野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

カンムリカイツブリ

2007年03月27日 | 鳥見記録
 先日志摩の方に旅行に行きました。日の出は別の記事で書きましたが、これまで本命の鳥撮りはパッとした成果はありませんでした。
 今回もスズガモが初見初撮りだったのですが別に書くとして、以前撮ったことがありウミアイサと間違えていたカンムリカイツブリを書きます。
 今回も帰宅するために山沿いから湾沿いの道路に出た時にマガモ等と一緒に10羽ほどの群れを見つけました。あいにくの逆光で、何とか注意をして撮りました。

 カンムリカイツブリはカイツブリ類の中では日本で一番大型で、頭頂の黒い冠羽が特徴で主に冬鳥として本州中部から九州に渡来するそうです。国のレッドデータブックには危急種として掲載されていますが、近年増加の著しい種類だそうです。

 これは、既に夏羽で冠羽と頬羽(?)を広げたところですが、冠羽も目立ちますが私には頬羽も印象的です。
 何故このような飾り羽根があるのかと思いますが、例えば雌を巡る雄同士の争いや相手に対する威嚇などで広げてディスプレイするようです。私も今回初めて見ましたが2羽が広げてディスプレイしていました。

 互いに首を伸ばしてクチバシを下げ冠羽と頬羽を広げて見せ合うようです。その際に、クチバシも広げるようです。

 旅行の数少ない成果ですが、面白いカットが撮れました。

旅に行きました。

2007年03月24日 | 鳥見記録
 毎年2回ほど訪れる志摩の定宿に2泊3日で行ってきました。
 いつも鳥撮りの機材を車に積んで持って行くのですが良いモノが撮れたことはありません。
 今回もあまり期待していませんでしたが、ふと日の出を撮ろうと思い立ちました。というのも、前日は早めの夕食でアルコールを一杯飲み早々と寝てしまって日の出前に目が覚めたからです。日の出を撮ったのはカメラをやり始めた当初に同じく旅先でシグマの500までのズームで撮ったことがあるだけです。
 日の出は午前5時56分ということでホテル4階にある自室のベランダに出て待ち受けました。しかし水平線は黒っぽく雲があるように見えました。ダメかと思っていると突然真っ赤な光が水平線から立ち上り、みるみる間に水平線上に太陽が顔を出しました。

 次第に明るくなって海面上に光の帯ができ、壮大な自然のエネルギーに圧倒されるようでした。

 
 この日は、トキナの28-70mm/f2.8(NEW ATX-270 AF PRO)を主に使い、ニコンのAiAF-S ED 300 F4D(IF)を従として使用しましたので遠目の日の出となりサンヨンも日の出と海だけのイマイチの絵になってしまいました。
 今回は連泊でもあることから2日目はサンヨンを主にして撮ることにして前日と同様に待ち受けました。2日目も水平線に黒い雲のようなモノがありましたが前日と同様かと思いカメラを構えて待ちましたが日の出時刻になっても赤い光は射してきません。今回は水平線上に雲があり少し上空で太陽が顔を出し始めました。

 少し霞んでいますが、海面には漁船と水鳥の飛ぶ姿もあります。日の出と漁船を意識しながら昇りゆく太陽を追いかけて撮りました。

 上空にも少し雲があり、その雲に日の出の光が反射して幻想的な絵を撮ることができました。
 しばらくすると太陽も上空に昇り海面に反射して光があふれてきました。

 滅多に撮ったことのない風景でしたが、自然の中で短時間の日の出を堪能することができました。

バックの抜けたオオジュリン

2007年03月18日 | 鳥見記録
 カワセミ待ちをしていて、対岸のヨシにオオジュリンがとまりました。このパターンで、これまでジョウビタキ雌雄、ホオアカ、ウグイス、ホオジロ、アオジ、キジ雄、ハイタカ等を撮りました。
 先日もバックの抜けた良いモノが撮れたのですが、今日も偶然撮ることができました。最初のこれは、それほどバックが抜けている訳ではありませんが、バックが白く光っていて結果的に被写体が目立っています。ファインダーをのぞいて気が付きました。

 しばらくして、一羽がススキの幹にとまりました。これだけでもバックの抜けがよいのでしめたと思い撮りました。

 そのうち、オオジュリンはスルスルとススキの幹を伝いながら上の方に移動しテッペンの穂の部分まで行きました。これはグッドロケーションと思いシャッターを切りました。願っても中々ありません、まるでスタジオで用意したような構図で、バックも抜けて良いのが撮れました。

 さて本命のカワセミは、目の前を通り過ぎ遠くで御挨拶してくれただけで終わりました。

ヒレンジャク三昧

2007年03月17日 | 鳥見記録
 今日も先週と同じカワセミポイントで待機しましたがオオジュリンの良いのが撮れたのと、外来生物のヌートリアを撮ったぐらいで、本命のカワセミは遠くで御挨拶した程度でした。

 10時過ぎに帰宅して裏庭の木瓜メジロを待っていると見慣れない飛び姿を見つけ前庭の方を見てみると、30羽ほどのヒレンジャクの群れが電線にとまっていました。

 その群れが一斉に私の庭のモチの木に降りてきました。目当ては沢山の赤い実です。いつもはヒヨドリが縄張りを守っているのですが多勢に無勢のようで、ヒレンジャクの天下です。
 私はベランダから64や328でのぞいたりしますが、その度に群れは驚いて近くの電線に避難します。
 考えた末、2階の出窓から観察し群れが降り立ったら窓を少し開けて328に1.4テレコンで撮ることにしました。

 群れは、ほんの少し赤い実をついばむと突然一斉に飛び立ち近くの電線に駐まったかと思うと何処かへ飛び去り、またしばらくすると何処からともなく突然モチの木に舞い降りてきます。

 そんな繰り返しで、私は昼食もそこそこに出窓で待機、何とか赤い実をついばむところを撮ることができました。

 裏庭にも木瓜の花目当てにメジロが来ます。こちらも、この時期だけの大切な被写体ですから、私は2階の部屋を行ったり来たりして両方を撮りまくりました。

 一方でパソコンに撮った画像を移し替えて編集しながら、更に前庭と裏庭を見張りつつ、被写体が来るとカメラを持って撮り続け、気がつけば夕方6時前です。

 もうヒレンジャクの群れは来ないだろうと片づけ始めるとバタバタとヒレンジャクがモチの木に降り立ちました。もう木の上の方には赤い実は残っていません。ヒレンジャクも次第に木下の方の実を食べ始めています。

 まだ少し実は残っていましたが、例のごとく群れは突然飛び去って、私も窓を閉めカーテンを閉めて終わりにしました。
 それにしても、こんな経験は初めてです。数年前に近くの電線にとまった大きな群れを見たことは数度ありましたが、自分の前庭のモチの木の赤い実を食べに来たのは初めてで、しかも数mの近さで半日以上撮り続けることができるなんて、滅多に経験できない幸運でした。おかげで在庫が山のようにできました。

バックが良いオオジュリン

2007年03月14日 | 鳥見記録
 先に掲載しましたオオジュリン、今年は上手く撮ることができました。と言ってもカワセミ待機中に対岸に2.3羽が現れ本命はスカでしたがオオジュリンはグッドロケーションで撮ることができ何とか体裁を保つことができました。

 野鳥を撮る場合、周囲の小物は大事で、周囲がゴタゴタしていると被写体がどんなに良くても引き立ちません。そこで狙うのは周囲が抜けて被写体が浮き出るように引き立つロケーションです。つまり周囲に雑物がなく空間が広がっていることが大事です。
 その意味で、このロケーションはオオジュリンが止まるススキに季節感がありバックが空間で抜けが良く被写体が引き立っています(と本人は自己満足しています)。

 オオジュリン自体は地味な野鳥ですが可愛らしく撮れていて私のお気に入りのパターンです。

エナガ

2007年03月13日 | 鳥見記録
 ミコアイサを撮ったため池近くで騒がしい鳴き声がして行ってみると、ジョウビタキ雌とシジュウカラ、それにエナガが良い処にいました。三脚なしのロクヨン手持ちでは難しく、あわてて三脚を取りに帰り引き返したときにはエナガだけでした。
 エナガは柄長と書き尾羽が長くヒシャクに似ていることからついたそうですが、スズメより小さくてチョコマカとよく動いてファインダーに捕らえたと思ったときには消えていて、なかなかシャッターを押せません。それに顔とくちばしがこじんまりしていて撮ったとしても満足のいくモノは少ないです。
 今回は何度かのチャンスがあり、これまででは良いできの方だと思うモノが撮れました。

 この鳥は結構見かけるのですが、先にも書きましたように目が小さいのでキャッチライトが難しく、おまけにくちばしも小さいため形を作るのが難しいのです。

 今回は割と近くて撮れたことと、晴れて光量が十分あったことも幸いしました。

 こうして見ると、決して鳴き声は美しくありませんが目が小さいだけに可愛らしく愛すべき小鳥です。

木瓜メジロ

2007年03月11日 | 鳥見記録
 梅メジロでも書きましたが、我が家の裏庭に八重の梅と木瓜があります。
 木瓜の木は、もう25年以上前に挿し木で育てたもので原種に近く毎年(使い道がないのですが)沢山の実を付けます。
 毎年この時期に沢山の赤い花が咲き、花には人が吸っても甘い蜜がありメジロが好むようです。まだ3分咲き程度ですが数羽のメジロが入れ替わり立ち替わり訪れて蜜を吸います。

 2階ベランダ手すりを三脚代わりにして328に1.4テレコンを付けてメジロが枝に隠れない時を見計らって撮ります。メジロは蝶と同じで花から花へちょこまかと移動しますし、光量が少ないので止めるのに苦労します。
 しかし、この時期の私だけの誰に遠慮することなく自由に撮ることができる特設スタジオです。

 この日だけで200枚以上撮りましたので、また別のシーンを投稿したいと思っています。

梅メジロ

2007年03月10日 | 鳥見記録
 この時期、我が家の恒例である「梅メジロ」です。裏庭に八重の梅の木が一本あり、日当たりが悪いのであまり花をつけないのですが、この時期に木瓜と同じく花をつけます。
 例年、花が咲く頃にメジロが蜜を吸いに集まってきます。メジロは梅の花が目的というよりは木瓜の花が目的のようで、ついでに梅の花の蜜も吸います。
 そこで私はいつも2階のベランダから見下ろすような形で手すりを三脚代わりにして328に1.4テレコンを付けて撮ります。

 ごく近いのですがメジロはあまり警戒しませんので大きく撮ることができます。表庭に大きなモチの木があり赤い実が沢山なっています。メジロは赤い実も食べたいのですが1羽のヒヨドリが常に陣取り他の鳥を寄せ付けません。ヒヨドリはたまに裏庭まで来てメジロの邪魔さえします。
 メジロも数羽でやってきますが、メジロの中にもグループがあるようで、たまに追いかけあいをしています。

 今日は久しぶりにD2Hで連射を続け200枚以上を撮りました。多くは木瓜とメジロの絡みで、梅メジロは少なかったです。
 あまりに木瓜メジロを多く撮ったので整理が大変です。次回は木瓜メジロを投稿します。

ヒレンジャク

2007年03月04日 | 鳥見記録
 夕方になって聞き慣れない鳴き声が聞こえてきました。窓を開けてみるとヒヨドリぐらいの大きさの鳥が3羽ほど近くのテレビアンテナにとまっています。曇りでよく見えませんが328のファインダー越しに見ると頭が尖っているようです。
 遠いので64を取り出したときには既に飛び去った後で、家の周囲を探すと近くのテレビアンテナに移動していました。自宅の2階ベランダに出てあわててシャッターを押しましたがシルエットになりました。修正したモノがこれです。

 ジッとしていてくれれば修正できるのですが、ヒヨドリにも追われて落ち着きがありません。そうこうしているうちに、すぐ傍のケーブルにとまりました。今度はISOも200に上げて撮りましたが近すぎてクロップモードでは枠いっぱいです。尾羽まで入れたつもりでしたが半分ほどは切れてしまいました。

 それでもSSは1/120ほどでしたがブレは押さえられました。

 ほんの一時留まっただけで、数羽の群れは飛び去ってしまいました。でも、ヒレンジャクを撮ったのは2年ぶりくらい、以前は、もっと大きな群れで近くの電線に群れていたこともありました。多分渡りの途中の道筋なのでしょう。そして、こんなに大きく撮ったのも初めてです。もう少し明るい時間帯に長く逗留してくれればありがたいのですが・・・

 ところで、VISTAに乗り換えて、今まで使っていたCapture4からNXに変えたのですが、画像処理がViewでは受け継がれないところもあるようです。
 これまではCapture4で画像処理しViewで一括リサイズとJpeg変換をして画像掲示板に投稿していましたが、今回NXで画像処理し同様にViewで変化して投稿するとNXで明るさを調整した情報が一部生かされていないようです。
 上の3枚はNXでリサイズとJpeg変換したモノですが、下の3枚はNXで調整後ViewでリサイズとJpeg変換したものです。



 ほとんど変わらないモノもあるのですが、2羽を撮ったモノは大幅に明るさが異なります。多分、明るさ調整の方法が異なったのだと思います。
 ViewはVISTAとNXに対応していないことから、NXの操作の一部を認識できないものと思われます。

VISTA対応パソコン組み立て顛末記(その3)

2007年03月03日 | 機材
 いよいよ組み立てを完了し電源を入れる緊張の時、この一瞬のために苦労して(楽しんで?)組み立てたのですから。
 まだOSをインストールしていないので、ディスプレイにBIOS画面が出れば成功ということ、電源をオンするとケース内のファンが回る音がしてディスプレイにCPUやメモリー容量が表示される、どちらも間違いがなく安心しているとBIOSの画面が現れた。 以外に簡単であっけない感じです。BIOSの内容を確認するとHDD、DVDマルチドライブ等も間違いありません。
 そこでOSをインストールために第1ブート先をDVDドライブに設定してBIOSを保存して終わりVISTAの入ったCDをセットしてインストールを開始しました。
 初めて新パソコンが動くのですが、やはり速いです。ディスプレイに途中経過を示す窓が何度も出るのですが読む間もないくらい速く消えてしまいます。
 私がHDDを2個付けたのはRAID2(ミラーリング)を設定しデータをダブルでHDDに書き込みバックアップ用にしようとしたからです。その容量を1つのHDD容量と同じ160GBとし、もう一つのHDDの残容量にVISTA等のソフトを入れることにしました。
 しかし、BIOSの設定をRAID対応に変更してHDDは対応になったのですが、その後が上手くいきません。VISTAも再インストールするなどして、とりあえずRAIDは後回しで他の設定を行うことにしました。VISTAで立ち上げると、まず立ち上げまでの時間が短いこと、画面が美しいこと等々、操作のたびに新しい画面と新しい操作が必要で、やはり新鮮です。冊子にもありましたが、VISTAにはパソコンの性能を総合的に評価する「パフォーマンス評価」ツールがあり、冊子のパーツでは4.3となっていましたが私の組み立てたシステムでは5.0となっています。各パーツ別の数字が示され最低の数値がCPUの5.0ですので、CPUを変えれば更なる向上もかんがえられますが、逆に言えばCPUの能力を最大限活かしているということでしょうか。

 必要なソフトをインストールし、いよいよ新旧パソコンを並べてデータ等環境の移行を開始することになります。これまでのメール内容やお気に入りなどは、入っているフォルダーを見つけて新パソコンにそのまま移行していましたが苦労した記憶があるので移行ソフトを利用することにしました。
 説明書によると、移行できるのはパスワード等で著作権を保護されているソフトを除きインターネット環境やメール環境、各種データとなっており、専用LANケーブル若しくは外付けHDDを介して実行できることになっています。
 当然LANケーブルの方が便利で速いため、この方法でチャレンジしましたが最初の段階で新旧パソコンがお互いを認識しません。何度か試みましたがダメでしたので仕方なく外付けHDDを利用してすることにしました。これは一旦旧パソコンのデータをHDDにコピーし更に新パソコンに移し替えるというもので、そのたびに外付けHDDを新旧パソコンに交互につなぎ変えなければ成りません。何度か実施してインターネット環境やメールなどを移し替えました(ホントは最初の移行で成功したのはお気に入りのリストだけでした)が新パソコンでインターネットにつないでも接続環境までは移行できませんでした。再度新パソコンでインターネット接続環境の整備とメールアカウントの設定を行い、どうにかインターネットはできるようになりました。
 次に膨大な量のデータ(私の場合はこれまでの野鳥写真が多い)を移し替えなければならないのですがHDD利用では手間がかかりすぎるため、再度LANケーブルに挑戦しました。今回は問題なくお互いのパソコンが認識しデータ移行ができるようになりました。新パソコンでネットワーク環境の整備が必要だったようですが、解説書には説明されていませんでした。
 これで全て上手くいったわけではなく、ソフトの問題でしょうか画面上は移行しているように見えるのですが両パソコンのHDDも動いていません。以前に移行に一昼夜かかったこともあるので時間がかかると思い半日程度放置しても何の変化も見られず仕方なく中断して確認するとファイルの移行はありませんでした。こんなことを2度ほど繰り返し何とか必要なデータを移行し終わりました。
もう一つ問題がありました。それはマザーボードやピクチャーカードに添付されているソフトがVISTAに対応していないことです。参考にした冊子にも、このことは書かれていませんでしたが、ソフトが対応できないでは「仏作って魂入れず」です。何とかインターネットで最新のソフトを入手してインストールしましたが、まだ入手又は対応できていないソフトもあり、しばらく時間がかかりそうです。
 それに最も肝心なデジタル写真関連ソフトの関係です。私が今まで使っているニコンのViewとCapture4(NC4)がVISTAに対応していないのです。Viewは何とかなりますが特にNC4は初期のバージョンは対応できないらしく、関係ホームページに対応の仕方が書いてあったので私も何とかなるかと安易に思っていました。書かれた対応方法にしたがってバージョンアップ等を行うのですが私の場合は何とも動きません。何度か方法も変えて試みましたが動くまでは行かず、とうとう最新のCaptureNXを購入しました。私のNC4は最も初期のバージョンだったので難しかったようです。 以上、これで何とかVISTA対応の新パソコンに乗り換え日常の作業を行うことができるようになりました。しかし、まだまだ残された問題も多く、これからもボチボチ作業しながら続けていこうと思っています。