プロ野球の横浜球団は、2005年に入団した那須野巧投手にプロ野球界で申し合わせた最高標準額(1億円プラス出来高払い)をはるかに上回る5億3000万円の契約金を支払っていたことを公表した。
西武がアマチュア選手や指導者に、ルール違反の金銭を支払っていた「裏金問題」は他球団にも飛び火し、拡大した。
横浜の佐々木邦昭球団社長は、日大監督に3000万円が渡ったとされる疑惑については、「5億3000万円は那須野投手の口座に支払い、その後の金銭の流れは把握していない」と述べた。
横浜球団は同日、「那須野投手の契約に際し、5億3000万円の契約金を支払っていたのは事実です」とルール違反を認める声明を発表した。
声明で同球団は「新人選手の契約金の最高標準額申し合わせを超える高額な契約金であり、『倫理行動宣言』以前の契約であったとはいえ、野球界で自ら定めたルールを逸脱し、大変遺憾に思っている」と謝罪した。
那須野投手は東京・駒場学園高-日大を経て、05年に自由獲得枠で横浜入りした。
プロ野球の「倫理行動宣言」は同投手入団後の05年6月に定められ、アマ選手への金銭支給などを禁じている。
西武がアマチュア選手や指導者に、ルール違反の金銭を支払っていた「裏金問題」は他球団にも飛び火し、拡大した。
横浜の佐々木邦昭球団社長は、日大監督に3000万円が渡ったとされる疑惑については、「5億3000万円は那須野投手の口座に支払い、その後の金銭の流れは把握していない」と述べた。
横浜球団は同日、「那須野投手の契約に際し、5億3000万円の契約金を支払っていたのは事実です」とルール違反を認める声明を発表した。
声明で同球団は「新人選手の契約金の最高標準額申し合わせを超える高額な契約金であり、『倫理行動宣言』以前の契約であったとはいえ、野球界で自ら定めたルールを逸脱し、大変遺憾に思っている」と謝罪した。
那須野投手は東京・駒場学園高-日大を経て、05年に自由獲得枠で横浜入りした。
プロ野球の「倫理行動宣言」は同投手入団後の05年6月に定められ、アマ選手への金銭支給などを禁じている。