歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

経営者のアイデアについて

2020-05-04 14:13:13 | 歴史に学ぶ人事経営論
後醍醐天皇による建武の新政により、100年以上に亘り国を統治した鎌倉幕府が滅んだ。
この際の功労者は、足利尊氏と楠木正成だ。
彼らの奮闘により、後醍醐天皇が政権を掌握することとなる。

しかし、その恩賞処理を巡り、後醍醐天皇への不満が噴出。
彼は、戦の褒美として、血を流し戦った武家よりも、貴族を優遇したのだ。
不満を抱いた武家たちは足利尊氏のもとに集結。
5万の足利軍は、京へ進撃していった(京戦争)。

一方、楠木正成は、京を死守すべく後醍醐天皇の元へ残った。
その数、千人。

京を守る楠木軍に対し、圧倒的な軍事力の足利軍が迫ってきた。
「掛け金を掛けろ。」
指揮官の号令とともに、京を守る楠木軍の武士たちは各々の盾を留め金で連結。
矢を放った。
敵が引けば、連結していた留め金を外し、反撃に転じた。
足利の大軍は、正成の考案した「動く城」に翻弄され、長期間、釘付けにされた。

見事なアイデアを考案した楠木正成だったか、多勢に無勢。
迫りくる大軍を前に、敗北を悟り、残った部下たちとともに自刃。
後醍醐天皇も吉野に逃れた。
やがて、足利尊氏が室町幕府を開くこととなる。

勝敗の結果はともかく、弱者(中小企業)は、
知恵を出すことで、強者(大手企業)と対等に戦うことができるというのは、現在の経営も同じではないだろうか?


~中小企業の人事・法務担当~
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社会保険労務士・行政書士 関口 英樹
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