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ダークフォース続き(仮)新規です

ダークフォースDFと続きに仮セカンド。
新規とDF追加再編です

日記 6・17

2014年06月17日 20時28分47秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ノルン「こんばんはー。

    元気だけが取り柄の、

    魚屋さんです。」

ノルン「えーっと、

    ちょっと、カンペ読みますね。」


 ◇ 運命の女神 『ノルン。』

   三女神の象徴。

   過去、現在、未来の女神がいます。

   リーダーですね。

   北欧神話の女神を参照にしております。


   ダークフォース セカンドでは、

   その位置に

   アリス。

   エリス。

   セリス。

   がおります。

   ノルン姉さんは、
   ユニットのリーダーみたいなもので、

   三女神+お魚屋さんになっております。


   アリス = アリスアリサ。

    アリスアリサは、無限の時を見守る為、
    世界と一体化して、

    個を失っています。

    約十億年ほど、時の牢獄で世界を見守っています。

    アリス会長は、
    彼女の仮の姿になります。

    アリサ副会長もですね。

  
   エリス = エリスねーさん。


   セリス = 空席となっております。


エリスねえ「・・・。

      女神だったのか!!

      やべーよ、
      やめてくれよ。

      行き遅れるじゃん!」

ノルン姐「二人で仲良く、

     ロンリーだ。

     ハハハ!」

エリスねえ「重いのは、任す。

      青春したことねえんだよぉ。

      思い出ほしいよー。」

ノルン姐「では、今日の日記です。」


・うどん。

・カレー。

ノルン姐「と、食べております。」


ノルン姐「では、またですー。^^」

エリスねえ「またです!」

第二十四話 V 「みかん。」

2014年06月16日 11時32分00秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十四話 V


   「みかん。」


 世界が、たくさんのみかんであふれますように。

ためぞう「・・・。

     確かに、素敵な事とは思うのですが、

     自分、冒険してないっすよね?」

 エリス姉さんの家には、
 コタツがありますよね。

 言葉などいらないのです。

 コタツでみかんを食べましょう。

ためぞう「季節があえば、最高なんですが、

     エリス姉さんは喜んで食べると思います。

     ナレーション、今回だれ?」

謎の人影「ためぞうさんは、もっと、

     地に足を付けて、努力すると、

     いいことあるかもしれません。」

ためぞう「ローゼ閣下ですか?」

 影の主、首を横に振ります。

謎の人影「残念!

     回答権は、あと2回です。

     失敗すると、

     今年は、みかんはおあずけです。

     材料に含む製品も含まれますので、

     けっこういろいろおあずけですネ。」

ためぞう「オレのみかんジュースがぁ!!」

ためぞう「ハッ!?」


 ためぞうは、夢から覚めました。

 少し寝過ごしたので、
 牛乳配達へと向かいます。

 時刻は、朝の5時半です。

ためぞう「みんなが、オレの牛乳を待っている。

     丁寧に急ごう。」

 ためぞうは、エリス姉さんのずれたシーツを直して、
 そっとお出かけです。

 ためぞうは、
 きちんと配達をやりとげました。

 次は、魚市場の手伝いです。

 ためぞうは、お金の大事さを学んでいます。
 所持金は少ないですが、
 汗して得たお金は、格別にいいものだなあとか、

 そんな感じです。

 主に、おやつとゲームセンターに使います。

 そんなためぞうも、
 ちゃんと、夏、『渚の君』は意識しているのです。

 でも、コツコツがんばることにしています。

 何かを変えようと強く思うと、
 空回りが多いみたいです。

 とりあえず、みんなと楽しくいい思い出ができればいいな、
 なんて、ためぞうは思うようになっていました。

 場所は、長崎ドラゴン魚市場です。

 早朝とは思えない、熱気と活気であふれています。

 夏を前に、みなギラついているのです。

 焦る思いは、人をがむしゃらにするのでしょうか。

 ためぞうの元の、ノルン姐さんがやってきます。

ノルン姐「おはよー、ためぞう!

     最近、みんなうかれてんな。

     私も、うかれたいと思ってるんだが、

     やっぱ、ダメかなぁ。」

 ためぞうは、こう答えます。

ためぞう「きっと、いい思い出が出来ると思うよ。」、と。

ノルン姐「なんだ、おめー、勝ち組か!?

     勝ってるのか?

     負けられない戦いが始まりそうだね。

     最近、エリスに押されまくってるw」

 ノルン姐さんも、出番を気にしているようです。

 それは、市場のあんちゃんや、おじさん、おばさん、

 サフィリアさん、レミーアさんも同じです。

 みな、鋭いまなざしで、一生懸命にお仕事です。

ためぞう「夏のビーチは、人をそこまで変えるのか・・・。」

 ためぞうは、仕事においてかれそうなので、
 結構、がんばりました。

 しばらくすると、
 ラジオ体操を終えた、エリス姉さんがやってきました。

エリス姐「気合いはいってんな。

     なんか意味あるのか?」

 エリス姉さんは、いたってマイペースです。

 ラジオ体操の皆勤賞が、最大の目的だからでもあります。

 若い、乙女さん二人が駆け寄ってきます。

レミーアさん「姐さん、余裕ですね!

       さすがです。」

サフィリアさん「大人はいいなぁ・・・。

        あ、いえ、なんでも。」

エリス姐「なんだよ、夏意識してんのかよ。

     そんなビーチ勝負で競うくらいなら、
     ビーチバレーやれって。

     あと、バーベキューもいいな。

     海の家の方に、ちゃんとご挨拶して、
     ラーメンとか、
     かき氷とか、いただきなさい。」

 エリス姉さんの意見は、的を得ていました。

 何より、堅実で、楽しそうです。

エリス姐「夏ちゃー、花火とか縁日もあるべ。

     買い食いしたいなら、こずかい貯めときなよー。」

 そういうとエリス姉さんは、
 ノルン姐さんに、サーモンの握りをいただきました。

レミーアさん「カバーが広い!

       参考になるっす。」

サフィリアさん「浴衣という手があるのですね!」

ネコx2さん「だからって、特訓だらけちゃ、ダメにゃん。」

 エリス姉さんの声は、
 営業をやっているだけあって、よく通ります。

 市場の結構な人たちに聞こえていました。

 みなさん、やる気の方向がグローバルになりました。

ためぞう「それじゃ、学校行こうか。」

レミーアさん「了解っす!」

サフィリアさん「うん。」

 ためぞうは、
 ジェネシスおじさんを警戒しながら、
 学校に向かいました。

 ややこしい事になると、ホームルームに遅れそうです。

 おじさんは、空気が時々読める人なので、
 軽く挨拶して、ランニングです。

ためぞう「おはようございます。」

おじさん「がっこー、がんばってね!」

 ふつーの会話です。

 おじさんは、お連れの美少女姫君の朝の平和を、
 かき乱す人ではないので、

 そのままお花屋さんにむかいました。


 セントクラウス学園に着きました。

 まだ、かなり早い時間ですので、
 レミーアさんと、サフィリアさんは学園寮に寄ってくるそうです。

 ためぞうは、野球部の朝錬に参加します。

ためぞう「よろしくおねがいしやす!!」

部長さん「こちらこそ!」

 ためぞうの打率は、現在2割5分です。
 ちょっとあがっています。

 守備も、すこし上手になりました。

 けっこう、場外に飛ばします。

マネージャーの子「いいですね、彼。」

部長さん「さあ、オレたちも負けてられないぞ。」

部員さんたち「はいっす!」

 ためぞうは、とてもいい香りの、
 ほわほわ仕上げのタオルで汗を拭いて、

 ホームルームに向かいます。

 3年J組の教室に、
 エリナ先生がやってきました。

エリナさん「ためぞう君、ヒゲA君、あと+20人の生徒さん。

      では、また。」

 点呼が済むと、
 エリナ先生は、さらっと去っていきます。

 クールビューティーですね。

ためぞう「シャープだなぁ。」

ヒゲA君「いいねぇ、おじさん、ドキドキしちゃう。」

 ヒゲAこと、バルマードのおっさんが、
 そう言うと、

 ためぞうの視線の先に、
 悦に入った表情の、ローゼさんがこちらを見つめています。

 用務員さんの格好です。

 ローゼさんは、重度のファザコンで、
 ヒゲAを、世界より愛しています。

 自分の幸せは、ヒゲAが幸せであること、イコールの方です。

 ローゼさんは、ヒゲAが多くの乙女から愛されることを望んでいます。
 ヒゲAの笑顔の為に、全てを捧げているほどの、

 パパラブです。

 満足げに、ローゼさんはその場を後にしました。

 ためぞうが、自分の気配に気付けるようになったことにも、
 感心している様子でした。

ローゼさん(お父様のこと、よろしくおねがいしますねっ。)

ためぞう(よくわかりませんが、気は合うようであります!)

 ためぞうは、午前の授業を終えて、

 レオクスさんのお店にいきました。

 学園の商業棟に、ジェネシスおじさんと、助手のファルさんがいます。

ためぞう「お、おじさんっ!」

おじさん「私のテナントもあるから、実は結構前からいるよ。

     ファル君に任せてある。」

ファルさん「よろしくお願いしますね。」

 ファルさんは、丁寧にお辞儀をします。

 看板娘さんの格好です。

 すごい美人さんなので目立っています。

ためぞう「はぅぁ!?」

 ためぞうは、辺りを警戒するクセが出来ました。

 サフィリアさんと、レミーアさんに現場を抑えられるのは、
 まずいと思います。

 青春してますね。

おじさん「君も、言いたまえ!

     ジェネシス ネクスト ジェネレーション!!」

 このおっさんを、なんとかする必要がありました。

 ファルさんのお目当ては、レオクスさんのようです。

 おじさんは、ファルさんにシメられました。

ファルさん「では、売り場にもどりますね。またー。」

 おじさんは、ファルさんに引きずられていきました。

ためぞう「・・・レオ先生とこ行こう。」


 レオクスさんのお店は、
 いつも忙しいのですが、

 最近、レミーアさんやサフィリアさんも、
 手伝ってくれるようになって、

 お客さんの幅も広がりました。

レオクスさん「こんにちは、ためぞうくん。」

ためぞう「こんにちはっす、レオ先生。」

 助っ人二人+二匹さんのおかげで、

 スムーズにオーダーが通っています。

 レオクスさんは、今日はゆっくりあるようです。

レオクスさん「営業中に、立ち話もなんだけど、

       私なりに、レジャー修行は順調だとおもいます。」

ためぞう「花火大会を見る修行と、縁日で動じない修行も必要だと、

     エリス姉さんがいってた気がします。」

レオクスさん「おお・・・奥深いね。

       エスコート出来るかどうかが、
       試されるんだね。

       勉強になるなぁ。」

 おしゃべり中ですが、
 レオクスさんは、素早く丁寧な仕事をしています。

 暑い日は、かき氷とかも出せるようになっています。

 パフェは、デラックスサイズまであります。
 お昼休みなくなっちゃう量ですが。

 お客さんは、わりと固定です。

 ヒゲAアンドBは、定食です。

 他には、アリサ会長一派の
 軍師アリサさんと、
 リシアさん。

 エリナ先生や、教頭先生もいます。

 そして、デラックスパフェを食べてる人もいます。

 みかん味のパフェで、甘酸っぱいやわらかな柑橘類の味です。

 とても大きいので、食べてる人が影になって見えます。

 メロン クッキー チョコ ポッチー など、
 たくさんトッピングされていて、

 小さなクリスマスツリーのようです。

 星の代わりに、みかんがのってます。

 かわいい感じにまとめられています。

パフェ食べてる人「幸せなことですね。」

 おいしそうです。

 あれを食べる勇気は、サフィリアさんとレミーアさんには、

 相当な覚悟を要します。

 特訓しないと、体重計に乗れなくなるでしょう。

 7500kカロリーあります。

レミーアさん「いつか、食べる!」

サフィリアさん「ええ、そうですね・・・。」

 食べているのは、
 やぼったい格好をしている、
 ジャージ姿のファルさんです。

 お花屋さんの格好では、目立って静かにいただけないので、
 そういう格好が染み付いているのかもしれません。

 でも、それでも美人さんです。

 連れのアリストおじさんは、

 日替わり定食(しょうが焼き)を食べています。
 周囲に溶け込みすぎて、

 アリストさんを探せ、レベルの目立たなさです。

 もちろん、ためぞうは探したりしませんが、
 お冷のピッチャーにレモン果汁をちょっと香り付けにいれたり、
 気の利いたことはしています。

 今日の日替わり定食は、おかず+一品で500円です。

 わりと、お得な感じです。

 こうして、無事にランチタイムも静かになっていきます。

 こういうお手伝いなども、
 学園では、評価の対象になりますので、

 五時限目に多少遅れたりしても、

 きちんと単位がいただけます。

 中途半端はよくありませんとの、
 アリス会長さんの言葉を、

 妹さんのアリサさんが、ためぞうに伝えています。

レオクスさん「みんな、ありがとう。

       おつかれさまです。」

レミーアさん「楽しいっす!」

サフィリアさん「あ、はい。

        いい経験だとおもっています。」

 乙女さん二人は、ご機嫌です。

 褒められると、やる気になりますよね。

 とても、ありがたいことです。

ためぞう「オレは、薄くなんてならない、

     そんな思いと覚悟で、がんばっています。」


 ためぞうは忘れやすいので、たまに焦っていますね。

 ネコx2さんは、レオクスさんにブルジョワねこ缶を頂きます。

サフィリアさん「だめですよ、ふつーのねこ缶、

        食べなくなっちゃいます。」

レオクスさん「あ、そうなのですね。

       では、こちらをどうぞ。」

 男のつまみ、豪華十二品セット。 「晩酌太郎」です。

 ネコx2さんは、はしゃいでいます。

 そちらの方が好みだったようです。

サフィリアさん「渋いチョイスですね・・・。」

レオクスさん「これが、おいしいんですよ。

       朝一で買って、ハマっています。」

 サフィリアさんは、
 あとで、箱の中身の意味を知ります。

 晩酌はネコさんたちだけですが、
 おつまみが、おいしいのです。

 こんな感じで、午後の授業へと続き、
 放課後になります。

 今日のためぞうは、
 ゲームセンターのバイトの子さんに、

 ゲーム機のメンテナンスを頼まれていたので、
 先にそちらへと向かいました。

 その時は、スタッフカードを胸に付けての作業です。

ためぞう「これ、タッチセンサーが壊れてるんじゃなくて、

     たぶん汚れだと思うよ。

     裏の赤外線リーダーの反応が20%落ちてるのは、
     ガシガシ操作するからじゃないかな。

     クリーニングだけでいいと思うけど、

     ローダーの排出部分と、基盤の接触も一応見ておきますね。」

 ためぞうの言葉が意味不明ですが、

 バイトの子は感心しています。

 けっこう可愛らしい娘さんです。

バイトの子「以前、そういうバイトか何かやられていたんですか?」

ためぞう「あー、いや拠点、

     ん、友達に大好きなやついてさ、

     実機ごと買っちゃうんですよ。」

バイトの子「すご、アーケード機をですか。

      家一軒、買えたりしますよ・・・。」

ためぞう「そいつ、ボンボンなんで。

     いいヤツなんですが、
     そいつが忙しい時とか、
     メンテ代わってやらないといけなくて。」

バイトの子「うちで働きませんか?

      店長さん、大喜びだとおもいます。」

ためぞう「学園生活が無事終わったら、

     真面目に考えさせていただきますね。」

 最近、バイトの子は、
 ためぞうが、ちょっとカッコ良く見えています。

 趣味が同じなのも、いいことですネ。

 ローゼさんには、
 すでに知られていると思ったためぞうは、
 いたって、普通を装います。

ためぞう(きっと、幸せだと思う。

     ありがとう、閣下。

     ためぞうは、今、

     前に進むのが楽しいのです。)

 と、横に、
 対戦将棋オンラインで、十連勝している亀吉さんがいます。

亀吉さん「お、ためぞうくんじゃなかね。」

ためぞう「亀吉師匠ではありませんか?」

バイトの子「オーナーと知り合いだったんですね。」

 亀吉さんのお店でした。

ためぞう「すげ。」

亀吉さん「何でもやってみちょかんと、

     話題に遅れるけんねー。

     コンテンツ産業は、
     自分が欲しいもんを、

     出してくれた方の勝ちじゃき。

     やってみらんとわからんとよ。」

ためぞう「お言葉、ごもっともです。」

 あらためて、亀吉さんが

  『ザ・ビック』である事を、

 ためぞうは、勉強しました。

 亀吉さんは、
 あのジェネシスおじさんの師匠でもあるらしいのです。

 ためぞうは、次の対局が楽しみになりました。

 そんなこんなで、

 レミーアさんと、サフィリアさん(+ねこさん2)が、
 お店にやってきました。

亀吉さん「今日は、ためぞう君と組んで対戦したかバイ。」

ためぞう「よろしくおねがいします!」

 バトルです。

 亀吉さんは、『マスクド ドラゴンタイガー』になりました。

 マスクは、備品です。

 肉体美は、トップレスラー級です。

 ためぞうは、感動しました。

 進化し続ける、93歳さんに。


  これからは、ゲーム画面内の展開です。


 連邦と君主国は、一時的の同盟を結び、

 対戦相手に挑みます。

 連邦の白き盾 サフィリア機と、

 君主国の疾風 レミーア機は、


 亀吉連合の二機との戦いです。


ためぞう「マスクの意味、ねー。」

ドラゴンタイガー「行くぞ!」


 サフィリア機は、最高のシールドジェネレーターを持つ試作機で、

 レミーア機は、高速索敵機をさらにカスタムしたモデルです。


 対するためぞう機は。

 普通の量産機です。

 ドラゴンタイガー機は、旧式の機体です。

観客A氏「あの機体で、連邦と君主国の最新鋭機に挑むというのか!」

観客B氏「なんという、勇気!!」

観客J氏「黙って、見届けるんだ。

     オレらは今、歴史の目撃者になるんだ。」

A・B氏「了解であります、軍曹!!」


 これは、戦いなのです。

 容赦ない一撃が、ためぞう機の右肩を吹き飛ばします。

 高出力ビームカノンが、かすっただけです。

 ビームの軌道が、ドラゴンタイガー機のバルカンで曲げられています。

サフィリア副長「曲げられた!?」

ドラゴンタイガー「これが、バルカンの使い方だよ。」

 レミーア機のレーザーブレイドの一撃は、高速です。

 刹那、レミーア機が、地面の叩き付けられます。

ドラゴンタイガー「動きを読まれてしまうぞ、

         ブレイドを出すのが早すぎる。」

 旧式のタックルは、重たいのです。

 動きが鈍い分、重量があります。

 手加減がなければ、トマホークを使われていたでしょう。

 撃破されなかっただけです。

音速のレミーア「うそ!?

        強い!!」

 ドラゴンタイガーから、ためぞうに通信です。

 <「左腕でも、ライフルは撃てる。

   あの馬鹿でかいカノンの口径は、
   狙いやすい的だろ?」

 >「りょ、了解であります!!」

 ドラゴンタイガー機は、新式の二機を翻弄しています。

観客C氏「確かに、旧式のスペックは、

     遥かに劣る。

     だが、そこには原点というべき、
     基礎性能がある・・・。

     見事だ。」

 ためぞう機のライフルが、
 サフィリア機のビームカノンを破壊します。

サフィリア副長「いけない!!」

 高出力のビームは、シールドジェネレーターから得ているものです。

 シールドが、神の防御力ではなくなりました。

 ドラゴンタイガー機が、そこに急降下。

観客J氏「決まったな。」

 無数のバルカン攻撃で、視界が白煙でゼロになります。

 トマホークが、サフィリア機の急所を的確に捉えて止められています。

サフィリア副長「敗北をコールします。」

観客A・B・C氏「奇跡だ!!!」

 続いてレミーア機も停止します。

音速のレミーア「あなたは、

        世界ランク3位の竜虎さんですよね!?

        感激です!」

 ドラゴンタイガーマスクは、

 このリングで輝いています。

 素晴らしい戦いでした。

ドラゴンタイガー亀吉さん「まだ、頂点には、王がいる。

             私も、修行者の一人だよ・・・。」

 亀吉さんは、リムジンでかっこ良く去っていきました。

 サフィリアさんと、レミーアさんは特訓開始です。

ネコx2「渚の君の特訓はしなくていいのかにゃん?」

 二人は夢中でゲームしてます。

ためぞう「ねこさんたち、あと任せるね。

     夕飯作らないと。」

 ネコさんたちは、親指をビシッと立てました。


 スーパーの特売の時間です。

 人、増えてます。

 ローゼさん、ファルさん、ハイン師匠、おじさん。

ためぞう「負けないからね。」

ローゼさん「素敵ですね。」

ファルさん「楽しいですよね。」

おじさん「みんな、いい顔してるぞ。」

 たぶんこの四人で、

 どんなドラゴンだって倒せます。

 ですが、主婦さんはもっと強敵(ライバル)なのです!


おじさん「行こう、

     オレたちの戦場へ。」


次回、ためぞうの冒険 第二十四話 VI


   「夏みかん。」


 エリスねえさん家。

エリス姉「なんだ?

     今日、人多くね。」

 みんな来ました。

ローゼさん「おじゃまします。^^」

エリス姉「まあ、気にせずくつろいでおくれよ。」

 ためぞう、エリスねえ、ローゼさん、

 サフィリアさん、レミーアさん、ねこさんx2、

 ファルさん、おじさんがいます。

 居間と座敷を繋げての、お食事です。

ノルン姐「来たぜー! うぉぉ・・・。」

 にぎやかさに、驚きです。

ノルン姐「やっぱ、そーとー、

     抜かれてるよな。

     私、周回遅れ?」

エリス姉「だから、誤解すんなってw」


エリスねーさん「では、またです。 ^-^」

女帝 ファルベリア ver1.01 (DF4より。)

2014年06月14日 17時28分11秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)


女帝 ファルベリア。


・無敵の四剣聖(アリスト・ラウエル・雪華・グランザス)

 を従える、西方の大覇王。

・大天使です。

・西方の守備を担当しています。

・比較的、いい人です。

・ふるぞう君の強敵(ライバル)。


戦士レベル限界が、最高値です。


ファルベリア「支配する世は、

       次世代でよいと

       思っております。」


・敵『ハイデス』に苦戦するような世界は、
 欲しいとも思っていません。

・レオクスさんが、
 次の世代への『鍵』だと思っています。

・普段は、ジャージです。

・雰囲気は、エリスさんに似ています。

・意地悪そうですが、
 天使の心を秘めています。

・ふるぞうさんたちに、
 なめられないように、

 気合を入れています。

・すきなもの プリン。

       みかん。

       ベースボール。

       サッカー。

第二十四話 IV 「ためぞう ジェネシス!」

2014年06月13日 09時31分56秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十四話 IV


   「ためぞう ジェネシス!」


 あらすじ。

 朝の牛乳配達は、

 ちっぱいリンカさんが大きくなる為の、

 希望の朝の始まりでもあります。

 チュンチュンと、すずめはさえずり、

 夢と希望に満ちた、

 大海原へと旅立ちの時が、

 今、そこに・・・。


ためぞう「ためぞうの冒険を、

     旅立ちで終わらせるの、やめーい!」

 ためぞうは、自転車での坂道に、
 息も絶え絶えです。

ためぞう「ぜぇぜぇ・・・。

     違う意味で、息切れしそうなんじゃよ。

     フォフォフォ・・・。」

 ためぞうは、倒れました。

 自転車と荷物は無事です。

 冒険も、残すはあと二話です。

 新幹線くらいの、夢のスピードで、
 春を、先取りしましょう。

 ためぞうは、動きません。

 うつぶせに倒れこんだ、ためぞうは、
 そこで、いつもと違った世界を見つけます。

 ためぞうが、少し頭を上げると、
 アスファルトの隙間から、

 小さな緑が芽生えています。

 今度の町内清掃で、
 その緑は、消えてしまうかも知れません。

 でも、一生懸命に、
 お日様に向かって葉を広げるその姿に、

 ためぞうは、何かを感じられずにはいませんでした。

 倒れこんでいるためぞうを見つけた、
 朝のジョギングのおじさんが、

 駆け寄ってきてくれました。

おじさん「にーちゃん、大丈夫か。」

 おじさんが、ためぞうに手を差し伸べます。

 ためぞうは、その手を取って立ち上がると
 
 あんなにたくましく見えた、緑も、
 小さくなって見えます。

 それをみたおじさんは、いいました。

おじさん「それ、花が咲くよ。

     めずらしいね、こんなとことに。」

 どうやら、何かの拍子で、
 そのアスファルトの隙間に、花の種が落ちたようです。

 おじさんは、詳しく品種をいいましたが、
 ためぞうは、その事実だけで十分でした。

 ためぞうは、自分のネームプレートを、
 その花の横に立てました。

 おじさんは、花屋さんだったので、
 後で、鉢に移し替えてくれるそうです。


ためぞう「ありがとう、おじさん。」

 いい朝です。

 朝焼けが、水平線から顔をのぞかせています。

 花屋のおじさんは、こういいます。

おじさん「私の、名前は、ミスター ジェネシス!

     お花屋さんの看板娘の平和を守るために、
     活動している、

     正義の、おっさんだ。

     九州のお花屋さんの娘さんの笑顔は、

     このオレが守る!!

     目標は、全国の看板娘さんを、
     守る事であぁぁぁーーーーる!!」

ためぞう「・・・。」

     しばしの沈黙が、二人の間に流れます。

     五分ほどたって、ふたりは新鮮牛乳を、
     なかよく飲みました。

おじさん「こまったことがあれば、

     私の花園にくるがいい!!

     色とりどりの、様々な看板娘さんが、
     丁寧に、ご相手してくれるぞい。

     イケメンも揃えたぜぇー。

     うーん、ジェネシス!」

 変なサブタイトルなので、
 この展開もあきらめるしかないなと、
 ためぞうは、思います。

 ためぞうは、少し、大人になっています。

 ちょっと、こころが広いのです。

 ジェネシスさんから、
 名刺をもらいました。

 そのまま、爽やかに去っていったので、
 その姿が、丘の上に消えるのを見ていました。

 長崎は、坂道がおおいですネ。

 ちゃんぽん、おいしいですネ。

 ためぞうは、もらった名刺を見ました。

 すると、とんでもないプロフィールが書かれています。

  銀河ネットワーク、アイドル育成機関所長兼 社長。

  『ジェネシス オペレーション カンパニー。』

 なんと、あのおじさんは、
 テレビで見かける、

 世界的な、プロデューサーさんだったのです。

 名刺は本物です。

 偽造防止のホログラム、3DレーザーID認証 セキュリチップ搭載の、

 スタッフ用 IDカードもかねた、プラチナ名刺です。

ためぞう「ジェ、ジェネシスーーーッ!!」

 ためぞうに、朝一から、結構な奇跡が起こりました。


 今日は、日曜日です。

 ためぞうは、日曜は勝負だと思っています。

 牛乳配達から、レオクスさんのお店の手伝いまでを、
 順調にこなして、

 フラッペ、食べてます。

 町内マップ作成は、
 いまでは、ただの食べ歩きです。

 駅前のクレープ屋さんのある公園は、
 今日も、おだやかに晴れています。

 最近、仲良くなったクレープ屋さんに、
 メロンソーダ味のフラッペをいただきます。

 ためぞうは、ジェネシスな流れに押し流されるところでしたが、
 わりと、普通に、休日しています。

 ためぞうの白いベンチの横には、山田さんと、
 山田さんの友達で先輩の、
 田中お姉さんが、
 さっきまでいました。

 三人で、たこ焼き食べてました。

ためぞう「日曜日のためぞーは、わりと平和です。

     イベントは、ありませんので、
     そこそこ楽しくやっておりますが、

     まったく前には進めていないと思います。」

 ためぞうは、暑い日差しを避けるパラソルの下に、ごろんとなってます。

 目の前に、公園の噴水があるので、
 風は、マイナスイオンに満ちて涼しいです。

 突然!

 その円形の噴水が、左右に分かれてスライドします。


  ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャーン♪


 効果音は、ラジカセから鳴ってます。

 噴水の底から、人影がせり上がってきました!

ジェネシスおじさん「やあ、ためぞー君。

          ちゃんと青春してるかい?」

 ちょっと、迷惑なおじさんですが、
 周りの視線は、温かなものです。

 TVCMで、見慣れた登場シーンだったからです。

 噴水は、市役所の許可を得てこんなんなりました。

 イベントで使えるよと、
 おじさんに、吹き込まれたからです。

ためぞう「こんにちは、おじさん。」

 ためぞうは、動じません。

 小鳥たちも穏やかに、羽を休めています。

 日曜日は、少しだけ心にゆとりをくれる、
 やさしい日であってほしいと、

 ためぞうは考えています。

 世界は、青のコントラストの頂点で、
 白い日差しをふり注ぐ、お日様で、

 輝いて見えます。

 噴水の水しぶきは、時々、七色に見えてきれいです。

おじさん「ファル君、・・・助手から資料をもらってね、

     ためぞうくんに、笑顔の花を届けにきたのだよ。」

 ためぞうは、鉢に移された小さな緑を、頂きました。

ためぞう「仕事、はやいっすね。

     鉢代、おいくらですか?」

おじさん「うーん、

     タダでいいんだが、
     おじさん、冷たいフラッペとか、
     ソフトクリームが食べたいな。」

 余談ですが、おじさんは辺りの雰囲気に溶け込んでいます。

 青のジャージに、タオル。

 四十歳くらいの、おじさんです。

 身体、動かしてるんだろーな、くらいのイメージで映っております。

 ためぞうは、バニラソフトを買ってきました。

おじさん「さっそく、いただくよ。」

 そこに、おじさんのいい笑顔が生まれました。

 おじさんは、ソフトクリームを食べ終わると、
 ジャージ姿の、助手っぽい女の人に、

 連れて行かれました。

女の人「ジェネシスっちー。

    さぼってないで、働いて。

    お花屋さんは、日曜日も大事な営業日です。」

おじさん「私としたことがぁ!?

     オーケー、

     すぐに行こう!」

 ためぞうに、平和が戻ってきます。

 ためぞうの日曜日は、現在、一時半くらいです。

 強くなりたいと焦る気持ちをおさえて、
 亀吉さんと将棋をしようと思いました。

 莫大な経験値に触れる意味を、
 説いていたローゼさんの言葉が、

 今のためぞうには、しみています。

 いい『演歌』を聞いたような気分になるそうです。

 普段、ためぞうは『Jポップ』を聞いています。

 カラオケでは、演歌を混ぜてきます。


 公園を後にしたためぞうは、
 フリーマーケット会場を通って、
 亀吉さんの家に行きます。

 そのフリマで、リシアさんに会いました。

リシアさん「こんにちは。」

 麦わら帽子の隙間から抜ける日差しが、
 かわいい感じの、白のワンピース姿です。

 売り子さんをやっています。

ためぞう「どもっす。

     ちょっと、見せてもらいますね。」

 そこには、不思議なものが売られています。


 ・『京都』と書かれた、歴戦のタペストリー。

   舞妓さんが、とても綺麗です。

 ・高そうな、万年筆。

  500円で売られてますが、
  オーバーホールに10万以上かかります。

 ・色えんぴつ、12色セット。

 ・見た事のある、本物と紛う事なき、
  チューリップの造花。

  100円なので、売れてます。

 ・西洋アンティークの、素晴らしい彫金の施された、
  豪華な指揮椅子。

  値札がありませんが、
  数名の鑑定士が、事務所と忙しく連絡しています。 


 と、そんな感じです。

リシアさん「ありがとうございますー!」

 ためぞうは、鉢を飾るリボンを20円で買いました。


 亀吉さんの家につきます。

亀吉さん「久しぶりの出番やけん、

     オイ、がんばるけんねー!!」

 亀吉さんが、気合い2000%です。

 ためぞうが着たので、
 後の仕事は、重役たちにまかせるそうです。

 縁側で、将棋です。

 亀吉さんは、庭にヘチマとアサガオを植えているようです。

亀吉さん「なんじゃ、アリスト君に会ったんかー。」

 ためぞうは、おじさんの名前を知りました。

 おじさんは、ふつーの中年で、その名前は違和感あります。

亀吉さん「オイの一番弟子じゃ、

     剣道 フェンシング 世界大会、20連覇しちょるぞい。」

ためぞう「すげー。」

亀吉さん「ま、将棋ばしようか。」

 ためぞうは、いきなり 角 を取られました。

亀吉さん「なぜ、角を取らない!

     オフェンス、チャーンス!!」

 ためぞうは、1敗しました。

 亀吉さんは、打ち水で冷やした緑茶と、
 スイカを持ってきてくれました。

ためぞう「おお、うまそうです。」

亀吉さん「熱中症に、気をつけないかんよー。」

 ためぞうは、スイカをご馳走になって、
 亀吉さん家を後にしました。

 この前、リンカさんのお屋敷で苦労したので、
 するっと抜けていきます。

 リンカさんは、特訓中です。

 繁華街のゲームセンターに入ると、

 サフィリアさんと、レミーアさんが

 熱いバトルを繰り広げています。

 ためぞうは、二人に自販機で買った、
 ポカエリアスを渡します。

レミーアさん「あざっす!」

サフィリアさん「あ、ありがとうございます。」

 ついでに、ネコx3さんぶんも買ってあります。

ためぞう「あれ? 多くね。」

ネコx3「コーク、クゥゥゥゥーーー!!」

 ネコさん達は、悶えています。

 コーラは炭酸5倍を選びました。

 圧力の関係で、容器はビンです。

 ネコさん達の一人は、
 お面を付けた男性で、ネコになりきっている人です。

 バトルの助っ人さんとして、いるそうです。

 1プレイみましたが、プロでした。

ネコ蔵さん「どうも、ネコ蔵です。

      あなたのお姉さんから、変装を強要されている。

      ただの、しがないネコです。」

ためぞう「・・・。

     そら、強いわな。」

 楽しい時間は、あっというまですね。

 もう、二人の門限の時間がせまっています。

レミーアさん「おつかれっしたー!」

 レミーアさんは、先に帰ってしまいました。

 田中お姉さんのいるデパートに、行ったみたいです。

 ネコ蔵さんは、突然消えました。

 ビデオ録画を忘れていたそうです。

 サフィリアさんを、寮まで送る事にしました。

サフィリアさん「カード、ふえましたよ。」

 サフィリアさんのバインダーの中には、

 10枚カードが入っています。

 デッキの編成を教えて欲しいそうです。(遊ぶための、駒選びですね。)

 日曜日の夕方の、帰り道です。

ためぞう「!?」

 バインダーの中に、カードスリーブに入っていない、

 レジェンドカードがあります!

サフィリアさん「ん? どうかしましたか。」

 ためぞうは、素早く高級カードスリーブ(クリスタルプラスティック仕様 20気圧防水。)
 に、レジェンドカードを入れて、

 バインダーに戻しました。

サフィリアさん「ありがとうございますー。」

ためぞう「ぜぇぜぇ・・・。」

 ためぞうは、周囲にホーネルや、ライっちさんの姿を探します。

ネコx2「クリア。 安全は確保している。」

 ネコさんたちは、はしゃいでいます。


  ◇ レジェンドカード ワルキューレ。

     『ブリュンヒルト』

     STR100 INT85 コスト2

             特技 限界強化。

    ブリュンヒルト「人が、神となる。

            それが、主神オーディンです。」


ためぞう「こんなカードだったんだー・・・。

     これ、使ったらやばいんじゃね。」

 目立つでしょう。

サフィリアさん「大事にしますね。」

ためぞう「お、、、オスッ!!

     その方が、いいと思います!」


 場所は変わって、お花屋さんです。

ジェネシスおじさん「いい、仕事をした。

          今日も、またいい仕事だ。」

ファルさん「ジェネシス会長、カッコイイ!」

おじさん「照れるぜ。」


おじさん「えー、次回予告ですね。」


次回 ためぞうの冒険 第二十、えっと、四話。 ファイブ!!


   「みかん。」


ファルさん「てきとー、っすな。」

おじさん「みかんはいい、オレンジ色なのがいい!」

ファルさん「正月とかでも、活躍できますね。 みかん。」

おじさん「縁起は、最高。

     みかん、食べたくなったね。」

ファルさん「はい、どうぞっす。」

おじさん「素晴らしい、

     うーん、ジェネシス!」


剣聖 アリストおじさん「では、またです!」

白の王女 レミーア ver1.02

2014年06月12日 20時22分12秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)


レミーアさん「 ↑ こんな時代もありました。」


  ◇ 雑ですいませんが、
    いちおう、主人公さんを見上げる視線になっています。

    好感度が、100の状態ですので、
    そのまま、
    むぎゅって、出来ちゃいます。

    時間あったら、ちゃんと描きたかったのですが、
    すいません。^^:

    チューとか、いけますヨ。


レミーア「な、な、な、

     なに、言っちゃてるんですか!!

     ひゅるるる~~♪(口笛。)」


 ためぞうと、ラムネのビンで間接キッスしただけなので、
 ほぼ、新品ですよ。

 むしろ、新品ほやほやです。

レミーアさん「フュッ!」

 眠り吹き矢が、解説してた人に、ヒット。

 平和が戻りました。
 

 解説の補充が行われました。


 レミーアさん(十六才になりますが、)

 以前は、とてもおとなしい子でした。

 いろんな時代、

 いろんな世界があります。

 彼女は、

 中世、ヨーロッパのような雰囲気の、
 王国のお姫様でした。


 現実は、
 外伝ほど穏やかなものではありませんでしたが、

 レミーア姫は、その言葉通り、

 『すべてをかけて。』

 王国を守り抜きます。


 その、彼女の強い心が、

 『戦神 アークシオン』を、動かすのです。

 使者には、

 最高の者が遣わされます。

 『大天使長 サフィリア候』です。

 神の盾である、
 大天使長を使いに送ったその覚悟は、

 世界を震撼させます。


  世界はその時、
   無防備に、『敵』の攻撃にさらされたのです。


 戦天使が、『ワルキューレ』だとするならば、


  その最高位こそが、彼女、サフィリアです。


 大天使長 サフィリアのお話しは、
 いずれ、

 凛花や、多くの者たちを交えて語る事になります。


レミーアさん「いつもみたいに、

       てきとーで、おねがいするっす。」

サフィリアさん「ハードルを、棒高跳びまで上げないで!

        いまでも、結構、

        いっぱい、いっぱいなのです。」

カンペ持ってる人「OK!」


 ・レミーアさん、とりあえず、強いです。

 ・実年齢が、十六才ですね。

  時間の流れの違う世界にいます。

 ・プロフィールが、ゲーマーに上書きされてます。

 ・フランクになりました。


サフィリアさん「そ、それだけですか。」

レミーアさん「いいっすよ、先輩。

       最近、なれてきたっすよ!

       なれって、こわいですねーw」

サフィリアさん「レミーアさん、戻ってきて!」

レミーアさん「一緒に、ゲームとか、カードとか、

       バーベキューとかしないのですか?」

サフィリアさん「・・・。」


 ◇ レミーアさんの手記。

   ヒミツですが、
   サフィリアさんは、なぜかシオンくんを忘れています。

   思い出させれば、レースは勝ちですが。

   おおいなる意思(会長さん)の力を感じますので、
   そこは、そのままで。

   会長さんの本気は、宇宙が消えます。

   じぶんは、青春とかしたいので、
   うまくやりたいと思いました。

ネコx2さん「いいね!」

 ネコさんたちは、はしゃいでいます。

レミーアさん「お姫様の守役、ご苦労様です。

       カネツグ殿、カゲトラ殿。」

ネコx2「ネコ的 非常事態発生。

     全チャンネルで、送信する!」


 >ネコジャラクシー本部「どうした? ブラボーIII」

ブラボーIII < 「レミーア姫をダミーに入れかえて欲しい。

           訓練は、終わっているハズだ。」

 >ネコジャラクシー本部「了解した、時空転送する。」


レミーア「うおっ、なし!

     なかったことでw」

ネコx2さん「おどかしちゃ、ダメにゃん。」

 ネコさんたちは、はしゃいでいます。

 レミーアさんは、割と必死です。


レミーアさん「と、とにかく、

     いまは、すごく元気です!」

レミーアさん「では、またですーー。^^」


ためぞうは、テントで修行しています。

ためぞう「ゲームウォッチ、おもしろいね。」


ためぞう「連打に、定規使った日々が懐かしい・・・、

     17連打、できるといいなあ。」


レミーアさん「ややこしく、しないでくださいっす!

       では、ではーー。」

外伝 レミーア編 1

2014年06月12日 09時09分45秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
外伝 レミーア編1


   「白の王女。」


 それは、とおくの国のお話しです。

 そこには、
 たくさんの宝石であふれた国、

 『エメラルド王国』がありました。

 いろんなきれいな宝石が、
 いっぱいあります。

 ルビー、サファイア、
 エメラルド、

 そして、ダイアモンド。

 どれも光り輝いていますが、

 通り抜ける光の色は、
 どれも、それぞれにきれいです。

 でも、
 すべての人の手のひらに、

 その輝きが映ることはありませんでした。

 国が大きくなっていくと、
 宝石は、足らなくなってきたのです。


 争いが起こります。


 『ルビーの国』、
 『サファイアの国』、

 そして、『ダイアモンドの国』が、

 『エメラルド王国』を、

 滅ぼそうとしたのです。


 その素敵な石は、
 いつしか悪魔のような光も放つようになります。

 エメラルド王国からしか、
 たくさんの、宝石は取れないのです。

 三つの国は、エメラルド王国に攻めてきました。


 エメラルド王国のお城には、
 一人の、

 それは美しい、お姫さまがいました。

 あらゆる宝石も、
 彼女の前には、
 色あせてみえてしまうのです。

 その、とても純白な
 あらゆる宝石の光が混じ合ったような、白、

 白い光を輝きのお姫さまを、

 みなは『白の王女』さまと呼びました。


  白の王女 レミーア=エメラルド=ス です。


 お姫さまが、
 エメラルド王国を治めていたわけではありませんが、
 まわりは、そうは思いません。

 むかしから、
 この国の王様の名前は、

 最後に『ス』という、
 音が付いたのです。

 それは、支配という言葉を意味する音でした。

 エメラルドを支配する、お姫さまと、

 名前が、教えてくれたのです。


 ルビーの国も、サファイアの国も、
 お姫さまを、ほしがります。

 その国の人たちも、ほしがったのです。

 ダイアモンドの国も同じです。


 三つの国から、攻められては、
 エメラルド王国は、ひとたまりもありませんでした。

 最後のお城を、一つ残して、

 すべて奪われてしまいます。

 それでも、エメラルド王国の人たちは、
 白の王女さまを信じていました。

 争いの種をまいた、大臣たちは、
 すぐに降伏してしまって、

 白の王女さまだけが、残されています。

 三つの国は、どこも王女さまがほしいというのです。

 どの国も、王女さまを譲りません。

 エメラルド王国がほしいわけではないのです。

 白の王女が、ほしいのです。


 三つの国が、その場で争いを始めようとします。

 ここで戦えば、お城ごと国はなくなってしまうでしょう。

 その時です。

 白銀のよろいを着た王女さまが、
 三つの国の軍隊の前に出てきます。

 王女さまは、一人です。

 たくさんの兵隊の前に、立っています。

 白の王女さまは、言いました。


  「戦いましょう。」と、


 兵隊は、動揺しています。

 エメラルド王国の人たちは、
 たった一人の王女さまを見て、震えています。

 一人の農民の青年が、木の棒をにぎりました。

 たくさんの人たちが、青年の姿に続きます。

 気が付くと、
 三つの国の兵隊は、

 その十倍の人たちに取り囲まれていました。

 でも、相手は兵隊です。

 それでも勝ち目はありません。

 白の王女さまは、
 戦おうとする人たちに向かって、

 ほほえみながら、こう言いました。


  「あなたたちは、この私が守ります。」


 三つの国の兵隊は、その言葉に心を打たれました。

 取り囲む人たちは、
 もう、数十倍にまで膨れ上がっています。

 白の王女の一声で、

 彼らは、二度と故郷の家族とは会えなくなるでしょう。

 辺りが、しずかになります。

 一つの声で、戦いが始まるからです。

 白の王女さまは、
 白銀の兜を脱いで、その素顔を見せました。

 それは、

 どんな宝石すらも色あせるほどに美しい、

 純白のお姫様の姿です。

 兵隊たちは、言葉を失いました。


   こんな天使のようなお方に、
       戦いなんて・・・。と、


 兵隊たちは、寝返ります。

 三つの国の王を倒すためです。

 そこで、白の王女さまは、彼らに言いました。


 「国に、お帰りなさい。

  私に会いたければ、
  また、たずねて来ればよいのです。」


 こうして、争いは終わりました。

 白の王女は、
 三つの国の王を許します。

 そして、エメラルド王国に、
 一人の使いがやって来ました。

 その女騎士の名前は、サフィリア。

 偉大なる王、アークシオンからの使者です。


 白の王女は、旅立ちます。

 それは、愛する国を守るためです。


 自分を守ってくれた、
 大切な人たちとその故郷を、

 守るための決戦の地へと・・・。

覇王 タルスメフィー ver1.01 DF2より。

2014年06月09日 22時36分50秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)


覇王 タルスメフィー。

   (DF2のためぞう。)


  「タルスメフィー=ゾーク=ウェンディ」


   エルザード 王と続きます。



   世界『02』 の統治者。

   新たな地球と呼べる、

   新生 『ニューアース』 を守っています。

   普段は、母方の姓 『ウェンディ』を名乗っています。

   父方は、ヤマモトです。 天帝 国 守護大名 山本家。

               領地は、甲斐、信濃の国。


  『タルスメフィー 覇王家』 の初代当主。


・ためぞーのお兄さん。

・宇宙統一とか、やっています。

・DF1~5.1までのキャラが、
 ほとんど全員、味方です。

・苦難を乗り越え、いい人っぽくなりました。
 さらに、苦難の連続です。

・女帝 ファルベリアに、苦戦しています。

・本来の主人公 ウィルハルト(DF1)に、
 王位を譲られました。

 (DF1のエストさんを、争いに巻き込まないように。
  皇帝に、タルスメフィーを押しました。)

 彼は、一剣士として、
 行動を共にしています。

 ウィルハルト聖剣王の強さは、サードラル覇皇帝と同格です。

 バルマードの長男です。

 彼の弟と妹が、
 ウィルハルト二世とローゼさんになります。

・タルスメフィー王のデータ。(シークレット扱い。)

 STRは95 INTは70です。


戦士LV 535

戦士能力 『覇王の進軍』


タルスメフィー王「エリス姉さん、
         おひさしぶりっす!

         こっち戻って
         来ませんか?」


 エリス姉さんの言うことは、
 なんでも聞きます。

第二十四話 III 「抹茶どら焼き。」

2014年06月08日 08時25分04秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞう先輩の冒険 第二十四話 III


   「抹茶どら焼き。」


ためぞう「おはようございます、

     ためぞーです。」

 日曜日の朝、
 ためぞうは、日課の牛乳配達などを終え、
 エリス姉さんの家にいます。

 朝の、8時半です。

 お土産にもらったどら焼きの箱を空けたら、
 パンフレットが入っています。

 お早めにお召し上がりください。

 との内容と、商品案内になります。

ためぞう「パンフしか、入ってねーよッ!」

 そこに、どら焼きをくわえたネコx2さんが、
 何故かいます。

ネコx2「すまないと、思っている。」

 速攻、食べられました。

 水も飲まずに一気食いしたせいで、
 二匹は、倒れています。

エリス姐「食べ方間違ってんじゃね、

     ほれ、お茶。」

 お茶は、ちゃんと冷えています。
 ネコ舌に配慮したものです。

 ネコさんたちは、復活。
 元気にはしゃいでいます。

エリス姐「和菓子、うめーな。」

 コタツテーブルで、
 エリス姉さんと、サフィリアさんと、
 ネコさんたちが、お茶してます。

 居間には、テレビとコタツがあります。

 今日は雨が降っているので、
 エリス姉さんは仕事がキャンセルになって、
 家にいます。

 ついでに、サフィリアさんとレミーアさんがお邪魔してます。
 レミーアさんは、買い出しです。

 テーブルの上に、
 あと一個、抹茶どらがありますが、
 これに手を出すわけにはいかないと、
 ためぞうは理解します。

ためぞう(わざわざ、買い出し行ってくれてるんだもんな。
     とっておこう。)


  ピンポーン!


 レミーアさんが帰ってきました。
 ポテトチップやジュースが入っているエコバックを、
 エリス姉さんに渡します。

エリス姐「おう、レミーアさん、ありがとう!」

 ちなみに、レミーアさんもコタツに入るのですが、
 コタツ布団は、まだそのままです。

 エリス姉さんは、そのままコタツで寝る事もあるので、
 片付けない、いい訳にしています。

 てきとーさんなのです。

レミーアさん「おおー、いいヤツっすね。どらやき。

       ためぞーせんぱいは、食べたっすか?」

 ためぞうの手元だけに、
 包み紙がありません。

ためぞう「朝一で、食ったぜ!」

レミーアさん「では、いただきまーす。」

 梅雨を忘れさせるコタツの光景です。

 冬モードのコタツに、
 春のような、二人の乙女さん。

 +エリス姉さんと、ネコx2さん。

 季節感などありませんでした。

 ためぞうは、少しおなかが空いていたので、
 ポテトチップを見ています。

エリス姐「ポテチか?

     何味がいいの。」

ためぞう「わさびビーフン味を希望。」

 コタツの上に、部活の打ち上げのような光景が、
 広がっています。

 女子たちは、慣れたものです。

 エリス姉さんは、一気に他のお菓子も開けてしまいます。

エリス姐「残りは気にするな、

     あとでテレビみながら食べとくから。
     バンバン食え。」

 エリス姉さんは、
 パンフレットを見ながら、
 その場で、菓子折りを三つ注文しました。

 自分用と、乙女さんたちの分です。

 ためぞうの分が確保されました。

 サフィリアさんが、
 そんなエリス姉さんを見つめています。

エリス姐「ん? もう二個追加しとこうか。」

サフィリアさん「あ、いえ、とんでもないです。

        ・・・あの、そのですね。
        スタイルがいいなあって。」

 エリス姉さんは、ちょっと嬉しそうに、

 そ、そう? と照れてます。

エリス姐「よく食べて、働いて、寝る。

     の繰り返しです。

     特に気にせず、しっかり好きなものを食べます。」

 説得力は薄い。

 レミーアさんも真剣に聞いています。

レミーアさん「なるほど、

       満腹中枢を満たす作戦ですね。

       それで、間食が減る・・・。

       納得です。」

 説得力が、上がりました。

 レミーアさんも、スタイルはいい方です。

サフィリアさん「おおー!

        いい事、聞いてしまいました。」

 こっそり、ネコさん達が動いています。

 謎のインカムを装着しました。

ネコx2さん「こちら、ブラボーIII。

       応答、願う。」

オペレーター「了解、こちら軌道ネコジャラクシー02。

       問題が、発生したのか?」

ネコx2さん「ウチの姫様でも、
       現状維持が可能なプログラムを乞う。

       我ら、越後勢にとって、
       姫様は、女神であられねばならん。」

オペレーター「早急に、解決策を送信する。

       貴殿らの、幸運を祈る。」

 通信は、終了したようです。

 ネコさんたちは、
 ポテトチップのわさびがズコンと来て、悶えています。

 とてもおいしそうな、表情です。

 サフィリアさんも、その姿に微笑んでいます。


  ピンポ-ン!


 宅配屋さんのようです。

 エリス姉さんが、出ました。

宅配屋さん「お荷物、届いてまーす!

      抹茶どら焼きっすね。」

レミーアさん「はや!」

 エリス姉さんは、
 宅配屋さんをちょっと、
 裏庭に引っ張って行きました。

エリス姐「よう!」

 宅配屋さんは、ニセモノのようです。

 エリス姉さんに、パシッと肩を叩かれると、
 ニセ宅配屋さんは、
 ドラネコマークの帽子を取りました。

 長い金髪の、サングラスの兄ちゃんです。

エリス「ヒマなのか、お前?」

 二人は、エリス姉さんのバイクが置いてある
 ガレージにいます。

 750ccのカッコイイ バイクです。

サングラスの男「姉さん、変わらないっすね。」

 二人のやり取りを覗くと、
 故郷に強制送還される気がしたレミーアさんは、

 おとなしく、お菓子をたべています。 

 エリス姉さんより、
 一回り背の高いそのにーちゃんは、

 覇王 タルスメフィーさんです。

タルさん「マッハで、どら焼き

     買って来ましたよ。」

エリス姐「聞いてたんか、こらぁ!」

 タルさんは、
 まあ、まあ、とエリス姉さんをなだめています。

エリス姐「お前がいると、ややこしんだよ。

     名前、一緒じゃん。

     名前、変えろよー。」

タルさん「えーーーー!」

エリス姐「菓子折りには、感謝。

     ほれ、選べ。」


 名前を選んでください。

 ・ふるぞう。 (古いに蔵。)

 ・ふるきち。 (古いに吉。)

 ・たぬよし。 (たぬに、吉。)


タルさん「まじかー!」

エリス姐「そんじゃ、たぬ・・・。」

ふるぞう「ふるぞうです、

     よろしく、お願いします!」

 ふるぞーさんが、
 コタツメンバーに、加わりました。

エリス姐「紹介すっぞー!

     舎弟の、ふるぞう君だ。

     細かい事は聞くな。

     みんな、菓子を食うのだ。」

ふるぞう「初めまして、

     いにしえの古に、
     お城の蔵と書いて、古蔵です。

     ふるぞーで、よろしくっす!」

 ふるぞうさんは、
 コタツを囲み、すっかり溶け込んでいます。

 ツッコミどころ満載ですが、

 エリス姉さんが、
 うまそうにどら焼きたべてる横で、

 ふるぞーさんをからかうには、
 相当の覚悟が必要です。

ためぞー「あんた、グラサンの吹き矢達人だよな?」

 ためぞうが、先陣を切りました。

 ふるぞうさんは、家の中でもグラサンなのです。

 外すと、エリス姉さんに、
 ぶっ飛ばされますので。

 雨降りですか、そこそこにぎやかな日曜日です、

ふるぞう「これが、狙うとあたらないんすw

     エリスねーさんや、
     ルフィアちゃんのハートにヒュっと吹くと、

     なぜか、ヒゲやゴリラに当たります。」

 惚れ薬とか、使うせこい人です。

 大変高価なアイテムなのですが、
 持ち出しては、しばかれてます。

 でも、ふるぞうさんは、懲りません。

 だって、そこに、

 「あの日、好きだって伝えられなかった、君がいるんだもの。」

 とか言っては、
 初対面の方にも、プッっと吹きます。

 大変、自分に正直に生きておられるようです。

 何回も、この方法を使ってすいません。(下記。)


   ピンポーーン!


エリス姐「今日は、おおいな・・・。

     居留守を使おう。」

 エリス姉さんは、ごろ寝で、
 お昼のバラエティーを見てます。

 コタツ連合は、居留守モードです。

玄関の声「いるんでしょー!?

     洗剤2個付けますから、
     一月だけでも、

     お願いできませんかー?」

 サフィリアさんと、レミーアさんは、
 ふるぞうのトークに引き込まれてます。

 ためぞうは、危機を感じずにはいられません。

ためぞう(こいつが、刺客か・・・。


     『ためぞうの冒険』に、

     以前、自分は必要っすか?

     と、ローゼ閣下に尋ねたことがある。


     閣下は、こう仰られた。

     「だいじょーぶです。

      再就職先なら、見つけてあげますよ。」

      と、とても優しい言葉で。

     ・・・きっとオレが居なくても、
     続くに、決まっている。

     閣下は、こう仰りたいのだ。

     「前にすすむのです。」と。)


  へくちゅ、


 内職のチューリップの造花作りをしていた、
 ローゼさんは、
 最近、なんだかくしゃみが増えたようです。

 ローゼさんは、時間が許す限り、
 心をこめて、一つ一つ丁寧に作っています。

 インドアな生活なのですが、
 湿気は、紙の大敵です。

 除湿機とか、買いました。

 ローゼさんは、テレビを見ながら、
 ちゃぶ台のお茶を一口いただきました。


  あひぃ・・・。


 フー、フー。

 熱かったみたいです。

ローゼさん「ふぅ、お仕事のあとの一杯のお茶は、

      とてもおいしいと思います。」

 ローゼさんは、
 湯のみをちゃぶ台において、

 スーパーのレシートに、
 裏書きしています。

 おもちゃの弓矢で、矢文を放ちます。


 とんでもない光速です!


 1ミリの誤差なく放たれた矢は、
 第二宇宙速度を軽く超えていましたが、

 ちゃんと、ためぞうに届きました。

 エリス姉さん家の
 ちょっとした窓の隙間から、

 音もなく、ためぞうの股の間に飛んできた矢文に、
 ためぞう以外、誰も気付けていません。

 音は、もう少し遅れて、
 あとから鳴ります。

ためぞう「!? 読まねば、」


・拝啓

 お茶請けのおやつに、素敵そうですね。

・呼び鈴は、刺客さんです。

 ためぞうさん、生き残ってくださいね。

・全員集合を阻止しなければ、

 家から出るまもなく、
 エンディングでしょう。

・むしろ、脱出をオススメいたします。

 ミッションですね。

・ためぞうさんには、期待していますので、

 その場の全員をなかった事にするのは、
 とても、気が引けるのです。

・敬具。

   PS.ゲームは、いいですね。

    ローゼ=マクスミルザーより。


ためぞう「!?」

 (オレが、ここにいると、
  閣下は強引に、ここにいるみんなを、

  てきとーな、ハッピーエンドにするぞ!!)


 ためぞうは、座禅を組みます。

 ためぞうの未来結果予測、発動!


・エリスねえさん 今年も思い出は、『暑い』。

・サフィリアさん 卒業して、海外の大学へ。

・レミーアさん  政略結婚の為、帰国。

・ふるぞうさん  生まれ変わって、新蔵(ニュー ふる蔵。)さんになる。

         別人に入れ替えられてますが・・・。

・ためぞー    リセットされますな・・・。


ためぞう「みんなを、
     守るんだーーーーァァァ!!」

 ためぞうは、
 雲間に日の差した方向に向かって、
 駆け出していきました。

エリス姐「若いねー!

     そして、わかんねー。

     まあ、がんばれー!!」

サフィリアさん「あの、」

エリス姐「追いかけるんだよ!」

サフィリアさん「はい!」

レミーアさん「自分も行くっすー!」

 青春する若者をみて、
 エリス姉さんは、笑顔です。

 居間には、ふるぞうさんが残されました。

エリス姐「ほら、入って来いよ。

     扉の向こうのヤツ。」

 ホーネル、ライっち、マベルさん(セリカ)、
 などなどが招かれ、

 お説教の時間です。

 全員、正座してます。

 進んで、正座してます。

エリス姐「なかよくやろうぜ、な!」

 みんな泣いています。

 きっと、嬉し泣きだと思います。

 仲間って、いいですね。


 その後、ためぞうは、
 レオクスさんのお店におじゃましてました。

 サフィリアさんと、レミーアさんは、
 今日は、お手伝いを頑張りました。

 また、新たな客層を開拓して、
 レオクスさんは、忙しくなりそうです。

レオクスさん「こんど、キャンプ場とか、
       どこかで、

       バーベキューの練習やりたいんですが、

       みなさんいかがですか?」

ためぞう「おおー。」

レミーアさん「おーー。」

サフィリアさん「おぉ。」

ネコx2さん「期待、してるぜ!」

 レオクスさんは、いつものように笑顔です。

 ためぞうは、わかった気がしました。

 ローゼさんは、
 こう伝えたかったのだと。


 『勝ち馬に乗れ。』と・・・。



ローゼさん「いえいえ・・・。

      そこまで申したつもりなど、
      ございません。」

ためぞう「勉強になるっす!」

ローゼさん「ためぞうさんだけ、

      ずるいですー。」

ためぞう「!? キャラを変えられたのですか?」

ローゼさん「・・・。

      私、まだ16才なのです。

      だめですか?」

ためぞう「いいとおもいます。」

ローゼさん「自然と笑えるって、素敵なことですね。」

ためぞう「アレスティル君だすんですか!?」 

ローゼさん「いえいえ、正直にいってみただけです。」


ローゼさん「では、またですーーー。^-^」


次回 ためぞうの冒険 第二十四話 IV


   「ためぞう ジェネシス!」


ためぞう「意味、わかんないのですけど。」

ローゼさん「・・・。

      どーやら、バーベQ行きたい人の、
      差し金のようです。」

ためぞう「拠点帰って、セリカ、どついときますので、

     すんませんっした!」

ローゼさん「女性に、手を上げてはダメですよ。

      むしろ、抱きしめてあげなさい。」

セリカさん「やめれーーー!」

ためぞう「はええな。」


セリカさん「ではーーー。^^」

第二十四話 II 「いい日、ためぞう II スーパー。」

2014年06月06日 14時49分32秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十四話 II プラチナエディション。


   「いい日、ためぞう II スーパー。」


 あらすじ、

 ノルン姐さんと青春を語った、ためぞう。

 そのあと、アリス会長さんに褒められて、

 ためぞうは、学園にいます。

 ローゼさんから、塩アメもらいました。

 落としワナから、スーパーボーナスへの大逆転劇でありました。


ためぞう「チャンスとピンチは紙一重だ・・・。

     オレは、チャンス慣れしてはいない。
     いつものように、
     今日という一日を乗り越えるとしよう。」

 ためぞうは、慎重なフリをすることにしました。

 トータスの構えの極意は、まだ教わってはいなかったからです。
 (けっこう、受け流せます。)

 廊下の曲がり角から、
 小さな手が、ためぞうを手招きしています。

 影の主は、辺りを注意しながら、
 ためぞうをこっち、と呼んでいます。

 可憐な黒髪の美少女、リシアさんです。

ためぞう「おぉ、リシアさんはこんなに美少女さんだったのですね。」

 背丈は、ためぞうより頭一つぶんくらい低く、
 華奢ですが、上品な体付きで、
 清楚なビロードのワンピースを着ていますが、
 メリハリは、きいています。

 とても軽そうです。

リシアさん「サフィリアさんと、
      とくに、レミーアさんを警戒してます。^^:

      ためぞうさんに会うだけで、
      ライバル宣言を受けそうなので。」

ためぞう「ほうほう、

     女子の世界は向こう岸のように、
     難しいというわけですな。」

 リシアさんは、再度辺りを注意して、
 ためぞうに、言いました。

リシアさん「あの、その・・・。

    ヴェルクさんをご存知なのですか?」

ためぞう「知ってますよー。」

 リシアさんは、ぽかんとしてます。

 軽く開いてしまった、可愛らしい口元を閉じて、
 ためぞうに、詳しく聞くことにしました。

ためぞう「なんちゅーか、いつの間にやら、
     マブダチっすね。

     仲いいっす。

     ちょっと遠くにいるんで、
     すぐには会えないっすけど。
     けっこう、元気にしてますよ。」

 リシアさんが瞳を閉じると、
 銀の雫が、頬を伝います。

 感涙しているようです。


  ビューーーーーーーンッ!!


 刹那、
 閃光の様な飛び蹴りが、
 ためぞうの横を抜けて行きました。

 スーパーラッキーデーのためぞうでなければ、
 ヒットしていたでしょう。

ためぞう「なんだぁーー!?」

 飛び蹴りの主の姿は、もうありません。

 リシアさんが油断した隙の出来事です。

ためぞう「ちょ、やばいんですけど。」

 リシアさんは、
 その白魚のような美しい指先で涙を拭うと、

 より強力に、周囲に気を配ることにしました。

リシアさん「す、すいません。

      気をつけます!」

 リシアさんの好感度が、1 → 50になりました。

ためぞう「あ、いえいえ、

     きっと食らっても
     一発なら耐えれますんで。
     どうかお気になさらず。」

 ためぞうは、そう気を使いましたが、
 あれをもらっていたら、
 ためぞうのヒットポイントは、
 5000以上奪われていたでしょう。

 今のためぞうは、運がいいのです。

 リシアさんは、
 これ以上、ためぞうを危険に巻き込むわけにはいけないので、

 また、会ってくださいねと、

 丁寧に挨拶をして、
 朝のホームルームの戻って行きました。

 リシアさんの、メアドをゲットしました。

 ためぞうは、携帯を持っていませんが・・・。

 代わりに、よくいる場所のメモを手渡しました。

ためぞう「オレもホームルームに行こう。

     偉大なる加護の効果中のようだ。

     ありがたや。」

 リシアさんが、攻略対象に加わりました。

 ためぞうは、儚く美しい少女の姿にグッときましたが、

 その先に、あるワナを乗り越える実力を
 まだ備えてはいなかったので、
 素直に、3年J組の教室へと向かいました。

 その、階段の上り口です。

 待ち構えたように、ためぞうの軍師、
 アリサ副生徒会長さんがいます。

アリサさん「おはようございます、ためぞうさん。」

ためぞう「これは、軍師どの。」

 ためぞうは、
 ヒゲ付きメガネを受け取ります。

ためぞう「これは?」

アリサさん「ホームルームの時間がありますので、
      簡潔に言いますね。

      ためぞうさんを、守ってくれるアイテムです。」

 デザイン性は気になりましたが、
 性能はけっこういいらしいのです。

 アリサさんが言うには、
 ためぞうに、付与した強大な幸運を(効果は、約半日。)
 抑えるアイテムらしいのです。

 運気が、ヒゲとメガネっ娘に分散され、
 ためぞうを、守ってくれるそうです。

ためぞう「ほほー。」

 ためぞうは、さっそくヒゲ付きメガネを着けました。

アリサさん「プッ。」

 ためぞうは、軍師殿を信じています。

 アリサさんも、ペコっとごめんなさいして、
 去って行きました。

 アリサさんの、アイスバーに当たりがでました。

 幸運が分散されているのは、
 どうやら本当のようです。

ためぞう「意味はわからんが、とりあえず信じる。」

 こうして、
 ためぞうは無事にお昼休みまで切り抜けました。

 ちょっと違和感がありますが、
 小さなラッキーが、こつこつ来てます。

 抜き打ちテストの内容が、○×で、
 ためぞうが、○を付けた答えが正解に採用されたり、

 消しゴムを落としたりしたら、
 速攻で、あのエリナ先生が拾ってくれたりしました。

 途中、数本の吹き矢も飛んできましたが、
 全部、ためぞうの直前で、曲がりました。

ためぞう「・・・。

     この変なメガネを着けていなかったら、
     どうなっていたことか。」

 どうでもいい、教頭先生やヒゲたちの好感度まで、
 100になっていたと考えると、

 恐ろしいものです。

 ためぞうはその格好のまま、
 レオクスさんのお店を手伝います。

レオクスさん「面白い格好していますね?

       何かの練習なのですか。」

 レオクスさんは、
 正直な人なのです。

 とても、いい人です。

ためぞう「お守りらしいのですが、
     自分でも、立ち位置に戸惑っています。」

 するとレオクスさんは、
 とてもカッコイイ、
 UVカット100%のメガネを出してくれました。

レオクスさん「これ、よかったらどうぞ。

       自分のグラスの予備になりますが。」

 ためぞうは、すぐにメガネを付け替えました。

 LED照明の白の光も、まろやかな明るさに見えます。

 デザインが、カッコイイです。

 かすかに琥珀色のレンズですが、透明度は高く、
 お守りの効果も期待出来そうです。

 軍師殿のメガネの方は、忘年会で使おうと、
 大事にしまいました。

 レオクスさんは、そちらのメガネの方に興味がありそうです。

レオクスさん「ど、どこで買ったのかな。」

ためぞう「もらい物っす。

     ちょっと待ってくださいね。」

 ためぞうは、
 アリサさんと、リシアさんが座っている席に向かいました。

 リシアさんの姿は、
 レミーアさんにナイスブロックされていましたが、

 リシアさんが、ニコっとしているのは、
 雰囲気でわかりました。

アリサさん「あ、あれの予備ですか?」

ためぞう「そうなんです。

     ほしーんです。」

 アリサさんは、今日、
 三連発でアイスバーに当たりが出て、ご機嫌でした。

 すんなり予備をもらえました。

 ためぞうは、
 ヒゲ付きメガネを、レオクスさんにあげました。

 その場で、着けようとしたレオクスさんを、
 ためぞうが止めます。

ためぞう「インパクトが失われます。」

レオクスさん「さすが、ためぞう君!」

 この後、
 お仕事は順調に進み、

 ためぞうは、午後の授業を終えて、
 放課後を迎えました。

 今日は、駄菓子屋さんで、
 ラムネだけを買いました。

 莫大な幸運の浪費を避ける為に、
 カード付きお菓子は、回避です。

 いつもためぞうの座っている白のベンチで、
 めずらしく、レミーアさんが座っています。

 ちょっとさびしそうな感じだったので、
 ためぞうは、駆け寄りました。

ためぞう「ど、どうしたの?」

レミーアさん「せんぱい、どーもっす。」

 レミーアさんは、ためぞうに元気に見せますが、
 演技だとすぐにわかります。

 ためぞうは横に座って、
 まだ、詮を抜いたばかりのラムネを、
 レミーアさんにあげました。

レミーアさん「ありがとーございます!」

 ちょっとだけ笑顔になったので、
 ためぞうは、少し安心した様子です。

レミーアさん「今日も、バトルっすか?」

ためぞう「いくぜ!」

 この近距離で、レミーアさんを見たのは、
 ためぞうは初めてのような気がしました。

 いつも、傍にいるハズなのですが、
 とても美しい人です。

 ためぞうの視線をごまかすのに、
 傾いた陽射しを反射するグラスは有効でした。

 恥ずかしくて、
 目を合わせられないくらいの美少女さんなのです。

レミーアさん(きっと、先輩は、
       私の手の届かない場所に行く気がする・・・。

       こんなに今は近くにいるのに。)

 レミーアさんは、ラムネを半分飲んで、
 ためぞうに渡しました。

レミーアさん「サフィリア先輩も誘って、
       今日は早めに行きましょう!

       ためぞーせんぱいは、
       自分が守るっすから、
       ワンコインで、平気っすよ。」

ためぞう「おおー、すげー。」

 ためぞうは、勢いに乗せられ、
 ラムネを飲み干します。

 ビンは、返却ですので。

ためぞう(の、のんじゃった!)

 レミーアさんは、
 楽しそうに微笑んでいます。

 ためぞうは、ダッシュで空きビンを返して戻って来ました。


レミーアさん「次回、予告いいっすか?」

ためぞう「は、はいっす。」


次回、ためぞう先輩の冒険 第二十四話 III


   「抹茶どら焼き。」


その後、すぐにサフィリアさんたち(ネコさん+2)と合流しました。

サフィリアさん「今日は、少し早めですね。」

レミーアさん「ためぞーせんぱいのコインは、
       自分が、守り抜くっす。」

サフィリアさん「えーーー、

        私、一応、守護の盾とか持ってるんですけど。」

レミーアさん「位置の把握と、回避でがんばるんで、

       サフィリア先輩は、エネミーっす。」

サフィリアさん「ちょ、ずるいです!

        待ってくださいね、リンカさん呼びますので。」

 ためぞうは、軍師殿がメガネをくれた理由を、
 身をもって、理解していた。

ためぞう(オレの耐えられる、
     限界を超えたラッキーだったんだな。

     さすがは、知力 99。
     軍師殿に、感謝でありますぞッ!)

 この後、
 ためぞうは、帰りのスーパーで、
 来客10万人目の、『豪華 すき焼きセット』をもらう事になります。

 本当は、『世界一周 365日間の旅』だったらしいのですが、
 危うく、学園生活のエンディングを回避できました。

 エリス姉さんの家。

エリス姐「今日は、すき焼きか!

     ノルン姐も呼ぶぞ。」

ためぞう「おう!」

エリス姐「ごちそうは、いいな!」

ためぞう「そうだなぁー。」


レミーアさん「では、
         またですーーー。^-^」

第二十四話 II 改 「いい日、ためぞう II 。」

2014年06月05日 09時47分11秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞう君の冒険 第二十四話 II 改。


   「いい日、ためぞう II 。」



 あらすじ。

 朝のラジオ体操で、レオクスさんが、

 ためぞうのワナをいっぱい外してくれました。

 いい日になるといいですネ。


 ためぞうは、清々しい朝の柔軟を終え、
 当面のワナが解除された事で、
 心も晴れました。

 ためぞうは、
 長崎ドラゴン魚市場にいます。

 慌しい朝の光景が広がっています。

 ためぞうも、がんばります。

 そこにノルン姐さんがやってきました。

ノルン姐「最近は、特に順調に仕事が片付いてるから、

     前ほど、わたしゃ忙しくないんだよね。」

 海面をキラキラと反射する朝日と、
 風は、ほんのりと潮風を運んでくれる、
 朝の魚市場の光景です。

ためぞう「そんなこたねーだろ?

     仕事に生きるって決めてるんだろ。」

ノルン姐「浮かれている連中を見て、

     自分だけが真面目に働ける
     わたしじゃないよ。
     仕事は、風を切る速度で終わらせるから、

     なんか、思い出プリーズ。」

ためぞう「オレは、薄いぞ。

     青春なのか?
     第二の青春でいいのか。」

ノルン姐「第一があったかどうかも、曖昧なんだけど、
     楽しけりゃ、順番なんでどうでもいいさ!」

 ためぞうは、仕分けの箱に腰を下ろして考えます。

 本人は、わりと一生懸命考えていますが、やや遅めです。

 ノルン姐が、残りの作業を終わらせて戻ってくると、

 ためぞうは、ピキーンと開眼しました。

ためぞう「期待はせんでくれ、オレ、知力 3 だから。」

ノルン姐「根性があれば、数字は変えられる。
     それで、どんなかんじなの?」

ためぞう「年は関係ねえか? 上とか、下とか。」

ノルン姐「おう、よろしく!」


 ためぞうの精一杯の案。

・レオクス先生。 美男子。 押しに弱いです。

・シオン君。   美少年さん。

・美月 彩君。  彼も美少年。

・ヴェルクさん。 渋いよ。 相当一途。

・アスラ・フィルさん。 強いし、美少女的容姿の男の子。

・ゼルドパイツァーさん。 若手注目株。

・ホーネル。   一応、友達だから。 まあ血統はいいみたい。


ためぞう「ぜえぜえ・・・、
     まあ、こんな感じで。」

 ノルン姐さんは、
 冷えたラムネのビンを二本持ってきて、
 ビー玉の栓を、シュポンと押した。

ためぞう「ラムネ、うめーー!」

ノルン姐「かなりいいと思います。

     プハーッ、
     でも、あたしで大丈夫かね?」

 男性経験値ゼロのノルン姐さんは、
 年の割には、おぼこ娘さんですぞ。

 ちゃんとすれは、絶世の美女さんで、
 有り得ないウルトラバディーのお方であります。

ためぞう「イチコロじゃね?

     姐さん、スペックたけーから。」

ノルン姐「そ、そ、そうかい?

     ちょっと、用事思い出しちゃった。」

 ノルン姐は、市場の奥の事務所の方へと、
 ルンルンで行ってしまいました。

ためぞう「勝ち組はいいよなぁ、とか、

     とまっている場合ではない。」

 ためぞうの表情は、
 自信とやる気で、満たされています。

 根拠はありませんが、
 そんなためぞうを、お日様は優しく照らしてくれているのでした。


 ためぞうは、ワープしました。

ためぞう「うおぅ!?」

 ためぞうは、出口のない部屋にいます。

 そこは、荘厳ささえ感じさせる、
 豪華な洋館の一室のようです。

 執務室みたいですね。

 その、とんでもなく高価そうなテーブルには、
 指先をやわらかく組んで、
 座って微笑む、

 アリス生徒会長さんがいます。

アリス会長「そちらの椅子にお掛けくださいな。」

 繊細なレース編みのカバーの掛かった、
 レザー調の長椅子は、とてもクッションが厚い。

 ためぞうは、言われるままに座るが、
 沈むような座り心地で、
 これまた丁度いい位置に、
 丁寧な細工のなされた腕木がある。

 恐ろしく、出来のいい椅子だ。

 ためぞうは、固まっている。

 いくら見ても、出口はなさそうだ。

アリス会長「呼ばれた理由を知りたいですか?」

 ためぞうは、いきなり決断を迫られた。

 → はい。

   いいえ。

ためぞう「お許しをぉ!!」

 心の声が、思わず出てしまった。

 この部屋には、窓らしきものもないが、
 明かりは十分に満たされている。

 天井には、品格漂うシャンデリア。
 手の込んだ彫金で彩られており、
 光源は蝋燭だが、ざっと二、三十本はある。

 暖炉のダクトが、通気口を兼ねており、
 空気は、高原のように澄んでいた。

 とても良い香りが、
 アリス会長から漂っているようにさえ感じられる。

アリス会長「堅苦しいのは、やめましょうネ。」

 空気が、一気に和んだ。

ためぞう「お手数、おかけいたします。」

 アリス会長さんは、
 ためぞうにやさしい口調でこう言った。

アリス会長「もし、年の差なんて。

      なんて、素敵な発想で、
      ノルン姉様が、シオンと結ばれることになれば、
      本当の姉妹になれるのです。

      それは、とても素晴らしい事のように思えますの。」

ためぞう「おお!

     素晴らしいでありますぞ。」

アリス会長「ウフフッ・・・。

      私を、素敵な気分にしてくれたのは、
      心より感謝致しております。

      ん、感謝ですネ。」

 ためぞうは、動けない。

 意味がわからないが、流されるしかないと思っている。

アリス会長「ということで、

      シオンに会いに行こうと思います。」

ためぞう「は、はいっす!」

アリス会長「この話しは、

      二人だけのヒミツですよ。

      ねっ。」

 その、はにかむ笑顔は、
 まさに天使の微笑みと呼べる最上級の笑みです。

 この光景を見たのは、

 人類では、ためぞう一人かも知れません。


 ためぞうの、会長さんへの好感度が、10億になりました。


 好感度は、
 アリス会長さんに、リセットされました。

ためぞう「はっ!?」

アリス会長「では、ごきげんよう。」

 ためぞうは、ワープしました。


次回、ためぞうの冒険 第二十四話 II プラチナエディション。


   「いい日、ためぞう II スーパー。」


 ためぞうが戻ってきたのは、
 セントクラウス学園の、用務員室前です。

 時刻は、まだ一時限目には少し余裕があるくらいです。

 校庭では、部活の朝錬が行われています。

 その校庭から、朝錬を終えたローゼさんが、
 こちらへと、やってきました。

 青の体操服姿ですが、
 胸の部分が、伸びまくってます。

 ほのかな汗が、やわらかいバラの香りに乗って、
 漂ってきます。

ためぞう「何の部活、やってるんすか?」

ローゼさん「今日は、ソフトです。」

 ローゼさんは、
 ためぞうのクーラーボックスから、
 新鮮牛乳を頂きます。

ローゼさん「大変、おいしいと思います。」

ためぞう「・・・。

     もう、十分に栄養は行き届いているようにも、
     見えるのですが。」

 ためぞうは、
 空き瓶を受け取りました。

 これは、ちゃんと返さなくてはいけません。

ローゼさん「よい風が、

      ためぞうさんに吹いている気がします。」

ためぞう「そ、そっすか!」

ローゼさん「焦らずに、

      熱中症対策をしてくださいね。

      今年は、熱いですねー。」

ためぞう「了解であります!」

 ためぞうは、ローゼさんから、
 塩アメをもらいました。


ローゼさん「では、

        またですーーー。^-^」