ダークフォース続き(仮)新規です

ダークフォースDFと続きに仮セカンド。
新規とDF追加再編です

12年くらいまえの設定なので長文ですが💦

2021年05月17日 16時02分59秒 | 書き物置き(自分が確認する程度です💦)
2009年の記事の再掲で
訂正してないので
相当変わってるかもやら、うん,ノリで書いてるなぁみたいなお恥ずかしいとこもありますが
長いので

略するとライトフォースとダークフォース誕生(発見?
のDF前の使わない設定ぽいのです

地球が起源で随分未来の話飛んでます
過去の話で

古のとか古い話ですがちょいハイテクで勢いで書いてるのを懐かしいやらで💦

ここからです。


 『ダークフォース』の起源

 それは、
 遥かなる太古の時代。
 とある太陽系の第三惑星に起源を持つとされた。

 その惑星『テラ』は高度に発達した文明を有しており、
 星々を駆ける船を生み出し、
 それらを、テラ太陽系外に発して
 銀河の版図を広げていった。

 しかし、一定の段階でその星の船の時代も、
 人類は光速を超える航法を発見出来ずに、
 銀河の地図作りもしばしの停滞の時を迎える。

 惑星テラを発った人々は、
 その閉塞感から脱する為、次々とテラ圏から独立し、
 幾つもの惑星国家を参加させた共同体を構築するに至る。

 こうして、
 テラを中心とする『テラによる銀河帝国』と、
 そのテラに反旗を翻した国家群による『惑星国家連合』
 との対立の時代を迎える。

 人々は星の船を戦艦へと作り変え、
 小さな銀河の覇権を争う事で、その忙しさを増した。
 戦いに勝利する為に、次々に新型の戦艦が生み出され、
 その艦列を星の海へと並べる事に、人々は陶酔していった。

 だが光速を超えられない船で争ったところで、
 その「のろまな亀」では、、
 箱庭のような小さな銀河の地図すら塗りかえる事など出来ず、
 所詮は小競り合いと意地の張り合いだけを
 何世代と飽くこともなく繰り返した。

 そして、突然、変化は訪れる。

 惑星国家連合は、銀河帝国を外巻くように存在していたが、
 (図で言うと、タマゴの黄身(帝国)と白身(連合)のような構造)
 突如、その幾つかの惑星国家と連絡が取れなくなる。
 連合はその調査の為に(帝国の侵攻の可能性)
 大規模な船団を幾度かに渡り派遣するが、
 一隻として、戻ってくる船は存在しなかった。

 結果を得られぬ連合は苛立ち、
 さらに大規模な最新鋭艦を揃えた編成で調査に挑む。 

 そして、それは少しばかりの成果を連合にもたらした。
 ・・・ただ、聞こえたのは
 光の速さで連合へと伝えられた、
 船団からの悲鳴であった。

 連合はそのメッセージを受け取ると、
 即座に帝国との和平の使者を使わした。
 連合の判断は賢明だったが、帝国はそれを疑った。

 船団からのメッセージはこうである。
 「我、正体不明の敵と遭遇せり、
  すでに我が艦隊は十万隻が撃破され、
  残った僅か三千隻が壊走中である。
  ・・・我らはこの宙域で再度体勢を立て直し、
  今一度、Unknownと決戦する。
  ・・・どうせもう、逃げられはしない。
  出来る限りの情報を集め、全チャンネルで送信する。
  敵の数は、僅か1である。
  これが帝国の生み出した破壊兵器でないことを、
  ただ、神に祈ろう・・・。」と。

 帝国が連合のメッセージを疑う間にも、
 連合に加盟する国家は、次々とその数を減らしていった。
 連合は猶予ならない事態に、
 独力でそれに対する艦隊を編成し、
 幾度も敗北を積み重ねながら、敵データの収集に全力を注いだ。
 数百万という艦船を失い、連合国の数をほぼ半数に減らした時、
 僅かにだが、その『敵』の正体を知る事が出来た。

 敵は未知のテクノロジーを操る外宇宙からの侵入者で、
 体長は僅か数メートルの、異形の生き物。
 光を重力で屈折させている為、正確な外観(イメージ)は入手出来てはいない。
 この敵に対し、現時点の水準の戦艦をぶつけた所で、
 ただ、動かぬ的(まと)をくれてやっているようなものであった。

 連合は、
 その主星である『ニューアース』に迫られても
 なお抵抗を続け、
 ついにはそのニューアースすら失ってしまう。
 多大なる犠牲を払いつつも、主を失った連合国は
 更に抵抗を続ける。

 この時点で、帝国側の星系にも
 その敵の影響は及んでおり、
 被害者となって初めて帝国は、
 連合のメッセージをようやく理解した。

 だが、もう遅い。
 帝国は、未知なる敵に対する手段を
 何ら持ち合わせてはいなかったし、
 テラの人々は、他国が犠牲になっている内に、
 逃げ出す算段をする始末。
 敵はどこまでも追跡してくるというのに、

 その対応に飽きれた帝国の各国は、テラ圏から次々に離反し、
 崩壊寸前の連合側に付いた。
 テラは孤立し、連合側に回った国々は、テラの行為を許そうとはせず、
 大艦隊を集結させて、テラ宙域を完全に包囲した。
 テラ星系を、未知なる敵との最終決戦場に定めたのである。

 ここに、虚しくも銀河帝国の枠組みは崩壊し、
 人類は強大なる敵を前に、強く結束する。
 しかし、人類の生存圏をまるで根絶やしにするように
 螺旋状に侵攻して来る敵の存在により、
 人類の描いたその小さな銀河の地図は、約七割を消失させていた。

 誰もがそれを恐れ、
 また『人類』という存在そのものの為に、
 人々は、決死の覚悟で戦った。

 ヒトという種を未来へと繫ぐ為に。

 人類滅亡のシナリオが着々と進行していく中で、
 ついにニューアースの生き残りの科学者たちが、
 未知なる敵の、その強大な強さの秘密を解き明かした。

 それこそが、
 『ダークフォース』である。

 敵は恐ろしく高度に発達した科学力を有しており、
 暗黒物質と呼ばれる質量とそのエネルギーを、
 己の力に変換する器官を備えており、
 無限とも思われる圧倒的な力で、
 今まで、人類を駆逐して来ていたのだ。

 科学者たちは、
 そのダークフォースを現在の技術で人類が保有するのは
 不可能と判断し、
 より安易に力を取り出す事が出来る
 『ライトフォース』の方に着目した。

 こうして、ライトフォース発生器官を搭載した
 新型戦艦の試作が開始された。

 その設計図は各国に送られたが、
 あまりのその巨大な発生器官の設計に、
 既存の戦艦では運用が不可能であった。
 当時の戦艦は約3000メートル級が主流であったが、
 その発生器官は全長10キロにも及んだ。

 それを搭載する戦艦の新造など、物理的に厳しく
 試作一号艦「エクサー01」だけは、
 それを搭載して完成したが、
 各国はその発生器官を完成させるだけでも限界に近く、
 既存の艦船を牽引するように十数隻を発生器官へと繋ぎ、
 急ごしらえの大型艦を完成させた。
 この手法で完成された船は「ギーガ」級と呼ばれる。

 このライトフォースリアクター搭載の船は、
 光速を超える航行が可能となり、
 それら大型艦が、エクサー01を軸に艦隊を編成するには、
 さほどの時は必要なかった。

 決戦の地は、惑星テラの太陽系。
 集結したのは、エクサー01とギーガ級十数隻。
 事前に集結していた既存の戦艦は、その盾なる布陣を敷き
 その数は500万隻に達した。

 こうして、人類は最終決戦に望む。

 結果、人類はその未知なる敵に多大な犠牲を払って勝利するわけだが、
 その敵の正体が、たまたま人類の生存圏に接しただけの、
 外宇宙からの、ただの一匹の尖兵にすぎなかった事実に愕然とする。
 (現在の下級ギーガ一匹分の戦力)

 人類はこの後、
 ライトフォースの発生器官を軽量、小型化することで
 通常艦に搭載することを可能にした。
 そのリアクターを搭載した船で、星の海へ次々と乗り出した。

 人々は共存することを強く願い、
 全国家を参加させた、『銀河共和国』を設立する。

 さらに技術的進歩が、
 ついにはそれら器官を、ヒトの体内に取り込む事に成功する。

 『戦士』の誕生である。

 ただ、その戦士能力(遺伝子)は全ての人間が手に入れられるものではなく、
 当時、一億人の人口に対して一人というのが限界であった。
 戦士の当時の呼称は、『ネオ・エイジ』であり、
 戦士という呼び名が定着するのは、もっと先の話になる。

 人の限界を大きく超えた、それらネオ・エイジたちは、
 自らを直接、星の船のライトフォース発生器官と
 リンクすることが可能であった為、
 船乗りとして非常に重宝された。

 彼ら、ネオ・エイジたちの活躍により、広大なる銀河地図も
 少しづつではあるが、着々と完成させられていく。
 と、同時にそれはまた危険な賭けでもあった。

 いつ、外宇宙の敵と接触するかという可能性を秘めていたからだ。
 故に、ネオ・エイジたちはその叡智を結集させ、
 ついには、銀河の大いなる謎である
 ダークフォースの秘密を知るに至る。

 そのあまりの膨大なエネルギーを実体化したら、
 星は、星系ごと消失してしまうのではないかという
 その制御領域外の力に、
 ネオ・エイジたちを含む人類は恐怖を覚えたが、
 それは同時に、外敵という厄災から身を守るという
 究極の手段とも成り得ることから、
 慎重に研究開発が進められ、
 ついにその技術の獲得に成功する。

 ダークフォースリアクター搭載型超大型艦、
 『エクサー01 -改ー』を完成させたのだ。

 エクサー級は、その凄まじいまでの出力で、
 一気に、星の空を駆けることの出来る能力を備えた。
 一度、人類が足を踏み入れた場所には、
 その受け皿となる装置さえ完成させれば、
 一瞬にしてその場に飛べるようになる、
 いわゆるワープ航法を実現させたのだ。

 さらに就役したエクサー級02号艦との連携で、
 お互いを受け皿にしてワープする事にも成功させる。

 以降、第03号艦から、第10号艦までが就役し、
 大銀河の全貌が明らかになるのは、
 もはや目前とさえ言われた。
 この時期から、人はその銀河の名を
 『ゼリオス』と呼称するようになる。

 しかし、科学を魔法と呼べる力に変えるには、
 まだ幾多の試練が待ち構えた。
 エクサー級の不安定さが原因により、
 船ごと星系そのものを失う事故が生じたのである。
 これにより、エクサー級の三隻が失われ、
 人類に進むべく道に、暗い影を落とした。

 エクサー級には更なる改良が加えられ、
 欠番となった、04、06、10号艦も新技術により、
 再び、就役することになる。
 こうして、再び合計十隻となったエクサー級により、
 大銀河ゼリオスは、その姿を次第に明らかにしていった。

 エクサー級同士が張り巡らせたワープ網を使い、
 ギーガ級を数多の遠い星々に送り届け、
 いよいよ人類の、フロンティアへの入植が始まる。

 こうして、銀河ネットワークが形成されていくにつれ、
 ゼリオス銀河とは、
 また別の銀河の存在の可能性が指摘され始めた。

 先の戦いで人類を滅亡の危機へと追いやった、
 その『敵』(前回の敵は『ソーサラー級』と命名されている。)と
 一度も遭遇しなかったことである。

 エクサー級は、建造に莫大な費用と労力と時間を必要とする為、
 以降の第11号艦から第20号艦は、
 いまだロールアウトされてはいなかった。

 そうして、最も銀河の端へと達していた
 エクサー級第05号艦が、ついにその敵と接触する。

 敵はやはり別の銀河から現れていることが判明し、
 第05号艦は独自の判断で、
 その銀河ネットワークを切断し、孤立した。
 連結状態を維持していれば、
 敵にそれが利用されるという判断である。

 こうして、エクサー級第05号艦隊と、
 未知なる敵、『ウィザード級』との戦闘が開始される。
 今回の敵は複数で、ウィザード級一匹を数十匹のソーサラー級が
 取り巻いているという構成であった。

 共和国は他のエクサー級を全艦救援に向かわせる計画を立てたが、
 当時、共和国でナンバー1のネオ・エイジである、
 『アリスアリサ』が、
 エクサー級第05号艦のその想い尊重し、
 その計画自体を白紙にさせた。

 彼女こそ、エクサー級第01号艦専属のネオ・エイジであり、
 その銀河ネットワークの中心にいる存在だった。
 当人は隠していたが、
 彼女にはダークフォースを
 制御できる能力が発現しており、
 当時、戦士レベル換算20~30の時代に、
 彼女のレベルは289にまで達していた。

 つまり、彼女は単身で、
 接敵したウィザード級を駆逐出来るほどの能力を持つ
 真の意味での『戦士』と呼称するに相応しい存在であった。

 第05号艦隊は単独で敵との決戦に挑み、
 結果、その戦いに勝利する。
 艦隊の損害は甚大であることが予想されたが、
 戦闘集結までに、完全に銀河ネットワークから外れてしまった為、
 共和国から分離された第05艦隊の生き残りは、
 共和国からの一切の支援すら受けられない状態にあった。

 そのエクサー級第05号艦隊の専属ネオ・エイジは、
 アリスアリサの実の弟であった。
 アリスアリサは、その表情を一つとして変えることはなかったが、
 誰もいない場所にいる時には、
 ある一定の方向の夜空を見上げていたという。

 時は流れ、エクサー級超大型艦が第20号艦まで就役する頃になると、
 アリスアリサを中心とするネオ・エイジのグループが、
 極秘である計画を進めていることが判明した。
 弟の犠牲もこの計画の一端であったとされ、
 アリスアリサは他のネオ・エイジたちの説得を拒絶し、
 愛する弟まで失う覚悟で、その計画の青図面を描いていた。

 その計画は、
 後に『S・A・R・V・A(サーヴァ)』計画と呼ばれる事になる。

 共和国は結束することで、その世界を守ろうとしていたが、
 ダークフォースの力に目覚めた彼女、アリスアリサは、
 銀河の向こう側にいる真の敵には、
 その方法では勝ち目がないという事を強く悟る。

 進化には時間が必要だった。
 誰もが、自分と同じ能力を手に入れるには、
 途方もない時間がかかるであろうと。
 仮に、もし現存のネオ・エイジ全員が自分のクラスに達しても
 それでも、ゼリオス銀河を守り抜くには
 あまりに脆弱であると彼女は知っていた。

 故に、人類は何としても生き残る必要があった。
 相手が強力なまでの魔法使いである以上、
 こちらも、それ相応の科学の魔法を持たなければ太刀打ち出来ない。

 アリスアリサはその計画を『千兆の希望』と呼んだ。
 ゼリオス銀河にヒトが在り続ける限り、
 奇跡は起こせると。
 ゼリオス銀河には大小、一千兆個の星々があるとされており、
 その、どの星たちもが、希望に成りえる光なのだと。

 アリスアリサの完璧なまでに描かれた
 その青図面を見せられた時、
 共和国はその予想だにしない広大な計画を、
 受け入れざるを得ないと納得した。

 こうして、銀河ネットワークは
 共和国の意思によって崩壊し、
 各エクサー級を軸としたフロンティアも、それぞれに孤立した。

 これは、人類という種が根絶やしにされない為の、
 ただの時間稼ぎ。

 アリスアリサは、その全てを人類の為に捧げ、
 人であって、ヒトでない。
 現在のエクサーの、
 その雛形ともいえる形に姿を変え、
 自らを、テラ太陽系と一体化し、
 無にして有、
 人々を守る見えない盾となり、
 無限ともいえる時の中で、
 時間の牢獄に、美しく、可憐なその身を捧げながら、
 サーヴァ計画を実行していく。

 人にとって、彼女の存在は希望であり、まさしく神そのものと言えた。

 アリスアリサはその瞳で、世代を重ねていく人類を見つめながら、
 その人の温度に触れることも出来ない自分の、
 その選択を、一度として後悔などしたことはなかった。

 こうして、人の記憶の中から、アリスアリサの名も
 次第に消えていく。

 アリスアリサは、それで十分であった。
 何かの犠牲の上に、今、自分が立っているという思いを、
 愛する星々の子らに感じて欲しくはなかったのだから。

 これ以後の人類は、
 どこでどの星系が侵略を受け、
 どう興亡の歴史を積み重ねていったのかは
 定かではない。

 ただ、
 その結果として、
 人類は『戦士』と呼ぶに相応しい能力に次々と目覚め、
 ゼリオス銀河の至る場所に、
 サーヴァと名づけられた生存圏を獲得した。

 こうして、人類は魔法とも呼べる
 ライトフォースや、
 ダークフォースという、禁忌の力すら
 その手中に収めるのである。

 星々の中で生まれてゆく光を
 アリスアリサは今でも感じ続け、
 そして、人類の進むべき場所が、
 希望という明かりで灯されている事を、
 願い続けているのだろう。


 アリスアリサの心は、
 他の誰よりもピュアで、
 その姿は、
 他の何者よりも美しい。

   - サーヴァ1725
     エルザーディアの記憶より抜粋 -

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