野鳥・折々の記録

身近な野鳥をデジ一眼及びデジスコで撮っています。
折々の事柄を記録し情報交換をお願いするため、ブログを開設しました。

ゴイサギ・ろくろく首

2007年05月29日 | 鳥見記録
 田圃に水が入るのと同時にゴイサギも姿を現しました。例年では、稲が少し伸び始めた時期に現れるのですが、今年は少し早いようです。
 最初は警戒して来るまで近づくと少し離れた処まで飛んで逃げたのですが、しばらくすると無害と認識したのでしょうか、警戒心が少し薄れました。
 土手から獲物を探すのですが、首の伸縮の大きさに驚きました。普段のゴイサギはこんな姿をしています。

 ところが、何かで背伸びする必要があったのでしょうか、こんなに伸びるのです。

 ろくろく首ではありませんが、頭の大きさの3倍以上には伸びています。これはねらい定めた魚などの獲物を一撃で捕まえるのには有効でしょうが、ちょっとビックリです。

チュウサギがカエルを捕食

2007年05月27日 | 鳥見記録
 アマサギを撮り終えて水田の周りを双眼鏡でのぞくと、少し離れてシラサギが大きな獲物を捕ったのを見つけ車で近づきました。
 ファインダーで確認すると、獲物は丸々と太った大きなカエルです。

 私に背を向けているのですが、飲み込むのに苦労しているようで、何度も口の中までは入れるのですが喉までは入らずはき出して水で洗う動作を繰り返しています。

 喉に引っかからないように頭から飲み込むようですが、何度も同じ動作を繰り返しています。そばに同じサギも居るのですが横取りする気配はありません。みんな満腹になっているのでしょうか。

 やっとのことで飲み込みましたが喉を過ぎれば何の抵抗もないようで、外見上ふくらみも目立ちませんでした。

 ところで、その時はサギの種類を気にしなかったのですが、パソコンで整理しながら調べていると、どうもチュウサギのようです。
 根拠は、クチバシの先に黒さが残りアマサギとは異なります。それに外見からダイサギより体とクチバシが小さく、口角(こうかく)と呼ばれる口元の切れ込みがダイサギのように目の後方まで伸びていません。とすると、これまで無意識に撮っていたとは思いますが、確認したのは初めてとなります。チュウサギは数が少なく当地でも希少種です。

 それにしてもカワセミなどは大きな魚の場合に止まり木などに何度もぶつけて頭などを取って飲み込むこともありますが、以前見たダイサギが大ブナを捕った時も同様で、クチバシで突き刺すことはしますが分解するということはしないようです。飲み込めない場合はどうするか?私は恨めしそうにその場に置き去りにするの保見たことがあります。

アマサギがやって来ました。

2007年05月27日 | 鳥見記録
田植えの季節になり亜麻色のアマサギが水の入った田圃にやって来ました。

この時期のアマサギは婚姻色に個体差があり白っぽい個体から亜麻色が濃く目も赤い鮮やかな個体まで様々です。やはり被写体としては鮮やかな個体を狙います。

 耕耘機などの後ろをついて驚いて飛び出した回り昆虫などを補食します。この時は土手で餌を探していました。

キジ雄のバトル

2007年05月19日 | 鳥見記録
 短時間ですが早朝鳥撮に出かけました。
 そこで、キジ雄のバトルを目撃しました。このポイントはキジが多いのですが、わずかな距離で4羽もの雄キジを目撃しました。
 1羽は既に雌とのペアで、もう1羽は50mほどの距離でほろ打ちをしていました。その2羽からそれぞれ50mほど離れた処で2羽の雄キジが争いました。

 発見した当時は2羽の距離は離れていたのですが、次第に近づいて互いが見合う形になりました。お互いがクチバシで土を跳ね上げたり同じ方向に敬遠しながら歩いたり、そして時々姿勢を低くして向き合います。

 何度か同じことを繰り返したかと思うと、突然飛び上がります。


 多分蹴爪で攻撃しているのでしょう。羽の1枚が折れたのが分かりました。

 しかし決定的な勝負が付くのではなく、しばらくすると互いが距離を保ち離れていきました。
 その間、ペアのキジは災いが及ばないように低地に移動し時々成り行きを見守るかのように頭を持ち上げ、またもう1羽は、こっちに来るなと言わんばかりにほろ打ちを繰り返していました。
 何となく人間界を見ているような気がしました。どの世界も雄は厳しいですね。

ヒクイナ

2007年05月03日 | 鳥見記録
 同じフィールドで時々会うデジスコで鳥撮りをされている方がいます。
 今朝も会って話すと「ヒクイナ」が今その水路の草むらに隠れたとのこと、しばらく待っていると遙か上流を横断する姿を見つけました。どんどん上流に向かっているようなので先回りして待ち受けました。
 しばらく待っても姿を見せないので、仕方なく三脚にセットしてこちらから下流に向かって行くと、橋の近くで姿を見つけて急いで撮りました。

 水路を横断するところですが、少し深いのか羽を上げているようです。以前稲田のあぜ道で一瞬撮ったことはあるのですが、こんなにまじまじと見るのは初めてです。それにしても見事なワイン色(ロゼでしょうか)です。

目も足も赤くヤンバルクイナのように腹から尻にかけて黒地に白の横縞が目立ち、結構おしゃれな鳥さんです。
 橋のたもとが開けているためか、それとも私に気付いたためか、ヒクイナはUターンして下流に向かいました。私も三脚にセットしたカメラ・レンズを担いで追いかけました。
 両岸にヨシや西洋アブラナが生い茂っているため岸辺が見えにくく、追いかけると茂みに隠れてしまいます。そこでジッと待っていると少し下流に姿を現します。そんな追いかけっこを何度かやって何枚か撮ったのですが、少しも停止しませんし暗くてSSが上がらずボケを沢山作ってしまいました。その中で、何とかモノになった一枚です。

 この近くに住み着いてくれたら良い被写体ですし機会もあると期待しています。