野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

オオタカがコサギを襲う

2005年12月31日 | 鳥見記録
 このところオオタカを撮っていないので、何時も見かけるところで待ち伏せしましたが現れません。少し離れた処でカラスが急降下と急上昇を繰り返しています。その下に何か(多くの場合、猛禽類がいます)いるに違いないと、車で微速前進して行きました。
 おおよその場所は分かっても、あとは見つけなければなりません。しばらく進むと、少し先の道端から急にカラスほどの猛禽類が飛び立ちました、オオタカです。その後を2羽のカラスが追いかけます。オオタカはいつもの電柱にとまることなく森の方へ飛び去りました。
 飛び立った処へ行ってみると、辺りに白い羽根が散乱し、最初はニワトリかと思いましたが、ほぼ頭と足を残して食い尽くされた死骸を見ると足の特徴からコサギの分かりました。コサギは目をつむっていました。
 何時も使用している双眼鏡を修理に出し、視野の狭い代替品を使っていることもありオオタカに逃げられてしまいました。最初から場所が特定できれば良い写真が撮れたのに残念でした。
 

カワセミ・ダイブ三昧!

2005年12月29日 | 鳥見記録
 とまではいきませんが、久しぶりにカワセミのダイブを撮ることができました。そういえば毎年今時に撮っているようで、カワセミの生活リズムから常時撮れるとは限りませんが、やっと撮るコツが戻ってきたようです。
 私のフィールドは橋のたもとで、水面反射と橋の影というコンディションで難しいですが独特の写真が撮れます。

 以前鳥バカフォトコンテストでグランプリを頂いた作品とはポイントは異なりますが、同じ様な撮り方です。
 橋の影が掛からなければカワセミも鮮明に写ります。といっても何時もこのようには撮れませんが・・・

 これでも水面反射が強いですね。連射の次の一枚です。

 次に橋の影が掛かかり水面反射が強いですがカワセミの姿がよく決まった一枚です。私のイメージに最も近いモノです。

 後はオマケです。とはいえ、飛沫が素晴らしいですね。

もう一枚、久しぶりに満足しました。明日も楽しみにしています。



三連休(天皇誕生日)

2005年12月25日 | 鳥見記録
 この三連休、前二日は寒風が強く野鳥のでも悪く最後の日はやや穏やかでした。
 前二日は久しぶりにオオタカに会いました。しかし人出があるころで、私が撮る前に逃げてしまいました。あとチョウゲンボウとカワセミに会いました。
 待機中、直ぐ側の上空で2羽の猛禽類が争っていました。チョウゲンボウかも知れませんが、ちょっと大きかったような気がします。
 最後の日は自宅近くでハイタカに会いました。またまた難しい姿勢での撮影で目を離した隙に飛び去りました。
 それにキジに会いました。カワセミポイントへ車をバックさせている時、前方のワダチの跡を歩いています。車を近づけると田圃の方へ移動しました。デジスコで撮りました。
 カワセミは久しぶりにダイブを撮りましたが水面反射でシルエットのようです。
 あと、クサシギがペアでしばらく餌をとっていました。
 また久しぶりにハイタカの遊弋を見ました。川下から近づいて来て慌てて撮りましたがピンぼけもいいところでした。
 ホオジロも割と良い構図で撮ることができ、ホオアカとセッカも見ました。
 穏やかな日には野鳥のでもよいようです。

今日もハイタカ

2005年12月18日 | 鳥見記録
 先週に引き続き自宅付近の鳥見途中でハイタカと出会いました。同じ個体かどうかは不明ですが(途中で同様の大きさの猛禽類と空中でケンカしてました。)、同じ木にとまっています。直下は養鶏場で餌を探しやすいのでしょうか。
 道路直近で近いのですが位置が逆光気味になるのと枝が多くハイタカが隠れることが難点です。
 同じ様な姿勢をするので飛び立つかと連射するのですが飛び立ちませんでした。

 獲物を見つけやすいのか結構飛び立つのですが周囲が開けていないので行き先を確認できません。同じ木の近くにカラスがとまり警戒態勢で体毛をふくらませて威嚇しています。

 今日は背中を見せてとまっていますが時々顔だけこちらに向けます。

猛禽類の鋭い目ですが、この位置だと何となく愛嬌が感じられます。
 反対側からの一枚です。

 日曜日は会えませんでしたが、来週にもっと良い位置で撮りたいものです。 

SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1

2005年12月15日 | 機材
 万博公園内で会議があり久しぶりに出張した機会に梅田でタムロンのSP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1(Model 272E)を購入しました。
 かねてからNIkonのテレコン1.7EⅡと迷っていたのですが、最近全くテレコンを使用しませんので、評判の良いMACROレンズにしました。
 滅多に大坂方面には来ませんので、ついでに双眼鏡の修理をニコンの梅田SSに頼みました。こちらはSSでは修理できず別途連絡するということで手元に届くのは来年になるそうです。
 修理を頼んだ足でカメラ店に急ぎ汗だくで品物を注文しました。フィルターを入れて5万円余ですが、ポイントが貯まっていたので1万円の現金ですみました。

 ついでにD200も少しだけさわりました。シャッターの切れ方がいいですね~。店員さんに聞くと、今注文して品物は2ヶ月後だとか。随分人気があるようです。私は落ちついてから購入しようと思っています。

ハイタカ

2005年12月10日 | 鳥見記録
 早朝、いつものポイントへと向かう途中、自宅から直ぐ近くの小学校沿いの狭い脇道にさしかかったとき、上空近くに猛禽類の飛行を発見、姿形からチョウゲンボウかと思い、ポイントへの道を少し外れて寄り道しました。
 脇道の反対側に出ると近くの大きな木の枝に猛禽類が羽を休めていました。でも大きさもチョウゲンボウより大きく顔と胸の文様も異なりハイタカと分かりました。車内から真上を見上げる位置になり窓に邪魔されてレンズの角度を撮れません。それでレンズフードと雲台の誘導棒(?)を外し、やっとファインダーにハイタカの姿を捕らえました。

 近いのと見上げる角度なので車内で不自由な姿勢になってしまい、D2Xのクロップを外してファインダーに捕らえました。
 ハイタカは直下の道路を人が通っても逃げません。獲物を探してキョロキョロしています。やがて姿勢を変えて背中を見せました。

背中に鮮やかな三つの白点が見えます。
 ハイタカは獲物を見つけたか急に飛び出しました。一瞬隠れたかと思うと小鳥を追って私が来た脇道の方へ飛び去りました。飛び出しを撮ろうと待ちましたが不自由な姿勢でシャッターチャンスを逃しました。
 いつものポイントでハイタカをよく見かけるのですが、いつも撮り逃がしていました。同一個体かは不明ですが、今年初撮りのハイタカでした。

 いつものポイントでカワセミを待ちましたが一瞬姿を見せただけで撮ることはできませんでした。代わりに近くに来てくれたホオジロをデジスコで撮りました。

前後ボケ

2005年12月10日 | Weblog
 最近、ボケを有効に利用するようになりました。といっても結果オーライの感がつよいのですが。
 野鳥は、こちらの思ったところに位置取りしてくれません。ややもすると障害物の隙間から撮らなければならない場合もありますし、バックがゴチャゴチャしてややこしい場合もあります。
 写真撮影の場合は焦点深度というものがあり、簡単にいえば合焦する範囲が決まっているということで、特に超望遠レンズの場合は合焦範囲が狭く、野鳥撮影の場合はSSを稼ぐため絞りを少なくしますので数センチにしかなりません。そのため目にピントを合わせて撮るのですが、目にピントが合わないと他の個所に合っていてもイメージとしてはピンぼけ写真になります。
 しかし、逆に目にさえピントが合っていれば他はボケていても締まった写真になります。野鳥写真に限らず撮影には前後ボケを有効に使うと面白い写真が撮れます。
 これは、カワセミが近くにとまったのですが手前の雑草が邪魔して上手く撮れません。そこで顔だけが見えるところまでカメラを移動して目にピントを合わせて撮ると結果的に前ボケが美しく入り後ボケも効果的に効いてカワセミの前半身を強調した写真になりました。

 目にジャスピンですからインパクトのある写真になりましたが、私の場合は焦点深度が浅い超望遠でかつD2Xでは外すことも多いです。
 次に後ボケですが、これは紅葉した桜をバックにデジスコでジョウビタキ♀をとったものです。被写体よりも、燃えるような赤色の後ボケに目が行き私は気に入っています。

 もう一つ後ボケです丸ボケです。これはデジスコでの丸ボケですが、デジ眼でもこんなに多数の丸ボケを経験したことはありません。意識して取り入れることができれば最高ですが、これも結果オーライの口です。

 次は前ボケです。特に私の場合は多いです。カワセミが季節の花のひっつき草(名前は分かりません)にとまりました。メインのロクヨンを向ける間がありませんので予備のサンニッパ(×1.4テレコン)で撮ったものです。バックは水面の青です。これも雑草が邪魔していますが前ボケとして効いているのではないでしょうか(無ければ無いで締まったかもしれませんが・・)。

 最後は、これも前ボケですが実際はキジが雑草に隠れてAFも効かず何とかMFで合わせて撮ったのですが編集でバックのボケと合わせて光が差し込んでいるような柔らかな効果を出しています。

 前後ボケを有効に使えば写真はその場に合った撮り方ができるものだと思う今日この頃でありました。

12月4日 久しぶりの雨 タシギ

2005年12月04日 | 鳥見記録
 午前7時過ぎの鳥撮り出撃直前に小雨がぱらつき始めました。でも今更中止することもできずいつものポイントへ、薄暗く鳥の姿はカラスだけです。いつものチョウゲンボウも姿はありません。
 あきらめて帰ろうと水路寄りのUターンポイントへ、最初の頃は、ここでカワセミを撮っていたのですが今は下流で撮っています。ふと川辺を見ると5m程の距離でタシギが2羽餌を捕っています。雨の中急いでロクヨンを構えて撮りました。

深く泥の中に長いクチバシを突っ込んで餌を探します。

その内タシギが上流へ移動し撮りにくくなったので急いで対岸へ移動し窓にウインドウマウントをセットしレンズをビニールで覆って撮りました。たびたび2羽は同じ姿勢で動かなくなります、そうすると保護色で目を離すと見失います。

背中だけだと落ち葉のようです、私は何故かウミガメの甲羅を連想しました。

 体色が若干黒い1羽が水浴びを始めました。
羽ばたくのですが暗くてSSが上がらずボケるだけです。SSが上がれば良いのが撮れたのに残念!

雨がひどくなり水滴が車中にしたたり落ちてきます。
タオルで拭き拭き撮り、動かなくなるとレンズを引っ込め窓を閉めて待ちます。せっかく自作したデジスコアダプターのテストもすることができました、でも休憩中はよい被写体ですが、餌を採りはじめるとチョコマカと動くので難しい被写体です。
デジスコ ×30 自作アダプター ワイド端

デジスコ ×30 自作アダプター テレ側

もう一枚デジスコです。

 2羽の違いです。ペアか親子かと思っていたのですが途中で黒っぽい1羽は姿が見えなくなりました。これが白っぽい方です。

 そして、これが黒っぽい方です。白い方に比べ羽の油が少なく水をはじきにくいようです。

他の1羽は長いクチバシを羽に埋めて休憩します、でも目はつぶりません。

4~5mの距離で2時間ほど相対していました。途中でクサシギが下流に舞い降りました。そして残った1羽が水浴びを始めると

チョッカイを出すように直ぐ側まで来て水飛沫を上げました。

私がカメラを構えているのに気付いて飛び去りました。
何だか私がタシギの休息を見守っているようでした。
昼近くになったのでタシギに心でお礼を言って引き上げることにしました。水拭きに使ったタオルは絞れば水滴が落ちるほどになっていました。