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ためぞうの冒険 II 第三十二話 「ためぞうの新学期。」

2015年01月10日 14時06分49秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 II 第三十二話。


   「ためぞうの新学期。」


 年末辺りを、

 年越しそばに情熱を賭け、

 そこそこの成果をあげた

 ためぞうに、新学期がやって来ました。


ためぞう「これからは、

     学業にも力を入れていこうかと思います。


     知力が3しかないのは、

     さすがにキツイ場面もありまして、


     策略だと、わかっていても

     かわしてはいけないシーンなどを、

     想定しています。」


 ためぞうは、ワナをかわしまくるようになりました。

 おかげで、別の誰かさんが、そのワナにはまっています。


ファルさん「・・・ええ。

      でも、お気になさらず。


      それも勉強だと思って、がんばっていきます!」


 いろんな世界から、数多の猛者を集結させた、

 このセントクラウス学園では、

 それまでの実績を、

 実用的な、行動力に変える為に、

 たくさんの試練が降り注いできます。



  ・ ファルさんの場合 = 西方最強の大覇王ですが、

               いまは、お花屋さんで一生懸命、

               イラスト付きのギフトなどを、

               手がけています。


               ワイルドに女帝として君臨するより、

               眼鏡でおさげの看板娘さんとして、

               素敵な笑顔を届けたいと想うようになっています。


               普段からいい香りがして、

               お花の入浴剤の販売もやっています。



ファルさん「勇んで乗り込んで来た頃の自分が、

      若く、そして懐かしいと思えるようになりました。


      もちろん、心はまだまだ乙女です。」


 ためぞうは、このファルさんの勤めるお花屋さん、

 「ジェネシス オペレーティブ カンパニー」

 のバイトでもあります。


 今は、仮免扱いという事になっています。


 - 新しい季節というのは、

    新しい試練も連れて来るのですね。 -


 と、さわやかに語ってみました。


レイカさん「朝の連続ドラマ感覚で、


      さらっと、試練が来るんですね・・・。」


 セントクラウス学園の理事長兼、

 生徒会長である、アリス会長さん。


 その彼女の親友である、

 北条 レイカさんが、

 特別待遇の模範生枠で転入して来ました。


 運転手さん付きの車に、

 おおきなお屋敷、優秀な家臣団。


 セレブなお嬢様的待遇の

 VIPな、おもてなしです。


レイカさん「普通に暮らしたいのですけど・・・。」


 お嬢様育ちのレイカさんは、

 普通の暮らしに憧れています。


 お屋敷にいると、全て家臣がやってくれるので、

 わりと退屈だったり、

 また、世間話のような気軽な会話もありません。


 それで、なんとなく一人暮らしに憧れを持っていたのですが、


 新学期が始まってしまったので、

 住む家を決めなければなりません。


 ということで、よろしくお願いします。



 ・ 何処に住んでみますか?


   → 堅牢な要塞仕様で築かれた、

      中はまるでお城のようなゴージャスなお屋敷。


     セントクラウス学園の、学園寮の一号室。

     (アリス会長さんが、いつも来てくれます。)



レイカさん「・・・予想を裏切らないですね。


      アリスさんの術中に、はまりそうです。」


 何処からともなく、

 そのアリス会長さんの澄んだ声が聞こえてきます。


アリス会長さん「ごきげんよう。」


レイカさん「ご、ごきげんよう、アリスさん。」


 二人は大の親友なので、心はいつでも繋がっています。

 筒抜けなのです。


アリス会長さん「はい。


        レイカさんが、

        夜な夜な、エリスさんの布団に潜り込んで、

        日々の添い寝を楽しみ、


        まるで何事もなかったかのように、

        元の位置へと戻り、

        おすましさんを続けているのは、存じております。」


レイカさん「ええ・・・。

      そこは、否定いたしません。


      ですが、それを存じているなら、

      選択肢の数が、

      間違っているのにもお気付きでしょう?」


 レイカさんの力は、アリス会長さんにも匹敵します。



 ・ レイカさんの実力 = ラスボス。


              あまりに強すぎて、最終話でしか出番がないので、

              レベルを10分の1程度に抑えて、

              こちらにやって来ました。


              7つのスペシャルな特技を持っていますが、

              アリス会長さんの目力の前には、

              その能力を完封されてしまう為、


              ちょっとだけ、アリス会長さんを苦手にしています。




レイカさん「なんとか、なりませんか?


      充実したスクールライフを送ってみたいのです。」



 エリスねーさんの家のご近所に、

 いい物件がありました。


 一人暮らしには、やや広い感じのある3LDKの家ですが、

 二階からは、エリスねーさんの家や、

 庭のためぞうのキャンプも良く見えます。


 たまには、一人は寂しいとか言って、お泊りにも行けます。

 また、お招きする事もできます。


 セバリオスさんの秘書的なセリスさんの為に用意された一軒家ですが、

 セリスさんは、うまい事潜り込んでいる為、

 家を借りる事が可能です。


 今なら、大きなユニットバスもプレゼント。



 ・ ここら辺で、手を打っていただけますか?


   → はい。


     まだだ! ためぞうから、エリスねーさんの家の二階を借りる。


     いいえ。



レイカさん「素晴らしい提案だと思います。

      前向きな方向で、「はい」を。」


アリス会長さん「気に入っていただけて何よりです。

        幼馴染み的設定も、

        オプションで追加しておきますか?」


レイカさん「あ、いえ。


      そのままでも、十分満足な内容なので。

      後は、がんばる要素にしておきたいと思います。」


アリス会長さん「では、ごきげんよう。」


 レイカさんが、ためぞうの近所に引っ越してきました。


 サフィリアさんたちも、学園に戻ってきています。


 
 始業式は、体育館で簡単にすみました。

 セントクラウス学園の3年J組では、

 ホームルームが行われています。


エリナ先生「みなさん、ごきげんよう。

      三年J組担任のエリナ先生です。


      今日は転入生の紹介があります。」


 エリナ先生の隣には、レイカさんがいます。


 先生は、黒板にレイカさんのスリーサイズやら、趣味やら、

 勝手に書き始めました。



  趣味は、お風呂で背中の流しっこや、添い寝ですか。    先生もわりと好きですよ。


  年上の女性に憧れている。                あらまあ、先生も年上ですよ。(19)


  90・50・87 うにゃうにゃkg・・・。            結構、着やせするタイプですね。


  お姉さん目当てで、山本 貯蔵君狙いですか。       直接、エリスさんを狙ってはいかがですか?



レイカさん「じ、自分で紹介させて下さいッ!」


 エリナ先生は果物が大好きです。


 レイカさんの実家から、エリナ先生のアパートに、

 引越しのご挨拶的なメロンが届けられました。


 エリナ先生は、嬉しそうにそわそわし始めました。


エリナ先生「みなさん、レイカさんと仲良くして下さいね。


      レイカさん、

      席はほとんど自由席なので、開いてる所を使って下さい。


      では、ホームルームは終了です。」


 レイカさんは、

 ワナに敏感な、ためぞうの近くの席に座りました。


 サフィリアさんや、レミーアさん、

 レミルさん(エストさんの代打)たちもいます。

 すぐに打ち解けられそうです。


 嬉しさ余って、

 北欧系の美人先生であるエリナ先生は、

 自己紹介をなど始めます。


エリナ先生「はい、みなさんいいですか。

      ついでに先生も自己紹介です。


      先生は現在、19才の乙女さんです。


      お肌つやつやですよ。

      お餅をたくさん頂きました。


      19才から若返ることはあっても、

      きらめきエナジーが溢れているので、

      その年齢を超える事はありません。


      今はアパートで、

      一人暮らしをしています。

      優しさが欲しい年頃です。


      みなさんが、甘酸っぱい青春を

      心の何処かで期待しているように、

      先生もそういう展開を期待しています。



      みなさんは、三年生の三学期という事になりますが、

      基本、この学園に卒業という文字は、

      ありません。


      この学園の場合、

      それは、高確率でニセ卒業式です。


      「卒業 = エンディング。」


      になってしまいますので、

      それなりのハッピーエンドも迎えないまま、

      うっかり卒業してしまわないように、気を付けて下さいね。


      一度、卒業してしまうと、

      たいへん高難度の入試が控えています。」



         ・ 5科目 100点満点の問題で、

           合計 2500点以上が合格ラインという、

           最高難度のミッションです。


           先生は、2985点でした。

           目標の、3000点は、なかなかの壁です。


           5倍以上の加点の期待できる、演技、構成点や、

           5打席連続ホームラン等の技などが求められます。



         ・ あるいは、アリサ副会長さん等に、

           何とかしてもらう。


           などなど。




エリナ先生「このまま春が来ても、


      2015年度版として、

      ちゃんと新たな学園生活がスタートします。


      想い出アルバム、好感度など、全て引き継げます。


      焦らなくてもいいですから、

      ゆっくり、いろいろと攻略して下さいね。


      もし余裕のある方は、

      先生の攻略とかもチャレンジしてみて下さい。


      こうみえて先生は、

      ちゃんと尽くすタイプだと思っていますので、

      優しい目で見てあげて下さいネ。


      愛情表現の一つとして、

      メロンなどのプレゼントも受け付けています。

      甘い感じの贈り物は、素敵な気持ちになれそうな気がします。


      ちなみに余談ですが、

      先生の攻略の近道は、

      現在 覇王ランク 総合1位の方を倒す事です。


      特に先生に興味がなくても、

      腕試しで挑戦して見るのも良いでしょう。


      余裕があったら、よろしくお願いします。」


 エリナ先生は、言いたい事を言って、

 メロンの待つアパートへと、帰って行きました。


 代わりに、ブレザー姿のローゼさんが、教室に入ってきて、

 ためぞうに言いました。


ローゼさん「ためぞうさん、ちょっとよろしいですか?」


ためぞう「あ、はいっす。」


 たまたま教室の前を通りかかったローゼさんでしたが、

 エリナ先生のある一言が気になって、

 ためぞうを廊下へと連れ出します。


ローゼさん「あまり、他の方に聞かれるのもどうかと思いまして、


      エリナ先生が仰った、

      直接、エリスさんを狙ってみてはという言葉は、


      女子でも、お姉さんを攻略可能だという事を、

      言いたいのだと思います。」


ためぞう「おお、なるほど!」


ローゼさん「エリスさんの後ろ盾を失った、古蔵さんの苦労は、

      ご存知ですよね。


      そう、なりかねないという意味に聞こえませんか?」


ためぞう「・・・。


     さすが閣下、

     いえ、ローゼさんは見てるところが違うっすね。」


ローゼさん「可能性の一つですが、

      それをみなさんに気付かれた場合、

      攻略されないとは・・・。


      という事を、お伝えしたくてですね。」


 ローゼさんにとっては、ささいな事ですが、

 ためぞうがピンチになるのは放ってはおけません。


ためぞう「ためになるっす。」


ローゼさん「あ、いえいえ。」


 ためぞうは、ローゼさんと接する事で、

 微妙に感覚がずれてきているのに、

 気付いてはいませんでした。


 ヒゲのバルマード王の娘さんである、

 ローゼさんは、

 最近、すっかり丸くなって、

 優しさに溢れるお嬢さんになりました。


 その姿は、世界で最も美しいとされる、

 箱入り娘の、薔薇のお姫さまです。


 ためぞうは、甘酸っぱい青春を求めて、

 この学園に入学して来たのですが、

 最近は、変わらない素晴らしさもあると、

 なんとなく守りに入っています。


 ようは、ローゼさんに近寄りすぎて、

 「美少女耐性」という、

 見えない変なステータスが付いています。


 成分は、不感症にやや似ています。


 息をのむほどに美しい、

 世界中のトップクラスの美少女を集めたような環境で、

 ぬるま湯に浸かりすぎた感覚になった、

 ためぞうは、


 栄光への再起を心に誓う、古蔵さんと違って、

 ワイルドさや、ハングリー精神が失われています。


ためぞう「そうだったのか!?」


 ためぞうは、ナレーションによって気付きました。


ためぞう「なんか、バットステータスみたいなのが、

     いつの間にか、発生していたんすね。」


ローゼさん「自分を引き合いに出されて、

      そうですねというのは、

      かなり恥ずかしいものがありますが、


      ためぞうさんには、ビックになって欲しいと

      願っています。


      いきなり変わるというのは、さすがに違和感が出ますので、

      再認識するような感覚で、


      ゆっくりと、ワイルドためぞうさんを、

      取り戻してはいかがでしょうか。」


 ローゼさんは、ちょっとだけ、照れています。

 押せばすぐ、心が揺れてそうなローゼさんを前にして、

 ためぞうは、すっかり押しが弱くなっている自分に気が付きました。


 魅力が基礎で600もある(通常 最大値は100です。)、

 ローゼさんと関係が良好になる事は、

 ためぞうにとっては、かなり得難いチャンスなのですが、


 今は、ただのうっかりなタヌキになっています。


ためぞう「・・・。


     オレは、初期のあの出会いの少なさ(ほぼゼロでした。)

     をすっかり忘れた、

     翼を失ったタヌキなのかも知れない。」


ローゼさん「あ、いえ、

      ためぞうさんは、あと1万回くらいは、

      スクールライフを送る事が出来ますので、

      急がなくても平気だと思います。


      えっと、ためぞうさんがいよいよピンチになったら、

      私の持つ便利な本で、


      何度でも、チャンスを追加いたしますので。」


 ローゼさんは、自分がかなり甘くなっていて、

 ダメな事をわかっています。


 でも、ローゼさんの方が、

 心の整理が付いていないのでした。



   ・ バリバリのファザコンだった時のあの優雅な日々。


   ・ はぐくむ事で得られる、優しい気持ちへの葛藤。

     (演技で、恥じらいの表情などはいつでも出来るのですが、

      最近は、本当にドキドキするようになった。)


   ・ ローゼさんは、根っからの王族出身で、

     王家の繁栄の為なら、

     自分は、側室の一人でもかまわない気持ちがあるのですが、


     ためぞうは、不器用なまでに一途なので、

     それは、成立しないでしょうという、複雑な想い。


     そこが、また良かったりもする。


   ・ あらゆる事を知る事ができる『全知の書』を持っていても、

     そのページを見る勇気が持てない。


   ・ 友情が芽生えたファルさんに、

     抜け駆けも良くないと思っている。


     自分が、永遠の16才の部分は、

     少しだけ有利だと思っている。



ためぞう「・・・なるほど。」


ローゼさん「こ、心の声が漏れていますね。


      ここら辺で引いておかないと、

      ためぞうさんを冒険させないまま、

      エンディングに向かわせてしまう気がいたしますので。


      た、例えばですが。


      仮に、私が『告白』コマンドを実行した場合、

      ためぞうさんの性格ですと、

      断れませんよね?


      ・・・・そういうことになります。」


ためぞう「こ、光栄すぎて、

     断れませんな・・・。」


 ためぞうも、ローゼさんも、

 なんだか、もじもじ青春しています。


 ここで、誰かにつっ込まれると、

 エンディングを回避出来ない事を感じたローゼさんは、

 造花の内職に戻る事にしました。


ローゼさん「では、ためぞうさん。


      お姉さんが攻略されないよう、

      そこだけは気を付けて下さいね。


      面白い展開を希望してくる、

      ためぞうさんの上司のセリカさんとかは、

      私とファルさんで牽制しておきますので、


      では、またです。」


 そう言って、ローゼさんは微笑んで帰っていきました。


 キャラがすっかり変わってしまった、

 プラチナの髪のお姫さまに、

 ためぞうも、なんだか和んでいます。


ためぞう「いい時代になりましたネ。


     ためぞうとしては、自分が試練を回避すると、

     ローゼさんやファルさんたちに

     試練が行ってしまう事を悟りまして、


     避けるよりも、超える努力をしなければいけないと、

     感じるようになりました。」



 ためぞうは、

 元々、モテないだけで、


 セリカさんの魔王軍 四天王の

 一翼を担ってきた実力はしっかりあるので、

 ハンパな冒険では、日帰りで帰ってきます。


 ためぞうの現在のレベルは 93ですが、

 セリカさんは、魔王派遣協会の中でも、

 トップクラスの実力があるので、


 ためぞうは、

 普通に ノーマルモードの魔王より強いです。



    ・ イージーモードの魔王のつよさ  LV50~くらい。



    ・ ノーマルモードの魔王のつよさ  LV70~くらい。



    ・ ハードモードの大魔王のつよさ  LV80前後。



    ・ 大幹部クラスの戦士のつよさ     LV90付近。

                (ためぞうは、この辺にいます。)


    ・ スーパーモードの魔神のつよさ    LV95以上。

             (通常世界ではLV最大値が、5分の1程度になっています。)


    ・ ラスボス級の覇王のつよさ      LV 97~100。

             (限界開放で、LVが600を超えてきます。)



ためぞう「・・・。


     スーパーモード以上の冒険が必要なのか。

     ソロでは、冒険、出にくいな。」



   ためぞうの冒険は、つづきます。

ためぞうの冒険 II 第三十一話  「ちっちゃな冒険。」

2015年01月04日 15時38分55秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 II 第三十一話


   「ちっちゃな冒険。」



 エリスねーさんの家。


 新たな住まいを探し中の、

 北条 レイカさんは、

 エリスねーさんのこたつで、

 正月番組を見ています。


エリスねーさん「そろそろ、探しに行ってみる?」


 年末年始を共に過ごした事で、

 ねーさんとレイカさんは、

 とても仲良しさんになっています。


 レイカさんとしては、

 この愛すべきおねーさんと、もうちょっとだけ、

 一緒に過ごしたいみないな願いもあるので、

 うまく、住まい探しをごまかしたいところです。


 こたつで、のんびりしたり、

 一緒にお風呂に入って、背中の流しっこしたり、

 同じ布団に、うまく潜り込む術もマスターしつつある、今、


 この素晴らしい日々とお別れするのは、

 もうちょっと先送りしたいと言ったところです。


レイカさん「そういえば、

      ためぞうさんは、かなり成長の伸びが期待出来そうですが、


      冒険には、行ったりしないのですか?」


エリスねーさん「ああ、・・・すっかり忘れてるなぁ。


        でも、おそば屋さんが好調で、しっかり働いてるんだし。

        どうなんだろうね。


        行ったほうがよさげ?」


 レイカさんは、微妙に話を逸らしています。

 ためぞうの、隠された力

 カイザーなんとかさんの部分にも期待しているのですが、

 一番の理由は、この居心地の良さです。


 一度、あのふかふかお布団など味わってしまうと、

 かなりクセになってしまうのです。


  ピンポーン!


 お花の香りの入浴剤を届けに、ファルさんがやってきました。

 サービスで、試供品を多めに持ってきてくれています。


エリスねーさん「いつもありがとうね、


        おお、いろいろな試供品がある。」


ファルさん「気に入ってもらえたら嬉しいです。」


 試供品には、温泉の素的なものも混ざっています。

 ラベンダーの湯、ミルクとローズの湯、桜の湯、花梨の湯など色々あります。


 レイカさんは、快適な温泉気分を味わう為に、

 お風呂掃除を頑張ろうと思いました。

 浴槽はそこそこ広いので、二人くらいなら余裕で浸かれます。


 ファルさんも、内心は、一緒に入りたいのですが、

 理不尽な試練続きで、ちょっとだけ消極的になっています。


 かつては、広大な領地に女帝として燦々と君臨し、

 天下に覇を唱える大覇王だったファルさんでしたが、


 最近は、まったりとしたその日常から得られる、

 小さな喜びをコツコツと積み上げていく事に、

 素晴らしさを感じている、20才 乙女さんです。


 本気を出せば、スペシャル強いファルさんと、レイカさんですが、

 今は、ふわっと包んでくれるような優しさに、

 甘えていたい年頃なんです。


ファルさん(なんとか、この包容力120%のおねーさんを、

      お姉様と呼べる日が来て欲しいものです。


      神であるセバリオスさんが、

      エリスさんには絶対逆らわない理由は、

      この癒しオーラのせいなのですね。)


 エリスねーさんは、ファルさんに上がってもらって、

 電気ポットからお茶を入れて、おせんべいと一緒に出しました。


 こたつを、三人で囲んで、

 ためぞうの今後の課題について、語りだします。


エリスねーさん「ずずーっ。

        本人いないのに、勝手に語るのもアレだけど、


        ファルさんは実はすんごい大覇王なんだよね?

        古蔵の勢力とガチで張り合えるくらいの。

        そーゆー実績のある人の話を参考にしたいと思います。」


ファルさん「いえいえ、そんな事はないですよ。


      で、ためぞうさんの冒険の件ですか?」


レイカさん「(話を逸らして、もうちょっとだけ、

       この生活を楽しみたいのです。


       お手数おかけします。)」


ファルさん「(なるほど、そういう事ですか。

       出来るだけ、協力したいと思います。)」


 ファルさんとレイカさんに、ちょっとした友情が芽生えました。


ファルさん「そうですね。


      どのくらいの難度の冒険がよろしいでしょうか?

      安全には配慮いたしますけど、

      (ピンチになったら、直接私が、敵を掃討します。)


      魔王討伐、ドラゴン討伐、スライム討伐など、


      色々な環境を提供できると思います。」


エリスねーさん「さすがに、現役の覇王さんは違うなぁ。


        ためぞうに聞いてみるか。」


 エリスねーさんは、

 ためぞうが働いている、道の駅ドラゴンに電話しました。


ノルンさん < 「はい、道の駅ドラゴンです。」


> エリスねーさん「よう、姐さん。

          ためぞう、出れる?」


ノルンさん < 「なんだ、エリスかよ。

         ためぞうは、なかなかの商売人だぞ。


         最速タヌキ伝説にエントリー可能なくらい、

         よく働いてくれてる。」


> エリスねーさん「それは、すげぇな。


          あ、でもよかったら、ちょっと変わって。」


ノルンさん < 「うん、呼ぶね。


         おーい、ためぞー、

         エリスから、電話。」


ためぞう < 「代わったよ、ねーさん。


        何かあったの?」


 エリスねーさんは、ためぞうに冒険の話を振ってみました。


ためぞう < 「うーん、年も変わったしなぁ。

        冒険は、一理あると思う。


        年越しタヌキ伝説で、

        年越しそばが思ったより好評だったから、

        ゆとりがない事もないし。」


 電話の向こうで、ローゼさんとリンカさんの声が聞こえます。

 どうやら、お客さんみたいです。


 リンカさんは、マジカルウエハースの効果が切れた事で、

 いつもの小ささに戻っています。


 ローゼさんは、竹箸を作ってためぞうに届けているので、

 わりとよく、食べに来ているみたいです。


ローゼさん「冒険に出ちゃうんですか? ためぞうさん。」


ためぞう「行くとしても、なるだけ日帰りで帰って来たいっす。」


> エリスねーさん「日帰りなら、いいの?」


 日帰りならいいみたいだと、エリスねーさんは、

 こたつで二人に言いました。


レイカさん「・・・ごめんね、ためぞうさん。

      わがまま言ってしまって。」


ファルさん「では、日帰りコースで、行ってもらいましょう。


      ためぞうさん、応援しています。」


> エリスねーさん「がんばれ、ためぞー!!」


 ためぞうは、ワープしました。


ためぞう「うぉう!?」



 鋼と魔法の時代・・・。


 戦士たちは、その剣に全てを賭けて、

 魔王に挑みました。


 魔法使い達も結構、頑張りました。


 ですが、魔王を名乗るだけあって、

 なかなか手ごわく、

 あっという間に、王様のお城以外は、

 陥落しました。


 お城には、魔王軍の暗黒騎士団や、

 ドラゴン達が、攻めかかっていて、

 すでに篭城戦に突入しています。


 なかなかのピンチのようです。


 お城の兵士も、ほとんど逃げ去って、

 王の間には、王様以外、いない感じです。


 忠義の士は、お城の守りに出ているので、

 広間はがらんとしています。


 ためぞうが、ワープしてきました。


王様「おお、伝説の勇者よ!」


 王様は、気前良く100Gくれました。

 兵士もたくさん逃げ出したので、

 余った装備もくれました。


ためぞう「ためぞうです。

     伝説の勇者ではありませんが、


     どうなってるんですか?」


王様「よくぞ聞いてくれた!」


 王様は、語るのが大好きなので、

 要点だけをまとめてみました。



 ・ 国が安定して、今なら魔王も倒せるんじゃね? で開戦。


 ・ とくに、魔王が手を出してきたというわけではないらしい。


 ・ お姫さまは、速攻で魔王に捕らえられた(亡命したっぽい)が、

   仁義の魔王なので、とても大事にされている。


 ・ 魔王を倒せば、姫を与えるという条件で、

   たくさんの冒険者が魔王に挑みました。


   お姫さまは、その事に腹を立てて、

   王様に絶縁状を送りつけて来ました。


 ・ そもそも、王様が勝手に相手を魔王とか呼んでいたので、

   実は、魔王でもなんでもなく、

   いい迷惑をこうむっている、人徳の君主。


 ・ 主を悪の魔王扱いされた、

   その部下達がキレて、

   強烈な反撃を受け、もう、お城が落ちそう。



王様「さあ、戦うのじゃ!


   武器も防具も、100Gも渡した。

   裏切り者の姫もついでに攻略してくるのじゃ!!」


ためぞう「・・・この場合でも、戦わなければいけないのか。


     どう見ても、こっちが悪いだろう。」


 王の間に、家臣が駆け込んできます。


家臣「魔王から、和議の使者がやってきました。


   平和的な解決を望んでいるようです。」


王様「バカモーン!


   ここまで、城を攻略されて、はいそうですかと、

   簡単に和議など受け入れられるかぁ!


   さっさと、追い返せ。」


家臣「は、はあ・・・。」


 和平交渉の使者は、追い返されました。

 交渉役の家臣も、あきれて魔王側に付きました。



ためぞう「・・・帰っていい?」


王様「帰らせないもんね!


   さっき入ってきたゲート、封鎖しちゃったもんね。」


 この中継を、エリスねーさんは、

 こたつの前にあるテレビで見ています。


 ローゼさんと、リンカさんもやって来ました。


エリスねーさん「これ、何の経験値あがるの?」


ファルさん「・・・こんな世界に送ったつもりはないのですが。

      もっときちんと選ぶように、以後、気を付けます。」


エリスねーさん「ああ、気にしないで。

        いろんなパターンもあるさ。」


レイカさん「ためぞうさん、ごめんなさい!」


ローゼさん「ためぞうさん、がんばって!」


リンカさん「私が、王様を懲らしめにいきましょうか?」


 ゲートが小さくなっているので、

 いくら元の小さな姿に戻ったとはいえ、リンカさんでも入れません。


リンカさん「ちっちゃい、いうなー!」


 ためぞうは、王様からの贈り物を一切受け取らずに、

 お城のキッチンに向かいました。


 王様は、懲りずに勇者や戦士を召喚する儀式で、

 変なおどりを踊っています。


 警備会社の警備員さんが、気合いでお城を守っています。


 正規兵は、もうほとんど残っていないようです。


 お城の正面の城門が開かれると、

 中から、おかもちを持ったためぞうが出てきました。


 たぶん、そばかうどんが入っています。


ためぞう「これが、自分に出来る精一杯の真心っす。」


 敵っぽい方たちは、たくさんいます。

 さんざん王様が挑発してくれたおかげで、

 怒りまくっています。


 敵っぽい指揮官は、それでも落ち着けと部下に言っていますが、

 若さに逸る騎士や、ドラゴンが、ためぞうに向かっていきました。


敵っぽい騎士「なめられたら、あかんのじゃー!」


敵っぽいドラゴン「活躍したいんじゃー!」


 ためぞうがおかもちを、大地に置きます。


 ためぞうに向かってきた敵の数は、約200。


ためぞう「こんなのは、試練のうちには入らない。」


 ためぞうの、タイガーの構え III が発動!


 丸腰のためぞうが、

 一気に中ボスクラスに見えるオーラが発せられました。


敵っぽい指揮官「皆、引くのだッ!」


敵っぽい騎士「見かけ倒しだ!」


 その刹那!

 一斉に、200の軍勢は地面に叩き付けられます。


 ためぞうのタイガー旋風脚 → 全体に、1500のダメージ!


ためぞう「道、空けてもらっていいっすか?」


敵っぽい指揮官「あ、はい、どぞどぞ。」


 エリスねーさんの家のこたつ。


エリスねーさん「ためぞう、つええな!」


ファルさん「冒険とか、必要ないんじゃないですか・・・。」


ローゼさん「ためぞうさんなら、出来ると信じています。」


 一方、お城では、王様がガッツポーズを決めています。


王様「武闘家であったかっ!」


 王様は、はしゃいで踊りまくりです。


 ためぞうは、悪の魔王とか悪口言われている、

 その本陣に着きました。


 魔王と呼ばれる、結構イケメンな君主さんは言いました。


魔王さん「こんにちは。」


お姫さま「こんにちはー。」


 お姫さまもいました。

 和んだ雰囲気の本陣です。


ためぞう「おしるこ作って来ました。

     よかったら、どうぞ。」


 もちもちの餅が入った、甘いおしるこです。

 鍋で作ったので、かなりの量があります。


魔王さん「これは、ありがたいですな。

     みなさんで頂きましょう。」


お姫さま「ありがとうございます!」


将軍たち「感謝いたします!」


 皆さんで、温かいおしるこを頂きながら、

 あの懲りない王様をどうしたものかという、

 会議が始まりました。


 ためぞうの実力を見た将軍たちも、わりと真剣に話をしています。


将軍A「姫様の前で失礼ですが、

    なかなか諦めてくれませんね、王様。」


お姫さま「スカっと、やっつけちゃって下さい。」


魔王さん「ああゆう方も、世の中には大事だったりするんです。


     全員が真面目一色になると、

     面白くない世界になったりするものです。


     褒めれば伸びるタイプの方だと思うので、

     そういう方向でいいんじゃないですか?」


ためぞう「さすが、魔王っぽい方はいう事が違うっすね。」


 会議で、リスペクト作戦が発動しました。


 とりあえず、全軍で王様をヨイショしようという策です。


 浮かれて、城の上で踊り続ける王様に、

 周囲を取り囲む全軍から、ヨイショが始まりました。


大軍「王様、マジ、サイコー!」


指揮官「付いていきます、王様!」


 事態が一変したので、王様は踊るのをやめて、耳を傾けました。


大軍「王様! 王様!」


お姫さま「お父様、大好きっ!」


魔王さん「カッコイイぜ、王様!」


 王様は、こんなに褒められたのは生まれて初めてです。


 感動して、ちょっと涙が出てしまいました。


 家臣が、キッチンからおしるこを持って来ました。

 もちもちの食感に、甘くまろやかな味のおしるこです。


王様「ずずーっ。


   ワシ、泣いてないからね。

   でも、みんな、ありがとぅーー!!」


家臣「和平の使者に、姫様自らが見えておりますが、

   いかがいたしましょうか。」



 ・ 王様に選択肢です。


   → 和平交渉に応じる。


     断固、拒否して、姫からサソリ固め。



王様「痛いのはイヤだから、


   和平で。」


 世界に平和が戻って来ました。


 ためぞうは、おしるこのレシピを伝えて、

 道の駅ドラゴンに戻って行きました。


 エリスねーさんの家のこたつ。


エリスねーさん「ためぞうは、あれでいいんだよ。


        帰ってきたら、おしるこ作ってもらおう。

        レイカさんも食べていくよね?」


レイカさん「はいっ!」


 どうやら、今日もお泊り出来そうです。



ファルさん「あー、無事解決して良かった。


      ちょっと、お花屋さんに一旦戻ってきます。

      仕事、途中なものでして。」


 ファルさんは、そう言って、

 お泊り用のパジャマを取りに帰りました。


ローゼさん「では、私はちょっとハインさんと、

      ラーメンを食べに行く約束がありますので。


      おしるこは、後でもらいに来ていいですか?」


リンカさん「たくさん食べて、早く大きくなりたいです。


      おしるこも大好きです。」


エリスねーさん「うん、取りにおいでよ。


        ためぞうが、忙しかったら、

        私が作っておくから。」




エリスねーさん「では、またですー。 ^-^」

ためぞうの冒険 II - 番外編 - 12・25

2014年12月25日 10時23分03秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
 奇跡が起こりそうな、

 そんな日であって欲しいと願う、

 クリスマスの日です。


 ちっちゃくてもいいんです。

 ほのかに舞う雪のように、

 手のひらに乗ったら、解けちゃう感じでいいんです。


 今年は、いい日になるといいですね。


 来年もあるんです!


 こつこつと幸せを感じていける、

 ゆるい感じの、メリークリスマスを期待しながら、

 空を見上げる男の姿がありました。


 元、セリカさんの軍師のライっちさんです。


ライっちさん「私に、あと+3の運があれば、

       残りは知力97で補ってみせるッ!


       はぁ・・・温かいところが恋しいですね。」


 学園が冬休みに入ったので、

 天才教師であるライっちさんは、ヒマしています。

 どのくらい天才かというと、

 期末テストの答えとかを、

 97%の確率で当ててくるので、


 その答えだけを教えてくれる授業をしてくれます。

 普通に聞いているだけで、97点取れちゃいます。


 でも、リアルラックはかなり低めのライっちさんです。


 かつて天下統一を果たした知略も、


 さらに上を行くエイルさん    知力98+

 ファルさんとこのグランザスさん 知力98+

 神々の宰相であるレイカさん   知力99+1


 の登場で、ちょっと微妙な位置にいるという感じです。


ライっちさん「ためぞう君のところで、


       天そばでも食べよう。」


 ライっちさんは、

 普通にいい人なので、

 おでん屋で酔いつぶれた、レーナさん(20うにゃうにゃ才)

 を、ちゃんと、

 セバリオスさんの所に送ってあげたりとかしています。


 もちろん、レーナさんは魅力的ですが、

 変な事を妄想しただけでも、


 伝説の勇者、アレスティル君が、

 時空の壁を突き破って、討伐しに来るので

 (アレスティル君は、こちらに来るチャンスを求めています。)


 アレスティル君に、

 幸せフラグを立てて、

 ライっちさんは、星へと還ります。


 最近、23日辺りから、

 見える人には見える、星空で、

 昼夜問わず、彩られている、

 長崎ドラゴンタウンです。


 そんなにたくさん持ってたの!?

 的な感じで、

 天空の星々が、2000個ほどイルミネーションしています。


 現在主力のエクサー級が、2000隻も集結しているのは、

 まさに壮観です。


 銀河の総戦力を超える数の、その星々は、

 一つもあれは、天下統一を達成可能な世界を形成できるので、


 2000回ほど、称号 覇王達成が可能です。


ライっちさん「今年も、テレビ見てそれなりに過ごそう。

       チャンスは必ず来る、

       焦ってはいけない。


       がんばれ、私!」


 学園近くの小さな公園のベンチに座って、

 あったかコーンポタージュの缶飲む、ライっちさんです。


 元上司のセリカさんが、おしるこ片手にやって来ました。


セリカさん「景気どうよ?」


ライっちさん「うーん、出番減りそうなんで、

       果報は寝て待てですかね。


       セリカさんは景気良さそうですね。」


 セリカさんは、ライっちさんの横に座ります。


 マベルさんという美少女さんを乗っ取ってうろうろしている、

 セリカさんは、そのマベルさんの美貌で、結構、得しています。


 ライっちさんから見ても、お世辞抜きに可愛いです。

 そこは少し癒されます。


セリカさん「ずずーっ、


      まあ、私もクリスマスの時くらいは、

      ちょこっと心も広めなので、


      ホーネルとの争奪戦に負けたライっちさんの傷口に、

      塩を塗るようなマネはしない予定。」


ライっちさん「くぅーー、


       あの勝負に勝ってさえいれば、

       麗しの北欧系美少女、


       ワルキューレ、白鳥さんと、

       素敵なクリスマスを過ごせていたというのに!


       ・・・ホーネル氏が、あれほど成長していたとは。


       今頃、きっと楽しいでしょうね・・・。」


セリカさん「そーでもないよ。


      ホーネルは、白鳥さんはキープしてるけど、

      まず手を出さないと思うというか、


      へんな美学があるみたいで、奪還は可能ぽい。


      さらに言うと、今、ゲーセンでネリアたんやってるから、

      ホーネルは、この世界にいません。


      どうやって行けるかわからないけど、ガールズサイドの方にいるのかな?」


ライっちさん「あの奇跡の美少女、白鳥さんは取り戻せちゃうんですか!?


       ホーネル氏、見直したよ!


       何という、忍耐ッ!!」


 ちょっとコーンポタージュが心に染みるライっちさんです。


セリカさん「そーゆーわけで、

      魔王の城を誰も守っていません。


      私は、守る気はないので、

      マイオストがいれば問題なかったのですが、

      あの星空に還って行ってしまったそうです。


      ライっちさん、お城、守ってよ。

      ホーネル、いない時だけでいいんで。

      もちろん、タダとか言わないよ。」


 セリカさんが、一枚のカードを取り出しました。

 マイオストの部屋で見つけたものです。


セリカさん「マイオストの物は、

      私の物でいいと思いませんか?


      でないと、これをプレゼントできないんです。」


ライっちさん「うぉう!」


 それは、レジェンドカードでした。


 市場には一枚しか流通していないという、その一枚で、

 現在、種類が7枚あるという事になっています。


 ワルキューレ(戦乙女)と契約が可能なスペシャルカードで、

 一緒に住んでくれます。




   ◇ ワルキューレ 「白雪のスクールド。」


     STR 89

     INT 97


         特技 「士気(気合い)上昇。」


     「共に責務を果たしましょう。

        より良き、未来へと変える為に。」



ライっちさん「おお・・・感謝です、我が君よ!


       これは、開放しちゃうか、キープか、

       凄い悩んじゃいますね。


       でも、ホーネル氏がキープしているのに、

       私が契約してしまったら、


       マズイですよね?」


セリカさん「マイオストがしたって、思えばいいんじゃない?


      YOU 嫁にしちゃいなYO!」


 セリカさんの後ろから、

 ひょこんと白雪さんがあらわれました。


 ちょっとだけ幼い感じですが、

 とっても可愛いプラチナブロンドの美少女さんです。


白雪さん「よろしくおねがいします!」


ライっちさん「このライエン=グライト、


       全てを賭けて、主の城をお守り致します!


       いや、契約とかそんなのより、

       傍にいてもらえるだけでも、

       めっちゃ、頑張りますッ!!」


 マイオストの抜けた穴は、

 どうやら、ライっちさんが気合いで埋めてくれそうです。


 セリカさんは、年末年始も自由に遊び回れるようになりました。


ライっちさん(マイオストがいないと、

       やはり、レアな物は手に入りにくいのか・・・。


       元は、彼の当てた運なので、

       適度にサルベージしてやらんといかんな。


       マイオストの貢献度は。四天王随一だと思うし。

       ハインさんの、再攻略も微力ながら協力しよう・・・。)


 ライっちさんは、かなり優しくなれました。


 ホーネル同様、白雪さんは守らないと奪われちゃうので、

 とりあえず、主のいなくなった

 マイオスト領の整備から始めていこうかと思いました。


 ライっちさんに、帰る家のようなものが出来ました。


ライっちさん「ファールス魔王領のプレゼント配達は、お任せ下さい!


       セリカ様が、女神のように見えます。」


セリカさん「こっちでも、むこうでも、よろしくー。


      でかい靴下、魔王の椅子の横に置いてあるので、

      忘れず、プレゼント下さい。


      白雪さんも、よろしくね。」


白雪さん「よろしくおねがいします! セリカおねーさん。」



 場所は、エリスねーさんの家に移ります。


 お泊り組は、ドラゴン魚市場の飾り付けの方に出かけました。


 今日も漁に出ているので、

 それが終わってからのみなさんとの飾り付けで、

 先に、レオクスさんがケーキなどを準備しています。


 エリスねーさんは、古蔵さんと話しています。


エリスねーさん「古蔵も少し立派になったよな。


        覇王になって浮かれてわかったんじゃね?

        大事なものは、ハートにあるんだぜ!


        いつも、気持ちは初心に返って、

        最速伝説! 天下統一だよな!」


古蔵さん「ネコのマスクの古蔵です。


     ねーさんは、頼りになるんだよ。

     ためぞう君にわるいから、

     今さら戻ってきてとは言えないけど、


     こっちに来て、いろいろ大事なものがあるなぁって思った。


     いきなり視線が高くなっちゃうと、

     周りが良く見えなくなるって、わかった気がする。


     オレ、配達のバイト、すげえ楽しいよ。」


 古蔵さんにとっては、何より、

 エリスねーさんの近くに居れるのが、心強い事でした。


 古蔵さんは、いい方向で、すこし丸くなっています。


エリスねーさん「まあ、ここは激戦区だからな。


        見た目の静けさとは違って、


        アリス会長さんとか、

        セバリオスとか、

        ファルさんもいるし、


        つええヤツばっかりなんだよ。


        古蔵が、いずれ覇王連合の全国制覇目指すなら、

        いい修行になるんじゃないの。」


 そう言って、エリスねーさんは、

 チーズの入ったからあげを、古蔵さんにあげました。


古蔵さん「・・・めちゃくちゃ美味いな。


     とろけるチーズって、オレ、大好きだよ。」


エリスねーさん「なんか今日、ディナーなんだって?


        そのマスク、今日は取っていいよ。


        最初、ためぞうと古蔵が紛らわしかっただけで、

        付けさせたものだから、


        たまには、いいとこ見せて来いよ。」


 古蔵さんは、すでにこのネコのマスクに愛着を持っていました。

 マスクマンとしての、誇りに目覚めていたのです。


エリスねーさん「どーせ、あんたの素顔知ってるヤツなんて、

        限られてるんだから、


        いいんじゃないの?」


 鈴木さんには、バレます。


古蔵さん「そこまで言ってくれるなら、


     今日は、素で行ってみようかな。

     セバリオスさんがくれたギフト券で、

     スーツも買ったんだ。


     あの人、あんなにいい人だったっけ?」


エリスねーさん「昔から、あんな感じだよ。


        古蔵が成長して、よく見えるようになったんだよ。」


 セバリオスさんは、

 エリスねーさんには、常に優しかったです。


 そこは分からない、エリスねーさんです。


 古蔵さんが、愛用のネコマスクを大事にしまいました。

 突然、金髪のイケメン王子になりました。


古蔵さん「ありがとー、


     それじゃ、行って来る。


     買い物とかも、荷物運びで、

     付き合う約束までしちゃったんで。」


エリスねーさん「おう、頑張ってこいや!」


 古蔵さんは、

 ラウエルさんとリンカさんとの待ち合わせの場所に行きました。


 ラウエルさんは、白のワンピースに、

 暖かそうなミンクのコートを着ています。

 エレガントな美人さんです。


 リンカさんも、はりきって赤いドレスを買っています。

 サンタキャップをかぶれば、

 そのままサンタガールになれる感じで、とても美人さんです。


 二人とも目立っているので、

 古蔵さんはすぐに二人を見つけることが出来ました。


古蔵さん「やあ!」


リンカさん「おお、なんか凄いカッコイイ人が来た。


      これがウワサの、ナンパとかいうものですか?」


ラウエルさん「リンカさん、古蔵さんあるよ。」


リンカさん「えぇーー!?


      こんなに美男子だったんですか!!」


 本来の姿に戻った古蔵さんは、

 神秘的なまでの美しさを兼ね備えている為、

 目立ちまくりです。


 ステータスボーナスをほとんど、魅力に振っているので、

 レベルほどの強さはありませんが、

 女性とも見紛うばかりの美貌です。


 鈴木さんが、通りかかりました。

 古蔵さんたちを見ています。


鈴木さん「古蔵さんは、やっぱりモテるんだ・・・。


     ラウエルさんも天使な可愛さだし、

     隣の女性も、凄く綺麗。」


 鈴木さんが勘違いを始めました。


 その時です!


 珍しく、古蔵さんの乙女センサーが高感度で反応しました。


古蔵さん「好感度低下の危機と見た!」


 素早く鈴木さんを見つけた古蔵さんは、

 駆け寄って、いきさつを説明しました。


鈴木さん「え、リンカさんなんですか!?」


リンカさん「はい、

      マジカル ウエハースで変身してます。

      期限が今日までなので、ディナーに連れて行ってもらってます。」


鈴木さん「あ、サプライズイベントなんですね。


     いいですねー、マジカル的な変身は女子の憧れだと思います。

     クリスマスディナー、楽しんできてくださいね。」


 鈴木さんが変身した場合、

 リンカさんのさらに上を行く変貌を遂げて、

 ナイスバディーのおねーさんになります。


 夢のある話ですね。


鈴木さん(夢のある話ですねぇ・・・。


     佐藤さんは、ロリっぽくなるんでしたっけ?)


 勘違いをしないですんだ鈴木さんは、

 飾りの入った袋を手に、ドラゴン魚市場へと向かいました。


 ネコ船長さん用の、クリスマス ネコ缶も買ったので、

 準備はバッチリです。


 古蔵さんたちは、ご機嫌なリンカさんと一緒に、

 デパートへと行きました。


 いまのサイズの服を買っても、

 次、いつ着れるかはわからない、

 リンカさんですが、

 それでも、張り切っています。


リンカさん「目標として、飾っておくんです。


      明日から、また修行の日々なのです。」



 ドラゴン魚市場には、

 すでにエリスねーさんも来ています。


 仕事をすばやく終わらせた、市場のあんちゃんたちも、

 一緒になって、準備をしてくれています。


あんちゃんA「あの、レイカさんに是非、うちの事務をやって欲しいよな。


       いつも綺麗な子を連れて来るのは、ノルン姐さんのワザだよなぁ。」


あんちゃんB「姐さんは、いつも最速だぜ!」


 わりと、本格的な会場が設置されています。

 テーブルなどは、会長さんが学園のものを貸し出してくれています。


 市場の建物の中はかなり広いので、そんなに寒くはない感じです。

 出荷さえしていれば、暖房設備が使えるので、


 ガレージから持ってきた、エボリューションVIIIのカーエアコンで、

 暖めています。


ノルンさん「そんなに出力たけーのかよ!

      ここ、体育館くらい広いぞ。」


エリスねーさん「いいなあ、

        乗ってみてえなあ。


        でも、すんげえ、じゃじゃ馬そうだ。」


佐藤さん「最新鋭のカスタムモデルなので、

     専属のオペレーターなしでは、

     そのスペックを生かしきる事は出来ません。


     私が制御やりましょうか、エリスさん。

     そこそこ出来ると思います。」


ワンダ艦長さん「佐藤サン、カリバーン V のオペレーター、

        ヤメナイデネ。」


佐藤さん「じょ、冗談ですー、てへ。」


 巨漢の大物レスラーっぽいワンダ艦長さんを、

 手なずける感じの佐藤さんは、圧巻です。


 佐藤さんは、相当強いみたいです。


佐藤さん「甘えたい年頃だと思います!」


 道の駅ドラゴンでの営業を終えた

 ためぞうと、エストさんがやって来ました。


エストさん「ここ、暖かいね。」


ためぞう「あれ、会長さんはいないの?」


 サフィリアさんと、レイカさんが、

 ゆるいクリスマスツリー風の着ぐるみの方を、

 ちょんちょんと指差します。


ツリーさん「メリークリスマス!」


ためぞう「サンタさんの方じゃないんだ。」


 ツリーさんが、着ぐるみを脱ぎました。


アリス会長さん「ごきげんよう、ためぞうさん。


        えー、私もどちらが良いか迷ったのですが、

        ツリーさんの方が、都合がよろしかったので。


        サンタさんの場合、常に動いている必要があるのですが、

        ツリーさんは、止まっているのが普通なので、


        反省会を兼ねた方のクリスマス会の方にも、

        顔を出さなくてはなりませんので、


        こっそりワープしても気付かれにくそうな、

        ツリーさんにさせていただきました。


        着ぐるみは、ローゼさんに作ってもらいました。」


ローゼさん「はい、頑張って作りました。」


ためぞう「な、なるほど。」


 ファルさんが、軽トラでお花を持ってきました。

 素早くサンタガールを国でこなしてきた、

 ユッキーさんも、一緒です。


ユッキーさん「こんにちはー。」


ファルさん「いや、私も、こっちの方のクリスマス会に参加できて良かったです。」


ローゼさん「向こうは、反省会でしたか・・・。」


ツリーさん「こっちでは、夢と希望のツリーさんです。


      帽子のお星様が良く出来ていて、感激です。」


ローゼさん「LEDを使いましたー。」


 ためぞうは、レオクスさんの料理作りの手伝いに行きました。


 エリスねーさんが、からあげを作っていると聞いたので、

 レオクスさんは、それを頂く為に、

 他のものから作っています。


レオクスさん「セバリオスさんが、美味しかったって言ってたのでw」


 レオクスさんにとって、同じキッチンでエリスねーさんと、

 お料理できる事は、

 何となく夢があっていい感じだそうです。


レオクスさん「いずれ、そうなれればとは、願っています。」


 エリスねーさんは、王子様的なレオクスさんの隣は、

 微妙に気恥ずかしいのか、

 ためぞうを仕切りに使っています。


ためぞう「仕切りに使われていますが、


     それがためぞうのポジションと心得ております。」


 それ故に、ためぞうは情報通だったりします。


 セバリオスさんが、リムジンでやって来ました。

 サンタさん代行を終えて、帰ってきたみたいです。


 セリスさんと、レミーアさんと、鈴木さんと、吉川 リナさんが乗っていました。


レミーアさん「この乗り心地、クセになりそうです。」


鈴木さん「送ってもらっちゃった。」


 リナさんは、亀吉さんにお願いして、

 二次会のカラオケ会場を押さえてきたところです。


エリスねーさん「いつも世話になって、すいません。」


リナさん「いえいえー。


     オーナーも喜んでいましたので。」


レミーアさん「ためぞうさん、私たちはゲームですよ!


       今、大佐の人と、ネリアさんが対戦してて、

       乱入バトルが続いています。


       まだ、しばらく戦ってるそうなので。」


ためぞう「さすが、山田さんは元気だな。


     サフィリアさんは、ゲーム?

     カラオケ?」


サフィリアさん「熱い戦いを希望ということで、ゲームでw」


セバリオスさん「私も、共に戦おう!」


ファルさん「わ、私も、ゲーム始めたんですよ。


      まだ、ぜんぜん弱いですけど。」


ためぞう「自分もたいしたことないんで、


     一緒に頑張りましょう!」


 いろいろ話している内に、

 クリスマス会の準備は整ってきました。


 シャンパン風味のジュースもケースであります。


 テーブルメイクは、女子のみなさんは結構なれているので、

 順調のようです。


 日頃の実習の成果が出てるみたいです。


 レオクスさんが作ったオードブルを中心に、

 ケーキや、ピザや、お寿司や、からあげが並んでいきます。


 ちょうどいいくらいの時間に、

 セリカさんと、レーナさんがやって来ました。


セリカさん「やってる?」


 セリカさんと、レーナさんは居酒屋感覚です。

 謎のネコマスク二世さんも来ています。


ネコマスク二世さん「どーも、おじゃまします。」


セバリオスさん「いやー、


        彼は立派に世界を守っているので、

        誘わないわけにはいかないかと思って、


        一緒に来てもらった。」


 ネコマスク二世さんは、伝説の勇者のつるぎを持っています。


セバリオスさん「そこのレーナさん、


        この人わかります?」


レーナさん「ふ、古蔵さん?」


 ツリーさんから、セバリオスさんにOKが出ました。


セバリオスさん「良かったね、古蔵君 マーク II さん」


マーク II さん「はい、感激です!」


レイカさん「この方が、ウワサの伝説の勇者さんなんですね。


      会えて、ちょっと感激です。」


 伝説の勇者さんは、世界にたった一人しかいないので、

 アレスティル君だとバレています。


 ためぞうもすぐ気が付きましたが、

 空気を読みました。


 アレスティル君は、レーナさんが元気そうなので、

 とても幸せそうです。


 アリス会長さん扮する、

 ツリーさんがご機嫌そうだと、


 星々は、空をキャンパスに、

 美しい光の軌跡を描き出します。


 ツリーさんの機嫌次第で、即反省会に突入するので、

 みな、キラメキを競うように輝いています。


 この会場にいる人には、だいたい見えています。


 レーナさんは、テーブルの料理をつまみ食いしてます。


レーナさん「この美味しい料理を、


      アレスティル君にも食べさせてあげたいな。」


 マーク II さんは、感動しています。

 離れていても、心は繋がっているんだと、豊かな気持ちになりました。


 きっと美味しく料理がいただけると思います。


セリカさん「そろそろ、食べようよ。


      そして、二次会のカラオケ、がんばるぞー!」


 セリカさんの軍門に下った、ライっちさんが、

 マイクロバスの準備までしてくれました。


 歩いて行けなくもない距離ですが、

 送ってもらうと、気分がちょっとリッチな気がします。


 さりげなく、ジュースとかいろいろ差し入れてくれています。


 ライっちさんの策略が発動して、

 今日も、お泊り会が継続しました。


 策略成功率 97%のワザです。


レイカさん「今日もですか!?


      やった・・・。」


ツリーさん「よかったですね。」


レイカさん「はい!」


レミーアさん「やるな、ライっちさん。」


 古蔵さんも、

 リンカさんと、ラウエルさんと、

 夢のあるディナーをしています。


 セリカさんが、乾杯の音頭を取りました。


セリカさん「メリークリスマス!!」



エリスねーさん「よい、クリスマスを。 ^-^」

ためぞうの冒険 II - 番外編 - 12・23~24

2014年12月23日 17時40分35秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 II - 番外編 - 12・23~24



 エリスねーさんの家は、にぎやかな感じで、

 お泊り会になっています。


 特に、クリスマスに予定のない、

 サフィリアさん、レミーアさん、

 佐藤さん、鈴木さん、レイカさんは、


 ここままクリスマスまで、

 泊まってしまおうの策に出ています。


レイカさん「・・・。


      想像以上の心地よさですね。」


佐藤さん「そーなんですよ、


     鈴木さんとかもう、くっつきまくりの、

     さわり放題で、はっちゃけてます。」


鈴木さん「それ、セリスさんから、

     なすりつけられてるだけですから!


     ああ・・・今夜こそは。」


 現在、お布団はきちんとたたまれて、

 こたつが敷かれています。


 お泊り人数が多いときは、こたつを片付けて、

 居間と隣の部屋を繋げて使うので、

 広さは十分です。


 18畳くらいの縦に長い部屋になります。


 エリスねーさんは、今日は会社がお休みなので、

 家で、からあげの仕込みとかしています。


 秘伝の特製ダレに漬け込んでおいて、

 次の日にカラっと揚げます。


 片栗粉で衣を付けるとき、

 わさびとかも入れたりします。


 わさび独特のツンとした感じは、

 揚げたときにマイルドになるので、

 いい風味が残ります。


 もちろん、普通にからあげも作ります。


 それを、手作り合わせ酢に少しつけて食べると、

 甘酸っぱい感じで、中はサクサク、ふわふわの仕上がりになります。


 塩や、レモンなども用意されています。

 食べやすいサイズで、ちょっと可愛い楊枝が付いています。


エリスねーさん「いや、フライドチキンの日なんだよね?

        からあげでも、和風でいいよね。


        ケーキはためぞうが持ってくるから、

        それ以外のピザとか、ポテトとか、


        そういう雰囲気のあるのを作っています。」


 タレがまだ染みていないからあげを、

 エリスねーさんは、幾つか揚げています。


 いい感じの香りが漂ってきます。


レミーアさん「一つもらってもいいですか?」


サフィリアさん「わ、私も一つ。」


エリスねーさん「うん、いいよ。」


 エリスねーさんが作った合わせ酢につけて頂いてみます。


レミーアさん「はふはふ・・・お、おいしい!」


サフィリアさん「甘い上品な感じで、さっぱりいただけて美味しいです!」


 エリスねーさんは、

 普段は、ためぞうに食事を任せていますが、

 ためぞうが来る前は、自分で作っていたので、

 相当、料理上手です。


 いつだって、お嫁にいけちゃう素晴らしさです。


 レイカさんたちも、からあげ揚げてもらいました。


レイカさん「!? ・・・凄く美味しいです。」


鈴木さん「・・・ネコ船長さんにも、食べさせてあげたい美味さです。」


佐藤さん「クセになりそうです。」


 今日は、セリスさんは学園に出かけています。

 冬休みになりましたが、

 レイカさんの転入手続きをしてくれています。


 セリスさんは、国に帰ったら結構な役職にある方なので、

 先にそちらで、サンタさんイベントを実行してから、

 この家に戻って来るそうです。


 上司のセバリオスさんが、

 クリスマスに興味を持ち始めたので、

 盛大にイベントを盛り上げるように頼まれました。


セバリオスさん「プレゼントは、神速で私が配っておくので、


        イベントの企画は、セリスに頼む。」との事です。


 セバリオスさんの国は、

 セリスさんの財政手腕で、とっても景気のいい、

 各地のたくさんの花に溢れた国です。


 ヒゲのバルマード王も、

 いいとこ見せなければならないので、

 付けヒゲもせずに、サンタおじさんとして、

 一時、国に帰りました。


 お花屋のファルさんのところは、

 ジェネシスおじさんが配達担当で、サンタおじさんです。

 領地が広大なため、おじさんは大変です。


おじさん「うーん、ジェネシス!


     サンタさんを信じる子供たちの夢を守るのは、

     将来の、お花屋さんの看板娘さんを愛でているのと、

     同じだと思うから。


     おじさんは、たぶんもらえないけどね!」


 エリスねーさんが、

 事のほか、料理上手なのを知って、

 周りの女子さん達も、

 お料理に興味を持ちました。


エリスねーさん「教えるほど、上手くはないってw


        でも、基礎的なことで良かったら、

        一緒に勉強していこうね。」


 お泊り継続のきっかけが生まれました。


 料理上手になりたいので、

 せっかくの冬休み、修行したいです! = 泊めて下さいね。


エリスねーさん「意気込み伝わったよ、


        みんな、やっぱり女の子だよな!

        手料理食べさせてあげたいもんな、


        その為の準備はいいことだと思うよ。」


女子さん達(・・・やった!)



 一方、その頃、

 相当、当たりやすくなったという、

 福引きのガラガラに、


 商店街のハッピを来たファルさんが、

 ガラガラの女神をやっていました。


ファルさん「みなさん、当ててくださいね!」


ラウエルさん「電動自転車、当たったある。」


リンカさん「おー、液晶テレビ当たった・・・。」


 なかなか好調なようです。


 そこへ、一人のマスクマンがやって来ました。


 福引き修行を何処かで終えてきた、

 ネコのマスクの古蔵さんです。


ファルさん「こんにちは、古蔵さん。


      国で、サンタさん代行やらなくていいんですか?

      最大勢力ですよね。


      夢を配りましょうよ、

      宅配慣れした、大覇王さん。」


古蔵さん「まずは、自分にプレゼントを!


     いやー、勝ってから配ったほうが、

     みんな幸せだと思います。


     まず、自分が幸せでありたい、ネコのマークの古蔵です。」


ファルさん「そ、そうですか・・・。


      いえ、一応、気持ちはわかりますので、

      いいの当てて下さいね。」


古蔵さん「おっしゃー!」


 運命の歯車は、回ります。


 ガラガラ・・・。


 ・・・張るカイロx50。


古蔵さん「いや、ありがたいんだけど、


     50連発はないよね?」


ファルさん「ためぞうさんも、


      50連発でしたよ。

      そして、おかし300円分。」


古蔵さん「・・・なるほど、これは試練なわけだね。


     あと、一枚ある。

     当ててみせるさ!」


 ガラガラ・・・。


 ポトン、・・・特賞!


 ファルさんは、大当たりの鐘を鳴らします!


古蔵さん「こ、これがウワサの特賞だというのか。


     オレは、今すぐ使うぞ!

     ワンチャンス券をくれぃ・・・。」


ファルさん「・・・。


      えっと、特賞のワンチャンス券は、

      現在、豪華フラワーギフト100万円分に代わっています。


      ウィルハルト一世さん宛てにでも、送っておきましょうか?


      古蔵さんは、長い目で見たら、

      きっと勝てると思います。


      あちらのエスト王妃さんも大喜びでしょう。


      一世さんに、ディナーのワンチャンス?」


古蔵さん「オレに、そのチャンスをくれッ!」


ラウエルさん「私でよければ、ディナー付き合うよ。」


古蔵さん「えっ!?」


リンカさん「私も行きます!」


 古蔵さんは、クリスマスは一人ではなさそうです。


古蔵さん「みんな、ありがとう!


     オレ、ちょっとサンタさん代行、頑張ってみるよ。」


ファルさん「良かったですね、古蔵さん。」



古蔵さん「うん!」



 次の日になりました。


 クリスマスイブということで、

 街中は、LEDのイルミネーションとジングルベル、

 季節のラブソングが流れています。


 エリスねーさんの家では、

 お泊り会の女子のみなさんのパジャマが、

 洗濯乾燥機の柔らか仕上げで洗われています。


 あったか羽毛羽根布団の中に、

 お出かけしていたハズのセリスさんも寝ていました。


 ワープして来るほどの、寝心地なのです。


 ツヤツヤになったセリスさんは、再び任地に戻って行きました。

 ついでに、サンタコスと、

 レイカさん用の、学園のブレザーを持って来てくれました。


 気分で、楽しんでくださいとの事です。


レミーアさん「レイカさん、サンタガールやりませんか?


       今なら、町に出てもそこそこ違和感ないっす。

       きっと可愛いと思うっす。」


レイカさん「・・・勇気が試されているのですね。


      個人的には、エリスさんに着ていただいた方が、

      嬉しかったりします。」


 その意見は、女子のみなさん同意のようです。


 エリスねーさんは、ジャージにエプロン姿で、

 台所で調理しています。


 ユッキーさんが、サンタガールの格好で帰って来ました。


ユッキーさん「こんにちはー!」


 奥州でのクリスマスプレゼントの準備の為に、

 帰国していたようです。


 ユッキーさんの領地はかなり広大なので、

 当日も大忙しです。


レイカさん「偉いですね、ゆきはなさん。


      私もそういう事をした方がいいとは思うのですが、

      住まい探しを口実に、

      お泊り会を楽しんでいます。」


ユッキーさん「レイカさんのとこも配っておきますですー。

       お花の仕入れや、配達でよく関東は行ってますので。


       それより、レイカさんや、ファルさんは、

       アリス会長さんのクリスマス会に招待されているのではありませんか?


       ファルさんは、かなり真剣な表情で、招待状とにらめっこしてたです。」


レイカさん「お、お屋敷の方に届いているんだわ!?」


 さりげなく試練がやって来ました。


 レイカさんは、アリス会長さんとはお友達さんですが、

 エリスねーさんとクリスマス会をしたい気持ちです。


 会長さんの呼ぶゲストは、

 覇王クラスの大物ばかりが集結する、

 緊張感たっぷりの、

 ちょっとした試練なので、


 ゆるく、甘く、まったりとして、

 とても居心地の良い、エリスねーさんの所とは、

 全く違う、忍耐力試されるそんなクリスマス会です。


 反省会寄りのクリスマス会も、

 この甘い現実を知らなければ、迷うことなく行けたのですが、

 知ってしまったので、うっかり欠席の言い訳を考えてしまいます。


エリスねーさん「ほい、ユッキーさん、からあげ出来たよ。」


ユッキーさん「いただきますー。 おぉ・・・美味しいですっ!」


 味見で、他の女子さん達も頂いています。

 レイカさんも、頂いていますが、

 この味がたまらなくいいんです。


 エリスねーさんの笑顔が、最高の調味料だと思います。


 エリスねーさんは、出来る人なのですが、

 見た目より、自信がない人なので、

 本番のクリスマス会に向けて、試食してもらっています。


 ノルンさんや、エストさんたちも一緒にやりたいので、

 会場は、ドラゴン魚市場のキッチン辺りになりそうです。


 レオクスさんや、ためぞうも来るので、

 寿司の得意なノルンさんを含め、

 調理人には事欠かないのですが、


 調理バトルとかに発展したら困るので、

 エリスねーさんは、真面目にがんばっています。


エリスねーさん「うん、勝負にならない事を願ってるけど、

        なったら、勝ちに行こうと思います。


        でも、二次会の亀吉さんちのゲーセンの2Fの、

        カラオケルームでは、当然カラオケバトルなので、


        そっちで、熱い戦いを出来たらと思います。」


 レイカさんは、素直にエリスねーさんに相談する事にしました。


エリスねーさん「ああ、会長さんから、誘い来てるの?

        場所とか決まってる?」


レイカさん「いえ、あの方は、いつでも会場設置出来る人なので。


      参加人数に合わせて、当日設置するのではと思います。」


エリスねーさん「だったら、ノルン姐さんに頼んで、

        アリス会長さん、呼んでもらおうよ。


        会長さんは、ノルン姐さんラブの人だから、

        そっちの方が、幸せなんじゃないの。」


 問題が解決しました。


 レイカさんは、エリスねーさんは頼りになると尊敬しました。

 本当の、お姉さんだったらいいなとも思いました。


 その時です、

 アリス会長さんの澄んだ声が、

 レイカさんに聞こえます。


アリス会長さん < 「ごきげんよう。

           つい聞こえてしまった感じなので、お気になさらず。


           ノルンさんとクリスマスを過ごせるなんて、

           個人的に、とても嬉しく思います。


           という事で、お願いします。


           私は、弟のシオンたちともクリスマスを過ごす約束をしていますが、

           ためぞうさんのピンチを招かない為に、


           きらきら王子系男子の持ち込みに一定の制限をかけています。


           なので、あちらと、そちらの二元中継のような感じで、

           参加しようと思います。」


> 宰相のレイカさん「どうも、お気遣いに感謝です。」


アリス会長さん < 「エリスお姉さんいいですよね。


           ジャスティスためぞうさんと結ばれれば、

           貴女のお姉さんになってくれるので、

           いろんな誘惑と戦ってみて下さい。


           では、ごきげんよう。」


> 宰相のレイカさん「ご、ごきげんようです。」


 この効果は、お花屋さんのファルさんにも及んでいるので、

 ファルさんも、こちらのクリスマス会に参加ということになります。


ファルさん「よっしゃー!」


 ファルさんの心の声が、商店街に響きます。


 福引きのガラガラの大当たり確率が、また上がりました!


 今日のお泊り会のパジャマは、

 みなさん、同じ香りの柔軟剤を使っていますので、


 布団の中もその香りに包まれる予定です。


サフィリアさん「楽しみです!


        このイベントはなかなか遭遇できないので、

        それが連日というのは、とっても嬉しいです。」


レミーアさん「まったくです!


       鈴木さんほどの勇気があれば・・・。」


鈴木さん「ですから、


     あれは、セリスさんがいたずらしてるんですw」


佐藤さん「私は、はっきり言えます。


     いたずらしたいと。」


レイカさん「鈴木さんも、佐藤さんも、強くなっているのですね・・・。


      私も、負けないようにしないと!」


 今日はユッキーさんもいるので、

 おさわりエリアが、少し減ります。


 ユッキーさんは、エリスねーさんを抱き枕代わりに寝ています。


 その頃、古蔵さんは、

 バイトを頑張って貯めた貯金で、

 レストランを予約しています。


古蔵さん「ネコのマスクの古蔵です。


     エリスねーさんが紹介してくれた、

     オシャレなレストランに、ディナーの予約をして来ました。


     一世さんが、例え今も勝っていようと、

     自分が勝っていれば、全然気になりません。


     ファルさんとこの、ラウエルさんは、

     とても綺麗で、気さくな感じの方なので、

     まさか、ご一緒出来るとは思っていませんでしたが、


     それだけに、貯めてたスナック代を一気に使ってもいい感じです。


     リンカさんは、座ってても見えないと思うので、

     来てくれるだけでも感謝です。


     ラウエルさん、一本に絞っています。」


 古蔵さんは、

 金髪でおさげが可愛い、スタイル抜群の天使なラウエルさんは、

 凄くいいと思っています。


 お父さんのラウ会長さんに、エルさんを下さいと言ってもいいくらい、

 浮かれています。


 そんな、浮かれた古蔵さんを、

 面白い事が好きな、ためぞうの上司、

 セリカさんは、見逃しませんでした。


セリカさん「良かったね、古蔵さん。

      私も、適度に楽しんでいます。」


 セリカさんは、リンカさんに一足早いクリスマスプレゼントを送っています。


 全ての力の5%しか出せていないリンカさんに、

 一日だけ、100%を出せるウエハースを送りました。



   効能 本来の姿っぽいのが取り戻せる。


      夢のある話なので、有効期限は約一日。


      マイオストの部屋にあったけど、

      賞味期限が12・25日までなので、たぶん大丈夫。


      きっと、レジェンド的な

      レアなカードが入っていたであろう、

      そのウエハースのお菓子です。



 リンカさんは、自分の屋敷に戻って、もぐもぐ食べてきました。


 すると、マジカルな感じで、

 プリンセスしていきます。


 髪の色は、黒髪のままですが、

 カラリングの種類はほぼ無限です。


 オリジナルのルフィアさんさえ、到達していたかどうかも分からない、

 100%状態のリンカさんになりました。


 スレンダーで、メリハリの効いたナイスバディになっています。

 身長もかなり高く、

 ヒールを履けば170cmくらいは行きます。


 均整の取れた美しいバストに、スラッと伸びる美脚。


 美少女レベルが、ほぼ最高値に達しています。


リンカさん「これが、未来のワタシ・・・。


      自信が溢れてくるようです。」


 将来に希望が持てました。

 リンカさんは、今のちっちゃめのサイズを維持したままでも、

 この状態に達する事ができます。


 リンカさんの願望が、そのまま鏡に映し出されたという感じに、

 今はなっています。


 セバリオスさんや、ファルさん、レイカさんといった、

 超越した戦士には、


 黒髪のルフィアの出現が探知出来ます。


セバリオスさん「そんなに強いの!?


        100%凄いね!」


ファルさん「・・・つよっ!」


レイカさん「試練多いですね・・・、


      なんて強さなのでしょう。」


 戦ってはいけない相手だと、戦士たちの勘は告げます。

 いままでのちっちゃいリンカさんが、

 とっても可愛らしく思えました。


 リンカさんは、古蔵さんのいるレストランの前に、

 サンタコスで現れました。


リンカさん「こんにちはー、古蔵さん。」


 絶世の、美少女サンタガールの登場に、

 周囲の視線が集まります。


古蔵さん「ル、ルフィア!?」


リンカさん「リンカですよ。

      クリスマスバージョンですが。」


 端から見たら、ネコのマスクの古蔵さんは、

 大勝しています。


 勇気のいるサンタコスですが、

 ここまで似合えば、天晴れです!


通りかかった観客A氏「これが、

           リンカさんの隠された力だというのでござるかぁ!!」


同じく通りかかったB氏「これは、マイメモリーに保存なんだな!

            いい夢見れそうでありますよっ。」


期待していた観客J氏「オレは、リンカさんには、

           初めから期待してたからなッ!


           ちょっと、写真一緒にいいかな?」


 リンカさんは、三人とは仲良しさんなので、

 それぞれと写真を撮りました。


通りかかった三人「ハッピー、メリークリスマス!」


 みんないい顔して、ゲーセンに向かって行きました。


 ラウエルさんが、やって来ました。


ラウエルさん「リンカさん、成長したあるね。


       とっても、可愛いよ。」


 ラウエルさんは、全く動じていません。

 リンカさんの修行を手伝っていた方なので、

 結果が出て、良かったねといった感じです。


古蔵さん「いい結果出すぎだよ!」


 ラウエルさんも、サンタガールです。

 中華まんの売り上げには、この格好もいいと思っていました。


 希望があれば、チャイナドレスも着てくれます。


 勝ちに、勝ちを続ける古蔵さんは、

 最近、勝ったことがあまりなかったので、

 慌てています。


古蔵さん「・・・なんか、

     リンカさんも、すんごい良く見えてきた。」


 古蔵さんは、オート惚れ吹き矢を吹く余裕もないくらい緊張しています。


 古蔵さんは、助けを求めている!


古蔵さん「確かに、ハーレムエンド目指してますが、


     いきなり二人も美少女さん来ちゃうと、

     どうすればいいかわかりません。


     オレの運気が、激しく消費されまくっている気がするのは、

     思い過ごしだろうか。


     いや、確実に何かは減っているぞ!


     誰か、助けてw」


 セバリオスさんが、通りかかりました。


セバリオスさん「事情は、大体分かったよ。

        普通に、食事すればいいんじゃない?


        たぶん、余計な事考えると、

        とんでもない試練が来ると思うよ。


        シーズンイベントとして、

        想い出アルバム増やす感覚でいいんじゃない。」


 セバリオスさんは、だいたい、いつも落ち着いてます。

 およそ100%状態のリンカさんが、気になったので、

 やって来ました。


 古蔵さんは、

 セバリオスさんのアドバイスに、うんうんと頷いています。


 セバリオスさんが現れた事で、周囲は平静を取り戻します。


 神な感じのセバリオスさんなら、

 天使なギャルがいたとしても、違和感がないのです。


 むしろ、靴下の中にプレゼントを入れてくれるんじゃないかな、とか、

 なごみ的な、期待さえ出来ちゃいます。


セバリオスさん「プレゼント?


        うん、配達する予定。

        サンタさんの助けになればと思うよ。」


 周囲に笑顔の花が咲いていきます。


 期待を裏切らない、セバリオスさんは、やっぱ神っぽいと、

 みなさんにこやかです。


 隠れて見ていたセリカさんも、

 プレゼント目的で姿を現します。


セリカさん「よろしく、お願いします!」


リンカさん「よろしくおねがいします!」


ラウエルさん「よ、よろしくあるよ!」


 古蔵さんの危機は去りましたが、

 勝ちを全部、持って行かれた感じではあります。


セバリオスさん「あ、古蔵君、


        よかったら、このギフト券あげるよ。

        足しにしてもらえば。」


 古蔵さんは、先にクリスマスプレゼントを受け取った気分です。


 セバリオスさんは、やっぱり神っぽい方です。

 ギフト券は、3万円分でした。


古蔵さん「た、助かるッス!」


セバリオスさん「私は、エリスの作っている

        からあげとかが目当てなので、


        お互い、いい想い出になるといいね。」


ラウエルさん「いつも、中華まん買ってくれてありがとある。」


セバリオスさん「うん、美味しいからね!


        リンカさんも、いっぱい食べて、

        早く本来の力を取り戻せるといいね。」


リンカさん「はい、素敵な目標が出来たと思います!」


 古蔵さんも、本国でのプレゼント配りを頑張ろうと思いました。


 リンカさんは、今のサイズの服を持っていないので、

 ラウエルさんに相談して、デパートに行く事にしました。


 セバリオスさんは、エリスねーさんの家に行きます。


エリスねーさん「よう、どうしたの?」


セバリオスさん「からあげのいい香りに誘われてね。


        ゲームセンターに、ゲームとか、

        カラオケとか歌いに行くんじゃないかと、

        ついでに車も手配した。」


 エリスねーさんの家の前に、

 運転手さん付きのリムジンがとまっています。


レミーアさん「すごい車だー、お姫さま気分ですね。」


セバリオスさん「こんにちは、レミーアさん。


        車には、セリスも乗っているので、

        パックでからあげ貰えると嬉しいんだが。」


エリスねーさん「おう、ちょっとまってね。


        揚げたてじゃないのもあるけど、いいだろ?」


セバリオスさん「移動中に食べるから、それでもありがたいよ。


        こっちと本国の移動の時期だから、

        車内で頂けるのは、私も、セリスも助かるよ。


        まずは、少し遊びに行こう。

        息抜きも大切だからね。」


 ためぞうも、ちょうど道の駅から帰って来ました。

 エストさんも一緒です。


ためぞう「こんにちはー。」


エストさん「こんにちはー。」


 エリスねーさんがお出かけの準備を始めたので、

 みなさんも、セバリオスさんの車に乗る準備です。


レイカさん「よろしくおねがいします。」


セバリオスさん「ああ、宰相殿。

        護衛は私にお任せ下さい。


        これからも、よろしくお願いします。」


レイカさん「レイカでお願いしますー。」


 白のスーツのセバリオスさんが、

 レイカさんに手を差し伸べて、

 車内へとエスコートします。


 まるで、お姫さま気分です。


セバリオスさん「では、こちらへ。」


レイカさん「あ、ありがとうございます・・・。」


鈴木さん「私も、やって欲しい!」


佐藤さん「わ、私もw」


 リクエストには、笑顔で答えてくれるセバリオスさんです。


 こうして、みなさんでカラオケに行きました。

 お泊り会は、継続中です。


 ためぞうが、連絡を入れたので、

 ハインさんと、ローゼさんもやって来ました。


ハインさん「おう、セバリオスいるのか!?


      まあ、呼んでくれてありがとな。」


ローゼさん「おじゃましますー。」



エリスねーさん「では、またですー。 ^-^」

ためぞうの冒険 II - 番外編 12.21 -

2014年12月21日 15時50分41秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 II - 番外編 12.21 -



 関東、北条家から、

 レイカさんがこの町、

 長崎ドラゴンタウンに引っ越して来ました。


 サンタさんが、大忙しのシーズンです。


 北条家は、お隣の本田家(徳川家)と仲良しさんなので、

 本田家の姫である、リンカさんとはお友達です。


 ためぞうの山本家(武田家)と同盟関係だったりもします。


 アリス会長さんは、

 その本田家の屋敷の隣に、

 大きな屋敷を用意していたのですが、


 リンカさんですら、滅多に屋敷に帰っていないという話を聞いて、

 ちょっと迷ってしまいました。


 立派な本田家のお屋敷の前に、リンカさんとレイカさんがいます。


リンカさん「こんにちは、レイカさん。」


レイカさん「これからお世話になります、リンカさん。


      今はその、ルフィアさんではないのですね。」


リンカさん「?」


レイカさん「あ、いえ、それにしても成長なさりましたね。」


リンカさん「やっぱり、わかっちゃいますか!?


      さすが、レイカさんは見る目が違う。」


 さりげない、うっすらとした変化で、ほとんどの方が気が付いていない、

 リンカさんの成長を、レイカさんは褒めてみました。


 事前に受け取った資料で、その事を知っていたわけですが、

 どう変わったか、具体的に聞かれたら、困るレイカさんです。


 そのレイカさんは、艶めく長い黒髪の大和撫子で、

 令嬢としての気品を兼ね備えながら、

 気取ったところがまるでない感じの、

 とても綺麗なお嬢さんです。


 髪の色は気分で変えられますが、今回は黒髪という事になっています。

 無限の色彩を持つレイカさんですが、

 なんとなく、普通に女の子として生活したいという願望があります。


 そこで、お屋敷についてリンカさんに質問していたところです。


リンカさん「うんとですね、

      マンガ読んだり、ゲームとかいろいろやるのは、

      お屋敷は十分すぎる快適さなのですが、


      当然、本国同様に、姫扱いされてしまうので、

      自由度は低いですよ。


      快適で、何でもしてもらえるのですが、

      ワイルドな方向の女子力が上がりません。


      お料理とか、女の子友達と遊んだりですね。」


レイカさん「・・・なるほど、


      ようは、青春が縁遠いものになってしまい、

      さらには、ワナ避け術も磨かれないと。」


リンカさん「そっす。

      こんなフランクな感じでもお話できません。


      深窓のご令嬢的な、隠れヒロインをご希望でしたら、

      お屋敷はベストな選択肢だとは思いますが、


      今年は勝った気で年を越せそうな私が言うのもなんなのですが、


      この素晴らしい成長は、

      お屋敷にいたら、なかったと思います。


      ハイブリッドに、屋敷と、

      居候をこなすのも悪くないと、


      ローゼ姫様のもとで学びました。」


 リンカさんは、クリスマス用のリースを取り出しました。


 そのローゼさんが作ったもので、

 素晴らしい出来栄えで、ちょっとだけ控え目に飾れるという、

 ツリーとのコラボを意識した仕上がりです。


レイカさん「これ、もらっちゃっていいんですか?」


リンカさん「せっかくお屋敷があるので、飾られた方がいいと思います。


      家臣の方もお見えでしょうし、

      みんなで、クリスマス気分ですよ。


      追加注文は、300円で何個でも承ります。」


レイカさん「これだけの見事な細工で300円!?


      大変、リーズナブルだと思います。」


リンカさん「ローゼ姫様は、リースとか門松の製作で、

      けっこう忙しいみたいです。


      出来が見事なわりに、お値段控え目なので、

      マンションのお部屋は、ダンボールでいっぱいです。


      私が、ご厄介になってるのが、その姫様のマンションになります。」


 ローゼさんは、なかなかの数の物件を所有しています。

 父である、ヒゲのバルマード王がかなりの資産家なので、

 その管理を任されています。


 その中には、ファルさんの住んでいるアパートもあります。

 最近、リフォームして、

 前の雰囲気の良さを残しながら、綺麗になりました。


 ファルさんは、お風呂が大好きなので、

 アパートの3号室を

 大型のユニットバスが設置できるように、

 部屋を拡張してもらっています。


 肩までゆったり疲れる湯船ですが、

 おかげで、1号室のエリナ先生が銭湯代わりに使うこともあります。


レイカさん「いいですねー、アパート暮らし。


      学園の寮もいい気がするのですが、

      より間近に町を感じるには、

      そういう暮らしも有りだと思います。」


リンカさん「そのアパートは、今後の展開用(ためぞうさん、就職活動編。)

      あたりに、利用されるアパートらしいので、


      4号室から~10号室まで、空いています。(コネなしでの入室が不可らしいです。)


      セキュリティに、とある覇皇帝さんのルシファーナインという、

      船っぽいものが使われているらしくて、


      この銀河で、一番安全だそうです。


      時々、1号室のエリナ先生(19)を見てる人が、

      その人だという事らしいです。


      温かい目で、見守ってあげて、

      決して、戦ってはいけませんと、ローゼ姫様から言われています。


      倒すと、世界の半分が守れなくなるそうです。

      鬼強いらしいですけど。」


 お嬢様として暮らしてきたレイカさんにとって、

 新生活という言葉が当てはまりそうな、

 アパート暮らしは、何だか魅力的です。


リンカさん「他にも、おすすめ物件がありまして、

      エリスさんの家とか、いいですよ。


      ためぞうさんと、エリスさんと、伊達家のゆきはなさんと、

      学園の事務員のセリスさんが、


      にぎやかに暮らしています。


      お泊り会に潜り込んで、そのまま転がり込む作戦で、

      住めます。


      ちょっとだけ、テクが入りますが、

      エリスさんは、なかなか女子に人気のモチモチで、フワフワな感じです。


      添い寝が癖になってる人も、多数います。


      自分に自信が付くくらい成長出来たら、

      私も、チャレンジしようかな。」


レイカさん「・・・偏った方向に走ってしまいそうですわ、ね。


      ノーマルな感じでお願いします。」


 リンカさんの知識も、微妙に偏っているので、

 流されると、変な方向に行きかねません。


 でも、乳製品で女子力があがりそうなのは、

 レイカさんも、納得です。


 リンカさんから、生クリームたっぷりのシュークリームを頂きました。


レイカさん「うわぁ、美味しい・・・。」


リンカさん「ためぞうさんが、

      レオクスさんと一緒に作ってるシュークリームです。


      乳製品の知識は、牛乳配りをマスターしつつある、

      ためぞうさんに聞くのがいいです。

      酪農家さんまで、丁寧に紹介してくれます。


      ケーキ用の、ホイップとかも、いいの持ってますよ。


      年越しそばに情熱を注いでいるらしいのですが、

      おせちとか、ケーキとか、

      月見うどんとか、


      いろいろ頑張ってるみたいです。」


 リンカさんは、最近通販で手に入れたコートを着て、

 レイカさんに、町を案内する事にしました。


 商店街とは反対方向にある、ドラゴン魚市場に向かいます。

 海の近くは、じゃがいも畑が多いので、

 じゃがバターもいいなぁとか思いながら、


 リンカさんたちは、ドラゴン魚市場に着きました。

 魚市場には、事務の鈴木さんと佐藤さんがいます。


鈴木さん「レイカさん、こんにちはー。」


佐藤さん「どもですー。」


レイカさん「こんにちは、ハルカさん、ミカさん。」


リンカさん「えっ!? そんな名前だったんですか。

      ・・・お知り合いでしたか。」


 リンカさんは、鈴木さんと佐藤さんに、

 事情を説明します。


鈴木さん「エリスさんの家に住むんですか!?」


佐藤さん「いいなぁ・・・。」


レイカさん「・・・そんなに、いいんですね。」


 お泊り会用のパジャマまで持っている、

 鈴木さんと、佐藤さんです。


レイカさん「お二人は、何処に住んでらっしゃるのですか?」


鈴木さん「魚市場の事務所が、泊まれるところがあってですね。

     銭湯も近いですし、

     そこに泊まったり、


     ドラゴン港に停泊している、ネコ船長の、

     エクスカリバーセブン丸にも、

     なかなか素敵な個室があります。」


佐藤さん「あるいは、エリスさんの家ですね。

     そこが一番なのですが、セリスさんほどの勇気がなくってw

     なかなかチャンスをゲット出来ません。


     あと、船の中は、

     見た目と違って、相当広いので、

     リゾートホテル並みに快適です。」


リンカさん「そーなんだ。」


レイカさん「び、微妙に参考になりました。」


 レイカさんは、相当な美人さんなので、

 立っているだけで華があります。


 漁港で、網やコンテナの片付けとかをしていたあんちゃん達が、

 集まって来ました。


 ノルンさんの舎弟の方たちばかりなので、

 いい人たちです。


あんちゃんA「また、可愛い子が来たね。


       クリスマスは多分縁がないけど、可愛い子が増えるって、

       心が温まるよね。」


あんちゃんB「ノルン姐さんの、人脈、ハンパねえなあ。

       凄い美人さんじゃねーか。


       鈴木さんも、佐藤さんも、リンカちゃんも可愛いから、

       職場は、盛り上がるよね。」


 ノルンさんの人脈は、= アリス会長さんの人脈なので、

 かなり、幅が広いです。


 アリス会長さんに、慕われているノルンさんが婚期を逃し続けているのも、

 会長さんのお気に入りだからでしょう。


ノルンさん「そーだったのか!?」


 ノルンさんが、魚市場に戻って来ました。


 ノルンさんは、紅鮭やサーモンの流通で、年末は多忙です。

 主に、日本とノルウェーで商売をしています。


 北欧系の美人さんで、最初に見たらドキっとするくらい美しいです。


レイカさん「・・・ええ、確かに、ドキドキします。


      綺麗な方ですね。」


ノルンさん「なんか、凄くいいこと言ってくれてる、


      この可愛い人、誰なの?」


 鈴木さんと、佐藤さんはノルンさんに事情をお話しました。


ノルンさん「おお、関東ってことは、

      江戸っ子なのか!?


      東京の塔とか、スカイタワーとか、

      あるとこだよね?」


レイカさん「たぶんあると思います・・・。


      勉強不足で、どうも。」


ノルンさん「それで、屋敷を出て見識を広げようなんて、

      見上げた度胸だよね。


      ローゼさんの、マンションかアパートに住むの?


      年若いけど、ローゼさんしっかり者だから、

      頼りのなると思うよ。


      ためぞうの話が、30話過ぎてもまだ続いてるのは、

      ローゼさんと、ファルさんのおかげみたいなものだし。


      ちょっと、ためぞうを呼ぼう。」


 ためぞうが、呼ばれました。


ためぞう「ども、ためぞうです。

     おお、これは綺麗な方がいらっしゃいますね。」


レイカさん「(・・・あの素敵な天そばを作ってくれた人。


       なんだか、優しそうな感じです。)


      初めまして、レイカといいます。」


 ためぞうが居たので、

 二人で歩いていたレミーアさんとサフィリアさんがやって来ました。


レミーアさん「ちわっす!」


サフィリアさん「こんにちは、

        おそば、食べに行くところでした。」


レイカさん(凄い、レベル高い子がどんどん集まってくるんだ。


      ・・・流石、カイザーためぞうさん。)


 レイカさんの好感度管理は、アリス会長さん自らが行っています。

 なので、絶対に変なウワサは立ちません。


 何処か遠くから、アリス会長さんの澄んだ声が、

 レイカさんに届きます。


アリス会長さん < 「親友だと信じています。


           思いっきり、はっちゃけて構いませんので。

           バンバン、想いを伝えて下さいな。


           どんなウワサも、なかった事にしてみせますので。」


> レイカさん「それが、ワナな気がします・・・。」


アリス会長さん < 「知力99+1は、飾りではないようですね。


           こちらも、楽しみが増すというものです。」


> レイカさん「普通に、暮らさせて下さいっ!」


 エリスねーさんが、やって来ました。


エリスねーさん「住むとこ探してるの?


        不動産屋さんに知り合いいるから、

        一緒に探してあげるよ。


        ノルン姐さん、サーモンのあぶりとかの握り食べたい。」


サフィリアさん「おお、お寿司ですか。」


レミーアさん「いいなあー。」


ノルンさん「よし、みんなの分、握るぞ。


      あんちゃんたちも手伝え。

      そして、みんなで食べよう。」


あんちゃんたち「はい、姐さん!」


ためぞう「オレも、手伝うよ。」


 慣れた手つきで、次々とお寿司が出来ていきます。

 ノルンさんは、酢メシも事前に作ってる人なので、

 すぐに握りが出来上がります。


 鈴木さんと佐藤さんは、

 役得で、しょっちゅう、ご馳走になっています。


鈴木さん「けっこういい仕事だと思っています。」


佐藤さん「おねだりで、お寿司が頂ける素敵な環境です。」


レイカさん「・・・いいですね、事務のお仕事。」


 魚市場には、まかないの食堂があるので、

 そこでノルンさんが、カウンター越しに握ってくれます。


 エリスねーさんは、トレイを持つのに慣れているので、

 一人で食べるときは、立ち食いも多いです。

 ウェイトレスさん並の、安定感です。


 今日は、みなさんと一緒の席で頂きました。


 リンカさんは、久しぶりにお寿司を食べたようで、

 どんどん食べています。


リンカさん「育ち盛りですから。」


エリスねーさん「レイカさんは、今日、何処か泊まっていくの?」


 お泊り会のフラグが立った事に、他の女子達は気付きます。

 でも、焦ってはダメです。


 最近は、ためぞうがワナを避ける為、

 誰がはまるか分かりません。


 レイカさんが、はまらないようには、願っています。


レイカさん「えー、一度、お屋敷に泊まってしまうと、

      家臣さんたちに、引きとめられたら、断りきれないので、


      学園の寮辺りになると思います。

      会長さんが、自由に使っていいとの事でしたので。」


 お泊り会のフラグが、消えそうです。


 佐藤さんは、レイカさんにささやきます。


佐藤さん(一度くらいは、あったか羽毛掛け布団の中で、

     ふわふわ、ほっこり、してみた方が良いかもですよ?


     実は、パジャマに予備があって、なかなか可愛いのです。


     ほら、メイさんのお姉さん的な、

     デパートの田中さんが選んでくれた、フリフリのパジャマですよ。)


レイカさん(ああ、そうなんですね。


      それは、期待出来そうです。)


エリスねーさん「何なら、ウチに泊まって行ってもいいよ。


        町の事とか、いろいろ話せると思うし。」


鈴木さん(お願い、レイカさん!)


レイカさん「では、お言葉に甘えて、一泊だけw」


 お泊り会のイベントが発生しました。


 サフィリアさんや、レミーアさんも、小さく挙手しています。


 リンカさんは、ぶらさがり修行や、中華まん修行があるので、

 今日は、ローゼさんのマンションですが、


 鈴木さんも、佐藤さんもお泊りのようです。


 しっかりみなさん、パジャマの準備は出来ているようです。


エリスねーさん「よし、それじゃ、


        帰りにゲーセンで、カラオケでも歌って、

        ちょっとした忘年会だな。


        あんちゃん達も、来るよな?」


あんちゃん達「エリスさんに、ついて行きます!」


 エリスねーさんは、オーナーの亀吉さんに連絡しました。

 そこで、バイトのリナさんも合流することになりました。


レイカさん「毛利家の姫君まで、こちらへ来ているのですね。


      勉強しなくてはいけませんわ・・・。」


リンカさん「そこまでは、私も一緒に行きたいですw」



 そんな感じで、一日が過ぎていきました。


エリスねーさん「では、またー。 ^-^」

第三十話 「再会。」

2014年12月20日 19時27分36秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 II 第三十話


   「再会。」


 雪の舞う季節になりましたね。


 寒い日は、ラジオ体操の会場は、

 近くの公民館になっています。


 エリスねーさんは、

 ラジオ体操の総合1位でもらえる記念品、

 「ヴィンテージ バイク」の為に、

 今日も、ジャージで一生懸命です。


エリスねーさん「だって、歴代レディライダーが使ってた、

        ヒーローバイクだよ。


        そのバイクを新規に一から組んでくれて、

        エンジンは新式に変わってるとなれば・・・。


        これはもう、ガレージに飾って、磨きまくるしかありません。」


 バイクのカスタムパーツの、高性能マフラーも景品にあります。

 手編みのマフラーより、バイクのマフラーです!


エリスねーさん「そ、そりゃ、手編みのあったかマフラーも欲しいよ。

        自分で編むしかないよね。


        女子高に通ってたときは、

        女の子からけっこうもらったけど、


        女の友情は大事なんですが、

        婚期を逃さない程度に、うまくやりたいです。


        デパートに行って、田中さんに選んでもらおうかな。」


 ラジオ体操の総合優勝は、

 来年の春に決まる予定です。


 クリスマスも近いというのに、

 シーズンイベントをすっかり忘れて、エリスねーさんはバイクにお熱です。


エリスねーさん「忘れてないからね!


        でもまあ、今期のクリスマスに、

        ハッピーラブリーモードは、無理があるので、

        こたつに、ケーキで満足です。


        バラエティ番組みながら、ケーキを食べて、盛り上がります。」


 エリスねーさんは、

 クリスマスは、ホームパーティ派の人なので、

 たぶん、そういう流れだと思います。


 婚期を意識するようになってからは、

 レオクスさんのような素敵な男性と、

 ディナーでもご一緒出来ればとか、乙女さんになっていますが、


 そっちの勇気は、1グラムもないでしょう。


エリスねーさん「はい、ありません!


        無理だよ、いきなりは・・・。」


 エリスねーさんは、

 サフィリアさん、レミーアさん、鈴木さん、佐藤さんたちに

 相当、慕われているので、

 ハッピーなフラグが立っても、

 きっと、妨害されるでしょう。


 最近、一緒に住み始めた、セリスさんが、

 真っ先に、妨害してきます。


セリスさん「はい、

      どこまでも、行き送れさせたいと思いまーす!」


 セリスさんがいるので、

 セバリオスさんは、安心して、出張出来ます。

 それでも、ラジオ体操には、

 ワープしてでも、やって来るセバリオスさんです。


セバリオスさん「エリスとの貴重な接点である、

        このイベントは、欠かせないからね。


        色気のないエリスに、

        恋愛的なイベントなど期待してはいませんが、


        知らない誰かが、エリスとクリスマスを共に過ごすなど、

        許せない事なので、全力で阻止してやろうかと。


        レオクス君なら、お食事まではOKだね。


        恋愛と友情の両立の難しさを、

        思い知るばかりです。」


レオクスさん「わ、私はいいんですか!?」


セバリオスさん「うん。


        その時は、私はサフィリアさんとディナーに行くよ。」


レオクスさん「ちょ、それは・・・。」


 名前が聞こえたサフィリアさんが、二人の方を見ています。

 自分の名前って、無意識に反応しちゃいますよね。


セバリオスさん「今日も、可愛いね、

        サフィリアさん。」


サフィリアさん「!? ・・・あ、ありがとうございます。」


レオクスさん「セバリオスさん、さすが・・・。」


 公民館のラジオ体操会場には、レミーアさんもいます。


レミーアさん「ワンチャンス券、使っちゃうぞー!!」


 レミーアさんは、自分の奇跡を使ってでも、

 セバリオスさんのディナーを、阻止するつもりです。

 (券くれたのは、セバリオスさんですが。)


 そういう言葉を、かけて欲しい年頃なんです。


ためぞう「レミーアさんも、可愛いって。」


 勘違いしそうな、ためぞうの一言に、

 レミーアさん(16)は、顔が真っ赤になってます。


レミーアさん「その言葉だけで、乗り越えられそうッス!」


ためぞう「オレもクリスマスって、縁遠いものだから、

     いい事あるといいね。


     最近、ノルンさんがオレの配置を、

     魚市場から、道の駅寄りに変えちゃったんだけど、


     良かったら、うどん・そば、食べに来てね。」


レミーアさん「むしろ、そっちで働きたいっす!」


サフィリアさん「私も、食べに行きたいです!」


ネコx3さん「行っちゃうのニャー!!」


 ネコさんの中に、ネコのマスクの古蔵さんも混ざっています。


 ネコ好きの条件さえ達成していれば、

 一緒に、わいわい騒げます。


エリスねーさん「うん、みんな、

        抜け駆けなしだぞー。


        焦らなければ、落ち着いてケーキが食べられる。

        シャンメリーだって、美味しいぞ!


        勝負は来年!

        先送りの術で、いいだろ?」


セバリオスさん「うむ、


        私は、どきどきゆけむり温泉イベント、


        どうしよう、混浴と間違えちゃった!? 的な、


        ラッキーイベントに期待しているので。


        (本音は、

         間違えてなんて、ないの・・・。)


        というのが、なお萌えます。」


レオクスさん「うはっ・・・、


       (でも、そのアピールは、きっと攻略されちゃいますね。)」


ためぞう「轟沈だな・・・。」


乙女さんたち(その勇気があれば、クリスマスイベント


       達成できますって!)


 こんな感じで、まったりと変わらない日常を送っています。



 長崎ドラゴン港には、

 カスタムカー用のガレージがあります。


 ノルンさんを筆頭に、最速伝説を目指す若者が多い、

 ドラゴン魚市場なので、

 みなさん、自分のカスタムカーを自慢げに、

 ガレージにしまっています。


 基本、サーキットでしか、カッ飛ばさないので、

 安全運転です。

 このルールを守れないと、


 ノルンさんから、ギャラクシーラリアットを食らいます。


 カスタムカーは、売却され、

 ミニカーになります。


 凄腕の職人さんが、

 超絶技巧で手のひらサイズを実現してくれる仕組みです。

 ニッポンの誇る模型技術で、

 完璧に再現されます。


 売却費は、ミニカー作成のコストに当てられます。

 コレクションでミニカーが欲しい人は、予約は半年待ちで受付けています。


 それなりに、お高いですが、人気があります。


 そのガレージに止めてあった、

 最新のスポーツカー、


 エクスGT エボリューションVIII(エイト)が、

 なくなっています。


エリスねーさん「おお、無くなってる!?」


 エリスねーさんは、車も大好きなので、

 羨望の眼差しで、エイトを眺めていました。


 助手席に乗ってみたいという、憧れもありまして、

 最速伝説を目指す者のサガのようなものでもあります。


 そのエクスGT エイトは、

 佐賀がばい空港にありました。


 関東の名門女学院から転校して来る、

 北条 レイカさんを迎えに行っています。


 もうすぐ冬休みなので、

 セントクラウス学園への入学は、その後になりますが、

 転入手続きなど、いろいろありますので、

 早めに、九州へやって来たという事になります。


 エクスGT エイトの運転席から、

 カッコイイ、長身の男性がおりました。


 190cmを余裕で超える、サングラスの金髪の貴公子さんです。

 黒のスーツの下は、鍛えられた筋肉が盛り上がっている感じです。


 プロサッカー選手や、プロ野球選手のような感じです。


 顔は、グラサンかけてても、相当な美形であるのが分かります。


 境界という、世界を守っている、

 ラインさんという方になります。


 絶対防御の騎士候さんで、一切のダメージを受けません。


 車は四人乗りで、後部座席には、

 デパートの田中さんの姪御さんの、


 悠久の世界を守っている、メイさんが乗っています。


 メイさんは、眠っていたのですが、

 アリス会長さんに、目覚ましで起こされて、

 ほやんとした感じで、乗っています。


 ちょっと、眠たそうなメイさんです。


 空港から、レイカさんがやって来ました。


 ちらほら雪が舞っているのですが、

 景色はとても綺麗で、海苔の名産地でもある有明海も見えます。


レイカさん「ライン・・・


      貴方が迎えに来てくれるとは。

      ・・・嬉しいですね。」


 レイカさんは、おっとりした感じの女性で、

 とても綺麗な人です。


 アリス会長さんから、特待生として、

 招かれています。


 その会長さんは、つじつま合わせに忙しくて、

 こちらへは見えてないのですが、


 最高の騎士である、ラインさんを迎えに出した事で、

 その意気込みは、十分、レイカさんに伝わっています。


 ラインさんは、レイカさんの危機を何度となく救ってきた、

 英雄的な方で、

 職務に一切の私情を挟まない、聡明な人です。

 性格は、やさしいです。


 なんとなく、セバリオスさんを騎士にしたような感じの人ですが、

 寡黙です。


ラインさん「お久しぶりです、我らが主。」


 メイさんは、すーぴー寝ています。


レイカさん「あ、会えて嬉しいです。


      伝えたい事も、たくさんあったので。」


ラインさん「私は、任地に戻らなければなりません。

      世界の境界を、無防備にしておくわけにはいきませんので。


      今は、絶対者殿が変わってくれていますが、

      絶対防御の能力者でなければ、

      あの地は、守りきれないでしょう。」


レイカさん「そ、そうですわね。


      ・・・出会えただけでも、喜びとしておきます。」


 そう言って、レイカさんは微笑みました。


 ラインさんは、車の助手席を開けて、

 彼女をエスコートします。


ラインさん「目的地である、学園までは1時間ほどかかります。


      その間でよろしければ、

      私に答えられる範囲での質問をして下さい。」


 ラインさんは、顔色一つ変えません。

 でも、レイカさんを見て、

 ホッとしたような感じが見て取れました。


 160億年ぶりの再会になります。


 レイカさんの知る、ラインさんもメイさんも、

 その時と、何一つ変わってはいないようです。


レイカさん「再会出来て、良かった。」


 こうして、一台の車が、

 長崎のセントクラウス学園へと向かいました。



 学園への道中、

 レイカさんは、ラインさんと

 積もる話しをしていました。


 レイカさんにとって、それはちょっとだけ早い、

 クリスマスプレゼントのような物だったかも知れません。


 楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいますね。


 後ろに乗ってるメイさんは、

 二人を気遣って、寝たふりです。


 長崎ドラゴンタウンに着くと、

 ちょっとしたサプライズがありました。


 時刻はお昼前ですが、空に星が出ています。

 綺麗な星空に、

 粉雪の舞う、セントクラウス学園です。


 この星は、見える人にしか見えません。

 感じる事の出来る人だけが見る事の出来る光景です。


 車を降りたラインさんは、

 その空を見上げてこう言いました。


ラインさん「私が任地に戻っても、お二人は安心なようですね。」


 その星たちは、

 ルシファー01、ルシファー09、

 フォーリナ、という、

 人の誇る最強要塞群です。


 さらに、2000隻にも及ぶエクサー級が集結して、

 星空を形成しています。


 星々のパレードが、レイカさんとメイさんを歓迎しています。


 天の川銀河のプラネタリウムを、

 雪空のキャンパスに描いています。


 その光景は、言葉に出来ないほどの美しさです。


レイカさん「綺麗ですね・・・、


      人は、永遠に美しく進化を遂げて行くものなのですね。」


 メイさんは、寝たふりです。


 チラ見で、見ていますが、

 ラインさんと、レイカさんに気を使っています。


 (『悠久のメイ』さんは、

  そのイメージが、

  あなた が設定する女の子(可憐な男の子でも可。)である為、

  今回は、その一つのイメージとして登場しています。


  ためぞうの冒険のその先にあるものは、

  この悠久のメイさんをデレさせて、

  トゥルーエンドを迎えつつも、


  宰相のレイカさん(予定では、東京出身で小田原にいます。)

  まで、デレさせて、

  ハーレムエンドを目指すその過程にあります。


  メイさんは、二つの命の器となる、

  ジュエル=オブ=ライフを持っているので、

  こちらに存在するメイさんと、さらに本体である方の

  悠久のメイさん(現在、封印されています。)を同時に攻略出来ます。


  いい加減な設定ですいませんが、

  メイさん達は、最終話近くにしか登場できない為、


  メイさんの場合、

  デパートの田中さんの姪のメイさん(二人とも、大阪出身予定です。)として、

  登場しています。)


 レイカさんとラインさんは、

 神々の宰相と、絶対防御の騎士という立場で、

 強い信頼関係を築いてきました。


 それを、愛のようなものと気付く時間はなかったようですが。


 それでも、振り返ると良い想い出しか、思い出せないという素敵な関係です。


 星々のイルミネーションが彩る、

 セントクラウス学園の校門の前に、

 アリス会長さんが、やって来ました。


アリス会長さん「ごきげんよう。


        端から見たら、恋人のようですね。」


ラインさん「えっ!? あ・・・。」


レイカさん「な、何を言ってらっしゃるのかしら、


      アリスさん。」


アリス会長さん「まあ、私のクリスマス会に来てもらうレイカさんに、

        そういうイベントは発生しないと思います。


        本当は、イケメンのラインさんにも、残っていただきたいのですが、

        大人の事情で、ある緑のエプロンのためぞうさんの、

        輝ける未来が、大きく失われてしまうということで、


        ご理解いただけると幸いです。


        ラインさんなら、ちょっと頑張れば、

        すぐにトゥルーエンドが来ますので、


        もうしばらく、生命の樹さんを守っていただければと、

        そう願う次第です。


        ですが、一方的な気もしますので、

        選択肢でもどうぞ。」



 ・ ラインさんに、選択肢でぇす!



   → レイカさんと、ハッピーメリークリスマス! アンド 入籍。


     いや、可憐なメイちゃんの方もいいかと。 ハッピークリスマス! + 入籍。


     え、この私がよろしいですって? はい、喜んで。


     むしろ、全員、ハッピーハーレムエンド! やったね。


     あえて、全女子攻略に挑戦! スケジュール管理は、お任せください。( ← アリサ副会長さん。)


     男の娘でも、華はあるよね! ゆるふわ愛され ガールズサイド、全攻略。(いけるでしょう。)


     世界の半分とか、ケチ言わず、全部欲しい。 ヒャッホウ!



レイカさん「・・・ドキドキ。」


メイさん「・・・ドキドキ。」


ラインさん「これ、選ばないとまずいですか?

      永遠(とわ)のアリスである、我が主よ。」


アリス会長さん「えー、選べないものばかりを7つほど出してみました。

        選べば、即エンディングも可能です。


        かの任地には、セバリオスさんを充てるとしましょう。


        エリスさんと、サフィリアさんも同行させます。」


セバリオスさん「お任せくだされ、会長殿!!


        このセバリオスに、天下をくれるのいうのですね。

        喜んで、神の座を守り抜きましょうぞ!」


 セバリオスさんは、神出鬼没です。

 さらに、実力も伴っています。


 安心で、境界の世界をリードしてくれそうです。


ラインさん「いえ、私に守らせてください!


      (攻めるのは、苦手なのです・・・。)」


アリス会長さん「いつでもいらして下さいね。


        レイカさんが望めば、いつでも住居はご用意いたしますので。

        幸せを胸に、がんばって下さいね。」


 アリス会長さんは、

 こっそりと、ラインさんに、

 攻略可能な、美少女リストを手渡します。(王子様も含む。)


ラインさん「か、考える時間が必要なようです。


      セバリオスさんがいるなら、この世界も安心です。

      あの星空のように煌く、

      無敵の星々を見て、安心しました。


      主、レイカ殿、

      メイ殿、


      これより、任地へと赴きます。」


アリス会長さん「望めばすぐに会えますから、


        レイカさんも、メイさんも、

        それでよろしいですか?


        追いたいのであれば、クリスマスも近いですし、

        止める理由はありません。


        対価は、その勇気となるでしょう。」


レイカさん「新生活、楽しみだなぁ!


      ラインさんまたね。」


メイさん「田中のお姉さんに、挨拶をしたいので。


     ラインさん、またです。」


ラインさん「行ってきます。」


 極秘資料を手に入れたラインさんは、

 ちょっとだけ、ワクワクしてるようにも見えなくもありません。


 更新されたデーターは、

 妹のアリサ副生徒会長さんから、入手できます。


 似たような資料は、

 レイカさんにも、メイさんにも手渡されます。


レイカさん「うおー、王子様おおい・・・。」


メイさん「ゆっくり、読ませてもらいます!」


アリス会長さん「ちょうど、ランチの時間ですね。


        その資料にある、カイザーためぞうさんと、

        レオクスさんのお店で、よかったら、ご一緒しませんか?」


レイカさん「行きます!」


メイさん「行きますー!」



アリス会長さん「では、またー。  ^-^」

ためぞうの冒険 II - 福引き編。 -

2014年12月18日 06時46分36秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
 長崎ドラゴンタウンの商店街では、

 年末恒例の福引きが行われています。


 町の名前の由来は、


 長崎は、お祭りなどに龍が登場したり、

 縁起が良いような感じで、

 ドラゴンさんが、けっこういらっしゃるので、


 『ドラゴンタウン』になっています。


 縁起はとても大事な時期です。


 願いだって叶えてくれそうです。


 今年の運気の総決算、とまではいきませんが、


 神頼みだって、いいんです!


 残りの運気は、クリスマス(プレゼントをもらいたい方向で、)や、


 ちょっと、年越しのお年玉に取っておいてもいい気もします。


 当たりが引けなくても、

 ラッキー使ってないだけって、


 ポジティブに行ってみましょうと、

 お花屋さんのファルベリアさんです。


ファルさん「む、無茶振りですね・・・。


      ええ、福引きのガラガラは、

      何故か、設定を甘くしてあります。


      商店街の倉庫の方に、景品の在庫を運んでもらったので、


      予備もバッチリです。」


 ファルさんは、商店街のハッピを来て、

 景品の並べられたコーナーの横で、

 ガラガラの受付をやっています。


 ちらほらと雪の舞う、

 長崎ドラゴンタウン、商店街。


 クリスマスも近付いてきましたね。

 ジングルベルの音楽も時々聞こえます。


 クリームシチューや、

 ラーメン、うどん、そばが美味しそうな季節です。


 鍋は、もっとも輝く季節なのかも知れません。


 景品の敢闘賞に、『鍋焼きセット』が追加されました。


 わりといい出来の鍋と、コンロも付いてるので、

 何度も楽しめます。


 いい勝負を見せてくれた福引き師たちに送られる、

 素敵な記念品です。


 具材は、長崎ドラゴン港の新鮮おさかなさんで、と、

 ちょっとコラボしています。


 そこら辺から、景品が出ているので、

 おさかなさんの販売が好調だったら、

 来年も、敢闘賞は期待できそうです。


 大人の事情で、今年だけになるかも知れませんが。


 鍋は、海鮮! でもお肉もいい!


 というニーズにお答えして、

 お肉屋さんもすき焼きセットなど、

 お得な価格で販売しています。


 いろんな期待も込めているので、

 八百屋さんとかも、応援してます。


 敢闘賞、けっこう当たります。

 数が多いです。


 これが、ファルさんが福引きを盛り上げた力です。


 当たり本数が大きく増えて、

 追加景品も、いろいろあります。


 金星とかの賞もあります。


 強い横綱を倒すともらえちゃったりするような、

 エライ! といった感じの賞です。


 こちらは、名も無き閣下、ローゼさんの協力によって増えた賞です。


 金色の玉が出てきて、非常に一等と間違いそうな、

 まぎらわしい当たりですが、


 その玉は、純金で出来ていて、なんともらえます。


 景品もなかなかのグレードで、

 金星の景品は、


 『4K放送対応 12番組同時録画(容量 150TB 録画時間 120日)

  55型、直下型LEDバックライトの、

  グラスレス(視野角180度を実現。)で、

  3Dエンタテイメントも楽しめる

  カスタムモデルの、

  スーパーテレビ。』です。


 市販されていません。


 ローゼさんが、工場見学に行って作って来ました。


 一等より豪華な感じになってしまったので、

 金星を狙うのもありです。



 景品には、いくつか当てた方の名前が張ってあって、

 事務の鈴木さんは、液晶テレビ。

 佐藤さんは、エリスねーさんと同じモデルのこたつを当てています。


ファルさん「笑顔が素敵で、


      受付している私も、つい嬉しくなっちゃいますね。


      たくさん当ててくださいね。


      現在 当たり設定は 設定1~6の、

      7になっています。


      チャンスですね。」


 ためぞうがやってきました。


ためぞう「お花屋さんのバイトに来たっす。

     こんにちは、ファルさん。」


 ためぞうは、緑のエプロンをしています。

 道の駅でも同じ格好で、屋台を出して、

 うどんとそばを販売しています。


 まめに洗っているので、とても清潔なエプロンです。

 ミネラルウォーターの源泉近くの湧き水で、

 洗濯板で丁寧に洗っています。


 ちかくに温泉も湧いているので、

 そこそこ温かいです。


 山のタヌキの知恵をマスターしつつある、ためぞうです。


 冒険に出させてもらえなくなっていますが、

 世渡り上手という、経験値を積んでいます。


 ファルさんに、揚げたてのかりんとうを渡しました。


ファルさん「あ、ありがとうございます・・・。


      (この、さりげない感じが、いいんです。)」


ためぞう「バリバリ働きます!」


 やる気に満ちたためぞうに、

 そのエナジーを福引きにぶつけてみませんか? と、

 ファルさんは、言いました。


ファルさん「チャンスですよ、ぜひ、掴んで下さいね。」


ためぞう「あ、はいっす。


     では、やってみます!」


 ためぞうは、福引き券を51枚も貯めていました。


ファルさん「すごっ!」


 ガラガラーっと、音を立てて、

 抽選の歯車は、回ります。



 張るカイロ x 50・・・。



ファルさん「えぇーーー!?


      おかしいでしょ!!」


ためぞう「いや、実用的なのがいいですよ、カイロ。


     助かりますよ。」


 ためぞうは、動じていません。

 何かに勝っている雰囲気すらあります。


 うどんとそばの売れ行きが好調なので、気にならないのでしょう。


 ためぞうは、ゆとりだけはしっかりあり余っています。


 スキル 「ワナ、ほとんど回避」のなせるワザです。


ファルさん「50連続は、ありえないですよ、


      おかし300円分も出ないなんて。

      何者かの意図を感じずにはいられません。」


ためぞう「まだ、1枚ありますし、


     この時期、商店街で買い物することも多いですから、

     スーパーの特売と併用しながら、


     福引き券も貯まっていくっす。」


 ファルさんは、

 ためぞうが、大きく見えてしまいます。


 まったく動じていないのが、何処かカッコイイです。


 最速タヌキ伝説で、

 かつて、天下を獲った偉大なるタヌキさんも、

 そんな感じの、忍耐力120%の方だったそうです。


 ファルさんは、お星様にお願いしました。


 まだ、昼間なので、

 ほとんど見えないのですが、


 もうすでに過去と化している、

 マイオストの星の

 その隣に見える、


 軌道 ネコジャラクシーの方向を見上げています。


ファルさん < 「えー、


         当たらなすぎな気がします。

         悪さしてませんか?


         いたずらが過ぎるようでしたら、

         ワタクシの討伐リストに、


         あなた達を、

         書き込んであげてもよろしいですが。」


 軌道ステーション 「ネコジャラクシー05」より、

 返信のメールが届きます。


 『全力で、支援する。


  お仕置きは、イヤですニャ。』


 ためぞうの大当たり確率が、

 上がりました。


 重さの違う、金色の玉のせいで、

 不規則に回転している、

 当たりの玉を、


 高速処理で、トレースして、

 ガラガラのタイミングに、


 当たりランプが付くようになりました。


 専用のバイザーを使うことで、

 そのシグナルを探知出来ます。


ファルさん「ためぞうさん、


      お父さんのヤマモトさんのサングラスを付けて、

      挑戦してみて下さい。


      ピキン! と来たら、

      ガラガラ、止めてくださいね。」


ためぞう「あ、あれ、


     持ってないですよ。


     友達の山田さんが持ってます。」


ファルさん「え!?


      そーなんですか。」


 ファルさんは、眼鏡っ子さんです。

 その眼鏡も、シグナルを探知出来ます。



 ファルさんに、選択肢です。


 ・ ためぞうの為に、

   その人肌のぬくもりのある、

   ふちなし眼鏡を、貸してあげませんか?


   (ためぞうもかけた眼鏡として、

    ファルさんは、意識できるでしょう。


    よい、クリスマスを!)



ファルさん「よ、余計な勘ぐりを入れないでっ!」



   → 使ってもらって、その眼鏡と一緒にお風呂に入る。(アロマローズの香り)


     ついでに、寝起きも共にする。(いい夢見ろよォ! 的な感じで。)


     ついでに、ためぞうも頂いてみる。(おめでとうございます!)



ファルさん「え、選べるワケないでしょ!!


      ぜぇぜぇ・・・、

      そりゃ、一等より嬉しいですよ。


      でも、公私混同はいけませんっ!


      ・・・ということで、パスさせてw」


ためぞう「試練中ですか?」


ファルさん「・・・ええ、お恥ずかしい。」


 ためぞうは、

 手鏡を使って、太陽光線を、

 ネコジャラクシーのレンズに向けました。


ネコジャラクシー オペレーター「う、眩しい!!」


 レンズの安全装置が働いて、

 シグナルは一時停止しました。


 ファルさんのワナは、解除されました。


ファルさん「ワナを解除出来るレベルにまで達しているのですか!?


      (・・・すごく、安心感が増しましたネ。)」


ためぞう「道の駅ドラゴンは、


     ノルンさんやエストさんといった猛者でも苦戦する、

     全国のツワモノの集まるエリアなので、


     なんとなく、磨かれています。


     エストさんは、強力にLVを上げているので、

     帰る気がなさそうです。(レミルさんと入れ替わっています。)」


ファルさん「さすがに、地域交流の最前線にいると、

      違うんですね。


      (私がお持ち帰りたいためぞうさんを、

       鍛えまくって下さる、ノルンさんに感謝。


       お寿司のサーモン食べたくなりましたね。)」


ためぞう「それじゃ、あと1回 まわしますね。」


ファルさん「がんばってください!」


   ・・・ガラガラ・・・ポトン。


   6等の当たり、おかし300円分です!


ためぞう「おお、当たった。


     あとで、一緒に食べましょうね。」


ファルさん「え、

      ・・あ、はい!」


 ファルさんが、当たった気持ちになりました。

 景品のおかしが、とても輝いて見えます。


 思わず、笑顔になってしまいました。


ファルさん < 「ありがとう、ネコジャラクシーのオペレーターさん。」


> オペレーターさん「期待に添えて、なによりです!」


 福引きコーナーが、にぎやかになってきました。


 笑顔って、いいですね。


 レミーアさんが、やって来ました。


レミーアさん「ちわっす。


       バトルに来ました。」


 セーターで、暖かそうにしているレミーアさんです。


 ローゼさんが編んだセーターは、

 空気を豊富に含む、カシミアで編まれていますので、


 とっても軽くて、ぬくぬくです。


 レミーアさんは、3枚福引きをします。


レミーアさん(ファルさん。


       ためぞうさんが、実はカイザーさんだった、

       みたいなウワサなくても、


       私は、ためぞうさん狙いでいっています。

       エリスさんも一緒に来てくれそうだし。


       若者にチャンスを!)


ファルさん(わ、私だって、チャンス欲しいですよ!


      若者カテゴリーに入れて下さいってw)


レミーアさん(承知!)


 ファルさんは、フレッシュなカテゴリーに入ります。


 レミーアさんの、ガラガラの結果。


 カイロ、こたつ、おかし1000円分。


ファルさん「おお、おめでとうございます!


      エリスさんと同じモデルのこたつ、当たりましたよ。」


レミーアさん「そ、そうなんすか!?


       やった!」


ためぞう「うん、ウチにあるヤツに似てるね。」


 レミーアさんは、

 ためぞうとこたつが、お揃いになった!


ファルさん「レミーアさん、試練とかじゃないですよね?


      ワナ持ってきてないですよね。」


レミーアさん「それは、ないっす!


       私は、ファルさんに共感しているものがあるのでw」



 共感している所 = いいもの持ってるのに、活躍できてない。


           とっても可愛いのに、微妙な立ち位置。


           帰郷すれば、国一番のプリンセス。


           ライバルに、美少女ランク世界1位とかいる。


           ためぞうに、救ってもらった回数が多い、などなど。



ファルさん「レミーアさん、お友達になりましょう!」


レミーアさん「感激っす!」


 レミーアさんのアドバイスの効果 → ためぞうはゲームが好き。


 ファルさんが、TVゲームに興味を持ちました。


ファルさん「・・・TVゲームも当たりに加えてもらおうかしら。」


レミーアさん「自分、2台持ってたりするんで、あげるっすよ。」


ファルさん「これからも、よろしくお願いしますね、レミーアさん!」


 ためぞう包囲網に、ファルさん+レミーアさん連合が出来ました。


 絶大なカリスマを持つファルさんと、

 莫大な資金力(宝石の埋蔵量が、世界一。)を持つ、

 レミーアさんとの、ユニットです。


 現在、乙女レースでリードしている、

 サフィリアさんにも対抗出来る勢力です。


 お餅の季節のサフィリアさんは、ほぼ無敵です。


 彼女がピンチになると、


 剣神 アークシオンさん(シオン君)と、

 雷神 セバリオスさんと、

 英雄 レオクスさんが、


 ワープしてきます。


 その、セバリオスさんが、

 何処かで福引き修行を終えて、

 やって来ました。


セバリオスさん「やあ、こんにちは。」


ファルさん「こんにちはー。」


レミーアさん「どもです!」


ためぞう「なんだか、

     つやつやになりましたね。」


セバリオスさん「お餅、サイコーだと思います、


        おせんべいも食べてるよ。

        セントラル越後に出張していました。」


 セバリオスさんは、

 お土産のチーズせんべいを三人に渡しました。


 サフィリアさんの好物の、おせんべいです。


レミーアさん「それ、うまいっすよね!


       ありがとうございます。」


ファルさん「つやつや成分は、いいですねー・・・。」


 みなさん、お辞儀をしました。


ためぞう「セバリオスさん、福引きですか?」


セバリオスさん「うん、


        出張で、数が貯まってなくて、

        5回、いいかな?」


 セバリオスさんは、福引き券を五枚出しました。


ファルさん「どぞどぞー。


      いいの、当たりますように。」


 セバリオスさんのガラガラの結果。


 特賞、金星、一等、一等、特賞。


ファルさん「うぉー・・・。」


レミーアさん「すごー。」


 特賞のワンチャンス券が2枚と、


 一等のハワイ旅行と、ゆけむり温泉旅行と、


 金星のスーパーテレビです。


 ファルさんが、気合いを入れて、

 大当たりの鐘を鳴らしています。


 たくさん人が集まって来ました。


セバリオスさん「ワンチャンス券って、何?」


ためぞう「えっとですね、告白+1が二回出来ますね。


     最低、クリスマスイベントをそれなりの幸せで、

     過ごせるらしいっす。(お食事代等は自費になります。)」


セバリオスさん「なるほど、


        エリスやサフィリアさんを誘って、

        ディナーが出来るわけだね。


        でも、告白とか、レオクス君と打ち合わせしてないと、

        困るよね。


        あげる事って、出来るの?」


アリス会長さん「お答えしましょう。」


 アリス会長さんが、突然現れました。

 とても綺麗なので、目立ちまくりです。


セバリオスさん「私が、神の座に至る時、


        何処かでお会いしませんでしたか?」


アリス会長さん「そういうこともあるでしょう。」


ファルさん(レベルたけーよ!


      話に、入り込めないですって。)


レミーアさん(ええ・・・、

       会長さんは、無敵だと知っています。


       ここは、流されておきますw)


 セバリオスさんと、アリス会長さんが二人そろうと、

 見えないオーラで、

 一定距離、近づけません。


 エンディングの1シーンを見ているような感じです。


アリス会長さん「戦士能力 「最大限界」を持つ、


        セバリオスさんなら、奇跡の譲渡は可能です。」


   ◇ 最大限界 = どんなパワーを出しても、

            世界にまったく影響を与えない、

            便利な能力。


            上限LV 99の世界で、

            +1の100を維持できる、スペシャルパワー。


            通常、レベル限界を超えた力は、

            闇の力を使うので、

            世界を少しづつ、闇に染めていきます。


            それすら完封して、

            夢のLV100を実現出来る能力です。



セバリオスさん「なるほど、


        参考になりました。」


アリス会長さん「ごきげんよう、


        セバリオスさん。」


 アリス会長さんは、するっと帰っていきました。


ためぞう「やっぱ、セバリオスさん、神だわ。」


セバリオスさん「いやいや、


        世界を統べるのに、最も必要なのは、

        光のエレメントと、水のエレメントだからね。


        私の、雷のエレメントだけでは、

        ちょっと足らないんだ。


        光と水は、大地と天空を構成するのに必要だからね。」


 ファルベリアさんは、知りませんでした。


 福引きの会場で、邂逅した者しか得られない知識を、

 セバリオスさんは、べらべら喋っています。


 いい事、聞いた! と思いました。


ファルさん「参考になります・・・。」


セバリオスさん「よかったら、この特賞は、


        ファルさんと、レミーアさんに使って欲しい。

        タンスに入れておけば、来年も使えるそうで。


        ためぞう君は、どうやら持っているみたいだ。」


 思いもよらないおすそわけに、

 ファルさんと、レミーアさんは

 ぽかんとしてます。


 1シーズンに、一度手に入れられるかどうかのチャンスを、

 譲ってくれるという、セバリオスさんは、


 まさに次元の違う、世界の人のようです。


 セバリオスさんは、ゆけむり温泉旅行を狙っていたので、

 それが一番嬉しいようです。


 ハワイ旅行は、レオクスさんと打ち合わせの旅行に使おうと思いました。


 テレビは、機動要塞「フォーリナ」の、

 セリスさんの部屋に行くと思います。


ファルさん(機動要塞まで、お持ちなんですね・・・。)


 人だかりになった、福引き会場に、

 一等が補充されます。


 最後まで、一等は

 ファルさんによって、補充され続けます。


 デパートに、

 ギフト用の買い物に行った帰りの、

 エリスねーさんと、サフィリアさんと、

 レオクスさんが通りかかりました。


セバリオスさん「温泉旅行当たったよ、


        今度、マイクロバスで行こうね。」


サフィリアさん「ホントに、当てちゃったんですか!


        すごいです。」


エリスねーさん「温泉か・・・夢があるなぁ。」


レオクスさん「わ、私も、何か当てないと!」


 セバリオスさんは、

 ためぞうはもちろん、


 ファルさんも、レミーアさんも誘います。


ファルさん「あなたに、付いて行きます!!」


レミーアさん「一等、当たった気分です!」


 こんな感じで、

 商店街は、福引きでにぎわっています。



ファルさん「では、またー。^-^」

ためぞうの冒険 II - 番外編 12・16 -

2014年12月16日 07時52分23秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
まだ、ためぞうは、


冒険に旅立っていない・・・。



アリス会長さん「こんにちは、


        アリス会長さんをやっている、


        中の人です。」


 アリス会長さんは、アニメの声優さんのような方に、

 声をあててもらっています。


 アリス会長さんのキャストは、「アリスアリサ」さんです。


 名前が似ていますが、見た目もけっこう似ています。


 やんごとなき事情を抱えている、アリスアリサさんは、

 現在、声優さんとして、一生懸命がんばっています。


アリス会長さん「本体である、『永遠のアリス』がしゃべっていることもありますし、


        アリスアリサ女史が喋っている事もあります。


        謎が、なぞな、設定です。



        特に意味は無いのですが、

        困ったときの、伏線としてでも使わせていただきます。


        どもです。^^」


 アリス会長さんは、

 丁寧なおじぎをしました。



 揺り椅子のある、暖炉の明かりに満たされた室内に、

 ふんわりクッションの長椅子が、

 カラオケボックスのような配置でおかれています。


 立派な煙突のある、暖炉です。

 薪は、アリス会長さんが拾って来ました。

 おもてなしの会のテーブルがセットされている感じです。


 8人くらいなら、余裕で入れる、

 忘年会も出来そうな、お部屋です。


 やや、和洋折衷ですが。



  - 次元の間 審問官の部屋 忘年会風味。 -


 この部屋での出来事は、

 アリス会長さん以外は、

 すっかり忘れてしまう、スペシャルな部屋です。


 普段は、一定の成果を上げたゲストさんだけが、

 呼ばれるのですが、

 今回は、普通に呼びました。


 一定の成果 = ラスボス討伐。


         新たなる大地を発見した功績。


         最新の技術革新を起こした功績。


         カラオケで、100点満点を取った、などなど。



 すでに、何人かは席に着いています。


 ためぞうが作った天そばが、

 出前で届けられています。


事務の鈴木さん「こんにちは、会長さん。」


事務の佐藤さん「呼んでもらって、うれしいです。」


アリス会長さん「ごきげんよう。」


 アリス会長さんは、

 ニッポンの素晴らしさを世界に伝える為に、

 各地から優秀な人材を募っています。


 二人は、スカウトされた方に近いです。


鈴木さん「はい!


     実は、正体が『創生のハルカ』という、

     魔王さんだったそうです。


     今、知らされました。」


佐藤さん「私は、『夢幻のミカ』という方らしいです。


     その方に経験値を入れるために、日々を過ごしている、


     といいますか、本人でぇす!


     容姿がだいぶ、違ってはいるのですが。」


アリス会長さん「まま、


        お気になさらずに、おそばいかがですか。

        年越す前だって、いつも食べています。


        ためぞうさんを、応援しようよの会、

        会長の、アリスです。」


鈴木さん「では、いただきます!」


佐藤さん「・・・ためぞうさんの、お姉さんに、

     惹かれています。


     このそばの味を、エリスさんに、

     この手でお届けしたいです。」


 鈴木さんと、佐藤さんは世渡り上手です。


 アリス会長さんとも仲良しさんです。


 でも、正体は知らない設定になります。


  コンコン!


 ドアのノックの音です。


アリス会長さん「どぞどぞー。」


 宰相のレイカさんが入って来ました。


アリス会長さん「ごきげんよう、レイカさん。」


レイカさん「ご、ごきげんようです、


      アリスさん。」


 レイカさんは、現在、

 関東管領の北条家で、経験値を積んでいます。


 関東最強、小田原要塞を守っている、

 エリート女学院の会長さんです。


 北条 麗華さんになります。


 レイカさんは、アリス会長さんが苦手なようです。


レイカさん(はい、苦手です。


      ・・・私の奥義は、彼女の前では全て完封される為、

      スコアボードも、ゼロ行進です。


      いいスラッガーを探し中です。)


アリス会長「クリスマス会にも来ていただきますので、

      今日は、ゆっくりしていって下さいね。


      私の大切な人の作った天そばを、

      出前してあります。


      よかったら、食べてくださいね。」


レイカさん「は、はい、


      いただきますわ。」


 レイカさんは、知力が99+1もあるので、

 ごきげんの大事さをよく分かっています。


 空気、読みまくりです。


 竹で出来た割り箸を使って、

 ためぞうの天ぷらそばを、いただきます。


レイカさん「!?


      おいしい!

      ・・・このほのかに募るような、

      やさしい味の、素敵なのどごし。


      天ぷらもサクサクで、色も綺麗です。


      遠くまで、透き通るような油で揚げた、

      淡いクリーム色の衣に、


      エビの素敵な風味が包まれている、素晴らしいおそばです。


      小麦を少しだけ混ぜて、打たれた

      こしのあるそばは、

      この緊張感すら、やさしくほぐしてくれるような心地です。」


アリス会長さん「そこまで、絶賛していただけるとは思いませんでしたが、


        緑のエプロンのそば打ちタヌキさん

       (ためぞうが自らをタヌキと名乗っているので、合わせています。)に、


        伝えておきましょう。」


レイカさん「わ、わたくしも、


      出前頼めるようにしていいかしら?」


アリス会長さん「番外編では、可能です。


        まいど!」


 レイカさんは、ほんわり笑顔になりました。

 名門 北条家のご令嬢さんですが、


 気取ったところはなく、むしろふわっとして、

 包容力のありそうな、優しそうな方です。


 レイカさんは、元のチームメンバーである、

 鈴木さん(ハルカさん)と、

 佐藤さん(ミカさん)と、すっかり打ち解けています。


鈴木さん「ネコ好きの古蔵さんって、


     あのマスクの下は、本物の王子様ですよ。

     カッコイイですよ・・・。」


佐藤さん「レイカさんが、

     あのナウい最新鋭艦の、


     エクスカリバー エヴォリューションVIII(エイト)の、

     オペレーターさんなんですか?


     スポーツカークラスのコンパクト性の実現は、

     感動の完成度です!」


レイカさん「え!?


      いえ、わたくし、普通にアリスさんに、

      招かれたので・・・。」


アリス会長さん「ああ、

        エイトのオペレーターさん、メイさんですよ。


        悠久でしたっけ?


        デパートの田中さんの姪御さんの、メイさんですね。」


レイカさん「・・・攻略の包囲網が、

      ちゃくちゃくと、進んでいるわけですね。」


アリス会長さん「ええ、


        私は、そのおそばを作ってくれた、

        緑のエプロンのためぞうさんに、


        レイカさんを、激しい愛で攻略してもらおうと、

        そう思っています。」


レイカさん「えぇー!?」


鈴木さん「衝撃の!?」


佐藤さん「・・・、


     鈴木さんは、分かっていたと思います。」


鈴木さん「えへっ。」


 レイカさんの、妄想は激しいらしいゾ!


 と、アリス会長さんは、ささやきました。


レイカさん「は、激しくなんかないですよッ!」


 そこで、するっと、

 アリス会長さんは、ためぞーの写真を出します。


 カイザーハルトさんの写真になります。(この姿になれるとは、限らないのですが。)


レイカさん「!?」


佐藤さん「うそっ!?」


鈴木さん「・・・。」


 あらゆる理想のその先にいる、とても凛々しい、

 優美な王子様像です。


 タイプも、しっかり系。

      愛され系。

      王者系など、多岐に選べるようです。


 タイプで、見た目も変わります。



レイカさん「・・・。


      (・・・おそばが、突然、

       最高のスパイス(七味風)に彩られたような気がします。)」


鈴木さん「・・・マジなんですね。」


佐藤さん「鈴木さん、


     古蔵さんを守ってあげて!」


アリス会長さん「世界を、リセットしちゃったら、


        カイザーさんに会えませんよ?


        いいんですか?」


 ・ レイカさんに、選択肢です。



  → いいーんです!


    ちょってまってw


    とりあえず、キープ。


レイカさん「キープッ!!」


アリス会長さん「ですよねー。


        私だけ、好感度設定がないのは、

        不公平だとは思いませんか?


        みんなで、順番こで、

        世界のLVの管理者とか、


        やってみたくなりませんか?」


鈴木さん「・・・。


     ワンチャンス希望。」


佐藤さん「エリスさんは、攻略しておきたいです!」


レイカさん「いじわるしないで、


      アリスさん。」


アリス会長さん「レイカさんとの決着を着ける前に、


        私は、恋におぼれるわけには参りませんので。


        抜け出せないような気がします。

        癒されるって、いいですね。」


レイカさん「いいですねー・・・。」


鈴木さん「おそば、美味しいですー。」


佐藤さん「お、温泉旅行、当てなきゃ。」


 アリス会長さんの、

 その透き通るような、美しい声は、

 遠く離れた、


 お花屋さん、ファルベリアさんにも届きます。


 ファルベリアさんが、招待されました。


アリス会長さん「アリサさん、おそば、


        出前追加、お願いしますね。」


アリサ副会長さん「かしこまったでござるよッ!」


 ためぞうに、天そばの注文が入りました。


 ファルさんは、長椅子に腰掛けました。


ファルさん「・・・私の次元を遥かに超えた、


      この集まりはなんなのでしょう?」


 ファルさんは、とっても素敵な香りがします。

 お部屋が、爽やか空間に変わる、


 すてきなお花の香りです。


レイカさん「・・・いい香り。」


アリス会長さん「ごきげんよう、


        商店街のガラガラの女神の、ファルベリアさん。


        忘年会のようなものです。」


ファルさん「忘年会ですか。


      うちも、お花屋さんで忘年会しようかしら。」


アリス会長さん「クリスマス会も、

        是非、ご参加下さい。


        フラグ立っても、ご参加下さい。


        焦ってはダメです、

        先を越されたくはないというのが本音です。」


ファルさん「・・・。」


 ファルさんに、おそばの出前が届きました。


ファルさん「あ、ためぞうさんのおそばですね。

      最近、よく食べに行ってます。


      ・・・心が豊かになるんですよね、


      湯気が、ふわっと包んでくれる、

      そんな、素敵な場所なんです。」


アリス会長さん「ケーキも、お餅も、


        いろいろ素敵な季節になりましたね。


        靴下を用意しておけば、

        期待してよろしいでしょうか?


        ねえ、みなさん。」


 みなさんが、一瞬止まります。


 みなさん、プレゼントを期待したい方なので、

 サンタさんには、大いに声援を送っています。


鈴木さん「できれば、もらいたい年頃です。」


佐藤さん「いいなぁ、欲しいなあー。」


レイカさん「欲しい側だと思います。」


 みなさんより、ちょっと大人なファルさん(20)に、

 視線が集まります。


ファルさん「(流されてはダメ!


       ひらめけ、とんち!!)」


 ためぞうの、とんち+1の効果!


ファルさん「商店街のガラガラの設定が、


      甘くなりました。


      みなさん、福引きのチャンスですよ!」


アリス会長さん「夢のある話です。」


鈴木さん「え、液晶テレビとか、欲しい!」


佐藤さん「私は、エリスさんとお揃いのこたつが・・・。」


レイカさん「・・・福引き、どうやってやればいいんですか、私?」


 アリス会長さんは、優しい表情をして、

 こう言います。


アリス会長さん「名門の北条家のお嬢様なら、

        即時、編入が可能ですよ。


        セントクラウス学園に、遊びに来てみませんか?


        寮や、屋敷が必要な場合は、

        こちらで準備させていただきます。


        カ、カイザー、ためぞうさんの、


        テントの中がよろしいですって!?


        まぁ・・・、大胆ですこと。」


レイカさん「言ってませんってッ!」


 北条 レイカさんが、

 長崎 ドラゴンタウンにやって来ました。


 天の帝の国の、竜神である、

 バハムート オーバーロードの、

 亀吉さんが後見役に決まりました。


アリス会長さん「という事で、いかがでしょうか?」


レイカさん「いい話だと、思います・・・。」


佐藤さん「よろしくですー。」


鈴木さん「よろしく、お願いします!」


ファルさん「よかったら、お花屋さんで働いてみませんか?


      もちろん、歓迎してます。 ^^」


レイカさん「あ、ありがとうございます!」



アリス会長さん「では、みなさん、


        またですー。 ^-^」

日記 12・10

2014年12月10日 15時25分50秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
アリス生徒会長「こんにちは、


        セントクラウス学園のアリス=クラウスです。


        サフィリアさんと同じ学年なので、

        たぶん18才くらいだと思います。


        寒い季節になりました。


        みなさんも、風邪などには気をつけて、

        温かくして過ごして下さいね。」


 今、アリス会長さんは、

 学園から遠く離れた場所にいます。


 この広い世界の何処かにある、(北東のエリアになります。)

 グランドクロス最終防衛ラインにいます。


 かの越後の猛虎、上杉軍や、

 トヨトミ軍が落とせなかったという、


 伝説の関東最強、

 北条家の『小田原 要塞』(耐久力 約1億。)より、


 さらに強力な要塞に来ています。



 『サーヴァ -05- アークシオン。』です。



 耐久力は、10億以上で、

 100万以上の軍勢で囲めば、1億年程度で落とせます。


 年末で人手不足となっている、

 世界の最果ての拠点を守る為にも、


 商店街のガラガラとか、温泉旅行も半ばあきらめて、

 けっこう寒い、拠点にアリス会長さんは居ます。


 外の温度は、-273.15度です。


 中の温度は、12月中旬くらいに設定されています。


 拠点といっても、中はちゃんとした町並みになっていて、

 時間も、ためぞうのいる町と同期しています。


 イメージでは、

 東北や、北海道に近い冬景色になっています。


 じゃがいもや、お餅、紅鮭、

 あったかシチューなど、


 特産品には事欠かない、世界の果てにあるユートピア。


 シャングリラと言っても過言ではないくらいの、ギャル度があります。


 その、セントラル・アークシオンの、

 一丁目、一番地の

 立派な洋風建築のお屋敷に、


 暖かそうなセーターを着た、会長さんが、

 暖炉の前で、揺り椅子にゆられながら、


 毛糸でマフラーを手編みしています。


 アリス会長さんは、年末のバラエティー番組を見ながら、

 ためぞうから送られてきた、鍋焼きうどんセットを眺めています。


アリス会長さん「今日は、鍋焼きうどんにしようかしら。」


 世界の最終防衛ラインでありながら、

 アークシオンは、今日も平和です。


 絶対強者であるアリス会長さんが、

 拠点を守っている時に攻めても、

 戦力を無駄に減らすだけなので、


 外敵と呼ばれる存在も、簡単には攻めては来ません。


   アリス生徒会長の、世界の最果てでの強さ。


   LV 600+


   怒りモードのLVは測定不可で、

   予測値は、LV999、9999・・・・



   全体範囲攻撃、


   クレイモアーXIIの威力は、


   敵味方、関係なく1億ダメージで、

   効果範囲は、太陽系をすっぽり覆う広さです。


   会長さん以外は、拠点しか残らず全滅します。

   拠点は、耐久力を自動回復するので、平気です。


 こんな感じなので、

 痛い目を見た敵は、簡単には攻めて来ません。


 それでも攻めてくるのは、ザコ敵なので、

 ぐーからでる、ビームで簡単に蹴散らせます。



   ぐーから出るビームの威力。



   種類 ホーミングレーザー(自動追尾。)


   威力 10000ダメージくらい。


   同時ターゲット数 ほぼ無限。



 アリス会長さんは、

 こんな感じで、かなり無敵なのですが、

 弱点が一つだけあります。


 同時に、二つの拠点が守れないので、

 二箇所攻められたら、守れません。


アリス会長さん「その為に、ファルベリアさん達がいるのです。


        とっても期待しています。」


ファルさん「!?


      ・・・期待に応えられるように、

      がんばりたいと思います。」


 遠く離れた場所にいても、

 心は繋がっていると申しましょうか、


 会長さんは、強引に繋げる事も出来るので、

 商店街で、お花屋さんをしながら、


 福引きのガラガラの当たりを守り抜いている、

 ファルさん(20)にも、


 その透き通るような美しい声は響きます。


ファルさん「プレッシャーは、凄いですね・・・。


      中間管理職の気苦労というものを、

      少しだけ理解した気でいる気分の、

      お花屋さんです。


      世の中の、お父さんたち、

      がんばれー!


      係長さんも、課長さんも、がんばれー!」


 ファルさんは、本気で管理職のオジサンたちを応援しています。

 働く女性は、美しいですね。


 ファルさんは、ギフトの為に訪れるオジサンたちには、

 疲れの取れる、アロマリラクゼーションの温泉の素を、

 オマケで付けたりしています。


 眼鏡っ子で、可愛い緑のエプロンを着けた、

 あの青春を思い出させてくれる、三つ編みのおさげのファルさんは、


 今では、商店街の内外問わずに、

 オジサンたちのオアシスのような存在になっています。


 やや、温泉の素寄りの癒しですが、

 肩こりなどにも効能があったりして、好評です。


アリス会長さん「ファルベリアさんのような方が、いてくれる間は、


        私も安心して、こちらでのんびりと出来ます。」


 まったりくつろいでいる会長さんです。


 会長さんは、管理者さん的な立場なので、

 好感度設定が存在しません。


 次の管理者さんに、世界を引き継げば、

 ゆっくり、温泉旅行などに出かけて、

 募る思いに恋焦がれるような、きらめき生活も送れますが、


 今、アリス会長さんが、

 世界の管理者さんを引退すると、


 速攻で、敵の大軍がアークシオンに攻め込んできて、


 あっという間に、世界が滅亡してしまいます。


 異界の彼方に存在するとされる、六人の王者に、

 ガチで勝てるのは、


 会長さんしかいないからです。


アリス会長さん「ローゼさん聞こえてますか?


        バルマード王の娘さんで、

        ウィルハルト二世王子のおねーさんの方の。」


ローゼさん「は、はいっ!」


 ローゼさんは、リンカさんに頼まれて、

 牛乳たっぷりの、美味しいクリームシチューを作っています。


 白のフリル付きのエプロンで、

 なかなか愛らしい格好で、シチューをコトコト煮込んでいます。


アリス会長さん「ローゼさんには、


        この私が手にする事が出来なかった、奇跡の能力、


        『全知の書』があるのですから、


        本気になれば、きっと強いはずなのです。

        だと信じています。


        ゆっくりでいいですから、

        覚醒して下さいね。」



   ◇ 全知の書


     すごく便利な本。

     温泉だって、ハワイだって行ける奇跡の本。


     効能 = 物理法則で可能な範囲の全ての出来事を、


          望みのままに書き換えられる、奇跡の能力。


          過去をなかったことにして、

          新しい、別のデータに置き換えたり、


          冒険の書も作り放題の、

          無敵の本。


          戦う敵が強ければ、データを弱く改ざんして、

          大魔王の強さを、スライム以下にだって、できちゃうゾ。


          打率10割、100HR 600打点すら、達成可能。


          相手側に、この能力を持った敵がいた場合、


          すでに世界は、滅びているとさえ云われる便利な本になります。



ローゼさん「普通に、暮らしたいですッ!


      逆に、不便な気もします。


      私のLVがダウンしている事もあり、

      やや、みかんな感じな本ですいません。」


アリス会長さん「ごきげんよう。」


ローゼさん「あ、はい。


      ごきげんようです。」


 会長さんにツッこみ過ぎると、

 危険な感じがするのは、ローゼさんならわかるのです。


 便利な本は、告げてくれます。


   - 勝負は、勝てる相手とお願いします。、・・・と。 -


 アリス会長さんは、暖炉の横にある、

 電気ポットで、お茶を入れます。


 お茶も、ためぞうが送って来ました。


 会長さんの妹で、

 現在、学園の運営を取り仕切る、


 アリサ副生徒会長さんに、

 お手紙や荷物を頼むと、


 すぐに送られてくるという感じです。


アリス会長さん「ごくごく・・・、


        カテキンがみなぎってきて、いいですね。

        緑茶って。


        素晴らしい、日本文化だと思います。


        サフィリアさんから頂いた、

        おせんべいの袋も開けてしまいましょう。」


 編み物を膝の上において、

 揺り椅子に、やさしく揺られている会長さんです。


 パリパリとおせんべいを食べていますが、

 まるで絵画に描かれた、美しい金髪の少女を想わせるシーンです。


 世界ランク NO,1の美少女さんという設定です。


 容姿は、見る者の望む永遠の美少女像として、

 反映されます。


 女性であっても、うっとりしてしまうくらい、

 愛らしくて、美しい、すべすべゆるふわの、

 アリス会長さんです。


   コンコン!


 扉をノックする音に、

 会長さんはゆっくりと振り返ります。


 暖炉の淡い赤の光に照らされた会長さんも、


 また幻想的に美しいです。


アリス会長さん「お届け物ですかー?


        開いてますので、どぞどぞ。」


 アンティーク調の木製の扉を開けて入ってきたのは、

 これまた、とても美しい少女さんです。


 胸の辺りがやや控えめですが、

 きちんと揃えられた金髪の前髪に、

 細いラインの制服の子です。


 純白という名がふさわしいほど、

 端正な容姿をしています。


アリス会長さん「あ、シオンですか。


        おせんべい、食べます?」


 会長さんの弟さんの、シオン君でした。


 見た目は、普通に女の子です。


シオン君「ねーさん!?


     それは、サフィリアさんの!」


 声も、ソプラノで優しい感じの音色です。


アリス会長さん「食べないんですか?」


シオン君「ねーさん、


     サフィリアさんは、何処にいってしまったの!?


     レミーアさんだって、帰ってこないし。」


 会長さんは、編み物を揺り椅子の横のテーブルに置いて、

 スッと立ち上がります。


 ふかふかのクッションで、ごろんとなれる長椅子の方に腰掛けると、

 アリス会長さんは、シオン君にこう言いました。


アリス会長さん「膝枕が恋しくなったのですか?


        でしたら、こちらにどうぞ。

        シオン。」


 その光景は、まるで可憐な姉妹のやりとりのようにも見えます。


シオン君「ひ、ひざまくらなんか、


     してもらった事ないよッ!


     (してもらえば、ねーさんより、

      大迫力なのは、分かる。)」


アリス会長さん「ワガママはダメですよ。


        私だって、ちゃんとできる事を、

        証明しなくてはいけませんね。」


 会長さんは、膝の上を軽くポンポンと叩きます。

 とっても気持ち良さそうですが、


 ワナだとシオン君は悟りました。


シオン君「そうやって、いつもうやむやにするんだ。


     サフィリアさんは、何処に行ったの。

     彼女は、このアークシオン 05の、

     副官なんだよ。


     大天使長のサフィリアさん無しじゃ、

     防御システムは、不完全なままなんだ。


     世界は、危機に瀕しているんだよ!」


アリス会長さん「そうですか?


        至って、平和にも見えますが。」


 無敵の会長さんがいる間は、

 どんな防御システムよりも、


 この世界が安全なのは、

 シオン君は知っています。


 会長さんは、10億年も連勝記録を更新しているので、

 とても負けるとは思えません。


 シオン君が知っている、数多の戦士の中で、


 まさに『絶対者』に相応しい、

 アリス姉上がここにいることが、

 どれほど安全であるかなど、


 説明されなくても分かっているのです。


 でも、納得しては、

 サフィリアさんのつき立てのお餅は、食べられません。


 正月も近いというのに!


アリス会長さん「鍋焼きうどんセットを頂いたのですが、


        よかったら、今夜は鍋焼きうどんにしませんか?」


シオン君「・・・。


     (・・・なべ焼きうどんか。


      ボクは、誘惑に負けるわけにはいかないんだ!)」


 二人のやり取りは、

 普段は、一方的にアリス会長さんに押し切られて終わります。


 無敗記録を続ける愛する姉に、

 土を付けるわけにはいかないのです。


 いい、弟さんとしては。


 でも、今日のシオン君は、やる気が違いました。


 もう一人の姉の、アリサねーさんから、

 サフィリアさんのグラビア雑誌的なものが送られてきたのです!


 ・・・そのワナには、かかったシオンくんでした。


シオン君「アリス姉さん・・・、


     ボクはいつだって、姉さんのいう事は信じてるし、

     正しいと思う。


     でも、ボクは逢いたいんだ。



     サフィリアさんを・・・取り戻すッ!!!」



 シオン君が、限界状態になった!


 LV575の真の力が開放される・・・。



 銀河最強の戦士集団である、

 グランドクロスのリーダーであるシオン君は、


 その愛くるしい容姿とは、かけ離れた、

 莫大な戦闘経験値を持っている。


 LVを一気にカンストさせられるほどに溜められた、

 経験値が開放された瞬間、


 そのLVは、規格外の

 LV 1000状態に達する。


シオン君「自力で、見つけて見せるよ・・・。」


アリス会長さん「バカモーン!


        管理側が、勝手に限界値を無視したら、


        敵に、ゼリオス銀河の全マップ情報をくれてやるのと、

        同じ事だと、


        分からないから、おバカなのです!」


 アリス会長さんが、スッと立ち上がると、

 チラっと、クレイモアーXIIの握りの部分が見えました。



 アリス会長さんの、愛のムチ → シオン君に、78億ふんわりダメージ!!


   シオン君は、倒れた・・・。



シオン君「ひどいよ、ねーさん!」


 アリス会長さんの、回復魔法XXV → シオン君は、完全復活した!


 全てのステータスが、10倍になった!


 100億ダメージ分の、バリアが付いた!


 つるつる、すべすべのお肌になった!


 25体の残影が、オートで戦闘参加してくれるようになった!


 25回、自動で完全回復する効果が付いた!


 奇跡を、25回起こせるようになった!


 いろいろ強くなった!


アリス会長さん「鍋焼きうどんにします?」


シオン君「・・・うん、美味しそう。」


 シオン君は、アリス会長さんの横にちょこんと座った。


アリス会長さん「サフィリアさんも、レミーアさんも、


        みなさん、乙女という名の修行をしているのです。

        何かしら、強くはなっているのです。


        大切な想いは、ゆっくりと時間をかけて募らせるものであるべきです。


        刹那の想いも、あるでしょう。


        形なき物なので、喩えようもありませんが、


        守りたいと願う気持ちが、


        今という時間を、過去へ、

        そして、ほんの少しの未来へと繋いでいるのです。


        何かを最期に願うとしたら、

        その言葉は、『守る』であって欲しいと

        私はそう思うのです。



        シオンには、多くを語らずとも伝わるでしょう。」


シオン君「・・・姉さん。」


 アリス会長さんは、

 置かれたおせんべいの一枚をシオン君に渡すと、

 お茶を飲みながら、


 ちょっとだけ間をおいて、こう答えました。


アリス会長さん「シオンが、


        女の子になってくれるなら、

        すぐに彼女たちの元に連れて行ってあげますよ。


        ギャルが増えるのは、素敵だと思います。


        あるいは、サフィリアさんたちがいない、

        ガールズサイドなよろしければ、


        そのままでも連れて行ってあげますよ。」



 ・ シオン君へ選択肢です。


   → その可憐な容姿のまま、女性となり、行ってみる。


     その可憐な容姿のまま、ウィルハルト二世王子と同じ世界に行く。


     とりあえず、今夜は鍋焼きうどん。



シオン君「・・・なべ焼きうどんでお願いします。」


アリス会長さん「シオンの言いたい事は、わかっているつもりです。


        ですが、貴方があの世界に行ってしまっては、

        『ためぞう』さんという方の、

        未来の幾つかが消えてしまうのです。


        誰かの未来の犠牲の上に、得られた幸福だと、

        サフィリアさんが、知ってしまったら、


        貴方は、その彼女の視線に、

        一生、耐える得るだけの強さを、

        持ち合わせていないような気がします。」


シオン君「なべ焼きうどん、楽しみだなぁー!」


アリス会長さん「貴方の部屋の一番大切な場所に、

        きっと、しまわれているであるはずの、

        その、サフィリアさんのセクシーな雑誌を、


        アリサさんが、貴方に送ってくれただけ、

        素敵な事だと想ってはいかがですか?


        現在、1000部全て完売し、

        1冊、980億ゴールドほどのプレ値になっているらしいですよ。


        あえて言うならば、

        この、アークシオン 05の図書館に寄贈して、


        みなさんが、いつでも閲覧できるようにしては?」


シオン君「勘弁してよ、ねーさん!


     ボクが悪かったよ。


     助けてよ・・・。」


アリス会長さん「うどんで、決まりでいいですか?」


シオン君「大好きです、うどん!


     すっごく、楽しみです!!」



 今夜は、あったか

       鍋焼きうどんになりました。



アリス会長さん「では、またですー。 ^-^」

第二十九話 「フレッシュ、ためぞう。」

2014年11月30日 17時13分08秒 | ためぞうの冒険(ダークフォース セカンド?仮+未定)
ためぞうの冒険 II 第二十九話



   「フレッシュ、ためぞう。」



 ためぞうの朝は早いです。


 起きて、エリスねーさんたちの朝食の支度をして、

 牛乳配達に出かけます。


 ためぞうは、

 お世話になっているエリスねーさんの為に、

 少しでもできる事はないかと、

 アルバイトをやっています。


 日々の牛乳配達と、

 ドラゴン魚市場のお手伝いをこなし、


 ファルさんのいるお花屋さんで、

 ときどき働いています。


 今の時刻は、朝の四時半くらいです。


ためぞう「これから、年末がやってくるので、

     いろいろと準備をしておきたい、ためぞうです。


     とくに、何が忙しいというのは、

     よくわからないのですが、


     備えあれの気持ちで、

     努力していきたいと思います。」


 寒い季節になりましたね。


 エリスねーさんの寝ている羽根布団の中は、

 きっと、やさしい温もりで溢れていることでしょう。


 ユッキーさんも、くっ付いて寝ています。


 最近、セリスさんもよく泊まるようになりました。

 たぶん、布団の中にいるでしょう。



 ・ それとなく、もぐってみませんか?



ためぞう「・・・。


     そりゃね、

     『へんなウワサ』が立たなければ、

     そういう温かさは、興味がないわけじゃないよ。


     でも、今のオレには、

     牛乳を待ってくれてる人たちの、笑顔が見えるんだ。


     特に、最近、

     リンカさんは、いい笑顔になったね。」


 ためぞうは、誘惑に強くなりました。

 数々のワナな試練が、

 今のためぞうを支えているのです。


 ためぞうは、ワナ耐性が強化されています。


 ためぞうの言うように、

 リンカさんは本当に牛乳を待っています。


 ためぞうを、さりげなく成長させている、

 この日々の積み重ねが、

 今のリンカさんには、輝いて見えるのです。


 ローゼさんのマンションで、眠た目をこすりながら、

 リンカさんは、ためぞうを待っています。


リンカさん「おはようございます。


      牛乳を配達したいとさえ思わせる、日々の成長に、

      最近は、すっかり早起きになってしまいました。


      ローゼ姫さまや、ハインさんのように、

      デカチチになりたいとまでは思いませんが、


      希望があるというのは、

      素敵なことですね。」


ローゼさん「・・・聞こえていますよ。」


リンカさん「もぅ、


      そんなにあまってるんなら、

      少しは分けてくださいよッ!」


ローゼさん「えっ、えーー!?」


 リンカさんは、ちょっぴり強くなりました。


 夢のある仕事をしている、ためぞうです。


 ためぞうは、エリスねーさんたちを起こさないように、

 牛乳配達のバイトに出かけます。


 お布団の中から、セリスさんの声が聞こえました。


セリスさん「ためぞうさん、がんばって下さいね。」


 セリスさんは、寝たふりをして

 布団にもぐりこんでいるようです。


 やはり、ワナでした。


 ためぞうは、セリスさんの声の方に軽く手を振って、

 エリスねーさんの家を後にしました。


 最近、ためぞうが牛乳配達に遅れると、

 古蔵さんという、ネコ好きな方に、

 配られていることがあったりします。


 ためぞうは、配達所で古蔵さんに会いました。


ためぞう「おはよう、古蔵さん。」


古蔵さん「おはよう、ためぞう君。


     乙女に、気合いゲージがマックスな、

     ネコのマスクの古蔵です。」


 古蔵さんは、この長崎ドラゴンタウンでは、

 ネコのマークの配達屋さんをしています。


 仕事に、やりがいを覚えた古蔵さんは、

 ためぞうが忙しい時は、代わりに牛乳配達をしてくれるいい人です。


 何故か、ためぞうとは気が合います。


古蔵さん「ためぞう君って、クリスマスとかどうなってるの?


     靴下が、この世で最も輝くであろう、


     なかなか夢のある日なんだけど。」


ためぞう「エリスねーさんが、つけヒゲ付けて、

     プレゼントをくれる日ですね。


     その次の日に、ケーキが安いので買ってます。


     ロマンのある方の、

     クリスマスイベントは、

     オレは、取りこぼすと思います。」


古蔵さん「正直言うと、


     古蔵さんはね、乙女とその日を過ごしたいのです。


     その想い出があれば、

     きっと、さらなる高みに行ける気がします。


     行けるでしょう!


     古蔵さんが、この地で、

     真の姿を取り戻すチャンスなのです。」


 古蔵さんの気合いは、わりと空回りしています。


 ためぞうは、古蔵さんと話しながら、

 新鮮牛乳をお届けしています。


ためぞう「吹き矢ですか?


     惚れ薬の塗ってるヤツ。」


古蔵さん「それは、最後の手だね。


     連射ワザも習得したし、何より、

     よく当たるようになった。


     自力は、無理かな?」


ためぞう「古蔵さん、マスクとったら、

     カッコイイっすよね?


     素の自分で行けば、

     いけるんじゃないですか。」


古蔵さん「・・・エリスねーさんに、

     強制送還されるから。


     ここで頑張るには、

     マスクは外せないね。」


 古蔵さんは、

 エリスねーさんがくれた、

 由緒あるネコマスクを付けていないと、


 ねーさんから、ラリアットを食らいます。


 避けたら、もう相手してもらえないでしょう。


 ラリアットで気絶して、

 気が付いたら、本国に戻されている、

 という事になります。


 古蔵さんは、

 遠い国から来た、王様だったりします。


 国に帰ると、権威と引き換えに自由を失うので、

 なんとか留まろうと、努力しています。


ためぞう「そっすね、


     こんなん、どーすか?」


 ためぞうの提案は、こうです。


   ・ 商店街の福引きで、旅行を当てる。


     エリスねーさんに、

     日頃のお世話の感謝を込めて、

     旅行とかしてもらう。


     旅行中は、ネコマスク状態が解除できるので、


     本来の美しい姿に戻って、何とか頑張ってみる。


     イベント達成後、


     ネコのマスクマンに戻り、仕事も励む。


古蔵さん「全ては、福引きということなのか・・・。」


ためぞう「自分が、旅行に行くのもありですよ。


     旅行中は、正体隠さなくてもいいですよね。」


 古蔵さんが、商店街の福引きに興味を持ちました。


 おしゃべりしている間に、

 ローゼさんのマンションに着きました。


 大きなマンションですが、

 ローゼさんは、一階の庭付きの部屋に住んでいます。

 一階の駐車場のところに、リンカさんがいました。


リンカさん「おはようございます!


      牛乳配達、ご苦労さまです。」


 リンカさんは、新しく買ったジャージを来ています。

 まだ、朝日が昇っていないので、辺りは街灯の明るさです。


 そんな感じで、

 かわいい感じはいまひとつ伝わりませんが、

 元気な感じは、伝わってきます。


 とっても、可愛いですよ。


ためぞう「おはよう、リンカさん。


     (古蔵さん、

      リンカさん、可愛いですよ。)」


古蔵さん「おはようございます、


     ネコのマスクの、古蔵です。


     (ちびっ子より、美女がいいな。)」


ためぞう「(・・・。)



     リンカさん、はい牛乳。」


リンカさん「ありがとうございます!」


 リンカさんは、三本の牛乳ビンを受け取って、

 マンションに戻っていきます。


 そのマンションの一階の窓辺に、

 ローゼさんの姿が映っています。


古蔵さん「ローゼさんみたいな、

     メリハリが効いてる、ナイスな女性がいいな。


     ヒゲの娘じゃなければ、

     迷わず、ひゅ! って吹けるのに。


     ローゼさんと一緒になったら、


     ウィルハルト一世さんが

     義理のお兄さんになってしまう、

     古蔵さんです。」


ためぞう「び、びみょう・・・。


     そこは、譲れないのか・・・。」


古蔵さん「うん。


     家臣の相当な喜び様が、

     涙の先に映る気がする、古蔵さんです。」


 ローゼさんの、お兄さんにあたる

 ウィルハルト一世さんは、


 真の姿を取り戻した、古蔵さんより、

 さらにその上を行く実力者なので、


 ローゼさんには、手出し出来ません。


 すでにその手中にある、

 銀河の最大勢力と呼べる広大な領地が、

 お兄さんのものになってしまいそうです。


 ・ 古蔵さんと、お兄さんの強さ比較。


   古蔵さん MAX LV 535


        HP    9999くらい


   メインウェポン    現在 紛失中・・・。




   一世さん MAX LV 600


        HP  100000くらい


   伝説のレア☆5の剣  剣皇剣 オメガ所有。




ためぞう「・・・。


     オレ、古蔵さんの味方になるよ。」


古蔵さん「ありがとう!」


 古蔵さんは、ためぞうからホットミルクを貰いました。


 ためぞうは、温かい飲み物も配っています。

 保温ケースに入れてあります。


古蔵さん「オレ、福引き、チャレンジするよ!」


ためぞう「当たるといいっすね。」


 小さな友情ですが、

 いいものですねと、


 電球色の照明に照らされる、

 窓辺のローゼさんは思いました。


ローゼさん「き、聞こえてしまったんですよ。


      この時間に、軒先で語られたら、

      聞こえちゃうんです。


      ほら、自分の名前が会話に出ると、

      反応しちゃいますよね。


      そんな感じだと、流して下さい・・・。


      視線を感じて、立ち去るのも、

      それは、ちょっと出来ないので。」


 リンカさんが、

 ローゼさんに、牛乳を渡します。


リンカさん「姫さまの分です。


      ・・・いらないですか?

      飲んじゃいますよ。」


 リンカさんの視線の高さは、

 ローゼさんの胸の辺りです。


 パットで盛るのは無理なものが、そこにはあります。


ローゼさん「あ、はい。


      もちろん、いただきますよ。

      いい所に、来ましたね、リンカさん。」


 もう、それ以上、牛乳はいらないでしょうと、

 いつものリンカさんなら思うのですが、


 最近は、ちょっぴり成長したので許せたりします。


リンカさん「ごくごく・・・、


      心が豊かになりました。

      いつか、その辺も豊かになれると信じています。」


ローゼさん「なれます、

      なって下さいね!」


 ローゼさんは、その健気で儚くも見える、

 リンカさんの可憐な乙女な容姿の方が、


 純情っぽくて素敵に思えてしまうのです。


 ゴージャスな感じなローゼさんは、

 自分で、16才と説明しなければ、


 年上に誤解されてしまう所とかを、

 ちょっとだけ、気にしたりしています。


ローゼさん「ぎゃふん・・・。


      ためぞうさん、がんばって下さいね。」



 ネコのマスクマン、古蔵さんと一緒に、

 牛乳配達しているためぞうです。


 ためぞうは、将棋友達の亀吉さんのお家に来ています。


古蔵さん「時間指定のお届け物が、

     古蔵さんを呼んでいる気がするので、


     ここで、失礼します。


     吹き矢を、ひゅ! と吹くクセが抜けていないうちは、

     亀吉さん家で、出会いがあると、

     無駄撃ちになるので。


     100% ブロックされます。」


ためぞう「古蔵さんの夢、応援してます。」


 古蔵さんは、好みの女性に対しては、

 ほとんど無意識に、

 たいへん高価な惚れ吹き矢を吹いてしまうので、


 ちょっと自重しています。


 古蔵さんの本国での地位が、どんどん下がっていくくらい、

 一本のコストが甚大なので、

 (一本につき、数億ゴールドの資産を失います。)


 最近になって、

 ウィルハルト一世さんが、

 背後に迫る危機を感じた古蔵さんは、


 無駄撃ちだけは避けたいと願っています。


ためぞう「おはようございます。


     牛乳、持って来ました。」


亀吉さん「こっちに、持ってきてー。」


 ためぞうは、いつものように、

 亀吉さんのいる、縁側の方に入っていきます。


 おもむきのある日本庭園風に作られた、

 朝日が綺麗に映える庭先で、

 亀吉さんは将棋を指しています。


 相手は、ラウエルさんです。


ラウエルさん「おはようある、ためぞうさん。」


ためぞう「おはようっす、ラウエルさん。」


 ラウエルさんは、

 亀吉さんにお世話になっているので、

 朝、亀吉さんの将棋相手をしていることもあります。


 亀吉さんの家には、ゲームセンターで働く、

 吉川 リナさんもお世話になっているので、

 リナさんも、いたりします。


 古蔵さんは、吹き矢を無駄撃ちせずにすんだようです。


ためぞう「ホットミルクならあるけど、


     ラウエルさん、飲む?」


ラウエルさん「いただくある。」


 ためぞうは、ここで少し休憩していくことにしました。


 将棋の方は、ラウエルさんが押しています。


ラウエルさん「王手ある。」


亀吉さん「や、やられたバイ!」


 負けたのに、嬉しそうな亀吉さんです。


 ためぞうも、やられてみたいと思いました。


 負けたのに、勝ってる感じの亀吉さんに、ためぞうは学んでいます。


ためぞう「ラウエルさん、将棋強いね。


     オレ、亀吉さんに、

     一度も勝ったことないよ。」


ラウエルさん「一局、行ってみるね?」


 ためぞうも、将棋をします。


 亀吉さんは、縁側で牛乳をごくごく飲んでいます。


ラウエルさん「王手ね。」


ためぞう「つえぇ!」


 あっという間に、やられました。


 最速タイムを更新する速さです。


ためぞう「マジで、強いのな・・・。」


ラウエルさん「いつでも、相手になるよ。」


 ラウエルさんは、ホットミルクを飲んでいます。

 その吐息が、ふわっと届きます。


 また、負けてみたいと思える素敵な光景です。


 ラウエルさんの金糸の三つ編みを、

 艶やかに朝陽が流れていきます。


 透き通るような白い肌に、

 赤いチャイナドレスのラウエルさんは、

 心が揺れるほど、美しい美少女さんです。


 亀吉さんが、勝ってる気持ちが伝わりました。


ためぞう「素晴らしいと思います。」


亀吉さん「元気がでるじゃろ。


     エルさんを、お嫁さんにしたらどうね?」


ためぞう「おお・・・。」


 ためぞうは、流されそうです。


ラウエルさん「ためぞうさんなら、OKね。」


 ためぞうが、流され始めました。


ファルさん「ぜぇぜぇ・・・、


      おはよう! ためぞうさん。」


 ファルさんが、緑のエプロン姿で乱入して来ました。


ラウエルさん「おはようある、ボス。」


ためぞう「お、おはよう、ファルさん。」


 ファルさんが、

 ラウエルさんを引っ張っていきます。


ファルさん(ちょっと!


      ラウー、助けに来たんじゃないの!?)


ラウエルさん(ためぞうさんは、

       王子さまかも知れないある。


       パパも喜ぶね。


       王子さまじゃなくても、

       別に、いいあるよ。)


ファルさん(友情があるのよ!

      ラウと、私は、

      仲良しさんなの。


      奪いっこは、ダメーッ!!)


 ためぞうの危機を探知した、

 ファルさんは、

 商店街のお花屋さんから、ダッシュで走って来ました。


 ファルさんは、疲れた様子で息をしています。


 ラウエルさんが座っていた場所に、

 亀吉さんが座りました。


 ほんのりと、温かいそうです。


 ファルさんは、ラウエルさんを連れてお花屋さんに戻りました。


ためぞう「元気が出た気はします。」


亀吉さん「ギャルがおると、

     気合いが違うバイ!」


 フレッシュな感じがいいですね。


 ためぞうは、亀吉さんと一局勝負して、

 ドラゴン魚市場の方へと向かいました。


 長崎ドラゴン魚市場へ向かう途中に、

 ラジオ体操の会場になっている広場があります。


 朝の体操は、六時半くらいに始まります。


 会場に、エリスねーさんの姿があります。


エリスねーさん「よう、ためぞう!」


ためぞう「おはよう、ねーさん。」


 エリスねーさんは、赤のジャージで参加しています。

 サフィリアさんから、貰った物です。


 エリスねーさんの家は、近所なので、

 布団から出て、髪をとかしたら、すぐに着きます。


 朝食はすでに食べているようです。

 ジャージを着て寝ているので、服はそのままのようです。


 せっかく、可愛いパジャマを買っているのに、

 エリスねーさんは、なかなか着ません。


エリスねーさん「よそ行き感覚で、着ています。

        お泊り会では、着たりします。


        ジャージが、気楽だと思います。」


 朝は、けっこう冷える感じがあるので、

 こたつが温もっていない間は、

 着替えるのが、しんどいようです。


 目覚ましで起きたら、すぐ動く人なので、

 ぎりぎりまで、寝ています。


 人が見ていないところでは、割といい加減な、

 エリスねーさんです。


 端から見たら、ジャージに着替えて、

 気合い入れて参加しているように、見えなくもないです。


エリスねーさん「長く続けるための、努力なんですよ!


        そりゃ、ちゃんとしてなきゃいけない所では、

        きちんとしてますよ。


        ためぞー、いいよな?」


ためぞう「そんな部分も含めて、ねーさんなんだから、

     いいんじゃないの。


     しっかり者の、隙のないねーさんになったら、

     可愛さがなくなるよな。」


エリスねーさん「なくなるのか!?


        0になっちゃうのか?


        しっかりしちゃ、いけないのか・・・。」


 エリスねーさんは、

 からかうには、面白い人です。


 適度に隙もあるので、

 気を使わなくていい感じです。


ためぞう「こたつというか、

     部屋が温もってない間は、


     確かに、着替えるのはめんどいな。


     布団の中で着替えるのも、


     ユッキーさん寝てるから、

     どうかと思うし。」



エリスねーさん「ためぞうは、いい事を言う。


        ・・・本当は、ちゃんとした方がいいんだろうけど、

        少しでも、温かい布団の中に居たいのだ。



        朝食、美味しかったよ。


        おみそ汁と、ごはんですノリ。」


ためぞう「そか。


     それじゃ、オレ、

     魚市場の方に行って来る。」


エリスねーさん「おう、


        ためぞうは、えらいな。」


 ラジオ体操の会場に、人が集まって来ました。


 家で寝ていた、セリスさんもやって来ます。


セリスさん「おはようございますー。」


ためぞう「ども!」


 ためぞうは、セリスさんにあいさつして、

 会場を去って行きました。


 エリスねーさんがいる近くに、セリスさんは駆け寄って行きます。

 朝から、元気です、


 ためぞうと入れ替わるように、セバリオスさんと、

 レオクスさんもやって来ます。


 セバリオスさんとレオクスさんは、

 直接、エリスねーさんのとなりに立つと、

 微妙に動きが鈍ります。


 セリスさんのとなりくらいが、ちょうどいいみたいです。


セバリオスさん「青春してると思いますよ。」


レオクスさん「そ、そうですね!


       セバリオスさんは、頼りになるなぁ・・・。」


 サフィリアさんと、レミーアさんがやって来ました。


 サフィリアさんは、学園の赤のジャージを着ています。

 エリスねーさんとお揃いな感じです。


 レミーアさんは、私服です。

 裏が起毛になっているパーカーを着ています。


 二人は、ラジオ体操をした後で、魚市場に行っています。


レミーアさん「おはようございます!」


サフィリアさん「実家から、おせんべいが送ってきたので、

        よかったら、どうぞ。」


 サフィリアさんの実家は、

 年末年始は、

 たくさんお餅を作るので、


 おせんべいも、たくさん送ってきます。


 サフィリアさんは、食べると身に付きやすい体質なので、

 いっぱい運動もしています。


 見た目ではわからないくらいなのですが、

 体重計が、気になる季節なのです。


 レミーアさんは、食べても太らない体質なので、

 貰った、おせんべいをよく食べています。


レミーアさん「そのお揃いのジャージを着こなせるくらいには、


       横成長しても、いいと思います。


       サフィリアさんは、


       ふわふわで、ツヤツヤで、

       モチモチしてますよ。」


セバリオスさん「ほうほう・・・。


        おせんべい、ありがたくいただきます。」


レオクスさん「おせんべい、ありがとうね。」


 サフィリアさんが、連れているネコさんたちも、

 最近、丸くなった感じがします。


 いっぱい食べたんでしょう。


ネコx2さん「ラジオ体操、しまくって、


       エナジーを燃焼させまくるニャ!」


サフィリアさん「そうですね!


        お揃いじゃなくなるのは嫌ですし、

        頑張って、動きます。」


 ラジオ体操に入る前から、

 ノリノリで、ヒップホップを踊っているネコさんたちです。


 音楽はラジカセから流れています。


 ラジオ体操の前に、果てている時もあります。


 ラジオ体操が始まると、音楽が切り替わる仕組みになります。



 ◇ ためぞうのフレッシュ度。



   ・ いつまでも、新発売と書いている、

     商品に似てなくもない。


   ・ ラジオ体操で、いい汗を流す、

     エリスねーさんは、わりとフレッシュです。


   ・ 古蔵さんが、

     運命を、福引きにゆだね始めた。


   ・ 新鮮な気持ちで、

     年越しそばや、鏡餅を用意したいとは願っている。


   ・ サフィリアさんは、つきたてのお餅くらい、

     モチモチして、フレッシュです。


     レミーアさんも、そこの餅を分けて欲しいと願っています。



レミーアさん「そこまでは、願ってないですっ!」


リンカさん「私は、願ってますよ。」