野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

タカブシギ

2006年08月19日 | 鳥見記録

 そろそろチドリシギの渡りの季節ということで、先週に引き続いて休耕田に探しに行きました。
先週は、コチドリとイソシギ、クサシギしか見つけられなかったのですが、今日はイソシギに良く似た小型のシギを見つけました。
 土手の上から双眼鏡で見ると、休耕田の中央部で3羽が羽繕いしてくつろいでました。証拠写真は撮りましたが絵になりませんので、農道に車を止めて朝食をとりながら待ちました。
 しばらくすると遠くで餌を採っているのが見えました。そして段々近づいて何とかクロップモードで撮れる距離まで来ました。

 どうも背中から胸回りの白色斑点がイソシギとは異なります。かといってクサシギほど大きくなく、かつ白斑も細かくありません。ドンドン近づいてきて、とうとうクロップモードでは、はみ出してしまうほど近くなり、通常モードで撮りました。いや~最高の瞬間です。

 帰宅して調べると、どうもタカブシギのようです。そうであれば、初見初撮りです。それに、こんなに近くで撮れるなんて嬉しい限りです。
 漢字では「鷹斑鷸」と書き、文字通り鷹のように上部に白い斑点がみつに有ることから名付けられたそうで、20cm強の小型のシギで春及び秋に旅鳥として全国各地の干潟や水辺に渡来するそうです。もう一枚、スマートなところをパチリです。いや~可愛いです。

 あまりに近いのでタカブシギもシャッター音が気になるのか、こちらを向いて何度も首をかしげました。この動作が又可愛くて思わずファインダーをのぞきながらチューしました。

 4羽が思い思いに餌を探しながら少し遠ざかり草陰で羽繕いをして休んでいます。どうも、羽繕い休憩を取りながら餌を採っているようです。時々羽を大きく広げるのですが上手く撮れません。再度クロップモードに切り換えて何とか撮りました。

この動作も可愛いです。私の存在など関係ないほどリラックスしているようです。

 今日は曇りがちで時々日が差し雨もぱらつく天候でしたが、風があったので過ごしやすく1時間半ほど付き合ってもらい、満足して帰りました。



 


トビとアマサギ

2006年08月19日 | 鳥見記録

 タカブシギを撮っている時、直ぐ上空をトビが飛び去りました。この付近を縄張りにしているトビで身体も大きいです。そのトビの影が近づくと、タカブシギはサッと飛んで逃げてしまいました。トビは意に介していないようでしたが、やはり猛禽類の影を警戒したのでしょうか。電柱に止まって「ピーヒョロロー」と結構よく鳴くトビです。

 タカブシギは雑草が伸びた休耕田で水田中の餌を採っていますが、同じ休耕田にアマサギが飛来しました。これは、伸びた雑草に居る昆虫を狙っているようで、頭を低くして狙いを定め、クチバシをつきだして捉えます。これも餌の棲み分けのようです。


チュニジアからの便り(フラミンゴ)

2006年08月14日 | チュニジア便り

第3回 「フラミンゴ」


 コウノトリに続いて、フラミンゴを紹介します。


 内陸のコウノトリに対し、海岸の花形はフラミンゴです。


 フラミンゴは地中海沿岸の湿地帯、波の静かな浅瀬に大きな群れを作って生息しています。


 (チュニジアは地中海に面しています。イタリアの長靴がけっ飛ばした三角形のシチリア、そのちょっと先にあるのがチュニジアです)。


 水面から何千という細い杭のような足を突き立て群れている姿は壮観です。地中海の熱い太陽に照らされながら、長い首を水中に突っ込み、餌をついばんでいます。


 時折何十羽という群れが一斉に飛び立ちます。長い首と足をぐんと伸ばし、大きく羽ばたく様も雄大で、見飽きることがありません。


 写真は、地中海に突き出たボン岬半島のコルバという町の付近で撮ったものです。


バンの親子

2006年08月13日 | 鳥見記録

 6月10日にバンのペアを確認したポイント近くで、再びバンを見かけました。先日は少し遠かったのですが、今日は水田の間の水路で、ファインダーに収まらないくらい近くまで来ました。これが、最接近時の1枚です。

 写真を撮る時は目にピントが合うようにしますが、近すぎると足が切れてしまいます。何度も同じ失敗をしているので今日は足許に注意して撮りました。

 しばらくすると、反対側の水田の中から1羽出て来ました。あれ、と思っている間に畦の雑草に隠れてしまいました。バンが逃げない理由も理解できました。ヒナを連れているのです。しばらくすると、今度は水路の中でも雑草が揺れてヒナが顔を出しました。ヒナは2羽入るようで結構活溌に動いています。やっと、畦に登るところを撮ることができました。

 親鳥もヒナも水路や稲の間で餌を採っているようで、しばらく畦に出て来ては羽繕いをします。なかなか2羽が顔を上げる場面がありませんでしたが、どうにか撮ることができました。

 親鳥もヒナに注意はしているようですが、付きっきりというのではなく適当な距離を保っているようです。親子一緒のシーンを撮りたいと車の中で粘って待ちました。そうすると、時折、ヒナが親鳥のもとに駆け寄ってきて、身体を屈めて口を開け餌をねだります。親鳥はヒナの頭をこつく様な仕草をしますが、餌は与えません。もう、そのような時期は過ぎたようです。

 同じ様なシーンをもう1枚です。

 まだヒナは飛べないようですが、親鳥と比べて少し小ぶりな程度の大きさです。
 以前ペアに会って2ヶ月が経過しています。あの時1羽が巣作りのような仕草もしていましたので、すぐに巣作りから抱卵し、その後孵化したとして約1月強で、この大きさになったようです。もう1羽の親鳥は見あたりません、どうしたのでしょうか。それとも、子育てはどちらか一方の親鳥の仕事なのでしょうか。

 何か、親鳥に威厳と誇りのようなものが感じられます。ここまでヒナを育てたのですから、誇りにして良いですよね。
 最後に、親子の晴れの記念写真をパチリ!今日一番の出来映えでした。

 次に会う時は、どのように成長しているでしょうか?どうぞ無事に大きくなりますように。そーと驚かさないように、その場を去りました。


ヒクイナの幼鳥

2006年08月13日 | 鳥見記録

 いつもの田圃のフィールドへ行きました。昨日(遠くでしたが)久しぶりに短時間ではありましたがカワセミを見かけましたので、今日も行きました。
 途中、よくキジを見かけるポイントで少し遠くの畦で黒い塊を見かけました。車をバックさせて確認すると雄キジでした。しかし、特に撮りたいような構図でもなく止めようかと思った時に、少し手前で小さな鳥が動きました。さてはヒナをつれているのではと、カメラをセットして撮ろうとすると、ヒナにしては敏捷でスマートです、それに、雄キジも無関心で何処かに行ってしまいました。直ぐに田圃の稲の中に隠れますが、また畦に出て尾羽を上下に揺すっています。どうも、キジのヒナではありません。バックが後ろ向きの雄キジで、手前が正体不明の鳥さんです。

 帰宅後、PCで確認すると姿はクイナ類に似ていますが、クイナのように背中に縦斑もありません。

 それに目は赤く足も黒っぽい赤で背中は赤みがかかった灰色です。胸から腹部にかけては白っぽく横縞もかすかに確認できます。インターネットで調べると、どうもヒクイナの幼鳥のようです。そうだとすると初見初撮りで、嬉しいですね~。

 しばらくすると、近くの稲の中に飛び入ってしまい、姿が見えなくなりました。キジがいなければ見過ごすところでした、これからは、もう少し注意深く探すことにします。


クサシギとイソシギ

2006年08月12日 | 鳥見記録

 シギチドリ類が来ているかと少し遠出して探したのですが残念ながら見つけられず、水かさの減った川で、カルガモとクサシギ、イソシギ、それにコチドリの幼鳥を見つけました。

 水田地帯ではクサシギもイソシギも群れで見るのは珍しいのですが、両種の複数羽が入り交じって餌をついばんでいました。
 私は今まで別々に撮ったことはあるのですが、両種を勘違いして逆に覚えていました。首と肩の間に白色部が食い込んでいるのがイソシギで、背中中心に白紋があるのがクサシギです。
 それに、こんなに大きさに差があるとは気が付きませんでした。