歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

部下の育成法の件

2018-04-04 09:16:22 | 日記
中国地方八か国を支配し、「毛利家三本の矢」を育てた毛利元就。
ある時、元就は、三人の子供たちの雪合戦を見ていた。
次男元春は、強気の姿勢でガンガン攻めるのに対し、三男隆景は、物陰に身を潜め、じっくりと機会を伺っていた。
そして元春が疲れ果てたところを一気に攻め立てた。

その様子を見て、元就は三人の子供の性格を、それぞれ木に例えた。
「長男隆元は桜の木だ。満開の桜のごとく、誰からも好かれる」
そんな隆元は、社交的な人間だ。
「次男元春は梅の木だ。厳しい冬に咲く梅のごとく、力強い存在だ」
元春は、武勇高い、いわゆる武闘派だ。
「三男隆景は柳の木だ。よくしなる柳のごとく、一筋縄ではいかない」
隆景は、頭の切れるいわゆる頭脳派だ。

三人の性格を見極めた元就は、長男隆元が15歳になると山口の大内家に人質に出した。
古くから文化が栄えたこの町は、一流の文化人が集った。
隆元は、一流の文化人と交流を深め、彼らとの人脈を広げていった。

武闘派元春は、吉川家に人質に出した。
大国に囲まれた吉川家は、戦が絶えなかった。
そういった環境下で、元春は戦の技術が培われた。

頭脳派隆景は、小早川家に人質に出した。
瀬戸内海に面し商業の発展したこの地は、たくさんの人が行きかった。
そのため隆景は、交渉力や分析力が養われた。

「教えるのではない。育つ環境に置くのじゃ。」
元就の考えのもと、三兄弟は、歴史に名高い「毛利家三本の矢」として、
120万石の強大な毛利帝国への礎となった。

現代の会社において、部下をどのように育成すればいいのだろうか?
手取り足取り、1から10まで、教え込むのか。
元就のごとく、教えるのではなく、
育つ環境に置かせるのか?

皆さんが会社で実践されている方法を、教えて下さい。


昨年は、育児介護休業法が改正され、
育児介護休業規程の大幅改正が必要となります。
昨年は、最低賃金法と社保料率が改正になりました。
今年は労災料率が変更予定です。
毎年数回、必ず改正される労働法令の改正に、対応できてますか。

建設業の方へ
28年6月から、「解体工事業」の業種が分離・独立しました。
「とび土工」の資格で、解体工事はできなくなりました。

ご質問は、遠慮なく。


~中小企業の法務担当~
社会保険労務士・行政書士 関 口 英 樹
〒221-0001
神奈川県横浜市神奈川区西寺尾3-3-20
℡&F 045-401-0842
携 帯 080-1174-9553
E-mail hide@hide2008.com
http://www.hide2008.com/
★就業規則・労働社会保険手続き
★特別加入(社長・一人親方の労災)
★会社、NPO、一般社団法人等の設立
★建設業許可、経審、入札参加資格申請
<労使一体・攻防一体の経営をサポート>



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トップの資格について | トップ | ブラックベルト »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事