野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

ホシゴイ

2006年07月30日 | 鳥見記録

 ゴイサギの若鳥を、身体全体に星のような斑紋があることからホシゴイと言います。昨日もセッカしか鳥果がなく今日も期待が持てなかったのですが、農道を車で探しながら移動していると水田横の水路にチラッと鳥影を見つけてバックして確認すると、幅1mほどの狭い水路で餌を探しているホシゴイでした。

 最初は被写体が遠くて水面の反射で真っ黒になりましたが、次第に近づいて来ました。

 一度は遠ざかったのですが、しばらく待つと今度はドンドン近づいてD2Xのクロップモードでは入らなくなりました。急いで通常モードにして撮りました。

 とうとう通常モードでもファインダーに収まらなくなってしまいました。

 あまりに近づいたためか、今度は急ぎ足で遠ざかってしまいました。

 それにしても狭い水路で水面反射がきつく、かつ片側は影というコントラストの厳しい条件でしたが何とか良いものが撮れました。

 最後に、目に優しい「なごみ」の一枚を、今日最初に撮った被写体で、稲の中の雑草に止まるアゲハチョウです。セッカでもそうでしたが、バックの緑が綺麗です。

 毎年夏は鳥探しに苦労するのですが、今年はカワセミとほとんど会えませんので、よけいに大変です。来週は何とか鳥果がありますように・・・・


鳥果がないと・・・

2006年07月30日 | 鳥見記録

 暑くなるとカワセミはもちろんのこと、フィールドで見かける野鳥が少なくなり、シャッターを切る機会も少なくなります。いつも土日は早朝に出かけるのですが、最近は全くカメラを構える機会もないまま帰宅することもあります。仮に何枚か撮っても、枚数が少なければ、よほどの傑作か希少種でないかぎりPCの移し換えは次の機会になります。


 これは、先週田園地帯に出かけて休耕田で撮ったイソシギです。2週ほど続けて出かけましたが全く鳥果はなく他にトビだけでした。


 鳥果のなさにマイフィールドに戻り、野鳥を探しましたが土手沿いに巣立ったツバメが居るだけで、複数羽で撮ろうと思ったのですが、そうは問屋が卸しませんでした。


 それでも、動きのあるところを撮ろうと少し待ったのですが、機会に恵まれませんでした。


 改めてツバメを見ると、目元が可愛く凛々しい感じもしますね。何とか鳥果が上がるように期待したいところです。


D2H復活!

2006年07月15日 | 機材
 7月10日に発送したD2Hが14日に帰ってきました。しかも「告知不具合該当製品で無償修理」とのこと、当方からの郵送料だけで済みました。
 修理内容は
 ・露出制御に関連する電子部品の交換
 ・作業上擬革/外観ゴム交換
 ・シャッター作動不具合のためシャッター機構部の部品交換 でした。
 それに、ファインダーとローパスフィルターの掃除もしてくれました。

 結局、4日間の超特急で修理完了、これだけ速く無償でやってもらうと、2度目の同じ故障とはいえ、悪い気はしませんでした。

またD2Hがつぶれました!

2006年07月09日 | 機材

 最近は、フィールドにはD2Xとデジスコを持って行くことが多くD2Hは出番が少なくなっていました。

 今日朝方に裏庭でメジロの鳴き声がするので、サンニッパを付けたまま防湿庫に保管しているD2Hを取り出し、ベランダから撮りました。


 このD2Hは露出不良になる例の故障を保証期間内で修理したのですが、その後1年少しで同じ症状が出ました。それでも、これまではスイッチオン時にErr表示で最初の1枚が真っ黒の露出不足になりましたが、その後は正常に撮れていました。

 今日も、そのつもりで最初の1枚を空打ちし、ベランダからメジロを狙いました。親子連れの5~6羽がグミと梅の木で餌を探しています。子メジロは羽を震わせて餌をねだっています。ファインダーで捉えて連射数回、「あれ、少し暗いけどSSがえらく遅いな?」と思いながらも、滅多にないチャンスを逃してはと連射しました。と・・・液晶をのぞくと真っ白、あれ!私の頭も真っ白、あわてて部屋に入りD2HをD2Xに交換して再度ベランダに出るとメジロたちは隣家へと遠ざかっていました。ガッカリです。あ~あ、ずぼらせずに早く直しておけば良かったな・・・・・

 落ちついてチェックすると、絞り優先モードでは明るさに関係なくSSが1/8にしかなりません。それで真っ白けの画像になってしまったようです。詳しくチェックはしませんがSS優先では何とか撮れるようでした。

 早速Web修理を予約しました。以前調べると同じ故障でも1年を経過すると有料とか、本来車のリコールに当たる故障ですから、無料で修理すべきだと思うのですが、私一人の声では無理でしょうね。


 修理費はともかく、使えないカメラではどうしようもありません。明日に発送することにしています。


セッカの口は黒かった!

2006年07月09日 | 鳥見記録

 今日も早朝は天候が悪く曇り空、先日と同じセッカポイントで150枚ほど撮りました。最初はロクヨンを車の窓枠に待たせかけて撮っていたのですが暗くてSSが上がらずブレが多いため、ワゴンRで初めてWindowheadを使いました。重さを支持する内側の窓壁が柔らかく少し不安でしたが、手持ちよりは安定感が増し何とか撮ることができました。

 帰宅してPCで画像を整理していると、セッカが口を開けて鳴いている写真が数枚見つかりました。そして、どれも口の中が真っ黒です。

 オオヨシキリやカワセミなどは赤く、普通の鳥はピンク系だと思うのですが(キジもそうでした)、どうもセッカは黒のようです。

 まるで、黒く塗りつぶしたようで意識してみると気味が悪いです。お歯黒(?)のようです。

 可愛いセッカのイメージと少し異なります、お腹の中まで黒いのでしょうか?ホント、知っていましたか?

 何か夢でうなされそうな気がします。私が黒く塗りつぶしたわけではありません。


カルガモ・ゴイサギ若

2006年07月08日 | 鳥見記録

 先週と同じくセイタカシギのポイントに行きましたが、またまた×でした。河面を見ながら堤防上の砂利道を走っていると、餌を採るカルガモの集団を見つけました。1羽の親と5羽の小鴨のようです。小鴨といっても親と同じくらいの大きさになっています。

 しばらく走ると、普段見かける白鷺とは異なる鷺を見つけました。ササゴイかとも思いましたが、ホシゴイの幼羽が少し残るゴイサギの若のようです。

 少し痩せているのが気になりました。


コチドリの抱卵

2006年07月08日 | 鳥見記録

 鳥撮りの帰路、いつもの農道で擬傷(怪我をして飛べないふり)をするコチドリに会いました。車を止めてレンズを向けると、どんどん近づいてロクヨンの短焦点越えました。

 しばらくすると、少し遠ざかり同じポイントでジッとしています。

 いつもであればチョコマカと動き回るのですが、今日は様子が違います。

 注意して足許を見ると、両足の間、やや左足に近い方に小石に埋もれたように卵が一つ見えるようです。

 驚きました、農道の真ん中に卵を産んで抱卵していたのです。以前から同じ場所で何度かコチドリを見かけてはいましたが、こんな場所で抱卵するとは。

 車をバックさせて遠ざかり違う農道から帰りましたが、こんな場所で上手く卵を孵すことができるのでしょうか。幸い、農道の中央ですので車輪で卵が潰れることことはないでしょうが、全く車が通らない訳ではありません。
 無理かも知れないが、幸運を祈っています。


チュニジアからの便り(コウノトリ)その2

2006年07月08日 | チュニジア便り

これは同じく営巣しているところ。アルジェリアとの国境に近いジャンドーバという小さな町です。国境の町のため町外れに検問所があって、その検問ゲートの横の木の上に巣を作っていました。


道路の脇なので写真に撮りやすく、車を降りてカメラを構えていると、検問所の軍人らしき人がやってきます。


ヤバイぞと思いましたが、こういうときは何も知らないガイコクジンになるに限ります。ニコニコと笑顔を作りながら握手して、


「ここは景色がとても素晴らしいです。コウノトリもとても美しい」


なんて言いうと、


「うん、ここは美しいところだ。でも、ここは軍の施設だから写真は禁止されているんだ」


 やっぱりそうでした。写真禁止の場所や地区が結構たくさんあるのです。こちらももちろん注意はするのですが、それと知らずカメラを向けてしまうことがあります。以前も同じような経験があったので、それほど驚きませんでしたが、ここは何も知らないガイコクジン、ビックリした顔をして、


「それは知らなかった。大変申し訳ない。でもコウノトリの写真を撮っただけなんです。ほら」


とデジカメの映像を見せます。相手はフムフムと覗き込みながら、


「コウノトリはOK、それから検問所から向こう側の景色も構わない。だけど、検問施設からこっち側は撮らないでくれ。これも規則なんだ」


と少し申し訳なさそうに言ってくれます。


 再び握手をし、「よい一日を」と穏やかに別れたわけですが、治安が比較的安定しているこの国でも、結構こういったことがあります(観光地は別ですが)。


車を止めて長時間カメラを構える、といったことをすれば、住民から奇異な顔をされるでしょうし(ここでは風景や鳥を写真に撮ろうとする人はまず見かけない)、必ずお巡りさんや軍人に尋問されることになるでしょう。(私の写真のレベルが低いのはそのせい、手持ちでさっと撮るだけ・・・・まあ言い訳です)


これは黄色いお花畑の一枚。菜の花みたいですが、違うようです。何という花か知りません。


これは麦畑で。


そして最後は空を舞う姿です(一緒に写っているのはノスリの仲間でしょうか)。悠々と羽を広げゆったりと空を舞う風景は、見飽きることがありません。


自由に空を舞うコウノトリに、国境なんかありません。


チュニジアからの便り(コウノトリ)その1

2006年07月08日 | チュニジア便り

チュニジアに長期出張している友人が、第二弾として「コウノトリ」を送ってきました。
向こうでは、普通に見ることができるそうな、自然が豊かで羨ましいですね。 


チュニジアを代表する鳥は何だろうか。


1年以上この国に住み、各地を旅行して、この国の空を彩り、特に印象に強い鳥を考えてみきました。


コウノトリ、フラミンゴ、ヤツガシラ。


この3種が直ぐに思いつきます(もちろん全くの独断ですが)。


コウノトリ。チュニジアでも比較的緑の多い北西部に生息し、電柱や樹木の上に作っている大型のこの鳥の巣は直ぐに目につきますし、ゆったりと空を舞う姿はとても印象的です。


フラミンゴはこの国の北部や東部の海岸、干潟に群れをなしています。ピンク色の羽を広げ、長い首を伸ばして羽ばたく姿もとても美しいものです。


そしてヤツガシラ。前の2種と比べると小型ですが、町の郊外やこの国に多く残っているローマ遺跡などで時々見かけます。つがいでひらひらと舞い、ときおり少しもの悲しい声で鳴くこの鳥にも、私は強く惹かれます。


もちろんこのほかにも印象的な鳥は多いのですが、まずはこの3種について紹介していきましょう。


 この3月に、週末を利用してチュニジアの北西部を旅行したときの写真です。


 これは電線の支柱に営巣しているところ。中に座っているのは雛でしょうか。チュニス市から南西に150kmほど離れたル・ケフという町の近郊で撮ったものです。


ここはモロッコから発してアフリカの北を東西に横断するアトラス山脈の西のはずれに当たるところで、なだらかな山地になっています。地中海性気候ですが、山がちな地形のせいか降雨も多く、チュニジアの穀倉地帯になっています(といっても1000mm程度。日本と比べたらたいしたことはありませんが、この国では貴重な多雨地帯)。


そのせいで餌も多いのか、ここはコウノトリの一大生息地になっていて、車で走るとかなり頻繁にコウノトリの巣を見かけます。


チュニジアからの便り(ツバメ)

2006年07月02日 | チュニジア便り

 今週はセイタカシギを求めて知人から教えてもらったポイントへ土日ともプチ遠出しましたが、全く出会えずシャッターを押す機会もありませんでした。
 そこで、チュニジアへ長期出張している職場の友人の便りを紹介します。彼はバッドウォッチャーで鳥撮りではありませんが記録として時々撮るそうで、この度解説付きでメール送信がありました。


第1回目 「アマツバメ、ツバメ」


6月といってももう40度を超える暑さの、ここチュニス市の空を我が物顔に飛び交っているのは、アマツバメの群れです。ブーメランのようにすっきりと伸びた翼を拡げ、時に素早く旋回しながら、かなり高い上空からアパートの軒先近くまで悠々と、力強く飛んでいます。


 この暑さに早々に立ち去ったツバメを後目に、今もチュニスの空を支配しているこのアマツバメ、チュニジアには「ヨーロッパアマツバメApus apus」と「ウスアマツバメApus pailidus」の2種類います。この2種類はとても似ていて、大きさ、形ともほぼ同じ、ただウスアマツバメの方が少し色が薄い程度とのことです。


チュニス市でごく普通に見かける鳥なのですが、私にはその区別は正直言ってできません。写真にも撮ってみたのですが、とても動きが早く、上手く撮れませんでした。羽の裏側が少し薄い感じなので「ウスアマツバメ」?とも思いますが、光りの加減かもしれませんし、自信はありません。


 


ところで一月ほど前、友人から「コウモリみたいな鳥がオフィスに飛び込んできたのだけれど、なんていう鳥なのだろうか」というメールが、写真と共に送られてきました。彼が勤めている事務所に、ある日突然飛び込んできたそうです。


なにを間違って飛び込んだのか、事務所の人間もビックリ、その鳥もビックリしたことでしょう。飛び回ってぐったりしたところを捕まえて、記念写真を撮ったそうです。捕まえたとき、とても力が強い、と感じたそうです。



 


昼間にコウモリが飛んでいるはずはないので、おそらくそうかなと思いましたが、やはりアマツバメでした。


顔つきや拡げた羽、鉤のような爪が力強さを感じさせます。さすが、日がな空を飛び交っている鳥のパワーを感じます。色が黒っぽい感じなのでヨーロッパアマツバメでしょうか。やはり自信はありません。


このほか、ツバメの仲間では「ニシイワツバメDelichon urbica」を見かけます。アパートの軒先に巣を作っています。高速道路のサービスエリアに巣を作っていた姿を送りました。子育て中なのでしょう、頻繁に餌を運んでいました。



 


今日は、アマツバメ、ツバメの仲間でした。(鳥の名前等、間違えがありましたらお教え下さい)


 


私も時々の野鳥写真を添付して送っていますが、今回は写真も素晴らしいですが(?)説明文がすばらしいと返信しました。