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第二十三話 3 「エアコン。」

2014年05月31日 08時18分32秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞう冒険 第23話 3


   「エアコン」


エストさん「熱中症には、気を付けてくださいね。

      適度な水分補給と、カリカリ梅など、
      いただいております。

      スポーツドリンクもいいかも知れませんね。」

 エストさんは、爆睡しています。
 セリフは録音のようです。

ためぞう「エストさんの分も、生き残ろう・・・。」

レミーアさん「えーっ!

       エスト先輩にわるいっすよ。」

 ためぞーたちは、
 まだ学園サバイバル中です。

 お昼休みまでに決着を着けたいと思っています。

 ためぞうには、
 エリス姉さんの晩御飯という欠かせない使命もあったりするのです。

ためぞう「レミーアさんだけでも、守らねば。」

 ためぞうは、ちょっとだけ男前に見えました。

レミーアさん「あ、その、・・・うんと、

       ありがとうございます。」

 今はセントクラウス学園の二階、
 二年生の教室の前に二人はいます。

 レミーアさんは、もじもじしてます。

 ためぞうは、余計な事を言ってしまったようです。

 その時です!

  シューーン!

 サイレンサー付き、
 ロングバレル吹き矢から放たれた、
 まろやか先端加工の吸盤付きの矢が、

 レミーアさんにヒットします!

レミーア「あっ・・・。」

ためぞう「いかん!」

レミーアさん「うん、いいんですよ、先輩・・・。

       たぶん、いい夢みれそうですから。」

 ためぞうは、
 気合いで、レミーアさんに付けヒゲをつけます。

 ヒゲは、まばゆき光の中に消え去り、
 ヒゲBである、ライっちさんが、
 身代わりになりました。

ライっちさん「何で、この私がぁ!!」

 ライっちさんは、脱落しました。

レミーアさん「あの・・・その、

       何と言ってよいのやら。
       その、嬉しいです。」

 レミーアさんが、不意の出来事で、
 元の乙女さんに戻ってしまっている。

 ためぞうまで、デレてしまいそうなので、
 ここは、活を入れることにしました。

ためぞう「みんなの分、
     オレたちが頑張るんだ!」

レミーアさん「は、はいっす!」

 二階の廊下に二人はいますが、
 辺りは、静まり返っています。

 そこに、スタスタと足音が響きます。

ためぞう「エネミーッ!!」

 ためぞうの吹き矢の先制攻撃を、
 レミーアさんが直前で止めました。

 ためぞうは、思いっきり息を吸っていたので、
 むせ返っています。

レミーアさん「これは、副会長さんでしたか。」

アリサさん「こんにちは、レミーアさん。

      ためぞうさんも、お久しぶりです。」

 アリサ副会長さんは、丁寧にお辞儀をしました。

 ためぞうは、涙目でお辞儀してます。

ためぞう「さすが、軍師殿。

     ワナはすべて看破でござるか?」

アリサさん「いえいえ、

      なんとなく運がいいのか、
      姉に守られているかです。」

 ためぞうの仲間に、アリサ副会長が加わった。

アリサさん「え!

      あ、うんと、返事はもちろんOKです。

      加わるのは楽しみですが、
      ちょっと生徒会の仕事で、
      呼ばれておりまして。

      すぐに片付けてきますから、
      補欠扱いで、よろしくお願いします。」

ためぞう「こ、これは失礼しました。

     オレなんかに気にしないで、
     先に、用事の方を。」

アリサさん「ためぞうさんは、やさしいですね。」

 二人のやり取りを、
 レミーアさんは、見つめています。

 アリサ副会長さんは味方なので、
 周囲に気を配りながら、

 ためぞう、転がし術を学んでいます。

 アリサさんは、階下の職員室の方に向かって行きました。

 副会長さんは、天然で、
 トラップを全解除しながら降りて行きます。

 本人は、とくに気にしていないのですが、
 クロスファイアポイントであっても、
 スナイパーが、固まっています。

 生徒会長の存在がそうさせているのだと、
 レミーアさんは、思いました。

レミーアさん「一気に、一階まで行けそうっす。

       軍師さんいると、やっぱ違うっすね。」

ためぞう「今、オレがここにいるのは、
     あの方のおかげ・・・。

     信じる以外の選択肢はない。

     いこう、レミーアさん。」


 ためぞうとレミーアさんは、
 一階の職員室前に着きました。

 二人には、スナイパーは容赦なかったのですが、
 レミーアさんに知られている以上、

 スナイパー達は、返り討ちにあって眠りこけてます。

レミーアさん「!?」

ためぞう「どうかしたの?」

 レミーアさんは、強大な敵の存在を感知しました。

 その大いなる力は、
 会長さんでも、ローゼさんのものでもありません。

 無駄にエアコンの効いた用務員室から、
 クーラーの涼しさと共に漂ってきます。

 マッハで仕事を片付けた、
 アリサ副会長さんが、戻ってきました。

ためぞう「はや!」

アリサさん「ども、あらためてよろしくお願いします。」

レミーアさん「只者じゃない気配が、
       あの部屋からしています。」

 用務員室は、一階の廊下の奥にあります。
 その先は、体育館に繋がる通路になります。

アリサさん「用務員室ですか?

      バルマード学院長さん(姉妹校の校長)が、
      たぶんお茶飲んでるはずですが。」

ためぞう「今は、ヒゲAでお願いします。」

アリサさん「了解ですー。」

レミーアさん「なるほど、ヒゲA様なら、
       この実力は納得です。

       行ってみましょう。」

ためぞう「そっすね。」

 お昼休みもそろそろ終わりそうなので、
 用務員室に行ってみることにしました。

 ワナは、副会長さんパワーで無効化されています。

レミーアさん「軍師さん、便利っすね。」

ためぞう「実感しています。」

 用務員室に着きました。

 扉が、開いているのでエコではありません。

 ヒゲAさんは、確かにちゃぶ台でお茶をのんでいます。

バルマード君「やあ、どうしたんだい?」

 アリサさんは、一緒にお茶をいただくことにしました。

 お茶菓子のチーズ味と、
 コーンポタージュ味が目当てのようです。

 すると、ヒゲAさんの横に座っていたグラサンの男が、
 立ち上がって、ためぞうの方にやってきます。

レミーアさん「!?」

 レミーアさんは、
 グラサンの男に、
 実家の王家の礼法で、丁寧にご挨拶をします。

グラサンの男「あ、どうもすいません。

       自分、いまオフなんで、
       よかったら自然にお願いしますー。」

レミーアさん「は、はいっす!」

グラサンの男「シークレットと呼んでください。」

レミーアさん「お初にお目にかかれて、光栄っす。

       了解したっす。」

 ヒゲAと、副会長さんは、
 のんびりお茶してます。

 シークレットと名乗った男は、
 ためぞうに、
 「よっ!」と挨拶しました。

ためぞう「どうも、ためぞうです。

     最近、親父のグラサンは大安売りですか?」

シークレット「みたいだねぇ、

       倒されてるでしょ?」

ためぞう「ぽいっすね。」

 シークレットは、
 グラサンですが、ためぞうよりイケメンです。

 茶色の作務衣に、
 長い金髪の男です。

ためぞう「親父の作務衣っすか?」

シークレット「そっすね。」

 レミーアさんが、ためぞうに口パクで合図します。

レミーアさん(偉大なる覇王さんですよ、
       最大勢力を誇っています。

       ワナはこの方のものでしょう。)

 ためぞーは、相手が強いグラサンだと知りました。

シークレット「あの、お嬢様たちは、
       我が手のものに、

       スーパーリラクゼーション アロマを
       楽しんでいだだけるよう、
       伝えてありますので。

       ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」

ためぞー「なるほど。」

シークレット「お昼休み終わりそうなんで、
       自分はこの辺で失礼します。

       また会えるのを楽しみにしてます。」

 シークレットは、そう残して、
 部下の者たちに粗相のないようにと指示を出した後、
 深々と一礼して、

 天下取りに戻って行きました。

レミーアさん「あの方、ためぞー先輩に雰囲気似てたっすね。」

ためぞう「そうかなあ、
     アホっぽく見えたけど。

     親父の弟子を見てる感じでした。」

レミーアさん「先輩、大物っすね!」

 レミーアさんは、
 自然体のためぞうに、深く感動していました。

 よく見ると、
 グラサンの男に代わって、
 ローゼさんがちゃぶ台を囲んでいます。

ローゼさん「お父様がいらっしゃるのですから、
      マッハで、ダンボール積み上げましたよ。

      手抜きなどはございませんが。」

バルマード「抑止力に来たのだね。」

ローゼさん「もぅ、お父様ったら!」

 ローゼさんは、ヒゲの前では人格が変わります。
 極度のファザコンさんです。

アリサ副会長さん「まとまってないですが、

         次回予告の方にいってよろしいですか?」

ためぞう「よろしくお願いします。」


次回 ためぞうの冒険 第二十三話 IV


   「バナナクレープ。」


アリサさん「クレープ食べたいですね。」

ためぞう「今度、一緒に行きましょう。」

レミーアさん「自分も、いいっすか?」

サフィリアさん「わ、私もw」

ネコx2「いつでも行けるゼッ!!」

ためぞう「・・・。

     アロマリラクゼーションで、
     ツヤツヤになっとるな。」


アリサ副会長さん「では、またーーー。^-^」
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