたちや、レミーアさんにクレープを届けた後、

 レオクスさんのお店に向かいました。
 今回は、ワナがないのでスムーズに着きました。

 レオクスさんのお店は、いつもの盛況です。
 ちょうど、正午くらいになっていたので、
 ためぞうも手伝います。

 今日は、定食コーナーに珍しく、
 ホーネルさんとライっちさんがいます。

 ためぞうは、そーめん定食を二人に届けると、
 二人から、相談を持ちかけられました。

ためぞう「お水いる? もっと冷えたやつ。
     お茶もあるよ。」

ホーネル「ためさん、ちょっとだけいいかな?」

 ためぞうは、すこしだけ座る事にしました。

ためぞう「なんでしょ?」

 ライっちさんが、
 おもむろにジュラルミンケースを取り出します。

ライっち「ためぞう君、

     君の運をすべて使って、
     こいつで奇跡を起こしてくれないかッ!」

 とんでもない金額がケースに入っています。

ためぞー「・・・。

     オレの冒険が終わりそうだな。」

ホーネル「世界には、あと6枚のレジェントがあるんだ。

     1枚でいい、

     ためさん、運気使い果たして!」

ためぞう「ワナか、貴様ら!」

ライっち「私と、ホーネルさんの笑顔の為に・・・。」

ホーネル「僕らの笑顔の為に・・・。」

ライっち+ホーネル「王室、復興の為に・・・、」

ためぞう「意味、わかんねーよ!

     カネはいらん。
     レジェンドは、当てたらやる。

     だから、仲良くそーめんを食え。
     オレ、がんばって作ったんだから。」

 ホーネルとライっちさんは、
 仲良く、そうめん定食を食べています。

 雲間からやさしい陽光が差し込んだような、
 晴れやかな笑顔です。

 ためぞうは、お手伝いに戻ります。

 今日も、完璧に仕事をこなすレオクスさんですが、
 目の下に、うっすらとクマがあります。

 ためぞうくらいにしか、わからない些細な変化です。

レオクスさん「やあ、いつもありがとうネ。」

ためぞう「何かあったら、遠慮なく言って下さい。

     ちょっと疲れてみえますよ・・・。」

レオクスさん「ハハッ・・・。

       ためぞう君には、かなわないな。」

 レオクスさんは、少し手を休めてお茶を飲みます。
 今のオーダー分の仕事は終えています。

レオクスさん「川辺で、
       バーベキューの予習とかしておきたいんだけど、
       大丈夫かな?」

ためぞう「了解っす!」

レオクスさん「焼肉とか、好きって言ってたよね・・・あ、いえ、
       何でもありません。

       私は、本番には弱いので。」

ためぞう「さすが、レオ先生。

     シュミレーション(予行練習)の鏡ですな。」

 レオクスさんの、
 胸のつかえも少し軽くなったようです。

レオクスさん「エリスさんって、好き嫌いとかある?」

ためぞう「特にないっすね。

     お魚大好きですが、毎日食ってるので、
     焼肉とかは、喜んでいきますね。

     家じゃ、ポテチ食べながら、テレビ見てますよ。」

レオクス「ありがとう!

     さあ、お仕事がんばろう。」

ためぞう「はいっす。」

 ためぞうと、レオクスさんは、
 いい汗流してお仕事しました。

 その後、
 ためぞうは学園にある公衆電話で、(主に保護者さん用)
 エリス姉さんに電話をします。

ためぞう「よう!」

エリス姐「なんだよ、ためぞーかよ。」

ためぞう「今、何か食べたいご馳走ってある?

     普段、食えてねーやつで、
     しばらく食べそうにないヤツ。」

エリス姐「おごってくれるのか?

     ためぞうも成長したねー。」

ためぞう「コレってのを教えてくれ。」

エリス姐「そういわれてもなぁ、

     ステーキ?」

ためぞう「・・・。

     グリルなヤツでないか?」

エリス姐「お、それいいな。
    まて、ちょっと考える。

    焼肉だな! 野菜もいいぞ。
    焼き魚もいいな。

    カットステーキはダメか?
    サイコロステーキでも、何でもいいぞ。

    炭酸飲料があれば、なおいい。
    ノンアルコールでもいいな。」

ためぞう「今日は、暑いから気をつけてな。」

エリス姐「エアコンの効いた事務所にいるw」

ためぞう「そか。
     そんじゃ、またなー。」

エリス姐「おう! またなー。」

 ためぞうは、
 レオクスさんの目に付く所に、
 メモを残して、

 学園を後にしました。

 所持金がうすい、ためぞうにとって、
 日曜日は、長い一日となりそうです。

 夕方、ゲーセンで5ゲームくらいは遊びたいので、
 町内マップ作成の旅へと出かけました。

 途中で、亀吉さん家に寄って、
 将棋もしました。

 勝てませんが、
 得るものはあります。

 四つの構えの熟練度が、少し上がりました。

 ドラゴン、タイガー、トータス、フェニックスの構えになります。

 ためぞうが歩いていると、
 大きなお屋敷の庭で、謎の行為に及んでいる、
 リンカさんを見つけました。

 最近は、覗きはやめているので、
 立ち去ろうとしましたが、
 リンカさんに発見されます。

ためぞー「ぬおぉーーー。」

 ためぞうは、リンカさんに速攻で捕まり、
 屋敷の庭に連れ込まれました。

リンカさん「ぜぇぜぇ・・・。

      見ましたね。」

ためぞう「進行形で見ております。」

 リンカさんは、紺のスクール水着姿です。

 見栄を張って買った水着が、あまりに違和感がありすぎて、
 そのセクシー路線を諦め、

 自分にあったスタイルを研究中のようです。

 閉じていたハズの門が開いており、
 通りかかる、ためぞーを見つけて、
 こうなっています。

 外壁は3mほどあり、
 建物は、貴族の屋敷のような豪華な洋館です。

 旅館くらい大きいです。

ためぞう「秘密の特訓中でしたか。」

リンカさん「!?」

 我に返ったリンカさんは、
 速攻でバスタオルを巻きます。

 干していた洗濯物のやつです。

ためぞう「秘密は、墓まで持って行きますので、

     開放してもらっていいすか?

     ゲーセン、夕飯作りの日課に遅れると、
     かえって疑われると思うのです。」

 ためぞうは、落ち着いています。

リンカさん「言われてみると、そうですね。

      このツーショットを見られるのは、
      個人的には困ります。」

 ためぞうは、開放されました。

 謎の袋の中身の正体を知っているためぞうは、
 その試着時でなかった事を幸運に思っています。

 白スク着用時だったら、
 問答無用で、ためぞうの冒険が終わる所でした。

 リンカさんの好感度が、1上がって、52になりました。

 口外すると、おしおきされますが。

ためぞう「うーん、いいもの見た気がしたが、

     オレの心のアルバムにそっとしまっておくとしよう。」

 ためぞうの日曜日は、こうして過ぎて行きます。

 リンカさんは気になったのか、
 ためぞうのすぐ後に、ゲーセンに来ましたが、

 サフィリアさんと、レミーアさんに捕まって、
 バトルに持ち込まれました。

 ためぞうのレベルでは、参加したらあっという間に、
 コンティニューなので、

 観戦しながら貯蓄しました。

 コツコツと貯める予定です。

 何もしないのはさすがに悪いと思ったので、
 バイトの子のお手伝いとかもしました。

 地味に、好感度を稼いでいるのですが、
 ためぞうに下心はありませんでした。

ためぞう「それじゃ、またー。」

 ためぞうは、スーパーのセールへと向かいます。

 夕食の予算は、別会計でもらっているので、

 『午後三時に作りました』とラベルの貼られた、
 にぎりセットを50%OFFで、買って帰りました。

エリス姐「よう、ためぞー!」

ためぞう「今日は、はええな。」

 時刻は、夕方の六時くらいです。

 エリス姉さんは、いつも七時~八時に帰ってきます。

エリス姐「メシ食いに行こうぜ!」

ためぞう「外食なのか!?」

エリス姐「余計な電話かけっから、

     食べに行きたくなったんだよ。」

 ためぞうの幸運が、1 消費されました。

ためぞう「おーー、今週も贅沢なのか。

     オレには、めずらしいラッキーだ。

     もっと幸運を使ってもいいぞ。
     あの二人の為に使うくらいならな!」

 ためぞうと、エリス姉さんは、
 ビュッフェスタイルのお店に行く事にしました。

 ノルン姐に、二人分のクーポンをもらっていたそうです。

エリス姐「では、いってきますー。」

ためぞう「にぎりセットは、
     冷蔵庫に入れて、エリス姉さんの夜食に回そう。」


エリス姐「ん?

     あ、次回予告ですね。

     では、私で失礼します。」


次回 ためぞうの冒険 第二十三話 第五章。


   「バナナホイップクレープ。」


エリス姐「ためぞうの、お土産に期待しています。」

ためぞう「まかせろ!」

エリス姐「これは、特別予算扱いになります。」


エリス姐「では、またですー。^-^」

第二十三話 3 「エアコン。」

2014年05月31日 08時18分32秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞう冒険 第23話 3


   「エアコン」


エストさん「熱中症には、気を付けてくださいね。

      適度な水分補給と、カリカリ梅など、
      いただいております。

      スポーツドリンクもいいかも知れませんね。」

 エストさんは、爆睡しています。
 セリフは録音のようです。

ためぞう「エストさんの分も、生き残ろう・・・。」

レミーアさん「えーっ!

       エスト先輩にわるいっすよ。」

 ためぞーたちは、
 まだ学園サバイバル中です。

 お昼休みまでに決着を着けたいと思っています。

 ためぞうには、
 エリス姉さんの晩御飯という欠かせない使命もあったりするのです。

ためぞう「レミーアさんだけでも、守らねば。」

 ためぞうは、ちょっとだけ男前に見えました。

レミーアさん「あ、その、・・・うんと、

       ありがとうございます。」

 今はセントクラウス学園の二階、
 二年生の教室の前に二人はいます。

 レミーアさんは、もじもじしてます。

 ためぞうは、余計な事を言ってしまったようです。

 その時です!

  シューーン!

 サイレンサー付き、
 ロングバレル吹き矢から放たれた、
 まろやか先端加工の吸盤付きの矢が、

 レミーアさんにヒットします!

レミーア「あっ・・・。」

ためぞう「いかん!」

レミーアさん「うん、いいんですよ、先輩・・・。

       たぶん、いい夢みれそうですから。」

 ためぞうは、
 気合いで、レミーアさんに付けヒゲをつけます。

 ヒゲは、まばゆき光の中に消え去り、
 ヒゲBである、ライっちさんが、
 身代わりになりました。

ライっちさん「何で、この私がぁ!!」

 ライっちさんは、脱落しました。

レミーアさん「あの・・・その、

       何と言ってよいのやら。
       その、嬉しいです。」

 レミーアさんが、不意の出来事で、
 元の乙女さんに戻ってしまっている。

 ためぞうまで、デレてしまいそうなので、
 ここは、活を入れることにしました。

ためぞう「みんなの分、
     オレたちが頑張るんだ!」

レミーアさん「は、はいっす!」

 二階の廊下に二人はいますが、
 辺りは、静まり返っています。

 そこに、スタスタと足音が響きます。

ためぞう「エネミーッ!!」

 ためぞうの吹き矢の先制攻撃を、
 レミーアさんが直前で止めました。

 ためぞうは、思いっきり息を吸っていたので、
 むせ返っています。

レミーアさん「これは、副会長さんでしたか。」

アリサさん「こんにちは、レミーアさん。

      ためぞうさんも、お久しぶりです。」

 アリサ副会長さんは、丁寧にお辞儀をしました。

 ためぞうは、涙目でお辞儀してます。

ためぞう「さすが、軍師殿。

     ワナはすべて看破でござるか?」

アリサさん「いえいえ、

      なんとなく運がいいのか、
      姉に守られているかです。」

 ためぞうの仲間に、アリサ副会長が加わった。

アリサさん「え!

      あ、うんと、返事はもちろんOKです。

      加わるのは楽しみですが、
      ちょっと生徒会の仕事で、
      呼ばれておりまして。

      すぐに片付けてきますから、
      補欠扱いで、よろしくお願いします。」

ためぞう「こ、これは失礼しました。

     オレなんかに気にしないで、
     先に、用事の方を。」

アリサさん「ためぞうさんは、やさしいですね。」

 二人のやり取りを、
 レミーアさんは、見つめています。

 アリサ副会長さんは味方なので、
 周囲に気を配りながら、

 ためぞう、転がし術を学んでいます。

 アリサさんは、階下の職員室の方に向かって行きました。

 副会長さんは、天然で、
 トラップを全解除しながら降りて行きます。

 本人は、とくに気にしていないのですが、
 クロスファイアポイントであっても、
 スナイパーが、固まっています。

 生徒会長の存在がそうさせているのだと、
 レミーアさんは、思いました。

レミーアさん「一気に、一階まで行けそうっす。

       軍師さんいると、やっぱ違うっすね。」

ためぞう「今、オレがここにいるのは、
     あの方のおかげ・・・。

     信じる以外の選択肢はない。

     いこう、レミーアさん。」


 ためぞうとレミーアさんは、
 一階の職員室前に着きました。

 二人には、スナイパーは容赦なかったのですが、
 レミーアさんに知られている以上、

 スナイパー達は、返り討ちにあって眠りこけてます。

レミーアさん「!?」

ためぞう「どうかしたの?」

 レミーアさんは、強大な敵の存在を感知しました。

 その大いなる力は、
 会長さんでも、ローゼさんのものでもありません。

 無駄にエアコンの効いた用務員室から、
 クーラーの涼しさと共に漂ってきます。

 マッハで仕事を片付けた、
 アリサ副会長さんが、戻ってきました。

ためぞう「はや!」

アリサさん「ども、あらためてよろしくお願いします。」

レミーアさん「只者じゃない気配が、
       あの部屋からしています。」

 用務員室は、一階の廊下の奥にあります。
 その先は、体育館に繋がる通路になります。

アリサさん「用務員室ですか?

      バルマード学院長さん(姉妹校の校長)が、
      たぶんお茶飲んでるはずですが。」

ためぞう「今は、ヒゲAでお願いします。」

アリサさん「了解ですー。」

レミーアさん「なるほど、ヒゲA様なら、
       この実力は納得です。

       行ってみましょう。」

ためぞう「そっすね。」

 お昼休みもそろそろ終わりそうなので、
 用務員室に行ってみることにしました。

 ワナは、副会長さんパワーで無効化されています。

レミーアさん「軍師さん、便利っすね。」

ためぞう「実感しています。」

 用務員室に着きました。

 扉が、開いているのでエコではありません。

 ヒゲAさんは、確かにちゃぶ台でお茶をのんでいます。

バルマード君「やあ、どうしたんだい?」

 アリサさんは、一緒にお茶をいただくことにしました。

 お茶菓子のチーズ味と、
 コーンポタージュ味が目当てのようです。

 すると、ヒゲAさんの横に座っていたグラサンの男が、
 立ち上がって、ためぞうの方にやってきます。

レミーアさん「!?」

 レミーアさんは、
 グラサンの男に、
 実家の王家の礼法で、丁寧にご挨拶をします。

グラサンの男「あ、どうもすいません。

       自分、いまオフなんで、
       よかったら自然にお願いしますー。」

レミーアさん「は、はいっす!」

グラサンの男「シークレットと呼んでください。」

レミーアさん「お初にお目にかかれて、光栄っす。

       了解したっす。」

 ヒゲAと、副会長さんは、
 のんびりお茶してます。

 シークレットと名乗った男は、
 ためぞうに、
 「よっ!」と挨拶しました。

ためぞう「どうも、ためぞうです。

     最近、親父のグラサンは大安売りですか?」

シークレット「みたいだねぇ、

       倒されてるでしょ?」

ためぞう「ぽいっすね。」

 シークレットは、
 グラサンですが、ためぞうよりイケメンです。

 茶色の作務衣に、
 長い金髪の男です。

ためぞう「親父の作務衣っすか?」

シークレット「そっすね。」

 レミーアさんが、ためぞうに口パクで合図します。

レミーアさん(偉大なる覇王さんですよ、
       最大勢力を誇っています。

       ワナはこの方のものでしょう。)

 ためぞーは、相手が強いグラサンだと知りました。

シークレット「あの、お嬢様たちは、
       我が手のものに、

       スーパーリラクゼーション アロマを
       楽しんでいだだけるよう、
       伝えてありますので。

       ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」

ためぞー「なるほど。」

シークレット「お昼休み終わりそうなんで、
       自分はこの辺で失礼します。

       また会えるのを楽しみにしてます。」

 シークレットは、そう残して、
 部下の者たちに粗相のないようにと指示を出した後、
 深々と一礼して、

 天下取りに戻って行きました。

レミーアさん「あの方、ためぞー先輩に雰囲気似てたっすね。」

ためぞう「そうかなあ、
     アホっぽく見えたけど。

     親父の弟子を見てる感じでした。」

レミーアさん「先輩、大物っすね!」

 レミーアさんは、
 自然体のためぞうに、深く感動していました。

 よく見ると、
 グラサンの男に代わって、
 ローゼさんがちゃぶ台を囲んでいます。

ローゼさん「お父様がいらっしゃるのですから、
      マッハで、ダンボール積み上げましたよ。

      手抜きなどはございませんが。」

バルマード「抑止力に来たのだね。」

ローゼさん「もぅ、お父様ったら!」

 ローゼさんは、ヒゲの前では人格が変わります。
 極度のファザコンさんです。

アリサ副会長さん「まとまってないですが、

         次回予告の方にいってよろしいですか?」

ためぞう「よろしくお願いします。」


次回 ためぞうの冒険 第二十三話 IV


   「バナナクレープ。」


アリサさん「クレープ食べたいですね。」

ためぞう「今度、一緒に行きましょう。」

レミーアさん「自分も、いいっすか?」

サフィリアさん「わ、私もw」

ネコx2「いつでも行けるゼッ!!」

ためぞう「・・・。

     アロマリラクゼーションで、
     ツヤツヤになっとるな。」


アリサ副会長さん「では、またーーー。^-^」

第二十三話 2 「せんぷうき。」

2014年05月30日 08時43分56秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 二十三話の2


   「せんぷうき」


 ためぞうは、
 そろそろ冒険をしてもいいんじゃないかと、
 考えるようになってました。

 初めは、ビックになりたいとか、
 そういう目標でしたが、

 今は、少し変わってきているようです。

サフィリア「どうかなされましたか?」

 学園の廊下で、
 サフィリアさんが心配して声をかけます。

 時間は、お昼休みです。

ためぞう「いえいえ、

     ためぞう、今日も無駄に元気です。」

 サフィリアさんが、ニコッと笑った。

 ためぞうは、感じました。
 もう、これ以上の幸せを望むなんて、
 オレは、バカなんじゃないのか? と。

 サフィリアさんは、
 すごく美人さんで、面白い人です。
 裏表のない、
 傍にいて、ホッと落ち着ける、

 そんなやわらかい春の風のような雰囲気の女の子です。

 ためぞうは、
 この人と、いい思い出を重ねていけたら、

 きっと自分も
 もっと優しくなれるんじゃないかと思いました。

  フッ!

 謎の吹き矢が、サフィリアさんにヒットします。

ネコx2「曲者じゃーーー!!」

 越後のネコx2さんは、
 コンバットモートの構えです。

 さらに、一方のネコさんにも当たります。

 卒倒で、爆睡します。

ネコx1「緊急事態発生、

     ネコ勘 非常事態宣言を送信する!」

オペレーター「こちら、軌道ネコジャラクシー。

       どうした、ブラボーIII」

ネコx1「すまないにゃ。」

 残りのネコx1さんにも、ヒットしました。

 サフィリアさんと、
 ネコx2さんたちは、
 とてもいい顔で、眠っています。

 仕組まれたように通りかかった、
 保険の先生が、
 サフィリアさんと2匹を、
 保険室へと運びます。

 いつもの保険の先生とは違ったようです。

ためぞう「・・・、

     なんなんだ、これは。」

 気が付くと、
 学園内の生徒の影が見当たりません。

 お昼休みといっても、
 誰もいないということはそうはない事でしょう。

 ためぞうの足元に、
 メモがあります。

ためぞう「・・・読むしかあるまい。」

 レシートの裏書のメモであることから、
 ためぞうは、
 誰のメモかは、すぐにわかりました。

ためぞう「!?」

 メモには、こうありました。


・ラーメン、おいしかったですね。
 うどんも、ちゃんぽんも、おそばも、
 今度、頂けたらと思っています。

・そろそろ、本日の内職も片付きそうなのですか、
 丁寧 迅速の順で、
 量より質、良い品たくさんでがんばっています。

・吹き矢は、ワタクシではございません。

・答えは、ためぞうさんが得をすると、
 困る方の仕業でしょう。

・サバイバルですが、乗り切ってくださいネ。


ためぞうは、地図を手に入れた。

サバイバルマニュアルも付録でついていた。

ためぞう「生き残ろう。」

 ためぞうは、
 安全の確保の為、

 セーブポイントのある、
 レオクスさんのお店へと向かおうとした。

レミーアさん「そっちに行ってはいけないっす!」

 突然現れたレミーアさんは、

 ためぞうに向かって発射された、
 多連装ロングレンジ吹き矢を、

 一つ残らず、靴ベラで叩き落した。 

ためぞう「すげーーー!」

レミーアさん「せんぱいが無事でなによりっす。

       サフィリア先輩は、・・・保険室っすね。」

ためぞう「何が起きてるんでしょ?」

レミーアさん「自分も留学の身なんで、
       よくはわからないんすけど、

       ためぞーせんぱい、
       何かしたっすか?」

ためぞう「・・・。

     正直に言おう。
     サフィリアさんとのハッピーエンドを妄想したのですょ。

     反省ッ!!」

レミーアさん「自分、もし男子だったら、それで確定っす。

       むしろ当然の選択っす。」

 レミーアさんは、
 辺りを気にしていますが、
 それをためぞうには悟らせません。

 レミーアさんのファッションは、
 ボーイッシュスタイルで、
 白のベレー帽に、デニムのジーパン。
 シャツの上に、ポケットのあるベストを着ています。

 普段から、こういう格好が多いです。

レミーアさん「商業棟エリアへの連絡通路は、高確率でワナっす。

       校舎の外だと、スナイパーの位置は、
       わからなくなるっす。」

ためぞう「事態がよく飲み込めないんだが。」

レミーアさん「レクリエーション?

       理由はてきとーだと思うっす。」

ためぞう「レミーアさんは、頼もしいな。

     感心しっぱなしだゾ。」

レミーアさん「ありがたいっす。

       でも、サフィリア先輩との勝負は、
       きちんとやりたいと今は思ってますので、

       今回は抜け駆けはしないっす。」

ためぞう「えらい!」

 ためぞうは、レミーアさんとの未来を妄想しはじめ・・・。

 ためぞうは、バケツの水をかぶって、冷静を取り戻す。

レミーアさん「滝修行!?」

ためぞう「マネしちゃだめです。

     歩こう、レミーアさん。
     ヒントがある!」

レミーアさん「さ、さすが先輩っす!」

 ためぞうは、レシートのメモ以上のヒントを探す事にしました。

 付けヒゲが落ちています。

ためぞう「これは、緊急時に付けると、
     ヒゲA、Bさんが身代わりになってくれるものだと思う。

     レミーアさん、持っていて。」

レミーア「わかったっす。」

 付けヒゲから、ほのかなバラの香りがしました。
 それも、とても上品なものです。

 持ち主が誰であるかは、ためぞうには理解できました。

ためぞう「今日は、レオクス先生が
     お店を、新作作りの為に、
     「持ち帰りのケーキ」
     主体の簡易営業にしてあるからいいが、

     手伝いにいけんのが、無念。
     パティシエスキルをあげたいねん。

     でも、突然だったなー。
     先生は、勉強熱心だなぁ・・・。」

 ためぞうは、エリス姉さんが、
 この前のお菓子に感涙していたと、
 レオクスさんに伝えています。

 レオクスさんも、青春しているようです。

ためぞう「レミーアさん、バターピーナッツいる?」

レミーアさん「大好きっす。

       さすが先輩!」

 ためぞうは、濡れていますが、
 撥水仕様のポーチの中のおやつは、守られています。

 おいしく頂きました。

 まだ三個もあります。

 ためぞうは、コンバットモードになりました。

 いつもは、ゲーセンでなってます。

 しばらく行くと、
 三階から二階へ降りる階段のところで、

 まぶたに、棒を立てて
 必死に眠気を絶える、
 エストさんの姿がありました。

 うつぶせに倒れた状態です。

ためぞう「エストさん、大丈夫すか?」

エストさん「ごきげんよう、

     ためさんは、マジックとか持ってる?」

ためぞう「水性の名前ペンなら。」

 ためぞうは、ペンを手渡しました。

 エストさんは、
 まぶたにマジックで目を書きます。

エストさん「ためさん・・・、

      いえ、そこのレミーアさん。

      私の身体を、壁に立てかけるようにして、
      支えのポールを立ててください・・・。」

レミーアさん「はいっす!」

 レミーアさんは、
 エストさんの指示通りにしました。

エストさん「これで、・・・効果時間30分を乗り切れる。」

 エストさんは、こんな状態です。 →(Φ ω Φ)< ねてないよ~。

 音声は、テープの録音です。

 ためぞうは、
 エストさんから、メモを受け取りました。

 水性 名前ペンで書かれたものです。


・ワナだらけ。

・動いているヤツは、スナイパーと思え。

・共に、生き残ろう。

・寝てないフリで、危機を乗り越えた ヒゲBに学んだ。

・MAX LV600の人は、たぶん本物。

・他は、信じるな。 ヒゲも同様。

・クーラーって、いいね。


ためぞう「ありがとう、エストさん。」

 ためぞうは、メモ用紙を裏返す知恵を学んでいました。


エストさん「次回 第23話 3

       エアコン。」


 涼しさで、誘っているから気をつけてね。


ためぞう「ありがとう!」

レミーアさん「やるっすね、エスト先輩。

       勉強になるっす。」

ためぞう「まぶたに、落書きはしないでね。」

レミーアさん「野生に生きる者の知恵ですよね?

       ドラゴンとか、そーっすもんね。」

ためぞう「描いたらダメだって!」

 ためぞうは、
 水性ペンをレミーアさんから取り上げた。


レミーアさん「では、またですー。^-^」

第二十三話 「うちわ。」

2014年05月29日 08時28分20秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十三話。


   「うちわ。」


 ためぞうは、
 朝の牛乳配達を、
 チャリで風になって終わらせ、
 亀吉さんのアパートにいました。

 早朝ですが、
 さわやかに明るいです。

 陽が長くなりましたね。

 涼しい風に撫でられるように、
 縁側に腰を下ろして、

 亀吉さんと、ためぞうは、
 フルーツ牛乳を飲んでいます。

亀吉さん「風呂上りが、最高とか思いつつ、
     いつ飲んでも美味いこの牛乳。」

ためぞう「軽い運動の後に頂くのは、
     なかなかです。」

亀吉さん「オイは、ためぞう君ば、
     船に乗せようと思ってたんよ。」

ためぞう「貴重な学園生活中でなければ、」

 二人は、
 朝に一局、将棋を打ってます。

 今日も、亀吉さんの優勢ですが、
 ためぞうも、少しは押している場面もあります。

亀吉さん「遠慮がいらんところが、
     ためぞう君とやってて、面白かー。」

 ためぞうは、

 ドラゴンの構え、
 タイガーの構え、
 トータスの構え、
 フェニックスの構えの、

 初級編の講座も受けています。

 亀吉さんは、熱い戦いになると、
 門外不出の奥義を、
 けっこー、喋ってくれるのです。

亀吉さん「お、市場の手伝いの時間やね。」

ためぞう「お、そうですねー。」

亀吉さん「また、オイと遊んでね。」

ためぞう「こちらこそです!」

 ためぞうは、
 亀吉さん家を後にして、
 魚市場に向かいました。

 長崎ドラゴン魚市場に着きました。

 ためぞうは、リズム正しい生活を送っています。
 時は彼を、
 働き者に成長させているのです。

ノルン姐「お菓子、うまかったぞー。」

 市場の奥から、ノルン姐がやってきました。

ためぞう「レオ先生は、いい仕事をするから。」

ノルン姐「イケメンだしな。」

ためぞう「そこが、最初に来るのが、
     オレを勤勉にさせるのじゃ・・・。」

 ノルン姐は、ためぞうにお礼を言って、
 仕事に戻っていきました。

 ためぞうは、
 最近、朝市編でかなりの時間を、
 使っていると感じています。

 楽しいのですが、
 サマーイベントの為の特訓もしておきたいと、
 思っています。

 カウントダウンが始まって、
 遅れをとっている、
 ためぞうは、
 幾度とないシュミレーションを重ね、

 ワンチャンスイベントに、
 望みたいと願っています。

 ためぞうさんの結果予測。
       (知力は、現在3です。
        この数字は、人生経験であがるかもしれません。)


・ホーネル 適当に勝つでしょう。

・レオクスさん ボーナス確定。

・ウィルハルト王子 彼の登場で、ためぞうの冒険はおわります。(仮)

・ヒゲA 娘に溺愛されています。 リンカさんの好感度も2000です。

・ヒゲB 97%で勝ちます。

・ヴェルクさん リシアさんの好感度は2000です。

・マイオスト お星さまになっていますが、ハイン師匠の好感度が100です。

・エリス姉さん 今年も、変わらないでしょう。

・ノルン姐さん 今年は、変わるかもしれません。

・エストさん ためぞうより、遥かにエボリューションしてます。

・セリカさん 留守番です。マベルを使ってきそうな気配です。
            (マベルは、会長に近いランクの美少女です。
             お面つけてます。ホーネルの策です。)


ためぞうが、
知恵熱で、オーバーヒートしそうです。

うちわ、扇ぎまくっています。

困ったおじさんのようにも見えます。

ノルン姐さんが、
冷えたラムネを持って来ました。

ノルン姐「これでも飲んだら?」

ためぞう「クゥーーーーーッ!」

 おいしそうです。

ノルン姐「うちわは、いいねぇ。」

 ノルン姐さんは、
 腰に手を当てて、一気飲みです。

ノルン姐「エリスから、うちわもらおう。」

 ノルン姐さんは、
 みなさんの朝食の準備に戻りました。

ためぞう「オレ、動くんだ!」

 ためぞうは、
 いい汗を流す事にしました。

 亀吉さんの技も、
 あとで、こっそり練習しなければいけないので、

 ためぞうは、効率を上げることにしました。

 そこそこ出来るヤツになっておかないと、
 取りこぼしが、確定ぽいです。(成功率 3%)

 エストさんは、現在 成功率50%のレベルに達しています。

エストさん「基本スペックが、高かったことに感謝しつつ、
      なまけた自分を反省しております。」

エストさん「次回予告!!」

ためぞー「ちょ、ちょっと!!」


次回、ためぞーの冒険 二十三話 2


   「せんぷうき」


エストさん「ヒゲAさんから、
      エアコン買ってもらったですよ!」

 エストさんは、感動しています。

ためぞう「よかったっすね。」

エストさん「ヒゲを見直した瞬間でした。」

ためぞう「お互い、がんばりましょう。」

エストさん「すでに、二人の姫の好感度が100なのに、
      何をためらっているのです?」

ためぞう「・・・。

     それは、大いなる力による奇跡で、
     自力が含まれておりません。」

エストさん「いんじゃね?」

 ためぞうは、土下座をしました。

ためぞう「エストさんには、

     マジすまんと思ってる!!」

エストさん「立ってください、ためぞうさん。」

エストさんは、微笑みます。
穢れのない優しさです。

ためぞう「どんだけ、進化してんだよ!!」

エストさん「ためぞうさんが、

      見事、トゥルーエンドで、
      バトンが、
      ウィルハルト様に手渡されます。」

ためぞう「演技か!」

エストさん「さだめです。」

エストさんが、突然いなくなりました。

代わって現れたのが、
ローゼさんになります。

ローゼさん「エストさんの欠点は、
      お父様を困らせるのがお上手ということです。」

ためぞう「これは、かたじけないであります。」

ローゼさん「エストさんには、
      クエストに行ってもらいました。
      すぐに帰ってくることでしょう。」

ローゼさんは、
ためぞうに、卓上せんぷうきを手渡しました。

ローゼさん「焦ることはないのです。

      ためぞうさんのローソクを、
      あと十万年ほど追加いたしましょうか?」

ためぞう「現状で、大変満足しております!」

ローゼさん「では、造花の内職に戻りますので。」

ためぞう「了解であります。」


ローゼさん「では、また。^-^」

第二十二話 III 「ためぞう ジェネレーション。」

2014年05月27日 14時00分10秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十二話 III


   「ためぞう ジェネレーション。」


 ためぞうは、
 日曜日のお昼時に、
 レオクスさんのお店を手伝っています。

 ちゃんと働いています。

 リシアさんの面倒を見ている
 アリス会長さんと、(↑強制です。)

 アリサ副会長さんもいます。

アリサさん「ためぞうさん、
      立派です。」

アリス会長「彼は、師に恵まれたのです。

      ノルン姉様は、まさに運命の女神。

      彼の為にも、
      弟、シオンはしばらく留学扱いにしておきます。」

アリサさん「えぇー!
      会えないってことですか。」

アリス会長「ご不満かしら。」

アリサさん「了解でありますっ!!」

 ためぞうは、
 よくレオクスさんの近くにいるので、
 わかっている子は、


・ためぞうを手なずける=レオクスさんとお友達になる。


 の仕組みを理解しています。

 会長さんは、
 とくにレオクスさんには、興味はありませんが、
 ためぞうには、注目しているようです。

 副会長の妹、アリサさんも、
 姉の目に留まるのならばと、
 ためぞうに興味を持ち始めたようです。

アリス会長「貯蔵さんの裏には、
      ラスボスさんがいるので、
      成長が楽しみですね。

      サードラルさんくらい、
      頑張ってくれたら良いのですが。

      フフフッ・・・。」

アリサさん「・・・。」

 アリス会長さんは、
 後を、アリサさんに託して、
 シフォンケーキセットを持ち帰りました。


 レオクスさんのお店の慌しさが、
 ひと段落したので、
 ためぞうは、備品のパイプ椅子に座りました。

 ちょっとぬるくなってしまった緑茶を、
 グラスに移し変えて、
 氷を入れます。

ためぞう「ウチに、この製氷機があればとか、
     思ってはいけない。

     お茶、うまいです。」

 ためぞうの、
 真面目に働く姿は、
 わりと女子にも好印象なようです。

 サフィリアさんたち三人と、ネコさんたちは、
 仕事の邪魔にならない程度に、
 おしゃべりして、
 ショッピングに向かいました。

レオクスさん「ありがとう、ためぞう君。

       あとは、もう大丈夫だよ。」

 レオクスさんは、
 ためぞうの自由時間に気を使っています。

 ためぞうは、読める男に近づいています。

ためぞう「はいっす!

     また、勉強させてください。」

 レオクスさんが心配性なのを、
 ためぞうは理解しています。

 ここは素直に、遊びに行く事にしました。


謎の大尉の声「大気圏内で、
       ギーガカノン!?

       君は、その意味をわかっているのか!」

ためぞう「・・・。

     ぜんぜん、わかりません。

     ここ、どこっすか?」

謎の大尉は、
見覚えのあるグラサンをかけた。

謎の大尉「私の名は、シークレッ・・・、

     いや、エージェント S大尉でいい。」

ためぞう達は、
駅前の公園にいます。

ランチタイムが、終わったくらいの時間です。

S大尉さんは、(ネームプレートには、山田さんと書かれています。)
クレープ屋さんの前の白いベンチで、
バナナ&チョコミントクレープを、食べています。

ためぞうも、クレープを買ってベンチに座りました。

ためぞう「それ、親父のグラサンっすよね、
     山田さん?」

山田さん「そうですね。」

ためぞうは、
ハワイアンクレープを食べています。(トロピカルな甘さと酸味です。)

ためぞう「さっきの続きはいいんですか?」

山田さん「バイトの時間あるんで、また今度お願いします。」

ためぞう「グラサン、聞いていいっすか?」

山田さん「いっすよー。」

 フリマで300円で買ったそうです。

 近くに、フリーマーケット会場があるそうです。

山田さん「では、時間なので、失礼します。」

 近くのお店でバイトをしているそうです。

 ためぞうは、
 コーラを飲んでいます。

ためぞう「オレの休日は、
     基本、
     イベントは起こりません。

     町内マップは完成させたいと思っています。

     家に帰っても、(3LDKのエリス姐の家。)
     ごろごろしてます。」


・フリマ、行ってみませんか?

  → はい。

    いいえ。


ためぞう「いいえ、でお願いします。

     グラサン売ってたお方がおられます。

     行く事にはなると思います。」

 ためぞうは、
 最初のワナを避けました。

 ためぞうは、
 のんびりと残りの休日を過ごす予定です。

 今日は、エリス姐さんの晩ご飯の用意がありませんので、
 時間はわりとあまっています。

 こんな時は、
 ホーネルとよくゲームをしていますが、

 彼は、PSV(携帯ゲーム)の恋愛シュミレーションと、
 カード集めにいそがしいようなので、

 そっとしておいてあげることにしました。

 ホーネルさんは、
 ライエン=グライト講師(ライっち)さんと、
 会議に出席するために、
 お出かけしています。

 五人の黒服のエージェント達が、
 一つのジュラルミンケースを護衛していました。

 ホーネルさんは、
 勝手に魔王軍の正規兵を動員させていますが、

 彼らも面白そうにしていたので、
 ささいな事でありました。

ためぞう「とにかく、歩こう。」

 ためぞうは、歩きます。

 サフィリアさんたちが行った、
 ショッピングモールは、
 ややこしい事に、ほぼ巻き込まれますので、

 普段、あまり行ってなかった方に、
 ためぞうは、歩いてみます。

 ローゼさんがいる可能性100%の、
 フリマ会場を、堂々と通り抜け、

 ためぞうは、
 スーパーボールを2個買いました。

 大きめですが、一個108円だったので、
 エリス姐が欲しがってはいけないので、
 2個買ってます。

 お土産のケーキセットは、
 ドラゴン魚市場の冷蔵庫においてあります。

 あとで、
 ノルン姐さんの、
 「ありがとう!」のメモに変わっています。

ためぞう「ケーキが、消えた気がした。」

 ためぞうは、
 お小遣いに、大きくゆとりがあったので、
 公衆電話から、
 ケーキを追加注文しました。

レオクスさん「エ、エリスさんが食べるの?」

ためぞう「いそがしい中、すいませんです。」

レオクスさん「ま、任せて下さいッ!」

 レオクスさんは、
 途中で、お店をお休みにして、
 材料の買い出しに出かけました。

 ハイクオリティー

 「シフォンケーキセット。
   最上級 レトレアンティー付き。」が、

 完成する事になります。

 おねだんは、600円になります。

 レオクスさんの出費は、
 相当なものでしたが、

 レオクスさんは、いい笑顔でした。

ためぞう「ご迷惑、
     おかけしております・・・。」

ためぞう「ギャルの水着は、本番に見るのが楽しみです。

     自分でも、ちゃんと海パン買おうと思います。」

 ためぞうは、
 レジャー用品店にいました。

 レオクスさんから聞いてきたのですが、
 とても大きな店舗です。

 ためぞうは、
 スポーツコーナーで、
 3980円の海パンと、

 バターピーナッツを5個買いました。

 所持金が一気になくなりましたが、

 先の読めない展開用に、
 携帯食料の重要性を、
 知った戦いもありました。

ためぞう「ポーチ付きです。

     五個買うと、おまけです。」

 ためぞうは、
 今日は、久しぶりの外食です。

 セリカさんが期待していた、
 バーベキューセットの下見を終えた頃が、
 午後 六時前くらいでしたので、

 ラーメン屋さんに行きました。

 ラーメンと、餃子と、
 焼き飯を注文をして、

 お店の角のテーブルに着きました。

ためぞう「持ち帰りも、一個、買います。

     エリス姉さんは、
     夜食もするので。」

 ためぞうの、
 同じテーブルのお客さんが言いました。

お客さん「これ、よかったら。」

 からし高菜です。

ためぞう「お、すんません。」

 ためぞうは、そのグラサンに見覚えがありました。

 ローゼさんです。

ためぞう「!?」

 ローゼさんは、変装しています。

 気配がまったくわかりませんでした。

 競艇帰りのお客に紛れて、
 新聞を読んでいました。

 OLさんの格好です。
 服は、エリス姐のおさがりのようです。

 エリス姐は、一応OLさんということですが、
 オフィスより、現場によくいます。

 ローゼさんも、現場が好きなほうです。

ローゼさん「ここは、おいしく頂きましょう。」

ためぞう「そ、そうでありますね。」

 おいしく頂いて、
 二人はお店を後にします。

ローゼさん「では、ごきげんよう。」

ためぞう「残り時間ですか?」

ローゼさん「詳しいお話は、

      番外でいたしましょう。

      ふぅ~。おいしかったです。」

 ローゼさんは、

 謎の名刀、
 『剣皇の太刀 第六天魔王。』のおかげで、
 延長戦もいけるそうです。

 十二回裏くらいまでだそうです。

 前の持ち主は、
 ためぞうの親父さんになります。

ローゼさん「次回予告とか、
          好きですか?」

ためぞう「閣下は、攻略対象に入っているのでしょうか?

     つまらない質問ですいません。」

ローゼさん「入っております。」

ためぞう「ヒゲがいりますか?」

ローゼさん「ささいな事です。」


 ・もちろん、攻略可能です。

 ・現在の好感度は、100です。

 ・若干、問題もあります。

 ・時々、ウィルハルト王子でよければ可。

 ・小さな一歩から、はじめましょう。

 ・アリス会長さんを攻略対象にすることもできます。

 ・いがいと、打たれ弱いです。


ローゼさん「では、予告にいきますね。」

ためぞう「よろしく、お願いします!」


次回、ためぞうの冒険 第二十三話。 


   「うちわ。」


ローゼさん「これ、よかったらどうぞ。」

 ためぞうは、
 うちわをもらいました。

ためぞう「ありがとうございます!」

ローゼさん「暑くなりましたね。」

ためぞう「暑いっすねー。」

ローゼさん「ふうりん → うちわ →

      せんぷうき → クーラー

      などと、単純に考えておりました。」

ためぞう「なるほど。」

ローゼさん「お祭りの出店とか、大好きです。

      りんご飴を期待しておいてよろしいでしょうか?」

ためぞう「いっしょに見れたら、最高っすね。」

ローゼさん「そうですね、」

 ローゼさんは、
 りんご飴をいただく仕草をしました。

 ためぞうに、
 花火の夜空が見えた気がしました。

ローゼさん「紅く染まった口元が、
      よいと思いませんか?」

ためぞー「ジェ、ジェネレーション!!」

ローゼさん「好きな子にあげられると良いですね。」

ためぞー「は、ハイっす!!」


ローゼさん「では、

        またですーー。^-^」

第二十二話 II 「タイガー ためぞう。」

2014年05月26日 10時21分15秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十二話 II


   「タイガー ためぞう。」


 戦いにより荒廃した、大地。

 争いの爪痕は、
 かつてそこに、
 人の営みがあった記憶すら引き裂き、

 一つの王国が、
 歴史の塵と化す光景がそこにはありました。

 そこに、一人の男が立っています。

 彼の名は、「タイガー」。

 タイガーためぞうです。

ためぞう「また、夢落ちか・・・。」

 ためぞうの元に、
 一人の可憐な少年がやってきて、
 彼を見上げてこういいます。

少年「これ、少ないですが・・・。」

 手渡された包みには、
 パンと水と、バターが少し、
 あと、数枚の金貨が入っています。

ためぞう「おいおい、受け取れんぞ。

     そもそも、ここが何処なのか、
     オレは、よーわかっとらん。」

 少年は、ためぞーに微笑んで、
 去って行きました。

謎の声「あれは、この国の王子殿下であられる。」

 そう言ったのは、
 重装甲の鎧をその身に着け、
 右肩に『対魔獣用突撃槍』を背負った、
 長身の兵士です。

兵士「美しかった王国も、
   ただの、一匹のドラゴンにこの様だ。

   小国は、狙われたが最後、
   皆を逃がすので精一杯だったよ。」

 兵士は瓦礫の上に腰をおろし、
 重たい装備を脇において、パンを食べます。

兵士「この国、
    もう国じゃないな・・・。

   食料は貴重だ。

   あんたも、なるだけ遠くに離れるんだな。」

 ためぞうの包みの中には、
 一人が逃げるのに十分な食料がある。

兵士「私は、聖剣王家
   第十五鉄騎団所属の、まあ生き残りだ。」

 兵士は、またドラゴンは戻って来ると、
 ためぞうに言って、
 南の方に逃げろと指示をする。

 南方には、
 ウィルハルト聖剣王の大軍が、
 馬で数日の距離にいると。

 この国の王子が、
 最後まで留まると決意したからには、
 自分は、引くわけには行かないと、

 意思を同じくする残りの兵士で、

 まだ、周囲に残る多くの人々を避難させる為、
 時間稼ぎを試みるそうです。

ためぞう「いかん・・・夢じゃないぞ。

     考えろ、オレ!!」

 状況に流されない訓練を重ねていた成果が、
 ためぞうを少し落ち着かせます。

 かなりピンチの状況に、いるようです。

 ためぞうは、丸腰です。

ためぞう「ここで、逃げるは無しだよな・・・。

     でもオレ、素手だよ。

     フレア放ちそうなドラゴン相手ですが。」


 兵士は、突撃槍を構えます。
 残りは、八人の鉄騎兵。

 飛来した、数匹のワイバーンに向かって、
 二人の兵士が、強く引かれたロングボウを放ちます。

 戦闘が、開始されました。

 ワイバーンから放たれる、
 絶叫のバインドボイスが、数名の兵士の動きを止めます。

 ためぞうは、その空鳴に吹き飛ばされます。

ためぞう「うおぉー!!」

 八人は、数匹のワイバーンに押されています。

ためぞう「・・・オレは、逃げん!!」

 刹那、ためぞうは、
 兵士に襲い掛かる、ワイバーンの懐にいます。

 ためぞうは、対竜の構えをとり、
 ワイバーンを尖った岩まで吹き飛ばしました。

 兵士たちは、何が起こったのかわかりません。

 目にも留まらぬ勢いで、
 二匹目に飛び掛ると、十メートル下の地面まで一気に叩き付けます。

 残る一匹が、
 ためぞうの左肩に鋭い歯を突き立て、
 その十倍を超える巨体で、
 一気に上空へを持ち上げようした時、

 ためぞうのボディブロウが、
 ワイバーンを仕留めていました。

 ためぞうは、無傷です。

 牙を完全に避けきり、左肩でその口を塞いでいたのです。

ためぞう「・・・いや、
     自分、これでも魔王軍四天王やってるんで。

     質に入れた装備さえあれば、
     そこそこ、がんばれるっす。」

 兵士の一人がこう言います。

  「伝説の格闘家 タイガー!!」と。

 兵士は、タイガーコールです。

ためぞう「あ、いえ、

     ただの ためぞうです。」

 ためぞうは、
 見知らぬ土地に伝説を残して、
 
 第二十二話の続きにもどります。

 何かありましたら、
 こちらの方へ、ご連絡くださいという、
 丁寧なメモを残して・・・。


 セントクラウス学園に戻ってきました。

 レオクスさんのお手伝いになります。

 すでにお客さんの対応に
 追われているレオクスさんに、
 席を三つも設けて下さいとお願いするのは、
 いささかなものかと、

 ためぞうは、
 一つのテーブルのオーダーを完璧に管理し、

 直前で、
 カバディの構えで、
 ブロックをするという作戦に出ました。

 売り上げを若干、減らしてしまいそうなので、
 ためぞうは、
 さっきエリス姐さんから、もらったお金で、

 「シフォンケーキと紅茶」のお持ち帰りセットを5個注文しました。

 セリカさんたち(+ マベル、ホーネル、マイオスト。)と、
 エリス姐への分になります。

 一つが税込みで、600円なので
 3000円のお会計になります。

 保冷パックが付きますので、
 車内や、日の当たる所において置かない限りは、
 そこそこ、持ちます。(できれば、2~3時間以内が理想です。)

 ためぞうが、
 レオクスさんのお手伝いをしていると、
 正午前頃に、三人がやってきました。

 ためぞうに、手を振ったのは、
 おしゃれな白いワンピースに着替えた、レミーアさんです。

 ためぞうは、ちょうどテーブルの清掃中だったので、
 カバディの構えは、使わずにすみました。

ためぞう「普段から、そのカッコでいればいいのに。」

 とても美人さんな、レミーアさんです。
 お姫様のようです。
 一応、本物の白の王女さんではあります。

レミーア「先輩がそう仰るなら、
     このような姿である事に、
     務めたいを思います。

     これでいいっすか?
     おかしくないっすか。」

 周囲の男性の視線を、
 ほとんど釣り上げました。

 サフィリアさんとリンカさんは、
 耐性持ちなので、(会長さんや、ローゼさんで見慣れていた。)

 レミーアさんに、
 七馬身差ほどのリードを奪われました。

 リンカさんは、
 ためぞー 好感度51なので、
 ダメージ0です。

ためぞう「ほい、座って。

     オレ、いま、珍しく忙しいんで。
     手伝ってきます。」

 三人が席に着いたと同時に、
 ためぞうは、
 日替わり定食コーナーへと戻って行きました。

 子供さん用の椅子とテーブルも設置されています。(2こ)

 リンカさんは、普通にメニューを見ています。

 サフィリアさんは、己のうかつ者さんぶりに、
 ちょっとだけ、窓から見える空を見つめています。

 レミーアさんは、
 注文が決まっているので二人(+2匹)を待っている感じです。

レミーアさん「あそこの席に、
       リシアさんいたんで、
       ちょっとあいさつしてきますー。」

 レミーアさんの足取りは普段通りですが、
 その服だと、
 どれだけ正しい姿勢で歩いているかというのが、
 とてもわかりやすいです。

 レミーアさんは、
 お友達のリシアさんとおしゃべりしながら、
 ためぞうの視界に、リシアさんが入らないように、
 ブロックしています。

 ネコx2さんと、リンカさんの注文は決まりました。

ネコx2「さすがは、スカウト。(索敵する=モデル・芸能界へのスカウトも含まれる。)

     だが、彼女は味方だ。
     このまま、成り行きを見守るとしよう。」

 ためぞうの競争率を上げないワザを持つレミーアさんに、

 取り出したネコ缶を開けながら、
 ネコx2さんたちは、はしゃいでいる。

 我に返ったサフィリアさんの注文も決まりました。



ためぞう「レオ先生、」

レオクスさん「何かありましたか?」

ためぞう「息切れしそうなんで、
     ちょっとだけ、お茶飲んできていいですか?」

レオクスさん「はい。」

 レオクスさんは、とてもいい笑顔です。

 ためぞうは、
 本気で用事を、
 5分で済ませたいので、
 自販機でお茶を一本買って、
 お土産の入った紙袋を手にします。

 会計は、終わらせてあります。

 ためぞうは、拠点にワープしました。


 ためぞうたちの拠点。

 『魔王の城。』

ためぞう「おら、セリカさんよ!」

セリカさん「おおー。」

 ◇ためぞうの冒険編では、
  セリカさんは、マベルさんにとりついて、
  うろうろしてます。

  マベルさん=セリカ、十五才くらいの姿です。

ためぞう「お土産じゃい!」

セリカさん「えらい!」

ためぞう「また会おう。」

 ためぞうは、ワープしました。


セリカさん「!?

      次回よこくーー!」


次回、ためぞうの冒険。 第二十二話 III


   「ためぞう ジェネレーション。」


セリカさん「では、いただきまーす!」

セリカさん「またですーーー。^-^」

リシア ver 1.01

2014年05月25日 18時06分48秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)


リシアさん。 (サーヴァ 03のエクサー。)


・間違えて、学園に来ました。

・ヴェルクハートさん(六極神 第三位 狂王ヴェルクハート)を、
 探したりしてます。

・ヴェルクさんは、
 ためぞーとは、マブダチです。

・世界『03』を任されています。(管理者さん。)

・アリス会長の本気を知っています。

・ ↑ に、イメージチェンジさせられました。

・シオン君とは、仲良しです。

・サフィリアさん、レミーアさんたちとは、
 長い付き合いになります。

・元の性格はツンツンでしたが、
 とてもおとなしく、まるくなりました。

・来る場所を間違えたのに
 気付いたときには、

 会長さんに気に入られていました。


戦士LV 500+

リシアさん「ヴェルクハートさんが、
      いるって聞いて、
      来たんですが・・・。

      よ、よろしくおねがいします!」


・サフィリアさんと、レミーアさんは、
 彼女をためぞーに、
 紹介したくはなさそうです。

 かなりのライバルになります。

・ローゼさんが、
 紹介すると思います。