飛騨さるぼぼ湧水

飛騨の山奥から発信しています。少々目が悪い山猿かな?

猫の墓

2019-07-12 14:09:30 | エッセイの部屋

「私のお墓の前で泣かないでください。
 そこに私はいません。眠ってなんかいません。
千の風になってあの大きな空を吹きわたっています・・・」
と言うのは東日本震災の後に日本で歌われた「千の風」の日本語歌詞である。
「私はお墓にはいません、眠ってなんかいません!」
と言う大胆な言い方に驚いた。
私も常日頃そうは思っていたが、代々お墓を大切に守っている田舎では決して言えない事だった。
お墓でも仏壇でも、亡くなった人達は、上記の歌のように、ずっとそこに住んでいる訳ではない。
魂はいつもは霊界にいて、人々がお参りする時だけそこに来られるのである。
ちなみに仏壇でチーン!と鳴らす鐘は、先祖を呼ぶためや合図ではない。
お経をあげる時の木魚の代わりの音楽である。
先祖の霊は、合図や音で知らせなくても、迎える心で仏壇や墓の前にいれば察して来られるそうである。
よく拍手や鈴等音で呼ぶのは、西洋では主人が召使や犬を呼ぶ時に行う事で、神様や仏様は合図などしなくてもすべてご存知だから来られる。
だから、亡くなった先祖様に対しても、物や形にこだわるよりも、心を込める事の方が大切である。
(例えばお供え物も世間ていや親戚の手前等見映えに凝るよりも、手作り等心の籠もった物の方が喜ばれる)
三、四十年ほど前のバブルの頃は、田舎では立派な墓を造る事が流行っていた。
また新しい団地のような霊園もあちこちに造成された。
しかし、今では過疎地や田舎では墓を手入れする人が減ってしまった。
また、少子化の昨今では、墓はむしろ子孫のお荷物となってしまった。
世の中と言うものは、驚くほど変わるものだ!
なんて傍観者のように、最近の墓事情を想っていたら、面白いニュースがあった。
ブームのペットの猫の話である。
「家族同様のペットの猫も、一緒に墓へ入れてやりたい」
と希望する人達が、各地に多く出て来たと言う。
ところが、地元のお寺の坊さんにお尋ねすると、
「そんな事は相ならん!」と一喝のもとに、または柔らかく断られると言う。
たぶん、「人と畜生と一緒に墓へ入れるなんて、聞いた事がない!」と言う事なのだろう。
おそらく何年か前だったら、「それはそうだ、常識だ!」で済まされた事だろう。
しかし、今はそうならない。
日本社会においてもジェンダの認識や障碍者の認識も驚くほど変わりつつある。
ペットについても同様だ。
猫も犬も、今の日本では、まるで家族のように家の中で飼われている。
そして淋しい老夫婦には幼い子のように、一人暮らしの高齢者には連れ合いのように大切にされている。
そこで、そんな多くの人々の要望に答えようと、浄土宗のあるお寺が本山に問い合わせたと言う。
すると、本山では、すべての経文等を詳しく調べた。
その結果、畜生も成仏すると言う記述は見つかったものの、一緒に墓へ入れる等相ならん!との記述は見つからなかったそうである。
と言う訳で、その寺では、「ペットの猫も一緒に墓へ入れますよ」と言う事になって、遠方からも申し込みがあるそうな。
今は人口減少でお寺経営も大変な時代である。
さて、面白いニュースとは、以上のような内容だった。
お寺経営も特徴ある個別化を計らなければ!と言う時代に、実にタイムリーないいアイデアだと思った。
やはり寺は、時代の要望に応えてこそ本来の救いと言う使命が全うできるのではないかと思った。
元々私は、前述のように墓はお参りに来た時だけ亡くなった人が現れる場所で、そこに住む訳ではないから、それほどこだわる必要はないと思っていた。
もちろん霊界においては、人と動物は修行する場所は別々と聞いている。
またある人の話によれば、ペットの猫や犬は昔とは違うと言う。
最近は先祖などの人間が猫や犬に生まれ代わってきた例が多いのだろうか?
なので、家族のように家の中で一緒に住んケースが多いのかも?と思った。
私も田舎の古民家の1人暮らしなので、時々、猫を飼いたいと思う。
以前にネズミ対策に、今は亡きt爺さんちの生まれたばかりの子猫をもらう事にしていたが、縁が無かったためか死んでしまった。
目の悪い私では、いざと言う時も、常日頃も世話ができないから、それで良かったのかも、と納得している。
その代わりに、かなり前から、どこかの猫かノラネコが私の家を巡回するようになり、古ナベに入れた魚の頭や鶏の骨などをきれいに食べ尽くしている。
また部屋の中では、オニャンコ温度計が、一時間おきに警告やいろいろな言葉をしゃべっている。
両方とも、餌や毛の掃除の心配も病気出産の心配もない。
その意味では、私には好都合であるが、やはり物足りない。
できれば、このオニャンコ温度計も、少々高くなっていいから、もっとしゃべる内容を増やしてほしい。
その日の私の気分に応じて、おしゃべりモードも切り変えられるとさらにいい。
例えば、
1、感謝モード、朝から寝るまで、感謝の言葉をしゃべる。

2、励ましモード、朝から寝るまで自信をつける褒め言葉を言い続ける。

3、イヤシモード、美人の色っぽい声で褒めたり誘ったりする。

等々。
また、このしゃべる内容もネットで購入できるようになるとさらに良い。
別にネコ型の温度計でなくても、犬型やパンダ型のコミュニケーションロボットのような物でもいいが、・・

(おしまい)

七夕 雲間の再会?

2019-07-09 17:21:05 | 俳句日記の部屋

雨宿の 天井仰ぐ 七夕かな  湧水

七夕や 雨音上に 銀河群  湧水

七夕や 星座が浮かぶ 雨の屋根  湧水

七夕や 雲のはるかに 銀河群  湧水

青地球 未来を想う 七夕かな  湧水

過疎村の 星は雲間の 七夕かな  湧水

空鉢の 伸びし畑の 雑草も  湧水

久々の 道にあじさい 老夫婦  湧水

建て替えに まごつく老いや 青葉風  湧水

雑草と 聞けど近づけぬ 膝痛かな  湧水

草取に 困れば前に 助人かな  湧水

川柳

しぶしぶと 建て替え従う 老夫婦  住み慣れた家の方がいいけど・・

知らぬ間に 膝痛知り合いに 感染し?  えーっ、あの人も?インフルエンザみたい


冒険小説「幸福の樹」(その 29 ) 三種の神器?

2019-07-06 23:16:02 | 小説の部屋


ハイハイハイハーイ、おまたせ、飛騨の小路 小湧水でーす、久しぶりでございます、パソコンも先生もドッグ入りでしばらく休みでした。
その間、世の中も周囲もいろいろありまして、はい、・・・てな訳?で、早速、小説に参りたいと思います、はい、では、開幕、開幕!

29 ) 三種の神器?

「ワンワンワンワン!」
「あっ、ケンが何かを見つけたようです。匂いもかなり地上の臭いに近くなっています。ひょっとしたら動物でも見つけたかも知れません」
ゴクウが叫んだ。
「もしかして、また子猿やウサギだったりして?」
ハナが珍しく冗談を言った。
子猿とウサギは、以前にハナが地下の穴から救い出した事があった。
もう地上が近いので、皆は我が故郷へ帰るようにウキウキしていた。
「あの、でも、この先の森には猿がいるとは限りませんよ。四方を高い山で囲まれているんですから。
もしいるとすれば、山を越えて来れる獣か鳥か、それとも元々ここに住んでいた動物かもしれません、ひょっとして見た事も無い獣がいるかも知れません」
ゴクウが答えた。
ハナは、そのゴクウの生真面目さに笑い出しそうになった。
「そうだわ、その通りだわ、太郎兄ちゃんみたいな人間がいたり、ゴクウみたいな猿や、ケンみたいな犬がいたりして?くっくっく」
ハナが笑うと、皆も釣られて互いに大笑いした。
「ワンワンワンワン!」
やがてケンが短い足で駆けもどって来た。
そして、皆に向って懸命に吼えた。
「あの、何かいい知らせと悪い知らせが有るようです。それは・・・」
ゴクウが説明しようとした。
太郎が、遮るように急に大声を出した。
「ああーっ、あそこ、あそこに明りが見えるぞ、きっと地上の光だ、ケンそうだろ、出口だろ?」
太郎がケンに言うと、ケンはシッポを大きく振った。
「バンザーイ、バンザーイ!出口だ、地上への出口だ!とうとう地上への出口に着いたぞ!」
大喜びする太郎に、ケンも踊るようにワンワン吠えて喜んだ。
そのまま、太郎とケンは明かりに向って駆けて行った。
ハナも嬉しくなって、その後を追い駆けた。
やがて皆が、その場所に近づくと、天井から眩しい光が燦燦と射し込んでいた。
久しぶりに見る天の光は、皆には眩しくて神々しくて涙が出るほど嬉しかった。
その真下に行くと、眩しく暖かい真昼の光が、皆の体を優しく包んだ。
「ウワーッ、これこそお日様だわ、お日様の光だわ、懐かしいわ!」
皆は嬉しくて嬉しくて、その光の中で気が済むまで踊っていた。
やがて踊り疲れて、傍らに座った。
そして、満足そうに顔を見合わせていた。
そのうち、皆の興奮が納まってきた。
ハナが天井の光を見ながら、ぽつんと言った。
「でも、ここからどうやって出るの?」
えっ?
誰も答えず、互いに顔を見合わせた。
「あっ、あの、まっ、前にハナは子猿やウサギを救い出したんだろ?」
太郎が思わず言った。
「あの時は、穴の外からロープを降ろしたのよ、太郎兄ちゃんが上からロープを降ろしたんじゃないの?」
ハナが、怒ったように言った。
「えっ、そっ、そうだったけ?」
太郎はあわててゴクウに振った。
「そっ、それじゃ、猿だ、ゴクウだ!ゴクウの出番だ、このくらいの崖なんか猿にとっては何でもないはずだ、なあ、ゴクウ?」
太郎は、ゴクウの背中をバンバン叩いた。
「いえ、この洞窟の壁はツルツルしていて、地上の石崖を登るような訳にはいきません。私でも登る事は無理だと思います」
「何?情けない事を言うな、お前には猿のプライドがないのか?」
太郎の罵声にゴクウは黙ってしまった。
「よーし、それじゃ、ゴクウ、俺が一番下になってお前を肩で支えてやるから、お前は俺の肩に乗ってハナを支えろ!一番上のハナの頭にケンが乗れば、天井の穴に届くだろう」
太郎がそう言って、壁に両手を付いてしゃがんだ。
「太郎兄ちゃん、止めなさいよ、無理よ、皆の背丈を合わせても、天井の半分にも届かないわ、そんな無駄な事は止めてよ」
ハナの言葉に、皆はまた座り込んでしまった。
よくよく考えてみると、洞窟は今までは登坂のように横に伸びていたが、最後の出口に来て、真上に伸びていたのだった。
(ああそうだ!そのために高い煙突のように、煙を一番吸い寄せたんだ!)
ゴクウは、焚火の煙の流れで洞窟を選んだ時の事を思い出した。
(あの時、別の洞窟を選べばよかったのかも?)
ゴクウは、チラッとそう思った。
ハナ達が見上げる光の入ってくる天井の穴は、6、7メートルの高さがあった。
周りはツルツルした湿った鍾乳洞の竪穴で、登ろうにもひかかりが無かった。
底には上から落ちてきたのか、落ち葉と木の枝が溜っていた。
全員の天に昇ったかのような今までの喜びは、一転、落胆に変わっていた。
「まいったな、どうすりゃいいんだ?ああ、まいった!」
太郎がいつものように嘆き出した。
「あの、なので、私は初めから、いい知らせと悪い知らせがあると言ってたんです」
ゴクウも付け加えた。
「そんな事は、今更どうでもいい。よし、見ておれよ!」
太郎はまた立ち上がった。
皆は太郎が今度は何をするのか見ていた。
太郎は、床にあった太い枝に絹のロープの端を結び付けて、天井に向かって力いっぱい投げた。
太郎の渾身の力で投げた枝は、スルスルと絹のロープを引き上げながら、上がっていった。
そして、天井の穴から外へと勢いよく飛び出した。
「あっ、やった!」
ハナ達は心の中でそう思った。
太郎は、しめた!と言う顔で、絹のロープをゆっくりと引っ張った。
しかし、残念ながら枝は何も引っかかる物が無いのか、むなしく足元にロープと共に落ちてきた。
「ちえっ、くそっつ!今度こそ!」
太郎は再び、顔を真っ赤にして渾身の力で投げた。
枝はまたスルスルと絹のロープを引き上げながら、今度は別の方向へ飛んでいった。
しかし、引っかかる物がなく、また空しく足元へ落ちてきた。
さらに太郎は何度か挑戦したが、結果は同じだった。
「ああ、やっぱり駄目か。万事休すだ。もう何をしたらいいか分からない」
太郎は、力尽きたように枯れ葉の上に倒れ込んでしまった。
ハナも座りこんだまま別の方法を考えていたが、何も思いつかなかった。
さすがの知恵者ゴクウも、お手上げと言う顔だった。
誰かが、外からここの穴を覗いて助けてくれるか?
それとも洞窟を引き返して別の出口を探すか?
いや、どちらも、今更、有り得ない夢のような無理な事だった。
ハナも万策尽きて、考える事にも疲れてしまった。
「ああ、神様!もし神様がおられるならどうか私達を救ってください」
ハナは天井に見える青い空を見上げながら小声でつぶやいた。
その時だった。
「ピーヒョロロ、ピーヒョロロ!」
どこか聞き覚えのある鳴き声がかすかに聞こえてきた。
その声は、だんだん近くなってきた。
ハナは、あわてて立ち上がった。
「あっ、あの声はタカコだわ!トビのタカコの声だわ。きっとタカコが私達を見つけたのよ」
トビのタカコからは見えない洞窟の中なのに、ハナは何故かそう確信した。
「きっと今まで私達を捜していたんだわ。ハーイ、タカコ、ハーイ、ここよ!穴の中よ!」
ハナは、天井の小さな空に向って手を大きく振って叫んだ。
「はーい、タカコ、はーい、タカコ!ひょっとして、村の長老様も私達の事を心配しているの?ハーイ、たかこ」
ハナは、長老様の名を叫んだ時に、ハッと思い出した事があった。
「そうだわ!太郎兄ちゃん、あれよ!あの袋よ!長老様がくださった袋よ。あれを今、開くのよ。こう言う時のために長老様がくださったのよ。今が、その時なのよ!」
はなが太郎に向って叫んだ。
「えっ、袋?・・・?ああ、あの袋の事か」
太郎は、すっかり忘れていた。
「こっ、確か、これだったかな?」
太郎が背負っていた袋の中から小袋を取り出した。
「そうよ、それだわ!旅立つ時に長老様がくださった大切な物よ、本当に困った時以外には絶対に開けてはいけないと言われた袋よ」
しかし太郎はハナのようには期待していなかった。
(所詮貧乏な村である。いくら長老様でもびっくりするような物をくれるはずがない。
そんなに大きくない袋だし、今まで持って来たが、そんなに重くもなかった)
こんな小さな袋の中身が、今の状況から救い出してくれるとは、太郎にはとても思えなかった。
どうせ干し肉などの食べ物だろうぐらいに思っていた。
「はな。ワカッタよ、早速開けて見るか。さあ、何が出てくるかな?」
太郎は小馬鹿にした態度で袋の中に手を突っ込んだ。
ハナやゴクウやケンは、唾を飲み込みながら、その太郎の手を見ていた。
「まっ、それほど期待されてもって言う感じだな?はいはい、おや、きれいな布で包んであるな」
と言いながら、太郎は中の物を床の上に並べた。
細長い物とやや大きくて丸い物と小さな物の三つが絹の布に包まれていた。
この絹は森にある野生の繭(まゆ)を見つけて作る貴重な物だった。
あの祖父母がくれた絹のロープは、言わば全財産をはたいて作った物だった。
「さて、それじゃ、この細長いのから開けるとするか」
と言って太郎が巻いてある布を取ると、ピカピカ銀色に光る刃物が出てきた。
「うわーっ、すげー!刀だ。ちょっと待てよ、これは村の宝物だ。あの村の神社の神棚に祭ってあった物だ。俺も一度だけ見せてもらった事があるが、これは昔に村に落ちた隕石で作ったんだって。たしか鉄という堅いもので、何でも切れるって聞いてたよ」
と太郎が驚きながら言った。
皆は、そのピカピカ光る刃を珍しそうに見つめた。
刃はいかにも切れそうで恐ささえ感じた。
「そんな大切な物を私達にくださって長老様は大丈夫かしら?村の人達に怒られるんじゃないかしら?」
ハナは心配そうに言った。
「なに、大丈夫だ。神棚を開けられるのは長老様だけだから、村の人は誰も知らないさ」
太郎が軽く答えた。
ハナやゴクウは長老様の覚悟の重さと切実な願いを感じた。
「よし、刀は後で試してみるとして、今度はこの大きな物を開けてみよう」
太郎が二番目の絹の布を開くと、石と鉄と板が出てきた。
「あっ、これは火打ち石だわ。神社のお祭りの時だけ使っていたわ。これも村の大切な物じゃない。村では困らないかしら?」
ハナはまた心配し始めた。
「でも最近は村のお祭りも若い人が集まらなくなったって長老様が言ってたからな。うちの爺ちゃんや婆ちゃんぐらいだって」
と太郎が言うと、ハナは少し安心した。
「しかし、長老様はすごい物をくれたな。これはすぐ火が起こせるんだよ。いや、助かった!もっと早く袋を開ければよかったな」
太郎が残念そうに言った。
ハナが最後の小さな絹の布を触った。
「この小さな物は何かしら?」
そっと開くと、大きな緑色の豆が五、六個出てきた。
「あーっ、大きな豆。見たこともない豆だわ」
ハナが驚くと、ゴクウやケンも覗き込んだ。
「何だ。たかが豆か。しかもこれっぽっちじゃ、腹の足しにもならんな。しかし、俺の思っていた通りだ。やっぱり、これじゃここから出るためには何の助けにもならんよ。まあそんな事だろう。仕方ない。ちょっとこの刀の切れ味を試して見るか」
と言うと太郎は、気に入ったその小刀を持って床の木の枝を切り始めた。
そして、よく切れるので面白がって、オモチャに夢中の少年のようになってしまった。
ハナとゴクウは火打石と豆粒を見つめていた。

(つづく)

ハイハイハイハーイ、てな訳で、またのお運びを願い、今回はバイバイとさせていただきますル、
あっ、そうそう、ところで笑点の春風亭昇太が結婚って本当ですか?
やっぱりあの三平までにバカにされていたんでハッスルしたんでしょうか??

はい、では!


パソコンとわが身のドッグ入り終わる 九州に梅雨豪雨!

2019-07-03 22:38:58 | 俳句日記の部屋

ドッグ終え 畑覗けば 芋元気  湧水

枇杷の実の 種まだ大き 令和かな  湧水

懐かしき 伯国で食べし 黄メロンかな  湧水

控え目の 甘さに肉厚 イエローキング  湧水

光満ち 王の王たれ 伯国に  湧水

雨あがり 湧いたがごとく 胡瓜かな  湧水

憂鬱に あれこれ挑む 梅雨ごもり  湧水

良くならぬ 朝の気分や 梅雨の晴れ  湧水

束の間の 心も晴れぬ 梅雨の晴れ  湧水

痛み腫れ 引けばやせたる わが膝かな  湧水

ひとり待つ 梅雨の初診の 病室かな  湧水

川柳

血圧や 薬前に測れば 正常値  今日は飲むのを止めた!