むかーしむかし、
九州の北東部に、
『長崎ドラゴンタウン。』
という、町がありました。
具体的に、二ヶ月くらいむかしの話です。
そこには、美しい23才 OLの、
『エリスお姉さん。』が住んでいました。
エリスさん「そのくらいなら、
ちょい前くらいにしてw
アタシの年齢が、
大きくサバ読まれる気がしてならないから。」
では、ちょっとむかしですね。
でも、エリスさんは、今年も23才って事になっていますね。
ホントは、おいくつくらいなんですか?
エリスさん「・・・微妙なところだから、
そこは流してもらえると、嬉しいかな。
毎日、ラジオ体操を欠かさずやっています、押忍!」
今年も『結婚しました!』のハガキが、
結婚式に招待されてもいないのに、
届かなくて良かったですね。
まだ焦る必要などないのです。
ゆっくり機を見て、
時には迅速な動きで、
全力ドリブルでゴールイン! して、
手当たり次第、お友達に
写真入りハガキを送り付けてあげましょうネ。
エリスさん「・・・さっさと、話を進めてくれよ。
色んなワナが待ち構えている気がするから。」
では、改めてエリスさんの自己紹介です。
・ ガレージ付きの広々一軒家に、一人暮らしをしていた。
・ いつの間にか、居候が増えていった。
(内訳はタヌキに、雪花の美少女、金髪の美少女(美少年)など。)
・ OLなのに、主に営業に出ている。
グラビアや、カタログ、ファッションモデルなどもやっているだけあって、
オッサンたちに、人気がある。
その視線はとても温かく、
まるで、春の日のお日様のようである。
・ 何故か、異性と縁のない
長く美しい深緑の髪の、
心清らかな、ナイスバディ! (23)独身。
エリスさん「わかんねーよッ!
意味はわかるが、わかりたくねーぇ。」
そんなエリスさんは、
ドラゴンタウンの『となりのお姉さん』として、
みなさんに親しまれております。
→ おおっと、同僚の男性があらわれた!
なかなかのイケメン「エ、エリスさん、
良かったら今度、お食事でも・・・。」
→ エリスさんの上司の
セバリオスさんが、彼を鋭い眼光で見つめている!
→ セバリオスさんのビーム攻撃!
なんと! 同僚男性に15000のダメージッ!!
・・・同僚男性は、倒れた。
(無事、会社へと戻って行かれました。)
エリスさん「勝手に、人の貴重な恋愛フラグ、
折ってるんじゃねーよッ!!」
セバリオスさん「やあ、エリス。
こんにちはー。」
エリスさん「ビーム出しといて、
こんにちはって! まったく・・・。」
まるで、夫婦漫才のように微笑ましい光景ですね。
エリスさん「・・・。
ためぞうみたく、流されるのは避けよう。
応援はしているんだが。」
そんなエリスさんに、
なんとなく、第一話を記念して、
すてきな選択肢をプレゼントでぇす。
来年は、『新婚でGO』の番組でお待ちしております。
エリスさん「な、なんだよ、それ。
いきなり、来るなって!
あっ! 報告遅れましたが、
ラジオ体操2年連続皆勤賞で、
バイクのカスタムパーツ
世界のフォンダ製 『ビンテージマフラーGTX 75´』と、
長く座っても、お尻痛くなりにくい
世界のヤーマッハ製 『天使のクッション・レザー製 マッハブラック』の、
二つを町内会長さんから頂きました。
マフラー取り付けた750ccのカスタムRXバイクは、
毎日大切に磨いて眺めています。
代わりに、ヤーマッハ製の同じ排気量の、
新型バイクを買っちゃいましたですッ!!
ん? 町内会のラジオ体操に参加し始めたのは、
21才の頃かな・・・。
あたし今、23才ですので。」
セバリオスさん「私も、サイドカー付きの大型バイクと、
1200ccのアメリカンなBIGなバイクを買っちゃったよ。
私が教習所卒業したら、エリスと一緒にツーリングしよう。」
エリスさん「だから、さっさと免許取れって。
なんで、全知全能っぽいセバリオスが、
バイクの免許一つ、取れないんだよっ!!
(・・・そういえば、レオクスさんも、
取れてないって言ってた気がする。
やはり、ここはスルーしよう。)」
エリスさーん、選択肢行っていいですかー?
エリスさん「あ、はい。
お待たせしました・・・。」
では、選択肢、行ってみましょう!
◇ 好きなのを、選んでネッ♪
→ ・ レオクス王子とお付き合いして、
最高の王妃を目指す。
・ リッチなセバリオスさんと、
二人で、愛のハネムーン + 玉の輿。
・ たわしの盛り合わせギフト、豪華一年分。
一番と二番は、頑張ってみました!
エリスさん「・・・その、一番でお願いします。」
エリスさんは、ちょっと照れているゾ。
なかなかの選択肢だったと自負しているぞ。
→ おおっと、選択肢が無効化された!
・・・なかなかやりますな、セバリオスさん。
セバリオスさん「まだ、そういうの早いんじゃないの?
エリスには。
ためぞう君を立派な男前にするという、
使命感みたいなものが、あるんじゃなかったの。」
エリスさん「えー、でも夢ぐらい、
少しは見せろよぉ。」
セバリオスさん「なるほど。
では、私からレオクス君に、
エリスの想いを伝えておくとするよ。
私は、サフィリアさんルートで頑張ってみる事にしよう。」
セバリオスさんは、スマートフォンで、
お菓子販売に美しい汗を流す、
さわやかプリンス、レオクスさんにお電話です。
エリスさん「や、・・・やめろって。」
エリスさんは、照れているゾッ!
> レオクスさん「はい、レオクスです!」
セバリオスさん <「お菓子販売、好調?
後で、桜餅とか桜プリン、用意してもらっていいかな。
だいたいの人数分決まったら、また連絡するね。」
> レオクスさん「はい! ありがとうございます。
では、後ほど。」
セバリオスさん <「うん。
またねー。」
通話が終了しました。
エリスさん「おどかしてんじゃねーよ!
そういう、フェイントはやめろって。」
セバリオスさん「エリスも食べない?
レオクス君も、きっと来るよ。」
エリスさん「お、おう。
・・・あんがと。」
敵なのか味方なのか、
セバリオスさんはよく分からない人ですが、
エリスさんの信頼は、とても厚いみたいですね。
友情って、なんだか素敵ですね。
エリスさん「そ、そう、
私とお前は結局、友人止まりなんだよ。」
セバリオスさん「エリスが私の傍にいてくれるのなら、
それに勝る喜びなどない。
これからもよろしく頼むぞ。」
セバリオスさんの方が、どうやら一枚上手のようですね。
困って照れた感じのエリスさんは、
なかなかの可愛さですヨ。
エリスさん「誰だよ、今回のナレーションやってるヤツは!?」
そんなエリスさんの視線の先に、
アリス生徒会長さんと、
お隣さんの、北条レイカさんがいました。
可憐な乙女たちですが、強さがハンパなくラスボスしてます。
エリスさん「か、会長さんたちでしたか。
ためぞうがいつもお世話になっております。」
アリス生徒会長「私、甘いものには目がありませんので。
よかったら、ご一緒させて下さいね。」
となりの女子高生のレイカさん「エリスさん、お願いしますッ。」
こうして、昼下がりの素敵なティータイムが、
エリスさんの家で行われました。
エリスさん「あれ、ためぞう出ないの?」
セバリオスさん「ためぞう君の抜けた分は、
私とレオクス君で、盛り上げてみせるよ。」
エリスさん「今回は、お前がワナなのかよッ!」
ためぞう君は、まだまだ道や試練を、
彷徨っているようですネ。
◇ 現在のためぞう君のデータ。
・ 第一話に、名前だけ呼ばれた。
・ それでも、LV93のスーパー冒険者。
・ ただの冒険は、日帰りで帰ってくる為、
ゲームとかで冒険はしている。
・ 友人のホーネル君が、
恋愛ゲームをやたら進めてくるので、
うっかり脱線しないように、
気を付けてはいる。
好きな方なので、ハマると深い。
・ 今年こそ、きらめき生活を夢見るが、
打率が一割と低迷中なので、(ヒットは、高確率でホームラン。)
夢の方で見るかもしれない。
・ それなりに、規則正しい生活は出来ている方。
エリスさん「それでは、またですー。 ^-^」