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第二十五話 VII 「花のような、笑顔で。」

2014年07月15日 09時50分55秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十五話 VII


   「花のような、笑顔で。」


 花屋のおじさんこと、ミスター ジェネシスと、

 早朝の牛乳配達で、立ち話をした事から始まります。

おじさん「おはよう、ためぞう君。」

ためぞう「おはよーっす、おじさん。」

 今日は、おじさんが配達を手伝ってくれたので、

 いつもよりはかどっています。

おじさん「覚悟はいいかね?」

ためぞう「?」

 ためぞうは、お花屋さんにいます。

 少し、亀吉さんの所でお茶でも飲んで、

 長崎ドラゴン魚市場に行く予定でしたが、

 ジェネシスおじさんのパワーで、

 いきなり、店員さんぽくなっています。

ためぞう「はっ!?

     何が起こった。」

ファルさん「おはようございます、ためぞうさん。」

 ジャージ姿で、おさげのファルさんは、

 出荷の準備をしています。

 店舗は、わりと小さい感じですが、

 そこがいい味を出しているといいますか、

 お買い物に来たときの看板娘さんとの距離は、

 自然と、近くなります。

ためぞう「素敵なお店ですね。

     何故、自分がここにいるかは謎ですが。」

ファルさん「ありがとうございます。

      うんと、

      アリスト・・・いえ、ジェネシス会長が、

      ためぞうさんを、気に入っておりまして。

      ノリで、飛ばされたのだと思います。」

ためぞう「ノ、ノリっすか。」

 お花屋さんの朝も、市場と同様に、

 朝は仕事がいっぱいです。

 場所は駅前で、

 セントクラウス学園に徒歩でいける距離にあります。

 なかなかよい立地条件です。

ファルさん「このお店は、私が任されています。

      おじさんは移動販売が好きなので、

      じっとしていられないのかもですね。

      ためぞうさんも、

      同じではありませんか?」

ためぞう「た、確かに、

     落ち着きはないです。」


 お花を届ける準備をしているファルさんですが、

 ジャージ姿でも、相当な美人さんです。

 愛想がとてもよいので、

 一緒にいると、ちょっと嬉しくなってしまいます。

 おじさんの姿はなく、

 ファルさん一人で、いろいろがんばっているみたいです。

ファルさん「ためぞうさんが、こっちにいるのは、

      亀吉さんから、みなさんに伝わっていると思いますので、

      ゆっくりしていってくださいね。」

ためぞう「おお、そーなんすね。

     少し、気になってました。」

 ファルさんは手際よく作業を進め、

 あとはオープン待ちの状態になっています。

 朝8時から、夕方辺りまでが営業時間ですが、

 けっこう適当に開いたり閉まったりしてます。

 ファルさんはお昼には、

 セントクラウス学園の商業棟での販売もやっているので、

 それなりに忙しくしているみたいです。

ファルさん「すこし、お茶でも飲みませんか?

      朝食がまだでしたら一緒に食べましょう。」

ためぞう「おお、ありがたいっす。

     軽く、昨日の残りの食べてきただけなんで、

     ちょっとお腹空いてます。」

ファルさん「よかった。」

     ファルさんはそう言って微笑むと、

     ためぞうをテラスのテーブルに案内します。

     お客さんとお話ししながら、販売できるように、

     設けられたテーブルで、コーヒーメーカーも置いてあります。


     小さなスペースをうまく使っているので、

     開放感があります。

     テラスは、道側にありますので、

     通学の学生さんや、通勤のサラリーマンさんが行き交っています。

     お店を正面から見ると、センスのいい感じのお花屋さんです。

     白と赤のチョークで、

     本日のおすすめの書かれたボードが置いてあります。

ためぞう「ちゃんとしてるなあ。

     途中で、閉めちゃったりするのがもったいないな。」

 そう言っている間に、

 ファルさんが、トーストとハムエッグとサラダを持ってきてくれました。

 横のコーヒーメーカーで、好みのコーヒーが飲めます。

 展示会場の待ちスペースのような感覚です。

 コーヒー以外にも、緑茶や、ジュースもあります。

ファルさん「では、いただきましょう。」

ためぞう「ごちそうになります。」

 周りはお花で満たされているので、

 さわやかな朝食です。

 ちょっと、カッコイイ感じになっています。


 朝食をいただいた後、

 ファルさんは、緑のエプロンを付けた正装になります。

 この時はジャージではないのですが、

 髪も下ろして、きちんとすると、

 とんでもなく美人さんです。

ためぞう「おお・・・。」

ファルさん「あ、ども。

      ジェネシスおじさん指定の、

      エプロンドレスです。

      あの人は、そういうの大好きなので。」

 似合っています。

 ファルさんは、店の表にはあまりいないのですが、

 目立つでしょう。

 ためぞうは、見惚れています。

 そこに、監視者の目があります。

古蔵さん「くーーー、

     ためぞう君は、なんであんなに、

     いい思いをしてるのだ。

     しかし、相手は天敵のファルさん。

     あの人の怖さは身に染みております。」

レミーアさん「自分ら、たぶん、

       亀吉さんに遊ばれてますね。

       余計なこと聞いちゃうから、

       そりゃ、気になってしまいますよ。」

サフィリアさん「・・・付いてきてしまいました。

        覗きはよくありませんと、

        言えない自分が悲しい。

        ちょっと、拝見。」

セバリオスさん「ためぞう君には、

        是非とも、幸せになって欲しい。

        彼は、私とエリスの唯一の接点となりつつある。

        エリスと結婚したら、

        最初に、ためぞう君に写真入りのハガキを、

        送るとしよう。

        むしろ、最前列で祝福して欲しいものだ。

        私も、彼の幸福を願う。」

 みなさん、勝手なことを言っています。

 ファルさんが気が付かないわけはないのですが、

 ためぞうに気遣って、知らぬふりをしています。

 ファルさんとためぞうは、

 お店のちょっと奥の方に行きました。

ファルさん「ためぞうさんも、エプロン付けませんか?

      バイトさん用の、簡単な方で。

      私がカタログで選んだものなので、

      実は使う方がまだいらっしゃらなくて。」

ためぞう「じ、自分でよければ是非使わせて下さい。」

 緑のエプロンです。

 ファルさんのエプロンドレス同系色なので、

 お揃いな感じです。

ファルさん「では、後ろを結びますので、

      背中を向けてもらっていいですか。」

ためぞう「はいっす。」

 ファルさんは、おろしたてのエプロンの紐を、

 綺麗に結んでくれます。

 きつくない感じで、解けにくく。

 お花のリボンや包装でとても慣れた感じです。

 ファルさんの吐息が伝わる距離です。

 アングル的に、お店の外からは、

 ファルさんの後ろ姿しか見えないので、

 軽く抱き合ってるように見えなくもないです。

古蔵さん「相手が天敵だっていい、

     オレは、いい思いをしたいんだ。」

レミーアさん「エプロン、結んでるだけっすよ。」

サフィリアさん「結んであげたいな。」

レミーアさん「た、確かに。」

セバリオス「彼女がエリスなら、

      私はこの世界の全てを、

      花で満たすと約束しよう。

      花粉症対策も、施した上でだ。」


 お客さんが、やってきました。

 ファルさんのお花屋さんに最初に訪れたのは、

 事務員のセリスさんです。

ファルさん「おはよーございます、セリスさん。」

セリスさん「おはよーございますー!」

 ノリ、軽いです。

 セリスさんは、普通に事務員さんの格好ですが、

 学園の外で見ると、とても美人さんです。

 長い黒髪の、清純なおねーさん的な感じです。

セリスさん「あら、ためぞうさん。

      今日は、お花屋さんなのですね。」

ためぞう「見習いです、よろしくお願いします。」

セリスさん「では、今日はためぞうさんに選んでもらいましょう。

      職員室に飾る、一輪の薔薇と、

      私の寝室に飾る、香りの高い薔薇と、

      アリスさんに捧げる、素敵な薔薇を、

      お願いします。」

 いきなり、難題が来ました。

ためぞう「む、むり。

     花の種類が、まずよくわかってないんで、

     そこにある赤いバラくらいしか、思いつかないです。」

セリスさん「では、それをいただきましょー。」

ファルさん「ありがとーございます!」

 ファルさんは、手際よくラッピングして、

 水を含んだスポンジに花を立ててくれます。

 手さげ袋に入れて、お会計です。

セリスさん「今日はよい花に会えたと思います。

      ためぞうさんだと想って、

      素敵な一日を過ごしたいですね。」

ためぞう「あ、ありがとーございやす!」

 セリスさんの笑顔を見ると、

 いいことをした気分になりました。

 ためぞうは、おじさんの言ってる意味が、

 少しだけわかったような気がします。

 セリスさんが入ったので、

 セバリオスさんも、入りやすかったみたいです。

 レミーアさんとサフィリアさんを残して、

 お花屋さんに、行っちゃいました。

レミーアさん「あ。」

サフィリアさん「はう。」

 セリスさんは、セバリオスさんに挨拶して、

 学園に戻って行きました。

ファルさん「いらっしゃいませー。」

セバリオスさん「うむ、

        いい店員さんがいるようだ。

        雰囲気も、実に心地よい。」

ためぞう「ちわっす。」

セバリオスさん「おお、ためぞう君。

        さっき、セリスに選んでやったように、

        エリスの為に、花を選んでもらいたい。」

ためぞう「団子の方が、喜ぶっすよ。」

セバリオスさん「そうか、

        では、お団子さんも後で買いに行こう。

        せっかくなので、花も頂きたい。

        送ったことなどないので、

        選ぶ基準がわからないのだ。」

 ファルさんは、丁寧にセバリオスさんに、

 女性が送られて喜ぶ、ランキングの花を説明します。

 ジェネシスおじさん経営の西地区の店舗のデータを、

 リアルタイムに反映して、

 わかりやすく、絵で描いてあります。

セバリオスさん「なんと素晴らしい!

        送られた時の感想まで、リサーチしてあるとは、

        剣聖 アリスト 侮れんな。

        ためぞうくんは、どれを選んだらよいと思う?

        私にはサッパリだ。

        学ぶ必要があるな。」

ためぞう「果物の方が、ねーさんは喜びそうだけど、

     直接、聞いたほうがわかりすいよね。

     もらう驚きは、薄くなるけど、

     欲しいのが確実になるんで。

     正直、花を愛でるねーさんが想像できないっす。

     バイクとか、車、いじるのは好きみたいなんすけど。」

セバリオスさん「頼りになるな!

        特別なイベントの日というわけでもないので、

        ハズレが少ない方が堅実だ。

        よろしく頼む。」


   プルルルルルル・・・。


エリスねー < 「はい、こちら担当のエリスです。」

> ためぞう「よう。」

エリスねー < 「ためぞーかよ。

         どったん?」

> ためぞう「ねーさんに、花贈りたいとか、

       奇特な方がおられるんだが、

       欲しいリクエストよろしく。」

エリスねー < 「!?

         は、花か。

         まいったな、もらったことないぞ。

         ちょっとまて、

         欲しいといわれれば、もちろんだ。

         花瓶がいるよな。

         田中さんに相談しよう・・・。」

> ためぞう「決まった?」

エリスねー < 「無理w

         即答は出来ん、すまん。

         わからん。

         でも、欲しい。

         なんでもいいよ、花瓶に入れば。」

> ためぞう「伝えとくね。」

エリスねー < 「うーん、急にデパートに出かける用事が出来たので、

         またな。

         ありがとう!」

 通話が終わりました。

ためぞう「らしいですよ。」

 エリスねーさんのテンションが上がってたので、

 二人にも聞こえています。

セバリオスさん「えらい期待だな・・・。

        選ぶのが余計、困難になったぞ。」

ファルさん「これなんか、いかがでしょう?」

 ファルさんが、綺麗に飾られた花瓶を持ってきます。

 夏をイメージして、涼しい感じにまとめられた花です。

 青と、黄色と、アクセントに赤い花がいけてあります。

 ギフトカタログの見本と同じものを、

 今朝、花瓶にファルさんがいけました。

セバリオスさん「それがいい!

        是非、それで。」

ためぞう「おおー、きれいだ。

     これは、喜ぶだろう。」

 レミーアさんは、目がいいので、

 ばっちり見えています。

 サフィリアさんは、

 ネコx2さんからオペラグラスを借りました。

 古蔵さんは、心の目で見ています。

レミーアさん「で、でれねー。」

サフィリアさん「タイミング、難しいですね。」

古蔵さん「ファルさんが、怖いからー。

     でも、ねーさんがアレで喜ぶのは、

     収穫だなー。」

 セバリオスさんは、

 君たち、なにやってるの?

 という視線を送っています。

古蔵さん「だったら、呼んでくれよ!」


 ファルさんのお店に次にやってきたのは、

 レオクスさんです。

 セバリオスさんが連絡しました。

ファルさん「いらっしゃいませー。(ターゲット発見。)」

レオクスさん「あ、どうも。

       おお、ためぞう君もいるの。

       よかったー。

       セバリオスさん、連絡ありがとう。」

セバリオスさん「レオクス君とは、同志だからね。

        私としても、競い甲斐のある君と、

        共に、切磋琢磨して、

        エリスを喜ばせてあげたい。

        彼女が微笑んでくれるなら、

        最後にどちらが栄光を掴んだとしても、

        清々しいことだろう。

        私が仮にだが、彼女を幸せに出来たなら、

        愛する娘は、レオクス君に頼みたい。

        無論、レオクス君の場合だと、その逆になるが、

        最大の加護と祝福を約束しよう。」

レオクスさん「おー。

       さすが、現役の神王さんは違いますね。

       視点が、グローバルです。

       あ、もとい、

       セバリオスさんとは、これからも、

       是非、よろしくお願いしたいものです。」

 未来のキング オブ キングスのレオクスさんと、

 神の座の頂に立つセバリオスさんが、

 かわいらしいひまわりの前で、

 男の友情を誓っています。


 ファルさんは、レオクスさん目当てでこちらに来ているので、

 ニコニコしてます。

 最近、ためぞうもいいと思っているファルさんです。

 どちらか、お持ち帰りしたいと思ってるぽいです。

 ファルさんは、器量よし礼儀よし、やさしさ2000点満点の、

 天使の中の大天使さんなので、

 大当たりです。

 ニーズに合わせて、年齢、性格、髪型、雰囲気、色彩、身長、体型、

 すべて変えられる、パーフェクトさんです。

 今なら、雪華の美少女、ユッキーさんも付いてきます。

 お花のギフトも、果物も、取れたて野菜まで、

 10大付録のように付いてきます。

ファルさん「こんにちは、レオクスさん。」

レオクスさん「はい!

       お店の仕込みをダッシュでおわらせて、

       マッハで来ました。

       花はきっと、大好きな方だと思うのですが、

       女性には、それぞれにシンボル的な、

       華があるのかなと、日々勉強中です。

       プロの方の意見を参考にしたいと思っています。

       ファルさんは、百合の花のイメージが感じられます。」

ためぞう「おお、当たってる。

     ファルさん、百合が好きっていってた。」

レオクスさん「しかし、私には、

       決定的に欠けているものがあります。

       決断力と、勇気です。

       あれこれ迷いすぎて、

       チャンスが通り過ぎていく感じで、

       お恥ずかしい。」

セバリオスさん「同意だ。

        自身で改めなければならぬ所に、

        私は、自信過剰があるのだが、

        そこだけは、ネコの額ほどの勇気も持てない。

        だが、同志がいるのは、心強い。

        共に、共有の問題をかかえる者として、

        レオクス君を応援したい。」

 すると、呼んでもいないのに古蔵さんが、

 ネコマスクでやって来ました。

ネコ蔵さん「ネコの額の、ネコ蔵です。

      このマスクド ネコ蔵さんは、

      エリスねーさんに、強要されたものなので、

      ご容赦ください。」

レオクスさん「それは、した方がいいよ!」

セバリオスさん「まさに、その通りだ。

        似合っているぞ、南西の大覇王よ。」

ファルさん「ホームでは、お世話になっております。

      ここは、アウェーですので、

      仲良くやりましょうね。

      あらためて、

      いらっしゃいませー!」

ネコ蔵さん「グラサンより、役に立つな。

      みんなプロレス大好きなんだな。

      マスクマンに寛大な気がする。」

 ネコ蔵さんは、

 外のレミーアさんと、サフィリアさんに、

 先ほどの、セバリオスさんのような視線を、

 送っています。

 薄目で見つめています。

レミーアさん「うぎゃーー!!

       呼んでくれよー。」

サフィリアさん「・・・。

        古蔵さんを見ていると、

        ためぞうさんが、素敵に見えますね。

        優しくて、正直で、努力家というのは、

        ちょっと嬉しいですね。

        魅力があるんだなぁって、

        感心してます。

        自分も、そこをがんばらなきゃって、

        勇気がもらえますね。」

レミーアさん「いいっすよね、せんぱい。

       男は、根性っす。

       いつの間にか、せんぱいが私の心で、

       大きくなっていく感じです、

       もしかして、私ら、青春してるんじゃないですか?

       サフィリアさん。」

サフィリアさん「おー、

        ナイス、レミーアさん。」

 二人が話していると、

 移動販売のジェネシスおじさんと、

 二人のイケメン男子がやって来ました。

おじさん「こんにちは、サフィリアさん、

     レミーアさん。」

 販売の手伝いをしている長身のイケメン店員さんが、

 二人にご挨拶します。

執事風のイケメンさん「初めまして、

           私は、アリスト様の元に使える、

           グランザスと申します。

           グランと御呼び下さい。」

知的なイケメンさん「ご挨拶させていただきます。

          私は、バルマード様に仕える、

          エイルと申します。

          バルマード様の学院の管理を任されておりましたが、

          レミル様のお供として、こちらへ参りました。

          レミル様は、後ほどご紹介させていただきます。

          アリスト様から得るものは大きく、

          お二人の素敵な淑女様との出会いも、

          その賜物だと思っております。」

 おじさんが、ガールズサイド向けの方達を、

 連れてきました。

 西の最高軍師のグランザスさんと、(知力 98)

 東の魔導王 軍師エイルさんです。(知力 98)

 (ライっちさんの友達で、上を行っています。)

 楽勝で、天下が取れそうです。

 営業開始後、あっという間に完売してしまったお花を補充に、

 お店(支店)に戻ってきたところです。

レミーアさん「完成度たけぇーー。」

サフィリアさん「どきどきしちゃいますね。」

 ネコx2さんは、勝ってる方の味方なので、

 おじさんに付きました。

 グランさんは、レミーアさんに、

 エイルさんは、サフィリアさんに、

 胸元の一輪の花を捧げます。

 グランさんと、エイルさんは言いました。

 「今は、これしかありませんが、

  これからも、よろしくお願いしますね。」

レミーアさん「おおー、

       お花、もらっちゃった!」

サフィリアさん「あ、ありがとうございますー!」

 二人は、驚きと喜びに満ちた表情で、

 楽しそうです。

 おじさんは、その様子に満足しています。

おじさん「お花以外にも、家庭菜園とか、

     取れたて野菜の料理教室、

     花をあしらった料理や、テーブルメイクとか、

     いろいろやってますので、

     よかったら、よろしくお願いします。

     ユッキーか、

     ファルさんに言ってもらえればOKですので、

     いつでも来てきてくださいね。」

レミーアさん+サフィリアさん「はい!」



ファルさん「すいませんー、

      尺が長くなりすぎまして、

      続きます。

      タイトル何にしましょう?

      ローゼさん。」

ローゼさん「え!?

      わたしですか。」

 最近、めっきり乙女さんなローゼさんに、

 黒幕(フィクサー)だった頃の迫力はもうありません。

 とっても、可愛い感じの16才さんになってます。

 ローゼさんと、セリスさん(アセリエスさん)は、

 お花大好きさんなので、

 リスクの高いセリスさんより、

 丸くなったローゼさんの方に振りました。

ローゼさん「じ、自分、

      造花作りに忙しいんで、

      別の方におねがいします。

      リンカさんでいいでしょ。」

リンカさん「!?」

 ローゼさんとリンカさんは、一緒に住んでいるので、

 割と気軽に呼び出されます。

ファルさん「よろしくおねがいしますー。

      これは!

      というヤツを決めてくださいね。」

リンカさん「わわわ・・・、

      姫様、逃げないで!」

ローゼさん「にげます。」

リンカさん「あう・・・

      バ、バルマード様 いらっしゃらないでしょうか?」

 柱の影から、温かく見守っています。

 実力は、ファルさんの方が遥かに上なので、

 間違うと、ヒゲとか剃られそうです。

ファルさん「まだですかー?

      私、勝手に付けちゃいますよー。

      『リンカさんの、恥ずかしい通販。』とか、

      『リンカさん、決意のニセちち。』など、

      いかがですか?」

リンカさん「だから、逃げるんだー。

      なんとかしなきゃ・・・。」

 その時、

 リンカさんに矢文が届きます。

リンカさん「おー、

      えっと、『夏空の下で、君に会いたいな。』

      は、どうですか。」

ファルさん「それでいきましょう。

      いいと思います。」

 リンカさんは、お花と果物セットをもらいました。

 ファルさんが育てたものなので、素晴らしい出来です。

リンカさん「ありがとうございますー。」

ファルさん「いえいえ、

      ローゼさんとハインさんと、

      仲良さそうで羨ましいです。

      私、そんなに前のローゼさんほど、

      いたずら好きではないので、

      仲良くしてくださいね。」

ローゼさん「ぎく!

      ・・・新 黒幕は、この人ですか。

      任せておきましょうw」

リンカさん「はい。^^」

ハインさん「おう、ファルベリアじゃねーか。

      久しぶり!」

ファルさん「ども、ハインさん。」



ファルさん「次は、『第二十五話 VIII』だと思います。

      矢文は、ためぞうさんですね。

      興味がまた出ました。

      第二十七話以降は確定しているのですが、

      ためぞうさんたちにはヒミツです。


      ではまたー。 ^-^」

外伝 「目覚める 第四の戦士。」

2014年07月13日 12時33分25秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
 小さな声が聞こえます。


 そこに、貴方は立っているのに、

 何処だかわかりません。

 ぼんやりとした白い部屋に、

 鏡があります。


 この部屋には、その鏡以外はなにもありません。

 貴方の姿が映し出されているだけです。

 耳を澄ましてよく聞くと、

 その小さな声が聞こえます。


 「鏡に触れないでください。」


 どうやら、触ってはいけないもののようです。

 金縛りにあったような感覚で、身体の自由がききません。

 身体がとても重く感じられるのです。

 感覚が掴めるようになればなるほど、

 その室内は、居心地の悪いものになっていきます。

 貴方の身体は、まるで鉄のように固まってしまっています。

 声の方に向かって、貴方は尋ねます。


 「ここは、何処ですか?」


 どうして、私はここにいるのですかという質問までは出来ませんでした。

 してはいけない気がしたのです。

 小さな声は、この室内の外から聞こえています。

 箱のような形をした部屋は、

 出口のようなものもありません。

 ただ、外の光が抜けてきて、

 とても白く、明るいのです。

 小さな声の主は、答えてくれます。


 「ここは、世界の中心です。」


 貴方が知りたい事を、

 まるでわかったかのように、

 声の主は、続けます。


 「今、貴方は世界の中心に立っています。

  ここは、あらゆるものが生まれ、そして消え行く場所。

  白の世界です。

  全てが、真っ白にされてしまうこの場所で、

  私は、貴方の色を失わせたくはなかったのです。」


 その言葉で、

 貴方は、この箱のような部屋で守られていたことの気が付きます。

 鏡の正体は、いまだ不明です。

 声の主は言いました。


 「それは、鏡のように見えるかも知れませんが、

  鏡ではありません。

  貴方の姿を映す、その先は暗黒の闇です。

  薄いガラスのようなものの、その先が暗いと、

  鏡のように見えてしまうようです。

  そこは、入り口であり、出口でもありますが、

  私が、そのガラスのような薄い壁を作りました。

  この声が届くように。」


 貴方は、声の主の事が気になります。


 「私を守る、あなたは誰なのですか?」


 その問いの返事はこうです。


 「私は、アリスアリサ。

  人の暮らす箱庭の管理者です。

  そのゆりかごで、人々が強く生きている姿を感じています。

  とても、素晴らしい事だと思います。


  人の営み、それは、言葉で語れるようなものでなく、

  輝いて美しい。

  貴方には、時間が必要です。

  その営みの中で、強く感じて欲しいのです。

  失うことの怖さと、それを守る想いを。


  もし、貴方が守りたいと強く願うその覚悟が出来たなら、

  もう一度、お会いしましょう。


  ここは、世界の中心であると同時に、

  最果てでもあります。

  決して、外に出てはいけません。

  そこには、敵がいます。


  こうして、誰かと話したのは、いつ以来でしょう。

  とても素敵なことですね。


  貴方の暮らす世界は、ほんの少し隣にあります。

  今から、送ります。

  また、会えることを願っています。」


 その時、

 貴方を守る壁は消え去り、

 その目の前に、アリスアリサの姿が見えます。

 温もりを感じることは出来ません。

 彼女には、実体がないからです。


 ただ、とてもやわらかな光輝に満ちて、

 この世で、もっとも美しい姿の女性。

 
 一瞬の出来事でした。

 気が付くと、日常に戻っています。

 夢から覚めたような感覚です。

 貴方は、願いました。


 「もう一度、

  あの人に会いたい。」と、


       - 第四の戦士の邂逅より。 -

日記 7.11

2014年07月11日 17時33分33秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)


 ↑ エリスねーさんのとこです。

   いつも、落書きですいません。


エリスさん「こんにちは!」

解説の人「後は、おまかせします。」

エリスさん「おう!」


・とんこつらーめん。 (即席。)


エリスさん「お湯入れるの多いねw

      コホン、

      えー、どうもエリスです。」

 エリスさんは、営業の帰りです。

 23才、独身。 そのまま、いない歴。

エリスさん「そこ、重要か?

      まだ、チャンスあるよな。

      地道に、いきます。」

 最近、エリスさんは、

 ためぞうのよく行くゲームセンターに、

 現れるようになりました。

 好きなものリストに、

 格ゲーと、家庭用ゲーム機(自分用)が増えました。

エリスさん「夏のボーナスみたいなヤツ貰えたら、

      欲しいですね。

      あーゆーものは、

      ほいほい手に入れちゃうと、

      積んでしまいそうなので、

      (バーゲンで服を買いすぎて、着なかったみたいな感じです。)

      欲しいと願いながら、ゲーセンで遊んでます。

      ためぞーの部屋に、あることはあるのですが、

      やっぱり専用が欲しいっす。

      ああ・・・、ナナハン(バイクですね。 750ccです。)

      に金がかけられねえ。

      ラジオ体操もがんばります。」

 エリスねーさんは、

 営業では、ものすごく丁寧なお姉さんです。

 一つの仕事を、きっちり丁寧にやるので、

 取引先から信用が高いです。

 話し相手や、お茶のみとかに行ってる感じもあります。

 ちゃんと仕事は、してます。

 亀吉さんは、取引先の親会社の会長さんで、

 その亀吉さんがオーナーだと聞いたゲームセンターに、

 あいさつも兼ねて行ってます。

亀吉さん「どうも、エリスさん。」

エリスさん「亀吉さん、今日も遊んでいくよ。」

亀吉さん「まあ、ゆっくりしてって。

     ためぞう君を、時々、将棋相手に借りるけどね。」

エリスさん「どもっす。」

 こんな流れで、

 エストさんや、ためぞうたちのいるコーナーに、

 やって来ます。

 花屋のおじさんが、営業スタッフと一緒に来ていました。

 ユッキーさんがはまっているのが理由ですが、

 ファルベリアさんと、アリストおじさん、

 事務の、佐藤さん、鈴木さん、

 デパートの田中さんもいます。

エリスさん「にぎやかだな。」

おじさん「これは、エリスさん。

     日頃より、ユッキーがお世話になっております。」

ユッキーさん「なっています。」

おじさん「息抜きに、ボウリングをやりに着たのです。

     マイボウル持参です。

     みなさんに声をかけて、楽しくストライクを取ろうかと。」

田中さん「エリスさん、こんにちは。

     お店の外では、初めてかも知れませんね。」

 私服の田中さん、可愛いです。

エリスさん「お世話になってますー。

      いっすね、ボウリングすか。

      ノルン姐さんが、大好きなんすよ。

      よく、付いて行きました。」

佐藤さん、鈴木さんペア「ども、こんにちは。

            市場では、どうも。 ^^」

 お二人も私服ですが、美人オペレーターなので、

 なんでも着こなせる感じです。

 おとなしい感じの服ですが、似合っています。

ファルさん「どうも、ファルベリアです。

      ファルと呼んでくださいネ。」

 ジャージにメガネのファルさんですが、

 美人度がとても高いです。

エリスさん「よろしくっす!

      自分も、エリスって呼んでください。」

エリスさん「おじさんは、目の付け所がいいな。

      ユッキー含めて、看板娘ばかりじゃねーか。」

おじさん「恐れ入ります。

     自分、普通のおっさんなんで、

     理想を届けてもらうには、

     こういう華のある女性がよいと思うのです。

     無論、女性のニーズに合わせて、

     イケメン花屋も揃えております。

     今回は、ためぞうくんサイトなので、

     女性が多めですが、

     エリスさんや、エストさん向けになると、

     可憐な美少年から、渋いオジサマまで、

     揃える予定です。」

エリスさん「おじさん、がんばるなー。

      よくわからんが、

      あんたエライよ。」

おじさん「ありがとう!

     では、1ゲーム楽しんで来るよ。

     またね。」

エリスさん「私も、たまに混ぜてな。

      そんじゃ、あっちいくから、またね。」

 エリスさんは、誰とでも仲良くなってしまうのがいいところです。

 正直なのが、好感のようです。

 一方、むこうでは、

 ためぞうたちが、熱心にゲームしてます。

 エストさんは、キャッチャーゲームで苦闘してます。

エリスさん「取ってやろうか?

      エストさん。」

エストさん「おお、こんにちは。

      これ、自力で取らないと、

      お人形さんに喝が入らないんですよ。」

 取得済みの、クマゾー、まりもんが横にいます。

まりもん「エストさんがお世話になってます!」

エリスさん「しゃべるのか!?

      今のぬいぐるみは、完成度たけーな。」

クマゾー「こんにちは、

     エリスさんは、サーモンが好きですな。

     わしは、鮭取りなのでわかるんじゃ。」

エリスさん「!? やるな。」

エストさん「これが、友情です。

      熱い根性と、気合いが入ってます。

      私の大事なお仲間さんです。」

エリスさん「すげーよ。

      エストさん、天才だよ。」

 エリスさんは、今日は寄り道が多かったので、

 ためぞうの所で、軽く遊んで帰ることにしました。

 エリスさんは、夕飯も楽しみな人なので、

 決まった時間にお腹が空きます。

 夜食もします。

 おやつ合わせると、一日五食以上です。

サフィリアさん「なんて、うらやましい!

        いいなあ・・・。」

レミーアさん「学ぶっす。

       何処かで、カロリー消費がすさまじいハズっす。」

サフィリアさん「そ、そうですね。」

 エリスねーさんは、

 手に汗握って、ゲームに夢中です。

 子供のようにはしゃいでいます。

レミーア「全力投球!?

     先発、完投型なんだ・・・。」

サフィリアさん「私たちも、先発を目指しましょう。」

 みんなで、夢中になってゲームしました。

 お腹が空きました。

エリスさん「よし、面白かった。

      また、来よう。

      メシ買いに、スーパー行きませんか?」

ためぞう「おう、そんな時間か!?」

レミーアさん「行きます。」

サフィリアさん「付いて行きます。」

セバリオスさん「ためぞう君、私もいいかな。」

エリスさん「みんなで行こうぜ。」

セバリオス「・・・さすが、我が女神。

      望みは叶った。」

ユッキーさん「はいですー。」


エリスさん「では、

         また。 ^-^」

第二十五話 VI 「ちょっと、心の準備が。」 ケース2 (仮)

2014年07月11日 08時03分23秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十五話 VI


   「ちょっと、心の準備が。

         ケース2 (仮)」


 これまでのあらすじ。


 2014 今年の夏を、

 心残りのないように、エンジョイしたいと思っている、

 三年J組 副担任のエリナ先生。

 ためぞうは、

 先生や、自分の望みを叶える為に、

 今日も、早起きです。


 ためぞうの朝は、牛乳配達から始まります。

 寝ているエリス姉さんや、ユッキーさんを起こさないよう、

 ずれたシーツを直して、朝ごはんの支度をして、

 配達です。

 魚市場のノルン姐さんよりはゆっくりあるのですが、

 それでも少し、眠た目をこすってのおでかけです。

 今日は、順調に朝の一杯をお届け出来そうです。

 坂道も自転車で、なんのその。

ためぞう「坂道が楽な自転車は、いいと思ってます。

     アシスト付きのですね。

     オレは、普通のママチャリです。」

 ためぞうは、新鮮牛乳とフルーツ牛乳を一通り配り終えると、

 亀吉さんのアパートに行きます。

 あたりが、ようやく明るくなってきた時刻、

 チュンチュンと小鳥の鳴く、アパートの縁側で、

 ためぞうは亀吉さんと軽く一局、将棋を指しています。

亀吉さん「ためぞう君の周りは、

     にぎやかでよかね。

     ちょっと、心の準備がとか、

     オイも、乙女に言われたかよー。」 

ためぞう「言葉通りの展開なら、自分も嬉しいっすけど、

     ワナだらけで、どうも・・・。」

亀吉さん「ワナにはまる覚悟で行かないかん、

     とか、無責任な事は言われんからね。

     攻略本ば、手に入れんね。」

ためぞう「そ、そんなのあるんすか!?」

亀吉さん「なら、オイのを、やるよ。」

 ためぞうは、謎の攻略本を受け取った。

ためぞう「・・・あの子とのトゥルーエンドとか、

     ほんとに、書いてあるんですが、

     いえ、自分にはまだ早いっす。

     自力でやってダメだったら、

     あきらめます。

     また、来年の夏にがんばります。」

 ためぞうは、

 かなり貴重な、伝説の攻略指南書を、

 亀吉さんに戻しました。

亀吉さん「オイは、感動しちょるよ・・・。

     その誘惑に勝った男を、

     オイは二人しか知らん。

     サードラル君と、アリスト君じゃ。」

 伝説の覇皇帝と、無敵の四剣聖の名前がでました。

 亀吉さんは、元気に腰に手をあてて、

 フルーツ牛乳を飲みます。

 さわやかな朝です。

亀吉さん「ためぞう君は、アリスト君にも、

     学んだ方がいいかも知れん。

     アリスト君も、一度は世界を獲った男やけん、

     頼りになるよ。」

 ためぞうも、フルーツ牛乳です。

ためぞう「花屋のおじさん、凄いんですね。

     そういえば、なんか名刺もらってました。」

亀吉さん「西部の事は、彼にまかせちょるき、

     なかなか出来る男ばい。

     この中央まで、営業に来るツワモノたい。

     ためぞう君も、いつか天下ば見らないかんね。」

ためぞう「まずは、一度しかないファースト青春を、

     なんとかやり遂げたいです。」

亀吉さん「ところで、

     吉川さんから預かっちょる、リナちゃんはどうね?

     嫁にせんかい?」

ためぞう「ちょ、

     心の準備が!」

 ためぞうは、ケース2をここで使ってしまったので、

 次は、ケース3になります。

ためぞう「・・・確かに、可愛い。

     趣味も合ってるし、気も合いそう。

     控えめなメガネっ子さんだけど、

     オフの時は、相当、美少女だよ。

     迷うな、オレ。

     いろいろ失礼だろう・・・。」

 他の子と天秤にかけようとした自分に、

 ためぞうは喝を入れて、反省です。

亀吉さん「そこが、ためぞう君の見所やね。

     オイは、わりとヒマしちょるけん、

     時々、遊んでやってちょうだい。」

 亀吉さんも、一応、クラスメートです。

 こう言っていますが、

 世界のトップ企業、

 『亀吉 インダストリー』の会長さんなので、

 それなりに忙しい生活をしています。

 ためぞうは、亀吉さんのお気に入りです。


 ためぞうは、長崎ドラゴン魚市場へと向かう途中で、

 ラジオ体操に寄っていきました。

 エリス姉さんが、毎日参加しているので、(皆勤賞の景品目当てですが。)

 最近、体操してるメンバーが増えてます。

セバリオスさん「やあ、ためぞう君。

        朝のラジオ体操は、

        実に気持ちの良いものだね。」

 もう、ネコマスク取っちゃってます。

 みなさん、違和感はないみたいです。

レオクスさん「やあ、ためぞう君。

       朝市前に寄るようにしたんだ。

       私と、セバリオスさんは、

       途中参加だけど、

       これからでも皆勤賞もらえるんだって。

       景品をあの人に、届け、・・・ん。

       とりあえず、朝の運動って、空気がいいね。」

セバリオスさん「エリスは、きっと幾つあっても、

        喜ぶだろう。

        レオクス君、共に頑張ろう。

        エリスの笑顔の為だ。」

レオクスさん「セバリオスさんとは、気があうなあ。

       ためぞう君、お店、いつもありがとうね。

       最近は、ほんと、頼りにしてます。」

ためぞう「お二人も、無理のないよう、

     お気をつけて。」

 ハンコをもらう列に、セリカさんもいます。

 セリカさんは運動不足なので、いい事だと思います。

 セリカさんと、ためぞうの間には、

 言葉はいりません。

 アイコンタクトだけで、伝わります。

 セリカさんは、イベントよろしく、と、

 ためぞうにメッセージを送りました。


 長崎ドラゴン魚市場に着きます。

 主任である、ノルン姐さんが、

 道の駅ドラゴンの店長さんもやっているので、

 事務員さんが、二人増えてます。

 鈴木さんと、佐藤さんの美人オペレーターズです。

 鈴木さんと一緒のネコ船長さんも、働いています。

 華のある女性が職場にいるだけで、

 あんちゃんたちは、やる気になっています。

 おじちゃんとかも例外ではなく、

 いつも以上に元気です。

ためぞう「おお、みんな、気合いが違うぜ。」

 最初に、レミーアさんがやってきます。

レミーアさん「おはようございます、せんぱい。」

 続いて、サフィリアさんです。

サフィリアさん「あ、あの、

        おはようございます。」

ためぞう「おはよーっす。」

 みなさんでお仕事です。

 朝市の時間までに、品物を並べて、

 業者さん向けの発送の準備もやります。

 お魚さんは、だいたいセリにかかっているので、

 その中で、お得品と呼べるような品物が、

 ノルン姐さんにセリ落とされています。

 朝市のメインは、このお得品になります。

 サーモンもあります。

 ノルン姐さんの主力事業が、サーモンの販売なので、

 スシ用から、おかずまで、幅広くあります。

エリス姉さん「よう、ためぞー。

       ノルン姐さん、なんか握って。」

ノルン姐さん「おう、任せろ!」

ためぞう「エリスねーは、朝から寿司、大好きだよね。

     朝飯の準備、楽で助かるけど。」

エリス姉さん「まーあれだな。

       営業は、体力勝負だから、いっぱい食べるよ。

       ラジオ体操の場所と、ここが近いのがいい。

       ユッキーさん、お寝坊だから、

       起きてるときは連れて来る。」

ためぞう「あんなに可愛い寝顔されちゃ、

     起こせねえもんな。」

 その言葉に、

 サフィリアさんと、レミーアさんが反応します。

サフィリアさん「あ、エリス姐さんどうも。」

レミーアさん「姐さん、おはようっす!!」

エリス姉さん「おう! 元気そうだな。」

 二人は、ためぞうと一緒にいる、ユッキーさんが気になっています。

 可憐な美少女が、一つ屋根の下にいるのは、

 エリス姉さんというブロックが成立しているからでして、

 出張とか、旅行でいなくなるのは、困るのです。

 いくら、兄妹みたいに仲良くしているとはいえ、

 ためぞうも男です。

 据え膳食わぬは、なんとかー、みたいな言葉が、

 この前のエリクさんとためぞうの写真(捏造)で、

 心に残っちゃってるのです。

 そういう、年頃なんです。


 朝の時間の過ぎるのは、早いですね。

 セントクラウス学園 3年J組では、

 ホームルームが行われています。

 余談ですが、担任の先生は、

 エリナ先生の希望で、体育教師に専念しています。

 『エージェントJ 陸軍特務軍曹先生』が、本来の担任です。

 なので、J組になってます。

 J先生は、エリナ先生直属のエージェントなので、

 こういう自由もありなのです。

 エリナ先生の権限は、

 アリス生徒会長兼、理事長さんと、

 かなり近い位置にあります。

エリナ先生「おはようございます、みなさん。

      今日も転入生を紹介したいと思います。」

みなさん「おはようございます。」

 がらんとしていた教室も、生徒が増え始め、

 少しにぎやかになっています。

 三年J組は、特別ルールのクラスですので、

 生徒でなくても、セキュリティチェックをクリアすれば、

 席は使えます。

 なので、部外者さんも混じっています。

 セバリオスさんや、レオクスさん辺りですね。

セバリオスさん「今日も転入生とは、いいことだ。

        学ぶ事に早いも遅いもないのだから、

        私も多くのものを得たいと願っている。」

レオクスさん「エ、エリスさんのことですか?」

セバリオスさん「むおぅ・・・、さすがは同志。

        結論はそうだ。

        彼女を退屈させない為の試練だと思っている。

        何度も言うが、

        レオクス君にはわかるハズだ。

        そこに、手に届く距離にあるのに、

        触れられないというもどかしさが。

        彼女の方から触れてくれるというのであれば、

        私はその想いを生涯、大切にしたいと願うだろう。」

レオクスさん「ああ・・・、光輝が見えます。

       もう、何も望みなんてない。

       ただ、ひたすらに、強くある事だけです。

       守る為の力が欲しいですね。」

 セバリオスさんと、レオクスさんは、

 とても仲良しになりました。

 最近、よく一緒に熱く語っています。

 セバリオスさんは、神技持っているので、

 レオクスさんのお店も繁盛しています。

 エリナ先生が、

 そろそろいいですか?

 という視線を送ったので、

 二人は快く頷きます。

 エリナ先生のホーム地で争うことは、

 さけなければいけません。

 エリナ先生の背後に、最強の助っ人の姿が、

 ちらほらしてるのが、

 セバリオスさんと、レオクスさんにはわかるのです。

 他の人は、ほとんど気付けてもいないことですが。

エリナ先生「では、新しいお友達を紹介します。

      エリナさん、どうぞ。」

みなさん「!?」

 先生は、自分の名前を呼んだ気がしました。

 気のせいで済めばよいのですが。

 すると、教室にこれまた可愛い金髪の美少女が入って来ます。

エリナ先生「転入生のエリナさんです。

      先生と同じ名前なので、呼び方困っちゃいますね。

      山本 宴会部長 貯蔵君。」

ためぞう「は、はい!」

 ためぞうは、即座に起立します。

エリナ先生「この子の、名前を付けてあげて下さい。」

ためぞう「えー!?」

みなさん「えー!?」

転入生の美少女「よろしくお願いします。」

ためぞう「ちょ、ちょっと、

     なんですかそれ。

     意味、わかんねーす。」

エリナ先生「私は『エリー』さんでも

      素敵でいいかなって思ったんですが、

      名前が、エで始まる方が多いので、

      クールなヤツをお願いします。」

エリナ先生「あら、まあ・・・、時間切れです。」

ためぞう「何もやってねーよ!」

エリナ先生「はい、みなさん。

      スクリーンに注目してください。」

 スクリーンは、設置されたままです。

 たまに先生が、レンタルビデオとか見てます。

 映し出された映像は、観覧車です。

 音声付きです。

みなさん「凝ってるなぁ・・・。」

 時刻は、夕暮れ。

 観覧車のゴンドラには、ためぞうと転入生が乗っています。

金髪の美少女「遊園地が、一望出来ますね。

       夕日に照らされて、すごく暖かい感じがします。

       ちょっと、どきどきしちゃいますね。」

 ゴンドラは、一番高い場所に登っているところです。

 夕日を受けた景色が、情緒に溢れています。

 自分で見たら、忘れられないくらい綺麗な光景です。

 その夕日の柔らかな赤が染めるのは、

 金髪の美少女の方だといっていいでしょう。

 艶やかに色めいて、でも、とても落ち着く感じです。

 少女は振り返ります。

 その青の瞳が、エメラルドのように澄んで見えるのです。

 頬は、薄く朱色に染まっています。

 淡いピンクの口元は、恥ずかしそうに微笑むのです。

 幻想的な光景に、観覧車から見える最高の景色さえ、

 その彼女を引き立てるだけのものでしかないように、

 視線も、心さえ彼女に奪われてしまいそうです。


エリナ先生「はい、

      次のためぞう君の行動を答えなさい。」

 いきなり問題がきます。

 三択です。


1 ここは、そっと目を閉じて、流れに身を任せる。

2 大好きです、と告白する。

3 名前を付ける。


ためぞう「なんだよ、3番!

     フリの意味、ねーじゃん。」

 みなさんは、固唾を飲んで、見守っています。

 意見をするという事は、

 自ら、身代わりを名乗り出るようなものです。

 大変、魅力的な状況なので、変わりたい人もいるみたいですが、

 先生のエージェントに、速攻で取り押さえられてます。

古蔵さん「オレと代わるんだ!

     チェンジで・・・。」

 古蔵さんは、生還してたみたいですね。

エリナ先生「観覧車が、下るまでに決めてもらわないと、

      オートで1か2が選択されます。

      幸せにしてあげてくださいね。

      あと、五秒・・・。」

ためぞう「ぬおーーー、

     3番だ!!」

 ムービーが終了しました。

 転入生の子は照れています。

 身に覚えのない撮影協力をした、ためぞうです。

エリナ先生「決まりました?」

ためぞう「はええよ!

     一生、同窓会とかでも呼ばれるんだぞ。

     きちんと、しなきゃダメでしょ。」

エリナ先生「100点ですね。

      ためぞう君は現在、200点です。」

 わりとちゃんとした事を言う、ためぞうに、

 みなさんもちょっと感心です。

ためぞう「とんち、使っていい?」

エリナ先生「ダメです。

      それは、一休さんの奥義。

      一子相伝の極意です。

      思い浮かばないなら、

      選択肢で、解決ですよー。」

ためぞう「考えろ、オレ・・・、」

エリナ先生「5秒・・・2秒・・・、

      はい、時間切れです。

      選んでください。」

ためぞう「むは・・・。」


 選択肢です。


1 なでしこ。

2 チューリップ。

3 ひまわり。

4 すみれ。

5 ローズ。

6 みかん。

7 メロン。

8 ハニー。

9 クッキー。

DH ジョージ。


ためぞう「・・・DHは、ないよね。

     パ リーグ?

     他は、なんとか選択できるのはある。

     選ぶんだ、オレ。」

 金髪の美少女さんは、

 手作りクッキーを持参しています。

 かわいいリボンがしてあります。

ためぞう「クッキーさんで、お願いします。」

エリナ先生「ビンゴー!

      大当たりです。

      DHさん選んだら、場外まで、

      カッ飛ばしてもらおうと思いましたが。

      可愛らしい名前でよかったですね、

      クッキーさん。」

転入生のクッキーさん「はい。」

 クッキーさんは笑顔です。

 ものすごく可愛らしい、お姫様のようです。

エリナ先生「あ、彼女、

      お姫様ですよ。

      世間知らずですが、よろしくお願いします。」

みなさん「姫様なんだ。」

 レミーアさん+サフィリアさん+リンカさん+エストさんたちも、

 忘れていますが、みな姫です。

エストさん「肩書きはいらない。

      結果が重要。」

レミーアさん「渋い!

       国に戻れば、一応、姫です。」

サフィリアさん「エストさんが、エリス姐さんのように、

        大きく見えます。」

リンカさん「そうです、結果オーライです。

      今年はがんばりたいと思っています。

      ローゼ姫様を越えないといけないのが、

      きついですが。」

 クラスに、新しいお友達が加わりました。

 その前に入ったエリクさんの隣の席に着きます。

エリクさん「よろしくお願いしますネ。」

クッキーさん「あ、はい、おねがいします。」

 二人はすぐに、仲良くなりそうです。

 余談ですが、クッキーさんは、

 エリナ先生に似ている気がします。

 エリナ先生を金髪にして、

 16才くらいにしたら、クッキーさんです。

エリナ先生「ですね、

      クッキーさん、私ですから。」

ためぞう「えーーー!?」

みなさん「おーーーー。」

 エリナ先生は、

 秘密がいっぱいみたいです。

エリナ「心の準備など、必要ありません。

    覚悟は出来ています。

    一粒で、二度おいしい青春を、

    先生は希望なのです。

    欲張りでしょうか?」

 エリナ先生は、分身の術が使えるみたいですね。

ためぞう「それでいいのかよ!」

クッキーさん「よ、よろしくお願いします。」

 やっぱり、ほわほわの金髪のお姫様は、とても可愛らしいです。

 クッキーさんは、本当に何もわかっていないので、

 守ってあげたい感じです。

 クッキーさんと、エリナ先生はそっくりですが、

 本当に別人です。

 名前が同じなだけです。

 エリナ先生は、みなさんをからかうのが、

 好きな方なので。


 こうして、ホームルームは一時間目の授業まで延長して、

 無事に終わります。


次回 ためぞうの冒険 第二十五話 VII


   「タイトル、まだ未定です。」


 すいません。^^:


ためぞう「そのまま行くんじゃないぞ、

     それがタイトルな気がする。」

クッキーさん「初めまして、エリナです。

       先生と同じ名前ですが、

       素敵なニックネームを頂きました。

       趣味は、お菓子作りです。

       いま、十六才です。」

ためぞう「どうも、クッキーさん。

     ためぞうです。」

クッキーさん「お噂は、お聞きしてます。

       アリサ副会長さんに、

       丁寧な資料も頂きました。」

ためぞう「!?

     見せて。」

 ためぞうは、見慣れた資料に目を通します。

 箇条書きのわかりやすい資料です。

 微妙なことが、てんこ盛りです。

ためぞう「うあー、

     当たってるから、言いようがない。

     オレが、直さなければならないポイントが、

     的確に、弱点として書かれてる・・・。」

アリサさん「ども、ためぞうさん。

      出番少ない、妹の方です。」

ためぞう「ども、軍師どの。」

クッキーさん「こんにちは、アリサさん。」

アリサさん「こんにちは。

      私って、地味な上に、隠れキャラなんですよ。

      ためぞうさんの友達役の、

      マイオストさんは、いなくなっちゃうし、

      ホーネルさんは、違うことに熱心ですし、

      私は、18才なんですが、

      今のためぞうさんの周りの女性に、

      勝てる気がしなくて。」

ためぞう「今があるのは、軍師殿の計略あっての事です。

     感謝にたえません。」

クッキーさん「私には、わかります。

       眼鏡とったら、すごい美少女さんですよね。

       コンタクトになされてはいかがですか。」

アリサさん「恐縮です。

      出来れば、そうしたいのですが・・・。

      ためぞうさん次第?

      私のフラグ、立ててないですよね。」

ためぞう「いますぐ、立てます!!」

アリサさん「あ、いえ。

      おいもがおいしい季節辺りに呼んでいただければ、

      それで幸せですー。

      そこから、雪の季節のイベントありますから。

      二人きりの、クリスマスイブですか?

      経験ありませんが、すごくいいと思います。」

ためぞう「いいなあ・・・、

     オレは、売れ残りのケーキで喜んでる方だからなw」

クッキーさん「参考になります!」

アリサさん「まずは、夏ですね。

      そこまで、せまっています。

      夏のスウィーツは、いいですね。」

クッキーさん「いいですよねー。

       あ、これよかったらどうぞ。」

 手作りクッキーを、アリサさんは頂きました。

 一つ食べてみます。

アリサさん「!?

      ・・・感動の味がします。

      めちゃくちゃおいしいですよ。」

ためぞう「おおー、そーなんだ。

     さすが、クッキーさん。」

クッキーさん「は、恥ずかしいです。」

アリサさん「もぐもぐ・・・、

      ためぞうさんは、

      クッキーさんから、貰えるレベルまで頑張ってください。

      彼女は、とても美しい女性へと成長していきます。

      女神ですから。

      語れるネタは、ここまでです。

      もぐもぐ・・・。」

 もりもり食べてます。

ためぞう「オレは、まず、

     心を磨かなければならん!

     ぶれまくりです。」

クッキーさん「これからも、よろしくお願いします。」

ためぞう「こちらこそっす。」

アリサさん「おいしーです、

      またくださいね。」


 エリナ先生のアパート。

 エリナ先生は、贈り物のフルーツで満たされた部屋で、

 楽しそうに、テレビを見ています。

 スイカキャンディーを味わいながら、ごろごろしてます。

エリナ先生「あの日、幸せを掴めなかった、

      もう一人の私が、

      いい思い出を作れるといいですね。」


エリナ先生「では、

        またー。 ^-^」

第二十五話 V 「ちょっと、心の準備が。」

2014年07月09日 12時52分51秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
 ためぞう王(レジャー+みかん+めろん)の冒険

 第二十五話 V - ファイヴ -


   「ちょっと、心の準備が。」


ためぞう「・・・タイトルに、

     ワナを感じる、オレためぞう。」

 ためぞうは、

 早朝に牛乳配達をして、

 花屋のおじさんと亀吉さんと雑談し、

 長崎ドラゴン魚市場を手伝い、

 美人オペレーターの鈴木さん、佐藤さんと、

 お茶して、

 朝市の売り上げに貢献する健闘をして、

 バタバタと、

 セントクラウス学園に向かいました。

ためぞう「ぜぇぜぇ・・・、

     ちょっとスポーツドリンク飲みます。

     ふぅ。

     いや、学園は安全かなって、

     なんとなく駆け足でやってきした。

     突然の展開が、定番になるこの頃、

     いい思い出ですが、

     エンディングまであと一歩のとこまで、

     行きそうなことが多いので、

     自分としては、

     もっと腰をすえて、

     亀吉さんや、ジェネシスおじさんたちに、

     学びたいのです。」

 ためぞうは、

 三年J組の教室にいます。

 転入生も入りましたので、なんだか空気が澄んでいるといいますか、

 草原の緑をやさしく揺らす、あの風が頬をなでる感じです。

 担任代理のエリナ先生が、

 草原の香る缶詰を開けています。

 五、六個、開けています。

エリナ先生「初めまして、

      この度、三年J組の副担任になります、

      エリナと申します。」

みなさん「!?」

エリナ先生「今年で、19才になります。

      梅雨が明けたら、夏がやってきます。

      先生は、たた指をくわえて、

      イベントを取りこぼすなんて、

      ありえない事だと感じています。

      ニューな感じでがんばりますので、

      このフレッシュな気持ちが、

      みなさんにわかってもらえたらなって。

      てへ。」

 エリナ先生の言う事が、

 このクラスでは正義なのです。

 わからない方とは、もう会えないでしょう。

 みなさん、とってもよくわかったみたいです。

エリクさん「私も、まだ、転入したばかりで、

      よろしくお願いします。

      フレッシュ エリナ先生には、

      お世話になってます。

      ほんと、19才がうらやましいです。」

 ハタチのエリクさんですが、

 見た目は、高校一年生くらいです。

 永遠の16才の方なので、その容姿が変わることはないでしょう。

 とっても可愛い人です。

エリナ先生「まあ、嬉しい。

      エリクさんとは、仲良くやっていけそうな、

      気がします。

      ねえ、ためぞう君。」

ためぞう「オ、オレ、っすか!」

 ためぞうは、起立しました。

エリナ先生「いろんなものの『王』を目指している、

      ためぞう君なら、

      今年の2014 夏、

      渚の君に期待する、

      先生の気持ちがわかりますよね?」

ためぞう「わかるであります!」

エリナ先生「ホームルームと、四時限目までを繋げて、

      みなさんで、シーズン2014 イン サマー

      に向けての、

      作戦会議をやりませんか?

      おやつは持ち込んで結構です。

      行けない講義の先生方には、きちんと言っておきますので。

      どうでしょう?」

みなさん「御意!!!」

 逆らえるわけがありません。

 エリナ先生がノッているのです。

 点呼も忘れています。

 これは、流れに任せるしかなさそうです。

エリナ先生「では、会議に移ります。

      エージェントの方、どうぞ。」

 エージェントさんたちは、

 教室にスクリーンを設置しました。

 会議室っぽくなりました。

ためぞう「いい仕事するなあ。

     あれ、古蔵さんじゃない?」

シ-クレット「いえ、

       今はしがないエージェントNです。」

 エージェントN氏 (古蔵さん)は、

 空いてる席に着きました。

サフィリアさん「こんにちは、

        古蔵さん。」

古蔵さん「いつも、ネコマスクをして、

     お世話になっております。」

サフィリアさん「いえいえ、

        これからもよろしくお願いします。」


  ひゅ!


 古蔵さんの吹き矢が、

 サフィリアさんにヒットします。

 惚れ薬のいつものヤツです。

サフィリアさん「・・・あ、

        あの・・・。」

古蔵さん「うひょひょ。

     この距離なら、当たるぜぇ~。」

 ネコx2さんは、

 古蔵さんの、かつおぶしの計にハマっています。

サフィリアさん「ドキドキ・・・、

        はあ、はあ、」

 サフィリアさんがピンチです、

 古蔵さんへの好感度が、なんと2000まで上がっています。

 ためぞうは、助けに向かいますが、

 突然、何かが割れたような音が響きます。


   パリーン!


   ヴォーーーーン・・・。


 エリナ先生の、見えない防御シールド(守備力 500万くらい。)

 を突破して、

 何者かが、三年J組教室に現れます。

ワンダ艦長「アイム、ワンダッーーーー!!」

 ワンダ艦長さんです。

 サフィリアさんを敬愛してやまない、

 海の漢です。

ワンダ艦長「ワンダフル、覇王龍撃剣!!」

 古蔵さんは、一撃で消滅しました。

 たぶん、ブラックホール辺りに飛ばされたのでしょう。

ためぞう「き、消えたーーー!!」

 跡形もありません。

 ヤマモトさんのサングラスだけが残ってます。

 ためぞうは、サングラスを手に入れました。

サフィリアさん「はっ!?」

 魅了が解けたようです。

ワンダ艦長「ご無沙汰しております、

      我らの戦天使様。」

 ワンダ艦長さん、

 すごい筋肉の大男さんです。

 レスラー級です。

 アメリカンな顔立ちに立派なヒゲの、トップレスラーっぽい方です。

サフィリアさん「どもー、

        いま、授業中ですので、

        また後で、お食事でもしながら。」

ワンダ艦長「感激であります。

      先生には、ご無礼、お詫び致します。」

エリナさん「あ、別にいいですよ。

      授業、受けていきますか?」

ワンダさん「いいんすか?」

エリナさん「空いてる席の方へどうぞ。」

 隣は、エストさんがいます。

 エストさんのお人形さんたちもいます。

 キャッチャーで仲間になった、クマゾーとまりもんです。

エストさん「YO-、ヨロシク、YO。

      英語出来ませんが、

      ノリは合わせます。」

ワンダさん「あ、いえ、

      自分、プロレス興行で、

      日本長いんで、結構いけます。

      趣味は、ガチャポン、

      キャッチャーです。」

クマゾー「気があいそうな、ヒゲさんじゃな。」

まりもん「ウチのマドンナに見惚れるなよ。

     オレが、頂点に連れてくから。

     とにかく、ヨロシク!」

ワンダさん「なるほど、英霊の方達ですな、

      天使に神の座へと導かれた戦士は、

      英霊となって、再び地上におり、

      王の為に、剣を握る。

      やつでしたっけ?」

クマゾー「解説ありがとうございますじゃ。

     わしは、『忠勝』といいますじゃ。」

まりもん「オレは、『アルバート』

     よろしくな。」

エストさん「そんな名前なの?」

クマゾー「今は、熊じゃよ。

     熊に誇りをもっとるんじゃ。

     鮭を、槍でとったり出来るんじゃよ。」

まりもん「オレはただ、

     あの高さから世界を一度見てみたいだけの、

     ただの、まりもだよ。」

エストさん「ああ、今、わかった。

      タイトルの

      「ちょっと、心の準備が。」

      ケース1は、

      サフィリアさんだったんだ。」

サフィリアさん「あぶない、あぶない!」

エストさん「よかったね、

      サフィリアさん。

      古蔵さんには、気をつけてね。

      たぶん、すぐ戻ってくるよ。」

サフィリアさん「はい。

        エストさん、すごいなあ、

        何か、すごく実力上がってますよね。」

エストさん「いえいえ、

      自分なんざ、まだでさー。

      エリナ先生にいい成分の方だけ、

      勉強させてもらおうと思ってます。」

 レミーアさんも、横に来ました。

レミーアさん「エストさん、つええ。

       近くに居させてw」

ためぞう「エストさん、

     がんばってるなあ・・・。」

エリナ先生「では、会議を始めます。

      議題は、

      いかに先生が素敵で甘酸っぱい想いで、

      満たされ、

      その後、きちんとしたお付き合いを経て、

      ゴールインする為の、

      お膳立てということになります。

      これは、みなさんも例外ではなく、

      その辺りを、自分と重ねて、

      よく考えてみてください。」

みなさん「はい!」

 スクリーンに写真が映し出されます。

 ためぞうと、エリクさんのハネムーンの、

 ニセ映像です。

 ためぞうは、何もいい思いをしていません。

エリナ先生「はい、注目です。

      これが、勝ってる図になります。

      一夜を共にして、

      同じやさしい香りの包まれているようです。

      この場合、エリクさんの使用したシャンプーで、

      二人の香りが決まります。

      場所は、南国シーサイドホテル、

      スウィートルームでの撮影になります。」

ためぞう「何もやってねーよ!

     みんな、やめろよ、

     オレは無実だー。」

 クラスメイトの衝撃スクープ写真に、

 みなさんは動揺しています。

エリクさん「挽きたてコーヒーで、とても素敵な朝が迎えられました。

      ふかふかで、寝心地最高です。

      初めてのお泊りだったのではないかと思います。」

 エリクさんは、ほんのり天然さんなので、

 しっかり、かき乱してくれます。

サフィリアさん「や、や、やっぱり!?」

レミーアさん「・・・ああぁ。」

エストさん「やるな、ためさん。」

エリナ先生「はい、お静かに。

      このくらいは、序の口でしょう。

      先生なら、

      朝飯前ですよ。

      やったことはありませんが、

      余裕で、バッチ来い! ですよ。

      ためぞう君は、もっと、

      アグレッシブにならなくては、

      いけませんね。」

ためぞう「ども、すんません。」

エリクさん「はい、がんばります。」

 (エリクさんは、本当に何もやっていません。

  全ては、アリサ副会長さんのワナです。

  エリクさんは、とってもいい子です。)


 エリナ先生は、次の写真をスクリーンに映します。

 エリスねーさんが、無防備に寝ている写真です、

 口元がプルンと艶めいていて、

 肌着の隙間から胸がちらっとが見えています。

エリナ先生「はい、

      ここでやる事はなんですか?

      ためぞう君。」

ためぞう「ん?

     ずれた、シーツ直してやるとか。」

エリナ先生「先に進まないですね、

      ではこうしましょう。

      選んでください。」


 選択肢ですー。


・ エリスねーさんのファーストキスを奪う。

・ 寝たふりして抱きつく。

・ こっそり、つついてみる。


ためぞう「なんだよこれ、

     やらねーよ!!」

ネコリオス「むは!?

      ・・・ためぞう君は、

      神であるこの私のその先を、

      行こうとしているのか。

      だが、その鋼の理性は、

      賞賛に値しよう。」

レオクスさん「むは・・・。

       いいなあ、

       ためぞう君は、えらいなあ。

       うらやましいなぁ。」

ためぞう「い、いたんですか。」

ネコリオス「ためぞう君!

      ありがとう。

      君は、見所がある。

      誘惑に負けない立派な男だ!」

レオクスさん「同じく、

       ネコリオスさんの言うとおりです。

       ためぞう君と知り合えてよかったよー。」

ためぞう「そ、それはどうも。」

エリナ先生「先生は、たくさんのネタを押さえています。

      写真、映像、3D、いろいろです。

      今日、それらを公開していては、

      尺が持ちませんので、

      いずれ、『ケース2』とかタイトルつけて、

      ちゃんとやりたいと思います。

      資料提供は、副会長のアリサさんと、

      事務のセリスさんです。

      先生は、正直者なので、

      隠し事は、

      自分の乙女の部分くらいにして、

      次々、行こうかと思います。」

 みなさんが沈黙しています。

 エリナ先生は、次のターゲットを探している目をしています。

エリナ先生「そうですね、

      レミーアさん、リンカさん、エストさん。」

      レミーアさんとリンカさんは、

      自分のクラスに帰れないままです。

レミーアさん「おお!」

リンカさん「やばい・・・、(おもに、屋敷での水着選びとか。)」

エストさん「かかって来いやぁ!!」

ワンダさん「強いな、エストさん。

      惚れるぜ。」

クマゾー「毎日、鮭はいいですのぅ。」

まりもん「特訓の成果、見せようぜ!」

エリナ先生「期待されては、

      少しグレードを上げた方がよろしいでしょうか?

      具体的に言うと、

      青春を取りこぼした未来図からの出題になります。

      エピローグですね。」

レミーアさん「うぉう!

       やめてください、

       無理っす。」

リンカさん「そ、それはダメです。

      バルマード様が殉職している可能性が否定できません!!」

ヒゲA「え!?

    そんなんなるの?」

エストさん「ぼちぼちやるんで、

      まったりお願いします。」

 エストさんは落ち着いています。

 女子力+未完の大器のなせるワザのようです。

エリナ先生「エストさんには、100点をあげましょう。

      まったりとかもいいですね、

      ちょっと趣旨を変えて見ましょう。」

 スクリーンのスライドショーに、

 イチゴ、メロン、トロピカル、

 ブルーハワイ、オレンジ、巨峰、などのかき氷と、

 スイカバーが映されます。

 めろん、なし、りんごの果実もこっそり映っています。


ためぞう「準備します!」

 ためぞうは、レオクスさんたちに耳打ちします。

   エリナ先生の希望は、叶えた方が安全ですと。

   想いが通じる方向にアシストしてくれる人です。

レオクスさん「わかったよ、ためぞう君!!

       いろいろ作ってくるよ。」

ネコリオス「承知した、

      最高の物をセリスに選ばせ、

      届けさせよう。」

 物分りの素晴らしい生徒に囲まれ、

 エリナ先生は、幸せなようです。

エリナ先生「先生の、一人暮らしのアパートが、

      素敵な贈り物に満たされるような気がします。

      ケース2は、今度やりましょう。

      要望がおありでしたら、

      どなたかを

      「ちょっと、心の準備が。」的方向に、

      導いてさしあげます。

      ご希望の方は、挙手をお願いします。」

 みなさん、しーんとしています。

 エリナ先生の持っていく方向は、

 きっと、大変な試練の道です。

エストさん「その試練に耐えられるようになったら、

      お願いしますんで。

      今日のところは、いいすか?」

エリナさん「はい。」

 この教室の神であるエリナ先生に、

 エストさんは堂々としています。

ためぞう「エストさん、

     どんだけ強くなってんだよ。」

レミーアさん「たのもしいっす。」

サフィリアさん「わ、わたしも、

        エストさんから学ばなきゃ。」


 こうして、エリナ先生の気分で、

 ホームルームは終了しました。


 第二十五話 VI 「ちょっと、心の準備が。ケース2 (仮)」

 に、続きます。


ワンダ艦長「どうも、ワンダです。

      現役レスラーとして、興行しながら、

      世界の平和に貢献したいと願って、

      ガチャポンしてます。」

サフィリアさん「私は、カードを集め始めました。」

 ワンダさんは、サフィリアさんのバインダーを、

 見せてもらいました。

ワンダさん「レ、レジェンドーーーー!!」

 ワンダさんは、価値のわかる人なので、

 この宇宙に流通用が僅か1の、

 サフィリアさんのカードに驚きます。


ワンダさん < 「佐藤さん、ちょっといいですか?」

> 佐藤さん「はい、何でしょう、艦長。」

ワンダさん < 「カード付きのお菓子、集めてたよね、

         佐藤さん。

         これから、私も集めようと思うのですが、

         どこで買えばいいですか?」

> 佐藤さん「セントクラウス学園近くの公園に、

       ラムネを売ってる駄菓子屋さんがあります。

       そこで、私、スーパーレア引いちゃったですよw」

ワンダさん <「行ってみる!」

 サフィリアさんと、ワンダさんは、

 とても仲良しさんみたいですね。


 ためぞうは、お昼休みに、

 ローゼさんを見かけました。

 夏用の快適通気 ブレザーを着ています。

 クールビズですね。

ローゼさん「ごきげんよう、ためぞうさん。」

ためぞう「閣下には、お世話になっております。」

ローゼさん「えっと、

      いま、ときめき青春モードに

      なっておりますので、

      学園内では、名前の方で呼んでくださいね。」

ためぞう「ロ、ロ、ロ、」

 ためぞうは、ローゼさんと呼べません。

 恥ずかしいんです。

 そこに立っているのは、

 レトレアの薔薇姫と呼ばれる、この世で最も美しい、

 お姫様なのです。

 あらためて見ると、その美少女ぶりは、

 とんでもなく高い完成度なので、

 そのローゼさんに、にっこりされては、

 照れないほうが、おかしいです。

 ローゼさんは、普段通りにしているつもりなので、

 ためぞうの慌てた姿に、少しこまっちゃいました。

ローゼさん「あ、あの、

      無理にとは申しませんので、

      気軽な関係であれたらと願っております。」

ためぞう「は、はい。

     準備不足ですいません。」

ローゼさん「いえいえ、

      こちらも不慣れですので、

      よろしくお願いしますね。」

 ローズゴールドの瞳に、繊細なプラチナの髪の少女は、

 この時期の日差しすら、褪せて見えるほどの、

 やわらかい煌きで満ちています。

 吹き抜ける風が彼女の髪を極彩色に見せます。

 太陽光線の七つの光が、それぞれにプリズムのように、

 輝くのです。

 甘いほのかなバラの匂いが、ためぞうを包むと、

 ドキドキと、してしまいます。

ためぞう「しゅ、修行とか、

     勉強もがんばります!」

ローゼさん「無理しないでくださいね。

      時々でいいですので、

      お話ししてくださいね。」

ためぞう「はい!」



ローゼさん「では、また。 ^-^」

第二十五話 「日曜編 7・06。」

2014年07月06日 11時23分17秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 第二十五話 うすめに番外編。


   「日曜編 7・06。」


 今日は、日曜日です。

 長崎ドラゴン魚市場は、

 ツアーバスなどのお客さんもいらっしゃって、

 大忙しです。

 『道の駅 ドラゴン』で、

 新鮮お魚、取れたて野菜など、

 いろんな物産品を販売しています。

 市長さんが、気合いでオープンしてくれた、

 道の駅なので、

 ノルン姐さんも気合十分です。

ノルン姐「えー、

     ドリームの始まりだと思っております。

     朝は、市場で朝市、

     その後こちらで店長っぽいことをやることに、

     なりました。

     長崎ちゃんぽんや、ジャガイモ、

     たまねぎなど、お魚以外もいっぱい販売してます。

     今日は、私はこちらで張りきっています。」

 高速のインターから降りてすぐの場所の立地です。

 地域の取れたて山の幸、海の幸、

 工芸品なども販売しています。


 ためぞうは、朝の手伝いを終えて、

 エリス姉さんの家にいます。

 いまは、ユッキーさんと二人です。

ためぞう「抹茶どら、たべる?」

ユッキーさん「食べます!」

 二人で、TVゲームをしています。

 ためぞうは、ユッキーさんと親しくなりすぎて、

 友達感覚です。

 可愛い妹を見ている感じで、

 ときめきよりも、守ってあげたいイメージです。

 ユッキーさんは、

 わりと無邪気で子供っぽいところがいいです。

 気取ってないのが、好感です。

 エリス姉さんが帰ってきました。

エリス姉「バーベキューだべ。」

ためぞう「おお、

     その日が来たか。」

ユッキーさん「おお。」

エリス姉「とは言っても、

     練習、練習。

     レオクスさんがオフらしいんで、

     手伝ってもらえるんだって。」

ためぞう「ちょっと電話。」

 ためぞうは、固定電話でセリカさんに告げます。

> セリカさん「何持っていけばいい?

       材料とか、

       落ち着きを装ってるけど、

       踊っています。」

ためぞう < 「来るだけでいいかな。

        練習と思って気楽にやろうぜ。」

> セリカさん「承知!

        録画予約して、すぐそっち行くー!」


エリス姉「よし、私は行くぞ。

     ゆっくり来てもいいよ。

     どーせまだ準備だから。」

ユッキーさん「付いて行きます。」

ためぞう「おう、

     オレはちょっと遅れて行くわ。」


 ためぞうは、セントクラウス学園に行きました。

 生徒会室です。

ためぞう「会長さん、いるかな。」

 生徒会室の前に、美少女的な男の子の彩君がいます。

彩君「こんにちは、ためぞうさん。」

ためぞう「どもっす。

     ・・・美少女レベル、ハンパないな。

     でも、男子だから。

     レオ先生とかなら、絵になりそうだけど。」

彩君「あ、えっと、

   会長さんですか?」

ためぞう「お、当たりです。」

彩君「副会長のアリサさんが、

   そうじゃないかって、言ってたもので。^^:

   奥にいらっしゃいますので、

   どぞ、どぞ。」

 彩君は、わりと気さくです。

 会長室 兼 理事長室に案内してくれました。


アリス生徒会長「あ、こんにちは、

        ためぞうさん。

        会えて嬉しいです。」

 室内の雰囲気は、

 西洋アンティーク調の

 落ち着いた執務室といった感じですが、

 会長さんがにっこりしているので、

 空気は、とても澄んでいて和やかです。

ためぞう「市場で ですが、

     バーベキューの練習っぽいことやるので、

     良かったらと思いまして、

     理由、単純ですいません。」

会長さん「まあ、わざわざありがとうございます。

     そういうお誘いは初めてですので、

     とても嬉しいですよ。

     是非、行かせていただいます。」

 この人の、微笑む顔を見ると、

 ためぞうは、何ともいえない安心感になります。

 ためぞうの、会長さんへの気持ちは純粋でした。

 すると、会長室にリシアさんが入ってきます。

リシアさん「あ、こんにちは、ためぞうさん。」

 ためぞうは、リシアさんと彩君にも話しました。

リシアさん「あ、行きたいです。」

彩君「よ、よろしくお願いします!」

 ためぞうは、きちんとお辞儀をして、

 生徒会室を後にしました。


 レオクスさんを手伝うために、市場に向かうのですが、

 途中、ゲーセンに寄って、バイトのリナさんにも伝えます。

リナさん「ありがとうございます。

     サフィリアさんと、レミーアさんと、

     エストさん、エリクさんには、

     私から伝えておきますね。」

ためぞう「おお、助かるっす。」

リナさん「ためぞうさんが、最近いい・・・

     あ、なんでもないです。」

ためぞう「それじゃ、あっちで。」

リナさん「はい。」

 ためぞうの素直なところが好まれているみたいです。

 バカなことを結構やりますが、

 わりとちゃんとしてます。

ためぞう「閣下のおかげです。

     閣下なしでは、今の自分は有り得ないっす。

     感謝しておりますー。」


   へくちゅ。


 ローゼさんは、最近、

 くしゃみが多いです。

 ためぞうからのメッセージだと受け取っています。

 ローゼさんは、南国のハイビスカスの造花とかに取り組んでいます。

 ヤシの木は横にすでに完成しています。

 パイナップルや、マンゴーは、

 ヒゲのお父さんの家庭菜園にあります。

ローゼさん「応援していますよ、

      ためぞうさん。

      こっそり、私も参加したいと思いますw」

 ローゼさんは、

 とても丸くなりました。

 可愛い感じです。


 夕方、道の駅ドラゴンでの仕事を終えたノルン姐さんが、

 魚市場の方に戻って来ました。

 新人の鈴木さんが、出来る方なので、

 ノルン姐さんは、事業を拡大しています。

ノルン姐「んーー、

     この時期に、仕事忙しくして、

     私は平気なのか?

     チャンス取りこぼさないか、

     甘酸っぱいヤツの方。

     仕事にがんばるのは、

     いい事なので、

     少ないチャンスをものにしたいと願っております。」

アリス会長さん「こんばんはー。」

 ノルン姐さんは、さっそく自由を奪われました。

 会長さんに、溺愛されています。

 尊敬されまくってます。

ノルン姐「よう!

     なんか、バーベキューらしいな。

     いっぱい、食ってけよ。」

会長さん「はい。」


 レオクスさんと、ヒゲA・Bさんが、

 立派なグリルを用意してくれてます。

 炭火の加減もいい感じです。

 雰囲気的には、

 アウトドアのバーベキューとは、

 かなりかけ離れています。

 でも、ちゃんと数をこなせるように、

 広めにグリルのスペースが取られていますので、

 10人前くらいは、一気に行けます。

ためぞう「なんか、乗せようよ。」

セリカさん「その通り!

      お腹、減ってます。」

ノルン姐「よっしゃー。」


・ スルメイカ。

・ アジ。

・ サザエ。

・ じゃがいも。

・ キャベツ。

・ サーモン。


 が、乗りました。

 じゅーじゅー、いってます。

ためぞう「海鮮なのか!?」

セリカさん「イケれば、OKです。」

 レオクスさんが、素晴らしく焼き上げてくれます。

 イカの塩焼きの完成です。

セリカさん「うめー!」

会長さん「はい、とっても。」

彩君「おー、おいしー。」

事務の鈴木さん「わ、おいしー。」

リシアさん「出店の気分ですね。」

 みなさん、納得のようです。

 ノルン姐さんは、

 好評なので、どんどんお魚さん乗せていきます。


・ 塩サバ。

・ サンマ。

・ ハマチ。

・ カンパチ。

・ かまぼこ。

・ キャベツ。


 レオクスさんが調理を担当しているので、

 どれも素晴らしい、焼き上がりです。

 あぶりとかもしてくれます。


セリカさん「うめー!

      来て、よかった。」

会長さん「おいしいですね。」

ノルン姐「そうか?

     照れるなあ。」

 そこにレミーアさんたちがやって来ました。

レミーアさん「か、海鮮もありですよ・・・ね。」

サフィリアさん「そ、そうですねー。

        美味しいですよね。」

リナさん「うぁー、

     おいしそう。」

リンカさん「おお、和風ですねー。」

ユッキーさん「こんばんは、みなさん。」

 ユッキーさんは、

 始めから、もぐもぐ食べてました。

ネコx2さん「カモン、

       ビーーーーフッ!!」

 その場の流れが変わる、一言でした。

ためぞう「そのセリフが聞きたかったんだよ。

     やきにくー。」

ノルン姐「!?

     そ、そうじゃねーか!!

     何かが足らねーと思ってた!」

 みなさん、

 始めから思ってました。

 遅れて、

 エリス姉さんがやって来ます。

エリス姉「やきにくだろ?

     買って来たよ。」

 セリスさんと、

 ネコリオスさんも一緒です。

ネコリオスさん「たくさん、食べるがいい!

        ふんぱつして買って来たからな。

        ハッハッハッ。」

 本当に、いっぱい買ってきてあります。

 わりとお高いやつです。

 みなさん、この時だけは、

 ネコリオスさんが、『主神』に見えました。

みなさん「ありがとー!」

 みなさんで、仲良く、

 バーベキューしました。


ローゼさん「私も、食べてますよ。

      お父様が心を込めて、

      作ってくれていますので。

      おいしいです。」

エリス姉「こんなんだったら、

     しょっちゅうやってもいいな!

     ためぞー、やきそば作って。」

ためぞう「あいよっ!!」


 食べきれない方は、やきそばは持ち帰れます。

 焼き魚が、けっこう美味しいので、

 やきにくも、お魚も、好評でした。


セリカさん「いつでも来るから。

      呼んでね。」

ためぞう「任せろ!」


エリスねーさん「それでは、またですー。^-^」

日記 7・04

2014年07月04日 19時47分16秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
エリクさん「こんばんは、

      初めましてがよろしいですね。

      エリク=エルシィ=レムローズと

      申します。」


 過去に王子として育てられていた為、

 『エリク』という名前になりますが、

  女性名の『エルシィ』さんでも、という設定です。


 巨大な軍事国家である、北方の雄、

 『レムローズ王国』に、舞い降りた天使さんです。

 セリカさんが持っていない、

 25%分の、いい方の成分を持って生まれてきた方です。


 DF セカンドでは、

  『大天使 エルシィ』として、

  この人がヒロインになる感じでスタートしています。


セリカさん「いい方の成分とな!?」

エストさん(ニュー)「ヒロインとな!?」


 ・ しょうゆラーメン。

 ・ ごはん。

   おいもの煮物。

   塩こんぶ。


エリクさん「こんにちは。^^」

セリカさん「いいとこ、返して。」

エストさん「友達から、はじめませんか?」


 ためぞうは、

 エリクさんに、初めて 格ゲーを教えた事になります。

 以来、ゲーセンに、

 エリクさんが、通い始めました。

 白のワンピースに、

 麦わら帽子の、

 淡いピンクの髪の女の子です。

 年は、ハタチですが、

 相当、若く見えます。

 永遠に、若いままだと思います。

 本物の『天使』さんなので。


セリカさん「本物だとー!?」

ためぞう「今でも、ニセモノじゃん。

     セリカさんよお。」

セリカさん「まー、

      エアコン効いた部屋で、

      TVとゲームあれば、

      ニセモノでも。」

ためぞう「もっと、がんばれよ!

     ホーネルみたいには、頑張らんでいいが。」

エリクさん「ども、ためぞうさん。」

ためぞう「格ゲー、面白くなってきましたか?」

エリクさん「おもしろいですー!

      家庭用も、買っちゃいました。

      PSVですけど。」

ためぞう「うん、

     あ、それね。

     あとで、追加ディスクあげるよ。

     予備が、二つあるから。」

エリクさん「感激です。」


サフィリアさん「やばいよ、

        レミーアさん。」

レミーアさん「挑戦者、現れましたね・・・。

       隣で見てたっすけど、

       上達速度が、三倍超えてます。

       強いっす。」

バイトのリナさん「お友達に、なっていただきました。^^」

 リナさんは今、

 波に乗っています。

 株があがっています。

エリクさん「はい。

      よろしくお願いします。」

 二人はすでに、

 かなりの仲良しさんです。

ためぞう「1ゲーム行くか!

     同時対戦でいくぜ。」

リナさん「行きますー。」

エリクさん「はい。」

ネコx2「YO-,

     コーク、買って来たJ(ジェイ)!」

ためぞう「おお、ナイス差し入れ。」


 ネコx2さんは、うまく取り入りました。

 楽しく、はしゃいでいます。


サフィリアさん「えーーー!!」

レミーアさん「特訓っす!!

       負けてられないっす。」

セリカさん「TV見るから、

      またね。」


エリクさん「では、

      またーー。^-^」

第二十五話 「渚のきみへ。」

2014年07月04日 10時10分14秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞう レジャー王の冒険

  第二十五話 サード。


   「渚のきみへ。」


 白いカーテンの隙間から、

 やわらかな日差しが朝を教えてくれます。

 天蓋付きの大きなベット。

 絹のようなシーツを軽く握る その指先は繊細で、

 挽きたてのコーヒーの香りが、

 やさしく抜けていきます。

ためぞう「コーヒー入ったよ。」

 ためぞうは、シーツに包まる女性を揺り起こします。

 室内の雰囲気は、

 南国のリゾートホテルのスウィートルームのようです。

 ウッドキャビネットや、ふわふわのタオル。

 観賞用の緑の植物が、日の光でライトグリーンに照らされています。

 そっと、シーツから顔をのぞかせる女性の髪から、

 ほのかに甘い香りが漂ってきます。

  「おはようございます、ためぞうさん。」

 マグカップに注がれた、

 香り豊かなのコーヒーを受け取る女性は、

 まるで天使のように美しい方です。

 その淡さからピンクにも見える髪の色、

 白磁のように透き通った、きめ細かな肌。

 艶やかな口元は、ドキっとするくらい魅惑的です。

ためぞう「・・・。

     えー、

     自分、ためぞうは、

     牛乳配達や、魚市場のお手伝いに、

     慌しくも充実した朝を送っているはずなのですが、

     ここは何処でしょう?

     コーヒーはがんばって、入れてみましたが。」

 ベットから半身を起こした姿勢で女性は言います。

 息を呑むほどの、美人さんです。

エリクさん「あの・・・、

      おぼえてらっしゃらないのですか?

      私とアナタの、

      その、初めての・・・、」

ためぞう「ちょ、

     意味、わかんないからね!!

     記憶にないからね。

     いくらなんでも、飛躍してますです!!

     なんか、通り越しちゃってるよね、

     一つのエンディングくらい、

     軽く、すっ飛ばしちゃってるよね?」

 ためぞうを見つめる、エリクさんという美女の顔が、

 ちょっと不安気になります。

エリクさん「あ、あの、

      何か至らないところがありましたか・・・?」

ためぞう「いや、そういうつもりじゃないっすー!

     状況が、まったくわかりません。

     端からみたら、ハンパなく勝ってる気が、

     するのですが、

     ここに至るまでの記憶がまるでないのです。

     昨日の夜に、屋台でラーメン食ってたくらいしか、

     思い出せません。」

 エリクさんは、

 その愛らしい頬を、薄いバラ色に染めます。

 何かあったようです、よ!!

ためぞう「お、おちつけー、オレ!

     確かに、こーゆーのは夢みるよね。

     健全な男子高生なら、

     妄想したい未来ですよね。

     ちょっと、コーヒーをグビグビと、

     飲ませてください。」

 状況を整理します。


・ためぞうは、エリクさんという

 とても可憐なお姫様と、南国リゾートホテルにいます。

・なぜか、夜明けのコーヒーのシーンからの、

 スタートです。

・まるで、新婚旅行のようですが、

 夢オチ100%の展開です。


 ためぞうは、目をこすり、

 カフェインでバッチリ目覚めますが、

 夢が覚めません。


  これが、『王』の力です。


ためぞう「なんだってーーー!!」

エリクさん「え、ためぞうさん、王様ですよね。

      手元の資料にそうありますので。」

ためぞー「資料?

     ぽーーーん?」

 会長さんの妹のアリサさんから、

 よく送られてくる資料に似てます。

ためぞう「ちょっと、見せてもらていいですか。」

エリクさん「はい。」

 このやり取りを、

 反対側の建物から覗いている人たちがいます。

 レミーアさんと、

 サフィリアさんと、

 ネコx7さんです。

 レミーアさんは、視力がいいのでそのまま見てますが、

 他の方たちは、双眼鏡を取り合いながら見てます。

レミーアさん「波に乗ってるというより、

       夏を制覇しちゃってますネ。

       あはははは・・・。」

サフィリアさん「・・・。

        信じています。

        あわわわ・・・。」

ネコx2さん「クーーーール!!」

ネコ蔵さん「オレの時と違うぞーー。」

ネコリオスさん「彼女がエリスで、

        私が・・・長いので、略。」

ネコ船長「鈴木さんと来たいですね、」

 他にあと二人、いるみたいです。


 ためぞうは、見慣れた資料を読んでいます。


・えー、こうゆう展開でお願いします。

・そのまま、ためぞうさんをゲットしても、

 いまなら上昇株なので、

 損はないかもですね。

・テレビで、勉強しました。

 セットのリゾートは、

 亀吉さんの協力です。

 助かります。

 タダ券なので、^^

・これで、入学手続きとなります。

 (こんなことしなくても、エリクさんは即合格ですけど、

  わざわざご協力、ありがとうございます。)

 ためぞうさんという方に、

 ちょっと中途半端ですが、

 夏 してもらおうかと思いまして。

・ためぞうさんから、

 差し入れあると嬉しいですね。

・ノリでOKです~、

 演技でOK!

・これも、ためぞうさんを

 『王』にする為だと、

 ご協力お願いします。

 周りの方々にも、よい刺激になるでしょう。

 エリク姫さまは、

 何と言っても、主役級のヒロインさんなので。

 前作は、『本物』のエストさんになりますね。

 面白い展開であれば、姉も満足かと思います。

 レクリエーションみたいな感じです。

・ためぞうさんに、

 見られないでくださいね。

 夢が、へんてこりんになりますから。 


ためぞう「もう、へんてこりんじゃわい!!」

エストさん(ネコver)「ニセモノっぽく、してきてるじゃん!!」

 エリクさんが、悪いわけではありません。

 むしろ、とてもいい人ですよ。

 天使さんなので。


 場所はセントクラウス学園に移ります。

 三年J組の教室では、

 朝のホームルームにエリナ先生がいます。

エリナ先生「みなさんいいですか。

      先生も、あの夏の日の君とか

      呼ばれてみたいと思っています。

      では、新入生の紹介です。」

 ためぞうたちは、

 亀吉さんの自家用ジェットでホームルームに間に合いました。

 一緒に戻ってきたエリクさんが、

 新入生として紹介されます。

エリナ先生「えー、エリクさんです。

      仲良くしてあげてください。

      席は、そうですね。

      希望があれば、何処でも空けますが、

      誰かの隣がいいとか、

      そういう要望は、受け入れます。」

エリクさん「あ、いえ。空いている席で。

      初めまして、

      これからよろしくお願いします。

      エリクと呼んでください。

      学校って、初めてですので、

      わからない所は教えて下さいね。」

 エリクさんは、きちんとお辞儀をしました。

 クラスの美少女ランキングが大きく変動しています。

 会長さんは、別として、

 エリクさんが、ランキング一位になりました。

 癒し系の、可愛らしい天使さんです。

 天然さんなので、親しみやすいです。

 気軽に誰とでもお話し楽しめる方です。

 サフィリアさんと、

 レミーアさんに、刺客登場です。

サフィリアさん「!?

        これが、渚の君 2014の力だというの?」

レミーアさん「おじゃましてるっす。

       あらゆるヒロイン成分が豊富な方ですね。

       同じ路線は、危険っす。

       自分は、普段はおバカキャラで、

       チャンスにシリアスモードで、

       せんぱいを頂くっす。」

エリナ先生「点呼していいですか?

      先生、

      一時限目から講義なので、

      さくさく行きたいのです。」

みなさん「お、お願いします!」

 エリナ先生のランクは、帝王ですネ。

 いつもの様子で、さっぱり点呼を取ります。

エリナ先生「山本 いらっしゃいな『新婚王』 貯蔵君。」

ためぞう「!?」

エリナ先生「先生も、ウエディングドレスには、

      憧れています。

      ジャージが多いですが、

      先生と一度、結婚してみませんか?

      わりと、がんばりますよ。」

ためぞう「あ、朝からハードな冗談ですね。

     ぜぇぜぇ・・・。」

エリナ先生「先生は、正直者なので、

      思ったことが口を滑らせます。

      先生は、スイカバーと同じように、

      ためぞう君を愛しているつもりです。

      この想い、伝わっていますか?」

ためぞう「スイカバー、お届けします!」

エリナ先生「心が、優しさに溢れそうです。

      では、点呼に戻ります。」

 すばやく点呼を終えたエリナ先生は、

 大好きなスイカバーのイラストを、

 チョークで黒板に描いて帰りました。

 隅に、こっそり メロンとみかんと、

 なしと、ぶどうが描いてあります。

ヒゲA「これは、エリクちゃん、

    お久しぶりだねー。」

エリクさん「バルマード叔父様、

      会えてとても嬉しいです。」

 ヒゲとエリクさんは、

 仲良しです。

 偉大なる剣王と、北の国の王女として、

 レオクスさんの実家 『アメジストガーデン』で、

 よくお茶していた仲になります。

エストさん「私も仲良くしてくださーい。

      ヒゲのダチなら、

      私のお友達です。

      そんなかんじで、いいですか?

      エリクさん、可愛いですー。」

エリクさん「ああ、これはエスト姫様。

      こちらこそ、

      あらためてお付き合い、

      よろしくお願いします。

      エストさん、また綺麗になりました?」

エストさん「そ、そう!?

      やっぱ、女子力って大事なんだね。」

 エストさんは、褒めにとても弱いので、

 エリクさんに、引き込まれてしまいます。

 エリクさんは、

 さらっと自然に、人のいい所を素直に褒めることの出来る人です。

 下心がまったくありません。

 そこがいいですね。


 レミーアさんは、謎の衛星携帯電話を取り出しました。

レミーア大尉 < 「応答願う、こちらレミーアです。」

> オペレーター「こちら、高速巡洋艦『カリバーン V(ファイブ)』

         どうか、なされましたか?」

レミーア大尉 < 「ワンダ艦長 助けてw」

> ワンダ艦長「どうした? エース。」

レミーア大尉 < 「私の夏が、ピンチです。

          サフィリアさんもね。」

> ワンダ艦長「サフィリアさんが、ピンチなのか!?

        佐藤君、今すぐ機動防御シ-クェンスより、

        長、長距離ワープに入る。

        目的地は、信号の発信源である、

        長崎ドラゴン港だ。

        ・・・エクスカリバーVIIも停泊していたな。

        鈴木さんには会いたいからいいか。」

  オペレーターの佐藤さん「艦内に通達、

              これは、演習ではない。

              繰り返す、

              これは、演習ではない。」

> ワンダ艦長「オレは、誰も見捨てたりはしない。

        駆け抜けるぜ。」

レミーア大尉 < 「感謝っす。」

 強い味方が、来るっぽいです。

 ちなみに、

 亀吉さんのリゾートホテルにいた、

 ネコセブン 最後のお一人さんは、

 事務のセリスさんです。

 結構、色んなことをやってきます。

 エリクさんを入学させたのは彼女です。


セリスさん「うん、私ですー。てへ。」


 ためぞうの冒険 第二十五話は、

   「日曜編 7・06」

        へと続きます。

日記 7・03

2014年07月03日 15時28分39秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
アリス生徒会長さん「こんにちは、

          出番少ないので、

          こちらにて、おじゃまします。」


 ・ うどん

 ・ うどん


会長さん「ええ・・・、

     うどん大好きですよ。」


 ・ レタスサンド


会長さん「食感は、いいですねー。

     おいしいですね。」

 ディレクターのカンペに、

 ○ とかかれています。

 読みがなで、『ゼロ』とふってあります。

会長さん「ゼロ?

     ああ、ためぞうさんへの

     好感度のことですか。

     個人的には、もっとあっていいんじゃないかなって、

     思いますよ。


     そういうキャラですものね。

     はぁ・・・、

     みなさんが羨ましいです。

     ねえ? ローゼさん。」

ローゼさん「は、はい!!」

会長さん「どうにかなりませんか?

     番外っぽいやつですよね、

     ためぞうさんの冒険。

     思ってもいないのに、

     ツンツンするのは、

     よくないと思うのです。」

ローゼさん「そ、そうですわね。」

 ローゼさんが、ヘルプを要求しています。

 カンペ 「がんばって!」

ローゼさん「がんばれ!

      私の便利な本。」

 全知の書(めろん)は告げます。

   望みを叶えないと、危険ですョ と。

 ローゼさんは、

 スイカバーを取り出しました。

ローゼさん「ウチの温室スイカで、作った、

      アイスキャンデーです。

      ご希望に関しては、

      検討いたしますので、

      多少お時間をいただけますか?」

会長さん「もらっちゃっていいんですか?

     大好きですよ、スイカバー。」

 会長さんは、ご機嫌です。

ローゼさん「ぜぇぜぇ・・・。

      サマータイムも大変ですわね。

      ためぞうさんに、がんばってもらいましょう。

      ためさーん、早く出てきてー。」

 むなしく声が響きます。

 ここは、会長さんのエリアです。

 簡単には侵入できません。

ローゼさん「カンペ持ちの人、

      入ってるでしょ!

      入れなさいよ!!」

 会長さんが、そっと扉を開けてくれました。

 ラーメン食ってた ためぞうが、

 どんぶりごと、ワープアウトしてきます。

ためぞう「ど、どぅぇい!

     ・・・。

     ラーメン、食べてからでいい?」

会長さん「はい。 ^^」

ローゼさん「・・・。

      レジャー王、ためぞうさん。

      大きくなりましたネ。

      とほほ・・・。」

 みなさんで、夕方 ラーメン行きます。

ためぞう「何杯でも、余裕っすよ!」

会長さん「たのしみですー。」

ローゼさん「誰か、

      当て馬を呼んでおかなくては、

      いけないようですね。」


ためぞう「では、またーー。^-^」

日記 7・02

2014年07月02日 17時41分37秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
セラさん「こんにちは、

     初めましての方がよいですね。

     アリス会長さんの補佐をしている、

     セラと申します。」

 オリエンタルな雰囲気の、

 長い髪の、美女さんです。

セラさん「では、先にニッキの方を。」


・ 昨日の夜は、カツカレーです。

・ 朝は、モーニングコーヒーと、

  うどんです。

・ ドライカレー、食べました。


 カレーもおいしい季節です。

 わりと、一年中たべてます。


セラさん「新人なので、

     自己紹介を。」


・ 黄昏の女神とか呼ばれてますが、

  ちょっと占いできるくらいですので、

  クラスメイトの女子の占い感覚で、

  お願いします。

・ 戦士能力 『予言』

  あ、ぜんぜん弱いですよ。

  か弱いです。

  守られたいと思っていますー。

・ セバリオスの姉です。

  うーん、

  弟が、ご迷惑をおかけしております。

  弟は、私の事を姉と知りません。

  それは、弱さになる(逃げ道的な。)かと思いまして、

  修行に出させております。

  激戦区がいいかなっておもって、

  サードラルさんのいる世界に行かせました。

  元気みたいで何よりです。

サフィリアさん「セ、セラさん!?」

 サフィリアさんは、敬礼しました。

セラさん「やめてくださいよ、

     サフィリアさん。

     私だって、生徒ですよ?

     青春させない気ですか。」

サフィリアさん「めっそうもありません!

        よろしくお願いします。」

 ネコx2さんは、固まっています。

ネコx2さん(・・・ノーコメントで、

       おねがいします!!)

レミーアさん「セ、セラさん!!?」

セラさん「・・・。

     同じ説明が必要でしょうか?」

レミーアさん「にゃーん。

       にゃにゃーん。」

セラさん「気のせいですねっ!」

 古蔵さんは、

 いつものノリで、ひゅっと 吹けません。

古蔵さん(耐えろオレ、

     絶対強者に吹くんじゃない!!)

古蔵さん「にゃーん。」

セラさん「ネコさん率、高いですね。

     私、まだ何もしてないんですが。」

 夕方の買出しに行く、

 ためぞうが通りかかります。

ためぞう「こんにちはー。

     この前の講義では、どうも。」

セラさん「こんにちは、

     よろしくお願いします。」

ためぞう「今から、ちょっとスーパーに行くんですが、

     いかがですか?

     えらい美人さんですねー。」

セラさん「ぜひ、おねがいしますー!

     あ、ありがとうございます。^^」

 ためぞうが、『王』に見えます。

 なんの王だかわかりませんが、

 ラスボスクラスの方と、タメで話しています。

サフィリアさん「わ、わたしも!」

レミーアさん「あ、いいですか、自分も。」

 ネコさんたちが、

 はしゃぎ始めました。

 ためぞうが、流れを変えたのです。

 その光景を見ている、セリスさんがいます。

セリスさん「ネコリオス様、よろしいでしょうか?」

ネコリオスさん「犬も好きですが、

        ネコリオスです。

        ためぞう君は、エリスとの、

        大切な架け橋なのです。

        ためぞう君は、

        エリスにまったく興味がないのが、

        実に素晴らしい。

        称えよう、彼を。」

セリスさん「セラさんは、

      私とは、とても仲良しさんです。

      知り合ってすぐ、

      気持ちが通じました。

      同じ思想をお持ちの方と、

      初めて会った気が致します。」

ネコリオスさん「それは、よかったな。

        私は、エリスが幸せであれば、

        それでよい。」

セリスさん「こんにちは、みなさん。」

ためぞう「これは、事務のセリスさん。

     どーもっす。

     ネコリオスさんも、どーも。」

ネコリオスさん「うむ。

        ためぞう君には、期待している。」

セラさん「こんばんは。」

 ためぞうがいなければ、

 逃げ場がありません。

 やはり、『王』っぽいです。

ためぞう「一緒に、特売行きませんかー?

     エリスねーさんも、

     喜ぶでしょう。」

セリスさん「行きます。」

ネコリオスさん「行くとしよう!」

 仲良く、みなさんで、

 お得品を買いに行きました。


セラさん「よろしくお願いします。

     またですーー。^-^」