歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

処分権者について

2019-04-29 16:22:37 | 日記
豊臣家恩顧の大名である福島正則。
彼は豊臣家で七本槍として武功を立てた猛将だ。

その正則、天下分け目の関ケ原の合戦では、三成憎しの考えから、家康率いる東軍として参戦。
合戦では、東軍の先鋒として、家康の期待に応える見事な活躍を見せた。

大阪の陣から2年後、正則の地元である広島に大雨が降り注ぎ川が決壊、広島城は、大洪水に見舞われた。
正則は、元の形を取り戻すべく、城の改築を行い、広島城は、さらに頑強な城へと生まれ変わった。

これが徳川家の逆鱗に触れる。
家康が制定した武家諸法度には、
「城の修築について、必ず報告しなければならない」
旨が定められている。

家康は、関ケ原の合戦で武功を立てた正則を罰するべきなのか?
それとも、合戦での功績を配慮し、見逃すべきなのか?

家康は、この問題の処理を、自身が将軍引退後、二代将軍秀忠に対処させた。
問題を引きついた秀忠は、罰として正則から49万石を取り上げ、4万石へと大幅減封とさせた。

これにより、正則の軍人人生は、事実上、終わるとともに、徳川家の権威が、一層高まることとなった。

私関口は、「誰が処分をするのか」(処分権者)を考えさせる問題だと思うのです。
家康の指揮の下で見事な武功を立てた正則を、家康自らが処分を下すのではなく、二代目将秀忠に行わせる。

現代の会社でも、社長自らが憎まれ役になるのか
それとも・・・
皆さんのご意見、お待ちしております。


平成30年に雇用保険料率、最低賃金が変更になりました。
平成31年に健康保険料が変更されました。
毎年数回、必ず改正される労働法令の改正に、対応できてますか。

平成30年に古物営業法が改正されました。
許可業者にあっては、平成32年までに手続きしないと
許可が取り消しになってしまいます。

ご質問は、遠慮なく。


~中小企業の人事・法務担当~
社会保険労務士・行政書士 関口 英樹
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