コゲラです。野鳥図鑑に「日本で一番小さなキツツキ」とありスズメぐらいの大きさで、最近住宅地や公園への進出が目立つとあります。
それだけ身近な野鳥ですが、枝から枝へと素早く動きキツツキだけによく頭を動かしますので上手く撮るとなると難しい鳥です。以前、自宅裏庭のグミの木に来た時に大きく撮りましたがイマイチでした。
今日いつもの散歩道を鳥撮りの帰路に車で通りかかると農道近くの栗の木に「ギー」という聞き慣れた鳴き声がしました。
鳥果がないこともあり窓を開けて撮りました。
枝が邪魔なのと動きが素早い、更にロクヨンですのでファインダー視野が狭いため中々コゲラを追い切れません。
そこで車外に出て車を三脚代わりにして撮りました。ファインダーでのぞいたコゲラには、頭頂に赤いポイントが鮮やかで雄と分かりました。これだけ赤いポイントが明確なカットは今まで撮ったことがありません。
今まで私がコゲラを上手く撮ることができない原因の一つは、胴体はシャープに撮れるのですが頭部がイマイチシャープさに欠けることです。それは動きの素早さでブレるのと顔に特徴が乏しいからだと思っていました。
今日は光の具合が良かったからでしょうか、これだけ近くてコゲラが大きくなったにもかかわらず頭部がシャープに撮ることができキャッチライトも入り良いカットをゲットできました(自画自賛です)。
そこで気づいたのですが、コゲラも目がつぶらで可愛らしくヒレンジャクと同じく「腕白坊主」の印象です。
このカットが今日一番のお気に入りです。ヤマセミには負けるかもしれませんが背中の鹿の子模様(?)も綺麗です。
コゲラもキツツキの仲間ですからオウムやインコと同じく多分指が前後に2本ずつに分かれている(普通はニワトリと同じ前3本後ろ1本)のだと思います。器用に枝を伝いぶら下がることもできます。
夢中で撮り終えて自宅に帰り車から降りて両足の靴底に何かがへばり付いているのに気づきました。それは犬の糞で後始末が大変でした。
誰かが犬を散歩させて糞を放置したものと思われます。最低限の道徳心がほしいものです。